こんにちは。
「FLASH-BEST-」は2006年リリースのハイロウズのベストアルバムです。
代表的なシングル曲のみで構成されていますので、これからハイロウズを聴いてみようという人には聴きやすくオススメです。
意味なんてなくても楽しいからやってるだけのギンギンバリバリなロックンロールはこれです。
ハイロウズがリリースしたシングル全曲が収録されているわけではありません。
そこがいいです。
ベストアルバムというのは本作のようなものであるべきだと筆者は考えます。
2枚組とかのベストアルバムは持て余すだけであんまり聴かないです。気が重くてすぐに聞かなくなります。「FLASH-BEST-」のようにギュッと凝縮された1枚ものがベストアルバムのベストだと思っていますが、そんなものは人それぞれなので、どうでしょうかね?
『人にはそれぞれ事情がある』とマーシーも言ってました。
「FLASH-BEST-」は2005年11月11日の活動休止発表後の2006年1月1日にリリースされています。
当時ハイロウズのファンクラブ『FAN-JET』に入会していた筆者の元には一般への発表の前にダイレクトメールで活動休止のお知らせが届きました。
これを見てもちろんショックは受けましたが、今でもハイロウズを聴いて生きているし、彼らも元気そうにロックしているのでいいと思います。
THE HIGH-LOWS/FLASH-BEST-(2006)
ハイロウズは1995〜2005年の活動期間中に8枚のオリジナルアルバムと『26枚のシングル』を発表しました。
発表した26枚のシングルから代表的な18曲のシングル曲が本作には収録されています。
誰が選曲したのかは知りませんが(きっとメンバーではない)、ファンとしての恋心から見た場合も特に不満はない選曲だと感じます。「一人で大人 一人で子供」が入ってねーじゃねぇかというのは私の勝手な事情であって、そういう意見はそこら中に余裕で確実にあります。
曲順は単なるリリース順で、それが結構好きなポイントだったりもします。ごちゃ混ぜになっているベストアルバムよりも、1枚である程度のバンドの歴史を追えるベストの方が筆者は好ましいです。
ハイロウズの代表的なシングル曲がリリース順に18曲入っているだけの、単純明快なベストアルバムです。何も難しくないです。ただ単純に楽しめます。
このベストに収録されているのは、シングルリリースしたものとは別ミックスだったりする曲もあるのでオリジナルを聴き慣れたファンとしても楽しめます。
ヒロト作9曲、マーシー作8曲、ヒロトマーシーの共作1曲と、そんな視点からもバランスよく収録されています。
歌詞カードには写真は2枚しか掲載されていませんが、豹のジャケットに革パン姿のマーシーとかロックすぎて萌えます。
全18曲72分7秒のベストアルバムです。
本作の選曲にもれたシングルもありますので、それらも後半で紹介していきます。
ちなみに「FLASH-BEST-」のアナログ盤は発売されていませんので、残念です。
M1「ミサイルマン」
作詞・作曲/甲本ヒロト
1stシングル(1995/10/25)
C/W「ママミルク(MONO Version)」「グッドバイ(LIVE Version)」「ハイロウズのテーマ」
フジテレビ系「タモリのSuperボキャブラ天国」エンディングテーマでした。
一聴しただけでは分かりにくいですが、シングルに収録されたものとは別ミックスだということです。シングルと同じミックスは1stアルバム【THE HIGH-LOWS】に収録です。
デビュー曲ということで気合が入っている感じがします。これテクニック的に絶対難しいです。リリース当時は「ミサイルマン」て何だ?とか思ったけど、自分をわがままに肯定する重要な歌詞と、相変わらずトンがったマーシーのギターソロなんかは聴きどころです。
M2「スーパーソニックジェットボーイ」
作詞・作曲/真島昌利
3rdシングル(1996/1/25)
C/W「日曜日よりの使者(シングル・バージョン)」「ベートーベンをぶっとばせ(LIVE featuring三宅伸治Vo.G)」
オリジナルアルバム未収録バージョン
こちらは1stアルバムに収録のオリジナルバージョンではなく、新たに録音したシングルバージョンの方です。
オリジナルバージョンはキレイに整った音ですが、シングルバージョンは生音感があります。その瞬間にスタジオで鳴っていたその音のままという印象です。
シングルバージョンは企画盤【flip flop】にも収録されています。
聴けば悩みなんかブッ飛ばす破壊力バリバリの1曲です。いかにもマーシーらしい言い回しの歌詞に元気づけられます。生きるのイヤになったら死ぬ前に聴いてください。そんなもの小さい悩みだと気付きます。
M3「胸がドキドキ」
作詞・作曲/甲本ヒロト 真島昌利
4thシングル(1996/2/21)
C/W「そばにいるから」「胸がドキドキ(オリジナルカラオケ)」
オリジナルアルバム未収録シングル
テレビアニメ「名探偵コナン」オープニングテーマでした。
シングル収録のものとは別ミックスでラストも違います。オリジナルバージョンはフェイドアウトしましたが、今回収録されたバージョンは完奏しきってスッキリした気分で聴き終えられます。
この曲はヒロトとマーシーの共作というのが興味深い事実です。ツアー中に宿泊していたホテルの一室で作ったということです。
アニメの主題歌ということがあるからなのか、一般ウケしそうな印象が多少あります。
答えなんか死んでも分からないわけだから、今この瞬間に胸がドキドキしていることが重要なんだぜと歌う説得力のある1曲です。
ライブではあんまりやってない曲です。ピストルズの日本公演の前座でベイシティローラーズのコスプレでやった映像です。ただしこの人たちは「ベイ・シッティー・ローラーズ」です。ソロを弾く時のマーシーのギターの弾き方に惚れ惚れします。カッコよすぎだぞ。
M4「相談天国」
作詞・作曲/真島昌利
5thシングル(1996/6/24)
C/W「デトロイト・モーター・ブギ」
オリジナルアルバム未収録バージョン
「日産自動車 シルビア」のCMソングでした。宝生舞さんが出演していました。
本作収録のものはシングルバージョンの方です。2ndアルバム【Tigermobile】収録のアルバムバージョンよりシンプルなアレンジでライブに近い音場です。
イギリスのバンド『KISS』の「Burn」と「ハイウェイ・スター」のオマージュだとよく言われています。昭和生まれには懐かしいあそび歌「はないちもんめ」の引用もされています。マーシーいわく発表する気がなかった曲です。
“相談しよう そうしよう”とか歌ってカッコよくキマるのはハイロウズだけです。ロックにこれ持ってくるのもハイロウズだけです。唯一無二なロックンロール。
M5「ロッキンチェアー」
作詞・作曲/甲本ヒロト
6thシングル(1996/12/6)
C/W「夏の朝にキャッチボールを」
テレビ朝日系「Q99」のオープニングテーマでした。
2ndアルバム【Tigermobile】収録のものと同テイクですが、シングルに収録されたものはラストの演奏がフェイドアウトするバージョンなので、必然的に演奏時間も短くなっています。本作&『Tigermobile』収録の「ロッキンチェアー」は3:29に対してシングルバージョンは2:52です。
カップリング曲は川村かおりに提供した曲のセルフカバーで最高です。【flip flop】で聴けます。
この6thシングル「ロッキンチェアー」からシングルの方もアナログ盤が同時発売されるようになりました。
印象的なギターリフがもう「ロック最高!」と納得させられます。疲れ果てる忙しい毎日の中で、歌詞のように「ビールとロッキンチェアーで」ゆらゆらしようという思考に切り替えるようになります。
「人並み」なんかもういいや。ゆっくり休みましょう。そんな安らぎを与えるギンギンのロックンロール。きっとロックに命を救われる時がくる。
忙しい毎日を生き抜くすべての人にオススメです。
M6「月光陽光」
作詞・作曲/真島昌利
8thシングル(1997/6/11)
C/W「開かないドア」
NHK-FM「ミュージックスクエア」6・7月度のオープニングテーマでした。
マーシー作の歌モノでかなり好きな曲です。初出は2ndアルバム【Tigermobile】のラストに収録されましたが、明らかに他のアルバム収録曲とは違う輝きを放っていました。浮いているわけではなく、独特で魅力的なオーラをまとっていました。
オレたちが生きている時間は今だけなのだから、知識なんかより直感でいくぞという胸の奥が熱くなる名曲です。一般論のほとんどははフィクションだから自分の人生を生きるぞと、胸の奥で発車のベルが鳴り響きます。
M7「千年メダル」
作詞・作曲/甲本ヒロト
9thシングル(1998/4/29)
C/W「ジョーカーマン」
収録アルバムは3rd【ロブスター】
NHK-BS2「真夜中の王国」オープニングテーマでした。
恋するすべての人に刺さるストレートなラブソングです。せいぜい百年しか生きられない人間が千年とか言い出してぶっちぎりに突き抜けてます。訳わからないヒロトの感性ってすごく魅力的だなと、納得せざるを得ない名曲です。間奏でのスライドギターが印象に残ります。
すごく深く強い恋心に圧倒されます。
ここまで分かりやすいラブソングはあんまりないので必聴です。
この曲といったらやっぱりこれでしょう。生演奏じゃないことに対して全力でふざけてます。マーシーとべっちゃんの棒立ちとか最高です。なんかガム噛んでるし。
M8「ローリング・ジェット・サンダー」
作詞・作曲/真島昌利
11thシングル(1998/12/16)
C/W「真夜中レーザーガン」「千年メダル」「不死身のエレキマン」
※すべてライブ録音
カップリングのライブ音源3曲はこのシングルにしか収録されていないので、シングル盤を入手して聴くしかありません。
アルバム初収録シングル
PS用ソフト「ストリートファイターZERO3」CMソングでした。
2分12秒の潔さで、ハイロウズらしさが出まくりのキレッキレのライブバージョンです。「ローリング・ジェット・サンダー」のスタジオバージョンはないです。血眼になって探しても無駄です。
※Wikipediaより引用
スタジオ収録のバージョンは存在しない。甲本曰く「(スタジオ収録は)めんどくさかった。ライブなら一発で済むし」という理由でライブバージョンのCD化を決定したとのこと。
この曲は最高なロックイズムで、怪しい宗教が付け入る隙もありません。ロック最高!
歌詞 : ありもしない、有り難くもない死後の世界の話よりも圧倒的リアリティ。宗教の人とか老いによる害の人なんかに言うと喝を入れられそうだが、喝を入れたいのはいつでもこっちだ。ロックンロール最高‼︎
神も仏も「ローリング・ジェット・サンダー」の前では意味がない。そうでなくても意味なんてない。
M9「罪と罰」
作詞・作曲/甲本ヒロト
12thシングル(1999/4/21)
C/W「即死」「アジア(愛のテーマ)」
収録アルバムは4th【バームクーヘン】
テレビ朝日系「リングの魂」オープニングテーマでした。
自前録音アルバム『バームクーヘン』収録のシングルなので、生々しく荒々しい迫力の音です。
いつでも正しい道だけを選んでないで「行動しようぜ」と促す勢いと破壊力のある精神性パンクな1曲。これを聴いてもまだ何もやらないんなら、自己破滅的“有罪”です。
一般論信者になって他人の人生を生きるのはやめようと決意させる説得力があります。
M10「ハスキー(欲望という名の戦車)」
作詞・作曲/甲本ヒロト
13thシングル(1999/6/9)
C/W「愛はいらない」「ブラックハワイ(愛のテーマ)」
収録アルバムは4th【バームクーヘン】
TBS系「王様のブランチ」エンディングテーマでした。
ギターソロなし、難しいコードなしのストレートでパンクなアレンジが好印象です。マーシーの流れるようにキレイで、それでいてパンクなコードストロークは感動的です。コードさえ覚えれば誰でも弾けます。ただしマーシーのようにはなりません。
サビの手拍子なんか最高潮に盛り上がります。とことんロマンチックな歌詞は、人生はロマンチックなものだと全員に気付かせてくれるヒロトらしい言い回し。
M11「青春」
作詞・作曲/真島昌利
14thシングル(2000/5/24)
C/W「魔羅(シンボル)‘69」
収録アルバムは5th【Relaxin’ WITH THE HIGH-LOWS】
NTV系ドラマ「伝説の教師」の主題歌でした。
タイトルがいいです。メロディもいいです。テンポもいいです。歌詞にストーリーがあっていいです。途中ヒロトとマーシーのツインボーカルなのがまたいいです。
歌詞が文学的だとか難しいことは言わなくていいです。
音楽と暴力と恋のエピソードが詰まった、まさに青春の日々の自分の気持ちをリアルタイムに思い出させてくれる名曲です。キュンとする青春映画が1本作れます。
歌詞は恋する気持ち最高潮です。いつ聴いてもなんかドキドキします。そこが発狂寸前にいいです。
M12「十四才」
作詞・作曲/甲本ヒロト
16thシングル(2001/8/8)
C/W「フルコート」「セクシーナンシーモーニングララバイ」
収録アルバムは6th【HOTEL TIKI-POTO】
TBS系「王様のブランチ」エンディングテーマでした。
ハイロウズ初の両A面シングル(十四才/フルコート)です。「フルコート」も『HOTEL TIKI-POTO』に収録されています。
ラストがフェイドアウトのシングルバージョン(SINGLE EDIT)です。アルバムバージョンの方はフェイドアウトせず、歌い出しのパートをもう一度歌って完奏します。
筆者にとってハイロウズのシングル曲のなかでは一番好きです。
ここまでロックの衝撃をリアルに表現してる曲は他に存在しません。所々、語り調なのが心に刺さりまくりです。熱すぎる歌心があります。この曲の熱量はハンパではない。
オレたちはロックに何かを託して見て聞いている。それをハイロウズという演者がリアリティ溢れるパフォーマンスで楽しませてくれる。
そんな衝撃に気付かせてくれたのは「十四才」でした。
M13「いかすぜOK」
作詞・作曲/真島昌利
18thシングル(2002/2/20)
C/W「迷路(Nancy Mix)」「いかすぜOK(カラオケ)」
オリジナルアルバム未収録シングル
アクエリアスCMソングでした。
こちらは「いかすぜOK」のシングルリリースの翌年に発表された企画盤【flip flop 2】に収録された「Radio Edit」バージョンの方です。演奏時間は4:44です。これが重要です。
2002年に「いかすぜOK」のシングルがリリースされた時、筆者の中で物議を醸しました。それはシングルバージョンの「いかすぜOK」は演奏時間が長すぎたからです。なんと11:26です。
曲の後半に歌がある本編よりも長いDUBパートが入っていてずっと「汗びっしょり」って言ってるし。全然終わらないのでCDプレーヤーが壊れているのかと思いました(笑)夏の爽やかな曲だななんて思っていたら、なんかねちっこいDUBパートがずっと流れてて、いかしているのか、OKなのかよく分からなかったので当時はよくその部分をスキップして聴いてました。ごめんよハイロウズ。
しかし、あくまでもシングル収録のものがオリジナルバージョンです。今回収録された「Radio Edit」はDUBパートはカットされていて非常に聴きやすいです。
長いオリジナルバージョンの方も『flip flop 2 』に収録されています。
イントロのギターリフからすでに爽やかな雰囲気が漂っています。いかにもアクエリアスのCMに似合う夏がテーマの1曲。ジャケットのデザインもアクエリアスを意識したのかは分からないけど、缶ジュースでいい感じです。
ギターソロはエレキではなくアコギなのが夏っぽい雰囲気が出ていていい感じ、いかすぜOK。
アナログ盤は発売されませんでした。
M14「Too Late To Die」
作詞・作曲/甲本ヒロト
19thシングル(2002/9/4)
C/w「曇天(Nancy Mix)」「狼ウルフ」
収録アルバムは7th【angel beetle】
「カレーハウスCoCo壱番屋」CMソングでした。
タイトルは“死ぬには遅すぎる”って意味ですね。7thアルバムまで来るとバンドの一体感は超すごくて、芳醇な味わいの濃厚なロックンロールです。
イントロから白井さんのキーボードの音がきらびやかに広がって盛り上がります。しかし、この後2003年に白井さんはハイロウズを脱退してしまいました。どうやら体力的な理由だったようです。
M15「夏なんだな」
作詞・作曲/真島昌利
21stシングル(2003/6/25)
C/W「プール帰り」「ジェリーロール」
オリジナルアルバム未収録シングル
アクエリアスCMソングでした。
「いかすぜOK」に続き夏の1曲です。イントロは情緒あるアコギの繊細なメロディから一気にエレキの極太サウンドに突き抜けるのが、印象的です。
風鈴に扇風機を向けると面倒くさそうに鳴るというマーシーの感性が恐ろしいほど心を鷲掴みにします。
アナログ盤は方はこの「夏なんだな」からラストシングル「サンダーロード」までの5枚は7インチレコードではなく、12インチシングルレコードとしてリリースされました。すべて45回転なので音は炸裂してます。
ちなみにシングルのカップリング曲「ジェリーロール」はマーシーボーカル曲でロック全開です。同じくカップリング曲の「プール帰り」と共に企画盤第2弾【flip flop 2 】にも収録されてます。
M16「日曜日よりの使者」
作詞・作曲/甲本ヒロト
22ndシングル(2004/2/11)
C/W「シッパイマン」
収録アルバムは1st【THE HIGH-LOWS】
映画「ゼブラーマン」主題歌、他CMソングなんかにも採用されていました。
1stアルバム収録のオリジナルバージョンです。その後に発売された3rdシングル「スーパーソニックジェットボーイ」には新たに録音したシングルバージョンが収録されました。
ここに来て1stアルバム収録の名曲が登場することにちょっぴりの違和感はありつつ、やっぱり名曲だなと胸が高まります。
タイトルからも想像する通りの気楽な気分に浸れる歌モノです。そんな緩やかなアレンジの中にも歌詞はかなり重要なことを歌っているので、ロックバンドとしての熱さはバッチリ溢れ出してます。
シングルバージョンの方ではカットされてしまった、マーシーが感情で弾くアコギによるキレイなギターソロは聴きどころです。
M17「荒野はるかに」
作詞・作曲/真島昌利
23rdシングル(2004/6/9)
C/W「ズートロ69バージョン」「64,928-キャサディ・キャサディ-」
※「ズートロ」との両A面シングル
収録アルバムは8th【Do‼︎The★MUSTANG】
2004年アテネオリンピックの自転車競技応援曲に使われました。
ラストがフェイドアウトのシングルバージョンの方です。『Do‼︎The★MUSTANG 』収録のアルバムバージョンは演奏し切って終わるのでマーシーそこまでギター弾いてたんだと知れます。
このシングルからキーボードの白井さんが抜けた4人編成のハイロウズロックになりました。
その穴を埋めようとしているのか、そういう訳ではないのか、CDを聴いてもライブを観ても更に熱くなったという印象を受けます。
西部劇のガンマンをイメージさせる男な1曲です。若干キザな男の心情なんかが刺さる感性を持った人には超オススメです。
M18「サンダーロード」
作詞・作曲/甲本ヒロト
26thシングル(2005/5/18)
C/W「カラスとオレがジャジャジャジャーン」「今、何歩?」
アルバム初収録シングル
リクルート「From A」CMソングでした。
カップリングの2曲はアルバム未収録です。聴きたい場合は当時のシングルCDか、12インチレコードを入手するしかありません。
ジャケットはイギリスのテレビ番組「サンダーバード」のオマージュだということです。
「僕の果て」と歌う、まるで記念碑のようなラストシングル。ヒロトとマーシーはバンドの果てに何を見たんだろう。『サンダーロード』ではっきりと“果て”を歌ったハイロウズ、その半年後に生身のクロマニヨンズが出現したのは現実です。
ギターが、バンドの演奏が、爆音で鳴り響くロックンロールで、ラストシングルにして超絶インパクトある1曲です。1回聴いただけで記憶に残ります。
歌詞 : さりげなく韻を踏んでるのが聴いていると音として気持ちいいです。
聴いた瞬間に胸の中に入り込んできました。ながめや景色より二人が並んだ写真をとろうという気持ちに共感してしまう。
ほとんどの曲がテレビ番組やCMに使われていたんだという事実に改めて気付きました。
どの曲もハイロウズらしいギンギンバリバリなロックで名曲です。何でもかんでもCDの収録時間いっぱいまで詰め込んでしまっていないところがやっぱり聴きやすいです。
と、ここまでが本作「FLASH-BEST-」のお話になりますので、余計な情報いらない場合はここでそっ閉じすることをオススメします。
ハイロウズ シングルディスコグラフィ
※赤い文字のシングル曲が本作収録曲ですが、両A面の場合は片方が収録されていません。
★1st 「ミサイルマン」
☆2nd 「グッドバイ」
★3rd 「スーパーソニックジェットボーイ」
★4th 「胸がドキドキ」
★5th 「相談する天国」
★6th 「ロッキンチェアー」
☆7th 「Happy Go Lucky」
★8th 「月光陽光」
★9th 「千年メダル」
☆10th 「真夜中レーザーガン」
★11th 「ローリング・ジェット・サンダー」
★12th 「罪と罰」
★13th 「ハスキー(欲望という名の戦車)」
★14th 「青春」
☆15th 「FLOWER」
★16th 「十四才/フルコート」
☆17th 「ニューヨーク」
★18th 「いかすぜOK」
★19th 「Too Late To Die」
☆20th 「一人で大人 一人で子供/俺たちに明日は無い」
★21st 「夏なんだな」
★22nd 「日曜日よりの使者」
★23rd 「荒野はるかに/ズートロ(69バージョン)」
☆24th 「砂鉄」
☆25th 「スパイダー・ホップ」
★26th 「サンダーロード」
というわけで8枚(合計11曲)のシングルが選曲からもれました。
「Happy Go Lucky」
「真夜中レーザーガン」
「FLOWER」
「ニューヨーク」
「一人で大人 一人で子供/俺たちに明日は無い」
「砂鉄」
「スパイダー・ホップ」の8枚です。
+全シングル網羅版
23rdシングル「荒野はるかに/ズートロ(69バージョン)」以降のシングル4枚は企画盤『flip flop』シリーズには収録されていないため、当時のシングルCD(12cm)かアナログ盤(12インチ)を入手しないとカップリング曲は聴くことが出来ません。それらの曲には割と楽しい曲ばかり入っています。マーシーボーカル曲もあるのでマーシーファンは無視できません。「荒野はるかに」(←マーシーボーカル収録)、「砂鉄」、「スパイダー・ホップ」、「サンダーロード」は中古を探して入手した方がいいです。この4枚はそれぞれ3曲入りです。「荒野はるかに」以前のシングルのカップリング曲は『flip flop』シリーズの2枚を買えばすべて聴けます。
最後期のシングル4枚のカップリング曲も含めて「FLASH-BEST-」の選曲からもれたシングルのレビューをしていきます。
「グッドバイ」
作詞・作曲/真島昌利
2ndシングル(1995/11/25)
こちらは1stアルバムからリカットなのでアルバム収録曲と同一音源です。
C/W「ジュー・ジュー」「バナナボートに銀の月(LIVE Version)」
カップリング曲はすべて『flip flop』に収録
よくこの曲はブルーハーツとの決別とか言われてますけど、そんなことはどうでもいいです。これはブルーハーツじゃなくてハイロウズです。
イントロでマーシーが力強いギターリフを弾き出した瞬間からハイロウズロックの世界に突撃します。間奏でギターの音が急に爆音になるロック以外の何者でもない仕掛けは反則です。
過去はもう完了した、昨日はもう完了したという大事なことに気付かされるロックです。
シングルリリース当時、1stアルバムに収録されていなかった新しい音源はカップリングの「バナナボートに銀の月(LIVE Version)」だけだったし、シングルカットされたのが意外だなあなんて思ってました。
しゃべるのが苦手な人たちです(笑)これを観ると自分と大して変わらない同じ人間だなとほっこりします。マーシーの羽根が似合いすぎる。イケメンだな〜。
「Happy Go Lucky」
作詞・作曲/真島昌利
7thシングル(1997/2/14)
C/W「俺のじゃまはするな」
カップリング曲は『flip flop』に収録
収録アルバムは2nd『Tigermobile』で同一音源です。
日産自動車「S14形シルビア」CMソングでした。
※happy go lucky
のんきな、楽天的な、行き当たりばったりの、運任せの
Bメロは日本人好みの哀愁漂うメロディで好きな人は多いと思います。歌詞では悪口や愚痴を不燃ゴミと言ってみたり、人生がつまらなくならないための哲学が学びとなって心に刻まれます。他にも歌詞の中の“ただ放っておかれてるサマがいい 仰々しい飾り付けもない”とかめっちゃ刺さります。私はマジで仰々しくなくただ放っておかれたいです。とてもマーシーらしさに溢れてる。
アレンジはギンギンなロックで人間の心理とか、とにかく人間らしさが突出した1曲です。
意味なんかは自分で勝手につけましょう。それが正解です。
「真夜中レーザーガン」
作詞・作曲/真島昌利
10thシングル(1998/2/26)
C/W「アウトドア派」
3rdアルバム『ロブスター』からのリカットなのでアルバム収録のものと同一音源です。
このシングルは2曲ともマーシー作で、カップリングの「アウトドア派」はヒロトとマーシーの掛け合いによるボーカルです。『flip flop』で聴けます。
この曲、ギターソロはないのにマーシーのギターの存在感が抜群です。3rdアルバム『ロブスター』リリース当時のライブではラストに演ってました。めちゃくちゃ盛り上がります。
イメージとしては夜中に加速していく曲です。それからどこまでも飛んでいきたくなります。ラストはキレが良く「ジャジャジャジャン‼︎‼︎」とキマるのが好印象です。
「FLASH-BEST-」の選曲ではかなり迷ったんではないかと勝手に思ってます。
ところで「真夜中レーザーガン」て何なんだ⁈そんなことは考えるべきではない。
「FLOWER」
15thシングル(2000/9/6)
4曲入りのミニアルバムに近い作品です。すべて『flip flop』に収録されています。
収録曲M1「不死身の花 69 Mix」、M2「タンポポ hang on version」、M3「ユーのカー」、M4「青春 lunch time version」
かなり楽しめるシングルです。シングルリリース当時の新曲はM3「ユーのカー」だけでしたが、リアレンジされた既存曲は非常に興味深い内容でした。
「不死身の花」
作詞・作曲/甲本ヒロト
テレビ朝日系「いきなり!黄金伝説。」エンディングテーマでした。
5thアルバム『Relaxin’ WITH THE HIGH-LOWS』からのシングルカットでシングル用にリアレンジされました。
スムーズに心の中に入ってくる軽やかなアコースティック調のアレンジが光ります。歌詞はやっぱり人間にとって重要なことを歌っているので、聴いた後に記憶に残りやすいです。劣化しない人間なんていないと年を取ることを肯定できる曲です。
枯れていくからこそ愛されるんだよというメッセージだと筆者は解釈しています。
それは劣化ではなく成熟です。歌詞にある“永遠にずっと変わらない”なんて“燃えないゴミ”と一緒です。変化しないというのは人間にとって一番楽な生き方ですが、それは悪い意味で成長しないということです。
「ニューヨーク」
作詞・作曲/真島昌利
17thシングル(2001/10/11)
C/W「よろこびの歌(Nancy Mix)」「天国野郎ナンバーワン(Live Version)」
6thアルバム『HOTEL TIKI-POTO』からのリカットシングルです。
この曲も力強いアコースティックギターの音が光るミドルテンポです。割と長めの6分超えの曲で、歌詞は韻を踏みつつマーシー節で真実を語ります。
時間はすべて自分のものだと主張する当たり前すぎる事実。世の中のシステムがその事実を見えにくくしてぼやけさせてしまってる。
それはおかしい。時間はすべて僕のものだと再確認させてくれる。哲学の本より優れてます。
歌詞に出てきますが、マーシーほどの詩人でも“言葉足りない”と感じるんだなと知れたことに興味津々でした。
「一人で大人 一人で子供/俺たちに明日は無い」
20thシングル(2002/11/6)
両A面シングルでシングルには2曲ともに「Nancy Mix」が収録されました。
C/W「オクラホマデスカ?」(こちらはシークレットトラックで『flip flop 2』に収録)
収録アルバムは2曲ともに7th『angel beetle』でアルバムとは別ミックスです。
「一人で大人 一人で子供」
作詞・作曲/真島昌利
テンポの速い曲ではありませんがマーシーが腕をブン回してギターを弾くのが強烈です。なんといっても生きる勇気と覚悟がこの曲にはあります。
リリースから20年近く経った頃、急に自分の胸に“だけど今この瞬間は 神様にもあげはしない イェー これはゆずれない”という歌詞が張り付いていることに気付きました。今を生きるって超大切です。
昨日より今日、明日より今日です。
「俺たちに明日は無い」
作詞・作曲/甲本ヒロト
古い映画をイメージさせる1曲です。同タイトルの映画がありました。銀行強盗を繰り返すボニーとクライドの物語ですね。
ホーンも入っていたりしてゴージャスなアレンジで楽しい曲です。銃声も入っているので映画を観てる気分になれます。
カップリングがアルバム未収録の後期シングル4枚
キーボードの白井さん脱退後に発表されたシングル4枚のカップリング曲たちはアルバム未収録なのでレビューしたいと思います。
気になった場合は中古でシングル盤(CDでもレコードでも)を入手して聴いてみてください。
ここに楽しい曲がたくさん入っているんです。アルバムには入ってないので、筆者はこれから紹介する7曲のプレイリストなんか作ってたまに聴いて楽しい気分になってます。ロックの熱さもバカバカしさもジーンとする感動も歌心も全部あります。ロック最高‼︎‼︎‼︎
「64,928-キャサディ・キャサディ-」
作詞・作曲/真島昌利
※23rdシングル「荒野はるかに」収録曲
特筆すべきは何と言っても久々のマーシーボーカルということです。
すごくポップで聴きやすい曲です。ブルーハーツ時代からのマーシーボーカルファンには絶対に外せない1曲です。マーシーファンが求めているあの声で、あの歌い方で心を奪っていきます。
筆者の中ではキャサディという曲になってますが、このタイトルなんて読むんでしょうかね?サビの歌詞に“クツワムシ”と出てくるし「64→ムシ」「928→クツワ」でクツワムシってことなんでしょうけど。
確実にマーシーの奥深さなんだとは思ってました。ググると「二ール・キャサディ」とか「小説 路上」とか出てきます。キャサディさんが死ぬ少し前、線路の上を歩いていて数えた枕木の数が64,928といわれているということです。
しかし、そんなことはどうでもいいような気がしてきました。
歌詞 : 年代物のアナキズムという言葉がめちゃくちゃ好きです。音としてもスッと心に入ってきました。それを真空に注ぎこむってなんかカッコいいなと感じます。ピストルズとかのアナキズムが腐らないように自分の中のアナキズムに真空にしておく、みたいな感じですかね。
この歌で言うクツワムシって何のことを指すんでしょうかね?どこかのミュージシャンのことを比喩表現でクツワムシと言っているのか、クツワムシの鳴き声がカムオン・レッツゴーを歌っているように聞こえているのか。
そういえば、マーシーボーカル曲だけどヒロトのハーモニカが入ってない。白井さんは脱退したから当然キーボードもなし。マーシーのソロみたいな感じがする。それも新鮮でいいです。
歌詞に難解さはありつつも、あの声でロックを歌われるだけで胸熱なのでただ楽しめってことですね。
「ヤゴ」
作詞・作曲/甲本ヒロト
※24thシングル「砂鉄」収録曲
シングル「砂鉄」は音圧が高くて収録曲すべてがめちゃくちゃ聴き取りやすく、いい音に聴こえます。
筆者は超好きです。ヒロトらしい感性で楽しませてくれる歌詞の世界が絶妙です。明るい曲調もこの感性にマッチしていていい感じです。ギンギンのエレクトリックサウンド。
ヤゴとは、トンボの幼虫ですね。

歌詞 : 炸裂したこの感性すごいです。この曲の歌詞ヤバイぜ、ヤバすぎる。
言葉選びのセンスが強烈すぎて尊敬します。
的確に擬人化したこの視点も面白いです。ジャキジャキしたハイロウズロックなアレンジも相まって、一発目から歌詞が頭の中に入ってきて忘れられない曲になります。
「ただ一人の男」
作詞・作曲/真島昌利
※24thシングル「砂鉄」収録曲
前の曲「ヤゴ」とは打って変わってしみじみしたアコースティック調です。有名な曲ではないですが、名曲のたたずまいがあります。歌詞は感慨深い世界です。
これを聴くとなんとなく自分という一人の男がカッコよく思えてくる。
この曲を作詞作曲できるマーシーの感性とセンスはやっぱり一般的とはちょっと違うけど、ほとんどの場合で誰にでも当てはまる身近さが驚異的です。
歌詞 : しみじみとした哀愁のあるメロディだし、自分の経験から知っていることを歌った説得力のある歌詞に共感します。
出かける前に聴くと勇気づけられます。自分の姿と行動を認められる名曲です。
「全滅マーチ」
作詞・作曲/甲本ヒロト
※25thシングル「スパイダー・ホップ(GLIDIN’ MODE)」収録曲
残念なことに「スパイダー・ホップ」のシングルCDは絶望的に音圧が低いです。そのため音が悪いと感じてしまいます。ボーカルが異常に遠くで歌ってます。ボリューム上げて聴くしかないです。シングルを買ってガッカリしないためにも、そういうものだという注意が必要です。
もし音楽を聴くのに「iTunes」を使っている場合「iTunes」の音量調整機能でボリューム(ゲイン)を上げると音がバリバリ言っていましますので、どうしようもないです。
12インチシングルのレコードの方は最高です。CDとは全然違う高い音圧です。
「夏なんだな」からの後期5枚の12インチレコードはかなり迫力のある音が聴こえます。45回転の音のすごさを実感しました。特に「スパイダー・ホップ」のレコードはものすごい音圧でCDとの差が超顕著です。
ただし興奮の音で聴けるのはA面の「スパイダー・ホップ」のみで、B面に収録されたカップリング2曲は急にCDと同じ感じの低い音圧で期待外れです。CDよりはいいのかもしれません。
どうしてこうなった、、
という訳で「スパイダー・ホップ」はレコードばっかり聴いてます。レコードのがいいです。
「全滅マーチ」というタイトルが強烈です。あまり歪んでいないクリーンなトーンのギターが特徴的です。軽やかなアレンジの聴きやすい曲ですが、音圧の問題で良さが半減してしまってる。
歌詞 : 2番の歌詞が印象に残ります。「全滅」という言葉にはネガティブな印象を受けますが、曲は明るいので死にたい気分になったりはしないので大丈夫です。
「東大出ててもバカはバカ」
作詞・作曲/真島昌利
※25thシングル「スパイダー・ホップ(GLIDIN’ MODE)」収録曲
歌詞なんか1行しかなくて最高です。
“東大出ててもバカはバカ”とひたすら繰り返すだけの和風テイストなアレンジがインパクト絶大なスカッとする1曲です。会社とかでイライラした時なんかには超オススメです。
一緒に叫んでればストレスは溜まりません。
終わったのかと思ったらまた戻ってくる演出はたまらなく好きです。何度かアンコールに応えてくれるので、まだ帰らないでください。
「カラスとオレがジャジャジャジャーン」
作詞・作曲/甲本ヒロト
※26thシングル「サンダーロード」収録曲
ポップな曲調でロックなアレンジで聴き逃すわけにはいかない1曲です。
まったく!間奏の衝撃です。ギターソロがベートーヴェン「運命」です。どこかで聞いたメロディが思いもしないところで鳴ると胸熱です。「ジャジャジャジャーン」とタイトルについてるのでまさかとは思ったけど、やっぱりそうです。「ジャジャジャジャーン」てそれのことだったのかという衝撃です。歌詞にも「運命」という言葉が出てくるし。
それをマーシーが弾くとなんでこんなにバッチリとハイロウズの音になるんだろう。すごいなあ。カッコいいなあ。
歌詞 : 全体的に深い意味はないのかもしれませんが、「運命」とか「ジャジャジャジャーン」って言葉が音にしっかり乗っているので楽しい気分になれて、何度も聴きたくなる曲です。
「今、何歩?」
作詞・作曲/真島昌利
※26thシングル「サンダーロード」収録曲
ハイロウズ最後の曲になってしまいました。ヒロトのハーモニカがいかすし、間奏ではマーシーのブルースっぽいアコギの音とスライドギターが唸ります。
マーシーはよく散歩の歌を作りますね。
歌詞 : マーシーのプライベートが覗けたような気がして嬉しいです。レコード屋さんに歩いていくと、欲しいレコードがたくさんあった場合に、お金に少し余裕があったりして全部買っちゃうと、帰りは手で持って歩かなきゃいけないので大変です。レコードって複数枚になると意外と重いです。
これが今のところハイロウズが発表した曲の最後の歌詞です。「今 何歩?」と自分への問いかけで〆ているのが感慨深いです。
散歩中の私は今、何歩だろ?毎日5000歩を目指して歩いてます。1万歩はダルいです。今、何歩?帰ってレコード聴こう。
ハイロウズが発表したシングルタイトル曲だけ見た場合(両A面の場合もありますが)ヒロト作11曲、マーシー作14曲、共作1曲ということでマーシー作の方が3曲多いですね。「FLASH〜BEST〜」に収録されなかったシングルもヒロト作3曲、マーシー作5曲という結果になりました。
どうでもいいけど、ハイロウズの作品のタイトルはアルバムはアルファベット表記が多く、シングルは日本語表記が多いです。
ハイロウズが残した楽曲すべてを聴いてみるとより楽しいです。これをレコードで聴くと更に楽しいです。物体としての特別感もあってオタクな心は全開します。
シングルのアナログ盤は再発売されていませんが、オリジナルアルバム+企画盤「flip flop」シリーズは2020年にアナログ盤が再発売されました。まだ買えます。Amazonは定価の何%OFFとかで買えます。
各アルバムレビューの一番下にアナログ盤のリンクを貼っています。
1st【THE HIGH-LOWS】
2nd【Tigermobile】
3rd【ロブスター】
4th【バームクーヘン】
5th【Relaxin’ WITH THE HIGH-LOWS】
6th【HOTEL TIKI-POTO】
7th【angel beetle】
8th【Do‼︎The★MUSTANG】
企画盤【flip flop】
企画盤第2弾【flip flop 2】
※限定生産のためすでに売り切れという可能性もありますのでその場合はご容赦ください。
未開封Tシャツコレクション
「サンダーロード」のTシャツです。これを一体どのように入手したのかをまったく覚えていませんが、うちにありました。通販とかだったのかもしれません。
無害なオタクの筆者の家にはたくさんのコレクションがあって「こんなの持ってたのか!ラッキーw」なんてことがよくあります。持っている物を把握しきれない収拾がつかない状況です(笑)『ホコリをかぶっている 宝物』にはしないとマーシーに誓います。
というわけで、長々とやってしまいましたが貴重なお時間を頂き誠に、誠にありがとうございました。
次回はハイロウズのファンクラブ季刊誌『FANJET』まとめなんかを予定しております。
ロックでも聴いて毎日を楽しんでください。
ありがとうございました。
また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。