M☆MUSIC

★ロックンロールが鳴り響く!! ★ つまらない世界を照らす 馬鹿げた光

ザ・クロマニヨンズ

【ザ・クロマニヨンズ/ツアー MOUNTAIN BANANA 2023】ハイテンション解禁‼︎ ライブ盤

投稿日:2023年11月8日 更新日:

こんにちは。

『ツアー MOUNTAIN BANANA 2023』は2023年リリースのクロマニヨンズのライブアルバムです。

遂に声出しが解禁されたハイテンションなライブの記録。爆音で残る凄まじい記憶。

クロマニヨンズとオーディエンスのヤケクソ気味の熱狂が聴こえてくるのが特徴です。

「完全生産限定盤」は超豪華です。

2枚組のアナログ盤、同内容のCD、90分のライブDVD、28PのLPジャケットサイズの写真集が付属されました。

一つの作品にここまで各種メディアを詰め込んで、良心的な価格でリリースするバンドはクロマニヨンズしか存在しません。

一般的なレコードジャケットの存在感をぶっちぎりで超えています。

デカくてズッシリ!片手で持つのは危険なほどです。

クロマニヨンズがまたしても常識を余裕で逸脱しました。

誰とも違うカッコ良さが魅力です。

The Cro-Magnons/ツアー MOUNTAIN BANANA 2023(2023)

ツアー MOUNTAIN BANANA 2023(ツアー マウンテン バナナ 2023)は2023年10月18日にリリースされたクロマニヨンズの3枚目のライブ盤です。

通算だと20枚目のアルバム。

ライブの臨場感が炸裂する“stereo”盤。

久々のライブ“音源”です。

やはり数年前のコロナ禍でのライブは、映像化はともかく、音源にするには熱狂まで録音されず厳しいだろうと感じていました。

もうライブアルバムは出ないのかと思った。

クロマニヨンズのロックンロールはそんなにやわなものじゃなかった。

何より人々が未来を変えた。

それまでの数年間、コロナの影響でマスク必須、声出し厳禁というバンドにもオーディエンスにも心の熱狂を内緒にしとくというストレスのあったライブ会場の雰囲気。

このツアーの時期は、大勢の人がアフターコロナという認識をし出したタイミング。

会場はマスク必須ではなかったです。

つまり、以前のストレスが見事に覆った爆発的な瞬間が録音されています。

あの違和感はどこにもありません。

むしろ、突き抜けたテンションを聴けます。

私も「ツアー MOUNTAIN BANANA 2023」の静岡公演に行きました。

目の前に出現したザ・クロマニヨンズ。

ヒロトの「オーライ!ロッケンローーー!!!!」のシャウトに自分の制御機能が解除され、私は飾りをはずす覚悟を決めた。

 

爆音で残る“記憶の宝物”

 

『ツアー MOUNTAIN BANANA 2023』収録曲

01.ランラン
02.暴走ジェリーロック
03.ズボン
04.カマキリ階段部長
05.でんでんむし
06.一反木綿
07.スピードとナイフ
08.クレーンゲーム
09.ごくつぶし
10.イノチノマーチ
11.ドラゴン
12.もうすぐだぞ!野犬!
13.キングコブラ
14.さぼりたい
15.心配停止ブギウギ
16.ペテン師ロック
17.エルビス(仮)
18.紙飛行機
19.ギリギリガガンガン
20.ナンバーワン野郎!
21.突撃ロック
22.タリホー
23.クロマニヨン・ストンプ

全編ステレオ、全23曲75分です。

今回はいつものモノラルではなく、ライブの臨場感を最大限に再現するステレオです。

オリジナルアルバムとはまったく違う耳触りがライブ盤ならではで最高です。

ライブ会場の興奮の記憶が余裕で蘇る。

クロマニヨンズとオーディエンスのロックンロールへの熱狂が360度で録音されています。

16枚目のオリジナルアルバム『MOUNTAIN BANANA』収録曲はアルバムと同じ曲順で全曲が入っています。

クロマニヨンズのライブアルバムの最大の特徴は、過去のアルバムからの選曲も挟みつつ最新アルバム全曲を演奏&収録すること。

 

ヒロト「僕、お客さんすごいと思うよ。いろんな制限をいっぱい言われながらさ、じゃあ行かねえじゃなくて、ちゃんと来てくれるでしょ。すげえなぁ。」

 

ーータイトルが『MOUNTAIN BANANA』で破壊力ハンパないなって思いました。これは今までで一番わからんアルバムになるかもって思ったんですけど、聴いたらめちゃくちゃ楽しかったです。

ヒロト「ああ、よかったです。」

ーー曲が1曲も私のところから逃げる事なく、仲良くなれました。

ヒロト「よかったよかった。」

ーーこれがむしろ一番クロマニヨンズなんじゃないかって思うぐらいに今はもう親友です。

ヒロト「よかった。僕たちも全部のアルバムもちろん愛せますけども、やっぱり一番かわいいのは末っ子ですよ(笑)」

ーーそうですね。今は末っ子ですもんね。生まれたてほやほやのね。

ヒロト「抱っこ抱っこしてツアーしますよ。」

ーー(ライブについて)今回もハーモニカは大活躍ですから。

ヒロト「そっか、そんなに吹いてたっけなぁ。」

ーー「でんでんむし」のハーモニカソロとかめちゃくちゃカッコいいですよね。

ヒロト「ああ、吹いたな、吹いた吹いた。」

ーーここ、マーシーさんとギターソロとね。これはもう本当にイントロから高まって、ライブで「でんでんむし」のイントロが流れてきたら、ワクワクするんだろうなって。

ヒロト「モッシュして欲しいとこだね。」

ーーモッシュライブって訳にはいかないけれども、楽しめそうだし、私も「一反木綿」頑張ります!

ヒロト「“一反木綿” 頼むよ。絶対バンドだけじゃ無理だからな。」

ーーマスクしてちょっと(声)小さめだったら。

ヒロト「心で歌ってもオレには聴こえるぜ。」

ーー(ステージの)セットっていうか雰囲気も楽しみにしてるんですよね。

ヒロト「ああ、え〜と多分シンプルなものになるとは思うけれども、そこはシンプルであってもですね、我々のね、照明舞台スタッフは優秀ですから。みんなが気付かないうちに楽しませてます。」

ラジオ番組でヒロトがとても楽しそうに話しているのが印象的でした。音声だけでも笑顔が見えるほど明るい雰囲気が伝わります。

テンポよく答えつつ、絶対に嘘を言わない誠実さに心が惹かれます。

ライブ盤『ツアー MOUNTAIN BANANA 2023』は2形態で発売されました。

【完全生産限定盤】

☆豪華スペシャルパッケージ☆

・2 LP (180g重量盤)
・1 CD
・1 DVD
・28P写真集付

限定盤はサイズとしてはもちろんレコードジャケットの大きさとスタイルです。

ただし、他のレコードと一緒に並べた場合ジャケットの厚み、背表紙の幅は通常のレコードジャケットの3枚分はあり、度を超えた存在感を放っています。

DVDは、レコードやCDと同じく2023年3月30日に行われた中野サンプラザ公演のライブの模様が90分間、モノクロ映像で収録されています。

映像が粗いとか見づらい部分があるのは事実ですが、そんなのすぐにクロマニヨンズのロッケンロー!!の熱狂に感化されてどうでもよくなります。最高です!

こういうブッ飛んでしまっている商品は、私の知る限りでは今までなかったです。

多くの場合では別々にリリースして、カッコ良くはないお金稼ぎをする印象があります。

クロマニヨンズはいい意味で普通ではない。

【通常盤】

・1 CD、28P写真集付

通常盤はCDのみと言ってもクロマニヨンズの場合はいつも、先に作ったレコードを録音したものをCDにして発売するので、限定盤でも通常盤でもどっちも生々しいアナログサウンドを体験できるライブ盤であることは間違いないです。

【ツアー MOUNTAIN BANANA 2023 CM】

※ CDのみの通常盤を私はまだ購入していないので、記事中の画像は完全生産限定盤の方になります。

ロックンロールのチケットを手に入れた。

再生ボタンを押したら1秒で熱狂的なライブ会場へ着きます。

上着は先に脱いでおいた方がいい。

ライブ中に隣の人とぶつかってもイラッとしてる場合じゃない。

ステージには“ザ・クロマニヨンズ”

フルパワーで炸裂しまくるロックンロールバンド!

最後までロックンロールの強刺激に興奮しっぱなし。途中で退場する人もいません。

全曲が魅力的なロックンロールのみ。

名盤『MOUNTAIN BANANA』のライブバージョン。全部の歌が本当の姿で出現します。

M1「ランラン」

作詞・作曲/真島昌利

ヒロト「オーライ!ロッケンローーー!!!!」

クロマニヨンズいきなりのフルパワー!

衝突寸前のロックンロールのロケットが、爆走気味の疾走感と圧倒的な音圧で攻める。

私には満ち溢れる期待感。

ロックンロールの情熱を五感と第六感で感じる瞬間。

誰も平常心は保てていない。

説明できない興奮が湧き上がるブッ飛んだ空間にいて、会場全体がそれを共有してる。

「ランラン」のぶっちぎりの疾走感と、メロディアスでキャッチーなサビの高揚感は、アルバムとライブの1曲目にぴったりハマってます。

誠実な歌詞が心に刺さりつつも、やっぱり勢いに乗って聴きたいロックンロール。

ギンギンでバリバリな音を聴いている。

クロマニヨンズは多くのライブ経験から多少の余裕があるという印象ではなく、余す事なくロックンロールの真摯な態度で全開してます。

猛烈な勢いがはっきりと見えています。

4人の体の内側から放たれたロックンロールの狂熱が、誰にも見える今この瞬間の光になって体の外側に放出されてる。

歌と演奏の勢い、パワー、生命力はオリジナルバージョンより100倍増しになった。

目の前にはリアリティだけがあった。

演奏後のオーディエンスの熱い歓声がすべてを証明しています。

静岡公演、既にどの人も拳を振り上げ熱狂的なロックンロールの世界に突撃していた。

会場の温度はとっくに急上昇してる。

M2「暴走ジェリーロック」

作詞・作曲/甲本ヒロト

暴走ジェリーーーーー!!!!!

とてつもない暴走力を上げまくる2曲目。

とんでもないエネルギーに暴走しない心と体は地球には多分存在しない。

暴走するこのロックンロールには、これまで生きた人生のストレスを粉々にぶっ壊すほどの破壊力を伴います。

興奮した瞬間に、自分の限界を超えたパワーが解き放たれてる実感がありました。

ヒロトの抑制の効いていない暴走気味の歌はライブならではです。

マーシー、コビー、カツジの感情的なコーラスがロックンロールの馬鹿げた光を最上級なものにしてる。

ロックンロールが胸を張っている。

「暴走ジェリーロック」の特徴でもある暴走気味の勢いから急に感情的なメロディに変わるスリリングさが、度を超えてエモい。

ライブのリアリティと、今この瞬間の激情が一番前にあるからです。

クロマニヨンズもオーディエンスも、会場全体がロックンロールの激情に騙されてる。

極めて純度の高い興奮が聴こえる。

ライブ盤でしか聴くことが出来ない、この歌の新しい魅力が録音されています。

生々しい爆音が録られているから、ボリュームは暴走気味にしとくべきです。

生きてる人間の凄まじきテンションを見た。

これが本当の勢いだったのか!

また新しく「暴走ジェリーロック」を好きになりました。

そう言えば、そこにいた全員のエモーショナルなオーラがピカピカに光ってる熱狂な光景を目の前で見てた。

ライブ開始直後から勢いのある2曲が続いて、会場は明らかに目に見えてる熱気が漂っていました。

M3「ズボン」

作詞・作曲/甲本ヒロト

ヒロト「あー!ズボンやるぞー!!」

これは強烈だった。

分かっていたけど、想像なんか余裕で超えてやっぱり強烈だった。

ボンボンボン ズーーー!!!

所々にある意味の分からなさも最高です。

つまらない世界を、眩しく輝くロックンロールに変える衝撃。

歌の強烈な雰囲気に跳ね上がる会場。そこにいた誰もが「ズボン」のインパクトの強さを感じていた。

頭で考えていたら追いつけない。

それより先に感じるべきです。

クロマニヨンズが立つステージからブッ放される爆音に圧倒されつつも、同じかまたはそれ以上のテンションで盛り上がるオーディエンスの凄まじい熱狂が聴こえます。

全身全霊でロックンロールを歌うヒロトに見事に煽られてる。

ライブ録音の良さが際立つマーシーがギターを弾いた瞬間に鳴り響く生音感に、ライブの体験が鮮やかに蘇ります。

楽しげなコーラスは天下一品な感性と音で入ってます。

2分ちょっとの演奏の中で何度“ズボン”と歌っているのか⁈誰でも知ってるただの言葉がロックンロールの輝きを放ってしまってる。

ライブだと10倍で突っ込んできた。

“ズボン”という有名な言葉が、ホールの隅々まで駆け巡る。

ヒロト「よく来てくれた!最後まで楽しんでいってください!」

M4「カマキリ階段部長」

作詞・作曲/真島昌利

4曲目で少しテンポが下がるけど、心の柔らかい部分を鷲掴みにしてきます。

ハイテンションと爆音の中、私の心をハグするようにしみじみともしていました。

ロックンロールの柔らかさとあったかさ。

ライブを体験する際の大事なことを教えてくれたのはカマキリ階段部長。

“人並み”という飾りをはずす覚悟を決めて、個性だけを輝かせるのがロックンロールのライブ。

それを実現させるのがクロマニヨンズ。

勢いで飛び跳ねるというより、目の前のクロマニヨンズの生演奏に心を奪われる感じ。

とは言え、心の中はどんどん熱くなる。

歌の良さがライブでリアルな姿に変わった印象です。

マーシーたちと一緒に「オーオーオー」とコーラスを歌うオーディエンスが、この瞬間の熱量をすべて伝えています。

興奮しながら感動しているのです。

本当にそんな特別な雰囲気でした。

私にはロックンロールの誠意が見えました。

すごく感じたのは、ミディアムテンポのこの歌は楽器演奏の微妙なニュアンスとかクロマニヨンズにしかない個性だし、プロフェッショナルの情熱だなということ。

技術ではなく、細やかな感性に魅了される。

クロマニヨンズの魅力です。

他の誰も話せない“カマキリ階段部長”が語る自分にしかないオリジナルのストーリーを、五感で直接聞いた納得の気分。

ステージには、視界がわずかにぼやける程の熱気が充満していました。

ヒロト「あーーー!どんどんやるぞ!」

M5「でんでんむし」

作詞・作曲/甲本ヒロト

ヒロト「でんでん!むむむむむしーー!」

クロマニヨンズのパワフルでキレッキレな演奏に最大限で盛り上がる会場。

極めてソリッドな音に、戸惑いなく大興奮する人たちが熱いです。

爆発寸前ではなく、ど真ん中で爆発中の揺るぎない音が聴けます。エモーショナル。

カツジの力強いカウントにバンドのテンションの高さを感じます。

演奏が始まったらとにかくずっと凄まじい。

またまた凝ったコーラスが、ライブでは更なる生命力を持って再現されていました。

こんなにキビキビとしたでんでん虫の動きを見たのは初めてです。

でんでん虫だって実は全速力で走っているのかもしれないし。

会場にはパワーのみがみなぎってる。

誰一人、今この場で何かを諦めようとしていない。奮い立った心がたくさんあった。

この演奏には一切の弱音なし。

間奏でのマーシーのギターとヒロトのハーモニカの掛け合い、いや、撃ち合いに剥き出しになったオーディエンスの感情が見事に録音されてます。

音が凄い。炸裂している。CDで聴いても余裕でその瞬間の魂が見える。

こういう感情がたかぶりすぎた瞬間を追体験できるのがライブ盤の醍醐味かもしれません。

オリジナルアルバムの方には入っていなかった、大勢の人間が熱狂した時の音。

M6「一反木綿」

作詞・作曲/甲本ヒロト

ヒロト「一反木綿ーーー!」

この歌の時だけマーシーがギターを持ち替えました。正直すぎる音が特徴のギターです。

それも含め、ライブで体験するのを楽しみにしていた歌。

さっきまでとは一線を画すほどの澄んだ音色が、ホールの天井さえも突き抜けて広がっていきます。

テンションが限度を超えつつも真心で歌うヒロトの歌心が、全員の心に届いてる。

ゆったりしたテンポが心の奥まで沁みます。

空想的な歌詞が真実味を持っていたし、一反木綿の存在を会場に実現させた。本当です。

注目なのはマーシーのあの柔らかくて美音で鳴るギターソロ。

この日のマーシーの特別な感情入り。

本物のマーシーが今この瞬間に弾いたギターソロに感動しちゃった私は、揺らした体から涙が一粒落っこちた気がします。

衝撃的に心を掴まれたキャッチーなコーラスが誤魔化せないライブの生の魅力を全開していた。

上手すぎる。違う、、、カッコ良すぎる。

目には堪えきれない涙が溜まってしまうほどに感動的。

ヒロトが叫んだ。

「オーーーイ!一反木綿ーーー!」

会場をさまよっていた一反木綿が、一瞬だけ振り向いたのが見えた気がする。

やっぱりロックンロールのライブに来てたんだな。ロックンロールのライブより大事なことなんてないからね。

オリジナルアルバムを聴いた時に、私の心に入り込んだ「一反木綿」の自由な物語。

ライブだと空想さえも具現化する。

M7「スピードとナイフ」

作詞・作曲/甲本ヒロト

ヒロト「スピードとナイフ!」

先程の「一反木綿」でレコードのA面が終わったところで、ここからは『MOUNTAIN BANANA』を離れ、過去のシングル曲を過去イチのハイテンションでやってくれます。

前半の猛烈な勢いに、ヘトヘトになった会場の一人一人のエネルギーがまた復活した感触がありました。もちろん私もです。

聴き馴染んだイントロでの、振動を伴うコビーの跳ねる爆音のベースに会場の心も呼応しました。

明るい雰囲気の軽やかな歌です。

隣にいた知らない人のテンションの高さまで感じてしまうじゃないか。

誰の胸にも、昔の曲をやってくれる嬉しさも加わっていたと思います。

歌い出しで力の入ったヒロトにライブのリアリティと、生きてるロックンロールを感じます。

感情的なスピードでブッ飛ばす。

ナイフのような鋭さで私の心のわだかまりを切る。

明らかにCDより鋭さが増してる。

キンキンな音が耳を直撃する。とてつもないロックのパワーが屈折せずすべての人の心に直行してくる。

その空間のテンションが異常に高い。

間奏ではあのメロディアスなマーシーのギターソロを、自分の目で自分の耳で、その瞬間の感情で体験できたのは幸運なことです。

一音一音にプロフェッショナルを感じた。

一瞬の迷いもなくまったくブレずに、直球が本当に真っ直ぐこっちに飛んできた。

当たり前だけど、本物のマーシーは私の目の前に実在していた。

“ツアー MOUNTAIN BANANA”が開催されたのは2023年。「スピードとナイフ」が発表されたのは2008年。

15年分の時空を超え、妙にアレンジも変えず今ここで最新アルバムと同じ次元でやれるのがすごい。そこに一切の違和感なし。

クロマニヨンズの魅力的な一貫性が炸裂してました。

M8「クレーンゲーム」

作詞・作曲/真島昌利

ヒロト「クレーンゲームやるぜ!」

ライブ化けするロックンロールのナンバーワン。

化ける、映える、すこぶる絶好調。

どうしてこんなに心を奪われるんだ⁈

私は実際にライブ会場で体験したけど、答えはわかりませんでした。そんな説明できないカッコ良さがザ・クロマニヨンズなんだ。

ロックンロールのライブ中にそんな事を考えてる人は多分いません。

考えるな!感じろ!もっと感じろ!!!

自分の目で見て、自分の耳で聴いて、その瞬間の心で体験できて良かった。

とにかくライブでやると爆発的なロックンロールになる。

単調でなく、いろんなフレーズを弾きまくるマーシーのギターの音が凄まじい。

ただの爆音じゃない、生の爆音です。

「クレーンゲーム」が裸のロックンロールになったような、本当の姿を見せたような豪快さに圧倒されます。

クロマニヨンズが一番光る場所。

ステージのど真ん中で全力で歌うヒロト、左側で曲の芯を貫き通すコビー、彼らの一歩後方で強靭なリズムを会場全体に行き渡らせるカツジ。

ロックンロールの筋が通った瞬間を見た。

とれそうでとれないのか⁈

いや、この瞬間だけは完全にとったのを実感しました。

クロマニヨンズってすげえ!

最高潮の興奮の中、私はクロマニヨンズへ心を込めた全力の拍手を送りました。

M9「ごくつぶし」

作詞・作曲/甲本ヒロト

ヒロト「次は〜ごくつぶしやるぜー!」

意外にも、一つ前のアルバム『SIX KICKS ROCK&ROLL』からの唯一の選曲。

オリジナル発表から1年しか経っていないのに、燃え盛るような刺激の強いロックンロールに生まれ変わっていました。

会場の空気は燃える炎の色です。

一人一人の熱狂が作り出した心地よい圧迫感さえもありました。

「ごくつぶし」のメロディの中にわずかにある切なさが、ロックの太々しさに激変する脳内トリップを体験した。

平常心など、この場所には一切ない。

ロックンロールのライブは覚悟が必要です。

間奏でヒロトのハーモニカも吹き荒れます。レコードで聴いて、いつも興奮していたマーシーのギターとヒロトのハーモニカの壮絶な掛け合いが、目の前の現実になった。

ヒロトが歌う歌詞と共に、私も「生まれてよかった」とその場で自分を肯定しました。

この歌は、みなぎるパワー!

ギターを弾きながら全身全霊のフルパワーでコーラスを歌うマーシーの声が、この瞬間の凄まじさの証明です。

クロマニヨンズの興奮したテンションと熱狂した魂が目に見えています。

割と久しぶりに聴いた「ごくつぶし」に、体も心も意識も感受性のすべても大興奮。

私だけじゃなく全員が大興奮。

これ、こんなに鋭かったっけ⁉︎

クロマニヨンズは既に生身の人間を突き抜けて、ロックンロールそのものになっていました。

ロックンロールにこそ合う感情的なメロディを、鋭くジャキジャキした演奏でブッ飛ばすクロマニヨンズに魅了されます。

激しさと同時に美しさを感じる。

その音は強烈な破壊力も持った一撃でした。

そこにある本物のステージから放たれた生の音が、レコードやCDにもしっかり録音されています。

ステージにも客席にも悲しみなんて一つもない。そんなものある訳ない。

ロックンロールだ!

とんでもなく熱い瞬間。体験しなければ分からないとてつもなくすごいものを見た。

こんなに熱い世界があったのか。

ヒロト「ありがとう〜」

M10「イノチノマーチ」

作詞・作曲/甲本ヒロト

ヒロト「よっしゃー!え〜B面の1曲目は“イノチノマーチ”です!」

自信に満ちた表情のヒロトのアナウンス。

ジャーーーーーン!!!!!!!!!!

マーシーが突撃開始のギターを鳴らす。

心揺さぶるB面に突入開始。

当たり前のように新しいアルバムの全曲を、収録曲順通りにやるクロマニヨンズが度を超えて勇ましい。

猛々しく鳴るファンファーレ。

楽しみにしていたイノチノマーチだ!

レベルアップした猛獣のような騒々しい会場の興奮。激情してる。私もその中の一人。

本物のクロマニヨンズが鮮やかな生命のパワーをブッ放す。

鮮やかに鳴り響く“イノチノマーチ”を体現しながら、へばってる奴は一人もいない。むしろ気力体力が回復してる。

誰にも説明のつかないウルトラミラクルが本当に起こっていたのです。

他にはない特別なオーラをまとった歌。

ギュイーーーーーン!!!!!と、マーシーの衝撃的なピックスクラッチが炸裂した。

聴こえたのは、そこに置いてあったアンプから出た生の音。

私はその瞬間を見逃していません。これが見たかった。感動した。来て良かった。

その直後のシンガロングなサビではファンファーレが鳴って、全員の心がステージに向かって一直線に行進していました。

爆音のロックンロールに奮起したそれぞれの自由な心は地図の外へ飛び出した。

不自由な心なんかない。諦める必要もない。

“鳴らせ 無限の ファンファーレ”

聞こえるよ、ファンファーレ。

クロマニヨンズが目の前で特大のホームランを打った。シビレた。オレは自由になった。

M11「ドラゴン」

作詞・作曲/真島昌利

ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!

心臓にまで重く響くカツジのバスドラが、花火を打ち上げるカウントダウンのように響き渡ります。

チャッ!チャッ!チャッ!チャッ!チャッ!

会場から湧き起こる手拍子が次第に大きくなり、演奏が始まる前から華やかなリズムを作ってる。

パッパパララ! パッパパララ!

会場が叩く軽快なリズムに合わせて歌い出したヒロト。ライブならではの最高な演出。

他のことへ意識が向いちゃってる人はいません。まったくの他人同士の一体感の凄さがそこに存在していました。

ライブが終わったらまたただの他人。それがいいと思った。でもこの瞬間だけはロックンロールの熱狂を一つのリズムで共有してた。

人嫌いな私にさえ、真心でそう感じさせたのはクロマニヨンズの誠実さです。

マーシーの軽やかなリズムギターに自然と体が揺れます。

ものすごく心地よい空間になりました。

リズムに乗りながら、誰もが心の柔らかい部分ではしみじみしてる。

1人も乗り遅れることのない柔らかなテンポ。

サビの歌詞の通り、力を抜ける5分間。

クロマニヨンズも力んでいない、とは言え手は抜いていない。

妙に気も張らず手放しで楽しめるほっこりアレンジに、それまでずっとあった緊張感がほぐれました。

目の前にいるクロマニヨンズの演奏には感情があるし、プロフェッショナルの余裕も感じる。

コビーのベースが明るく楽しいフレーズを弾きまくってます。ライブ開始からマーシーばかり見ていた私の視線が、思わずコビーの指先に釘付けになりました。

これはピックじゃなくて指で弾くんだ!

弾き方は滑らかなのに、聴こえてる音は爆発的だ。

そうか!その音が楽しい気分にしてたんだ。

心が軽くなるような歌の生演奏は、新しい発見までくれました。

ライブは1回しかない特別な瞬間の連続です。

もう頭から離れない“パッパパララ”も楽しい気持ちだけを呼んでくる。

バンドがそれを歌う度に元気が出た。

クロマニヨンズのあたたかさや柔らかさが屈折せず、そのままの姿で心へ届きました。

オリジナルではフェイドアウトしたけど、ライブでは歯切れの良い胸熱演出。

M12「もうすぐだぞ!野犬!」

作詞・作曲/甲本ヒロト

ヒロト「もうすぐだぞ!野犬ー!」

個人的には『MOUNTAIN BANANA』で一番好きな歌です。

消えてしまいそうな命さえも、もう一度立ち上がらせる光。

どうしてもライブで体験したかったです。

私には歌詞の“桜” = その日のライブでした。

演奏はキレッキレでありながら生命の深みがあります。

感傷的なギターのイントロを、感情的に弾き始めた本物のマーシーに急に涙が溢れそうになりました。

目の前に実在していて、今この瞬間に演奏してる。

「エモい」の本当の意味はこういうことです。

曲の核になっているカッティングギターが余計に鋭い。鋭利な音がダイレクトに心に刺さってきます。

ヒロトが真摯な態度で歌う。

歌詞にある寂しげな情景が現実味を帯びてしまっていて、たくさんの人の抑えきれない心の激情がいくつもあったかもしれません。

今、一瞬でも1mmでも生きるのやめようと考えた人はいない。

そんな奴この会場にはいなかったし、この歌この演奏に救えない心なんかあってたまるか。

誰の心にも鋭く刺さるぶっちぎりの生きる力があります。

暗闇へ落っこちそうな心を、ロックンロールが頼もしい腕で引っ張り上げた瞬間を体験した。

何通りもの生き様が露出された会場。

たくさんのしがらみを乗り越えて、ステージの上に会場の真上にも生きる覚悟を持った桜が咲き誇ってた。

生きて、この光景を自分の目で見た。

桜の木の枝に、多くの努力の重みもぶら下がってる。ステージからロックンロールの光が照らした時に、ぶら下がったそれらは勇気に変わった気がします。

誇り高きロックンロールの生命力。

素晴らしきクロマニヨンズの激励でした。

そこら辺に何人もいる神様にはない“本物の思いやり”がある。

M13「キングコブラ」

作詞・作曲/甲本ヒロト

ヒロト「あー!キング!コブラー!!」

信じられないような凄まじい勢いでクロマニヨンズがブッ飛ばします。

ワン!ツー!スリー!ゴーー!!!!!

最上限まで高まったテンションでのカツジのカウントが入った。激しく胸が熱くなる。

絶対ぶっ飛んでる。わかる。

ギンギンなイントロがバシッとキマる。

テンションたけえ!!! すげえ!

制御できないロックンロールのハイテンション。なんだかもう心まで揉みくちゃです。

鋭いイントロに大興奮で飛び跳ねるオーディエンス。会場の建物さえも興奮して、わずかに浮いたり戻ったりしたかもしれない。

そんな気がした。いや、絶対そう感じた。

クロマニヨンズのジャキジャキした音に、会場はキビキビした動きが目立ちます。

ロックンロールに熱狂した人たちは正直者だなとか思った。

あの熱狂の中で細かいことを考える余裕なんかなかったけど、、、ひとつハッキリと言えるのは聴き馴染んでいた「キングコブラ」がレコードより鋭く激しくなったということ。

ステージと客席での狂熱のぶつけ合いが聴こえます。狂熱がちゃんと録音されてる!

ライブ会場の音がする。

私の場合は『MOUNTAIN BANANA』のオリジナルを聴いた時にはそれほど印象深くはなかった歌だけど、ライブではとんでもない爆音の記憶が残りました。

ロックンロールのライブは攻撃的です。

強烈なこの音と猛烈な勢いが胸にヒビを入れてきます。破裂するかもしれません。

ヒロト「ありがと〜う」

M14「さぼりたい」

作詞・作曲/真島昌利

このライブ盤で唯一の静寂も聴けます。それは心を揺さぶります。

ヒロト「さぼりたい!」

ここで急にそれまで突っ走ってきた勢いとは別の、深みのある興奮を体験します。

「さぼりたい」に誰もが心の“底”を奪われる。

ライブでこそ本当の姿を現した歌。

音の隙間を最大限に活かしたスペシャルなレゲエアレンジが、遂にライブのステージで披露される。

少しの緊張感と、揺るぎない期待感。

歌の重要な隙間でおかしな奇声を上げる人はいませんでした。みんなそれを分かってた。

クロマニヨンズの誠意がダイレクトに全員の心へ届いてる。

どの瞬間も美しかった。

静けさの中に楽器の音だけが空間に存在するイントロ。

何かのスイッチが入ったようなオーラでヒロトが歌い出したら、惹き込まれる感情はもう収拾がつきません。

コビーの太い音を鳴らすベースが体に振動を与えてきてる実感が心地良いです。

無駄に騒がしい人はいなかったけど、決してさぼっている訳ではなく、ライブという特別な瞬間に感動しているのです。

ここにしかない感動体験。

ヒロトが手に持っていたのは、いつもとは違う大きめのハーモニカ。間奏でそいつがマーシーのギターと並んで、感情にうったえかける情緒を鳴らしてる。

その瞬間には好ましく望ましい切なさがありました。

言葉が3つしか出てこない短すぎる歌詞が、すごく大きな意味を持っているように感じた生演奏。

貴重な体験です。

ラストはコビーのベースが会場の外にまで響き渡り、鳴り止まないロックンロールの存在感になっていました。

カッコ良すぎて涙が出そう。

会場からはクロマニヨンズへの大喝采。

クロマニヨンズのライブに気力体力を全振りして、熱狂的になってるみんなの心の声が聞こえてきた。

明日の仕事はさぼりたい。

その考えは正解だと思った。心に響く演奏中にさぼってる人はいなかった。

とにかく感じたのは、無意味な勢いではなく細やかで深みのある説得力。感化されます。

さぼりたいのは明日からの仕事だ。

M15「心配停止ブギウギ」

作詞・作曲/真島昌利

ヒロト「え〜、マウンテンバナナ最後の曲は、心配停止ブギウギ〜!」

個人的に大好きな歌だし、最新アルバムラストの1曲ということで、なんだか感慨深さがありました。

高まる感情とじんわりしてきた胸中。

自分たちのステージに自信に満ちた顔で立つクロマニヨンズ。

これは完全に人力のライブ。機械的な違和感がどこにもない快感のロックンロールが何曲もブッ放たれてきた。

12曲入りの『MOUNTAIN BANANA』のライブが目の前で完成する。

ロカビリーを感じさせるアレンジが、会場を特別な雰囲気にさせていました。

ここには、ロックンロールの楽しみ方をよく知ってる人たちが集まってきたんだなと思った。

ブギウギなサビでは軽やかになった空気。

生でこんなにも「心配停止」というパワーワードを連発されると、日常での心配し始めるきっかけさえも消滅してしまう。

この場で何かを心配できる人はいない。

興奮の中でまだ来てもいない未来の事を安心しちゃう人もいない。

この瞬間のただならない熱狂があるだけ。

どうしても目の前の生演奏で体験したかったのは、これまでなかったタイプのマーシーのギターソロ。

流暢な爆音が胸にグッサリ刺さった。

キンキンに尖りながら、サラサラと滑らかな両極を実現する神技を自分の目で見た。

この歌の演奏中の会場は、何かを心配していることの無意味さに気付いた沢山の心が、体を激しく揺らし、腕を振り上げて今だけを楽しんでいました。

今、会場で起きたパワフルな事実は、、、

心配を停止させるという神業。

見事に『MOUNTAIN BANANA』のアルバムを完走した、いや、激走したクロマニヨンズの誇らしげな表情が印象的でした。

同時に、まだまだ終わらない無敵のロックンロールのオーラもダダ漏れしてました。

衝撃なのはパワーの減衰が一切ないこと。

ロックンロールはやわじゃない。

「心配停止ブギウギ」の前で明日の心配をしている人は多分ライブには来ていない。

今この瞬間を楽しみたい人はたくさん来てました。

M16「ペテン師ロック」

作詞・作曲/甲本ヒロト

ここからもまだまだやります、ロックンロール!

ヒロト「最後まで!ブッ飛ばしていくぜーー!!!」

猛烈だ!これがクロマニヨンズだ!

なんでスタミナが最初より増えてるんだ⁈

イントロで猛烈にハーモニカを吹きまくるヒロトの勇ましき立ち姿に感動しました。

人間が激しく光る奇跡を見た。

鳥肌が立ち、カッコ良すぎて流れた涙にロックンロールの唯一無二な狂熱を感じます。

会場のエネルギーは、なんとライブ開始直後よりも10倍は増えている熱狂的な雰囲気に満ちていました。

クロマニヨンズのパワーとロックンロールの果てしないエネルギーが、爆音で鳴ります。

いつものレコードの中のロックンロールが、目の前の現実に変わった瞬間。

この瞬間はあまりにも衝撃的で、強く深く鋭く記憶に残りました。

4人の演奏はやっぱりレコードよりもパワーアップしてる。聴き馴染んだ「ペテン師ロック」が新曲のようなトキメキを放ってた。

何年か前の歌だから、単純に演奏が小慣れたとか上手くなったとかそんな浅はかなことじゃない。

この日この瞬間に1回しか出来なかった唯一無二の音。

ステージと客席、狂ったテンションと限界を突破した体温で、平常心では信じられないような凄まじい光景がありました。

この場の熱によって、感覚とかバランスとか呼吸までも全部が狂ってる。

興奮とはこれです。

こんなのありか!!!!!

本物のロックンロールを体現した。

ハーモニカを吹きまくるヒロト。その音は誰かが傷付いた汚れた世界を洗い流してく光。

ヒロトの宣言通り、本気でブッ飛ばしてる。

M17「エルビス(仮)」

作詞・作曲/真島昌利

ロックンロールのライブに熱狂した人たちの目に見えるいかれた興奮がヤバかったです。

盛り上がった会場の空気と限界破裂したテンションが、お互いの五感を更に刺激する。

ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!

心臓にまで激しく響き、自分が生きて興奮している事さえも実感させるカツジのバスドラが私たちを煽りまくる。

すかさず会場から湧き起こる狂ったテンションの手拍子。大興奮の真っ最中がこの瞬間。

ヒロト「やるぞ!やるぞ!やるぞーーー!」

猛烈に煽ったヒロトの宣言によって心を支配しているのは極度の期待感。

実際に体験しなければ感じられない高揚感。

マーシーがステージ前方に出てきて弾き始めた凄まじきカッティングギターのイントロに大興奮する会場が印象的でした。

会場の大歓声は、ステージのマーシーに心のすべてを鷲掴みにされてる証拠。

ものすごいものを見たという衝撃です。

すぐに歌い出したヒロトのパワーに、抑えきれないロックの衝動がそこら中に溢れてる。

どこまでも大きくなる歓声と手拍子。

生身の人間が出せるボリュームじゃない。

限界を突破してしまった多くの興奮が実現した奇跡の音が、レコードにもCDにも録音されています。

マーシーのシャウトもフルテンでキマる。

ここまで激情スタイルのロックンロールのライブは、クロマニヨンズにしかやれない。

「エルビス(仮)」の演奏では、マーシーが前のめりで爆烈していた衝撃が、突き抜けた鮮明な記憶で残りました。

この歌の大好きな歌詞、心に響く言葉、、、

“人として笑顔で”

ここには沢山ありました。それは人としての真心のある大きな笑顔です。

M18「紙飛行機」

作詞・作曲/真島昌利

ヒロト「いくぜー!紙飛行機いけーーー!」

ぶっちぎりのテンションのまま最高のロックンロールが全開で撃ちまくられる。

人間の体までも空中に浮いてしまいそうな、心地よい浮遊感のあるイントロがキンキンなロックの音でキマる。

私はステージしか見てなかったけど、多分どこを見ても病的な興奮状態しか確認されないと思います。

壁や屋根を突き抜けて飛んでいってしまいそうな勢いが、ステージのクロマニヨンズから飛んできました。

ハチャメチャな勢いにトリップする会場。

その日のライブの演奏は特別な疾走感がありました。

自分の体から吹き出してる汗に感じた、誇らしげなロックンロールからの影響力。

なんか、全部が、凄まじい。

爆音でフルテンで熱狂的な宇宙。

激しく感情的にギターを弾くマーシーのテンションが高すぎる。それと同時に細やかな感性の音色が何度もブッ飛んでくる。

豪快なピックスクラッチもキマってる。その度にまた一つ自分のテンションが上がった。

今やってる真っ直ぐなロックンロールに感化された心たちが思っていたこと、、、

“明日とかわからないし 別にいい”

この興奮状態では当然だった。

今回もみんなの心の紙飛行機が会場中にたくさん飛んでる。

この光景は何よりも美しい。

クロマニヨンズ最初期の歌が、フルテンションの炸裂バージョンに進化してたのを感じました。

ライブ中にそんなこと考える余裕はなかったけど、この辺はマーシー作の歌が4曲も連続してるセットリストだったのか!

M19「ギリギリガガンガン」

作詞・作曲/真島昌利

ヒロト「今日は最高ーーー!!今日は最高ーーー!!今日は最高!ギリギリガガンガーン!」

バシバシとキマるイントロが鮮烈です。

世界中のどこにでもありそうで、ここにしかなかった“つまらない世界”を照らす鮮やかな光。

一音ずつに重みのある攻撃力を誇ってる。

一撃毎に深みのある爆音が炸裂してる。

疾走感が突き出したアレンジにトキメキまくった人たちが全速力で走ってるような、異常な空気に満ち溢れています。

グチャグチャな感じ。汗と興奮まみれな熱すぎるいい感じ。

「今日は最高!」とか全力で歌われて、抑えきれる心も体もこの会場では存在出来なかったはずです。

CDやレコードの音を聴けば、それがどれだけ突き抜けていたことか感じると思います。

その瞬間には「普通」の意識がないのです。

そんなものとっくに逸脱しちゃってて、この最上級な感じを表す言葉が地球にはないのです。

だから「今日は最高ー!」と何度も何度も歌うのかもしれません。

「今日は最高!!!」をありのままで演奏する熱狂的なマーシーを見ました。

これは!マーシーがテンションMAXの時のギターの弾き方だ!ど迫力!最高ーー!!

ヤケクソなシャウトはロックンロールの熱狂そのものです。

クロマニヨンズのあまりの迫力に人間の思考なんかじゃまるで追いつかない。むろん、AIなど何の役にも立たない。

ここで出来るのは感じることだけでした。

ロックンロール最高!!!!!

M20「ナンバーワン野郎!」

作詞・作曲/真島昌利

ヒロト「もう一発いくぜー!デッカい声でたのむぜーー!!」

歌え!叫べ!ブッ飛べ!

本編ラストにふさわしいって思ったし、嬉しすぎて心のガードが破れたし、建物がぶっ壊れるかもしれないとも思った。

カツジのドラムのリズムが響き続ける中でヒロトが渾身のハーモニカを吹き始めた。

マーシーも今からとんでもないやつをブチかます直前の感情をギターで弾きます。

コビーもすかさず呼応する。なんて太い轟音なんだ。そいつが屋根を突き抜けていったのを見た。

ヒロトが遂に会場の全員へロックンロールのカウントをする。

ワン!ツー!ワンツースリーフォー!

イェーイ!!!

宇宙一のコールアンドレスポンス炸裂。

会場が跳ねた。

クロマニヨンズの音が激しすぎる。「ナンバーワン野郎!」ってこんな音だっけ?なんか全然違うじゃん。

高ぶった感情が一番前にあって、新しく激情の音が入ったスペシャルバージョン。

オリジナルのCDやレコードもいいけど、絶対にライブで体験するべき歌。

興奮のあまり胸が破裂してしまわないように注意が必要です。

只事ではないです。

一体何が起きてるのか理解できてないほどに熱気だけで成り立ってる空間。

唯一わかっていたことは、今すげえ楽しいってこと。

アンプフルテンの音は、人の心を大いに動かす起爆剤。

後から考えると、興奮した人間てこういう風になるんだと、部屋でレコードを聴きながらその凄まじさに鳥肌が立ちました。

大歓声と嬉しい気持ちの拍手が会場全体から沸き起こっていました。

ロックンロールの強靭なオーラを放ったままのクロマニヨンズ。

悪いけど見えた、この人たち光ってる。

ヒロト「ありがと〜う!楽しかったよ!」

やっぱりオレが見ていたのは永遠のウルトラミラクルだったんだな。

会場には途絶えない拍手。

もう一度、クロマニヨンズをステージに出現させるための途切れない大喝采。

ロックンロールへの揺るぎない期待感。

M21「突撃ロック」

作詞・作曲/甲本ヒロト

ヒロト「もうちょっとなんかやる。なんかやるぞーー!!ロックンロールしかやりたくないけどー!いくぜー!まずは!突撃ロックだーーー!!!」

容赦なし。手抜きなし。

クロマニヨンズもオーディエンスも体力はヘトヘトなはずなのに、それぞれの熱がまたも一瞬にして最高潮まで高めた会場の熱気。

爆烈なアンコールに突撃開始!

まだまだ終わらない。全開で楽しみたい私は反動を覚悟で、とっておきの20倍界王拳みたいなのを使うしかない。

ジャカジャーン!!と突撃の炸裂音がぶっ飛んできて素晴らしく馬鹿げたカオス状態へ。

ロックンロールの果てにまで突撃していく心たちが腕を高らかに振り上げてる。

歌にも演奏にもとてつもないエネルギーを感じます。CDからも尋常じゃない音が聴こえてきて、目の前にはライブ会場しか映らない。現実なんかは置いてきぼり。

仕事や勉強に心を殺されてる場合じゃない。

それよりも今、大切なもの。

そこで生身のクロマニヨンズが歌ってる。

“永遠です 永遠です 永遠です 突撃ロック”

あの瞬間が今ここに再現されます。

鳴ってる音がいちいちビシバシとキマる。

ロックンロールにしかない光が今この瞬間だけを永遠に強く熱く鋭く照らしてる。

未来さえも追い抜く今がありました。

一つハッキリと言えるのは、間違いなくオレはロックンロールに呼ばれた。

会場の凄まじき熱狂を、ロックンロールが注目してた。

前も後ろもない、心だけは全員が最前列でクロマニヨンズに熱狂してました。

爆音を浴びながら難しい事を考えてる人はいないようだ。人間の意識のすべてを持っていくロックンロール。

熱狂的でいこう!

M22「タリホー」

作詞・作曲/甲本ヒロト

ヒロト「オーーライ!タ!リ!ホーー!!!」

やると思っていたけど、やっぱりやってくれたデビュー曲「タリホー」です。

分かっていても刺激的。

その時、感情は理屈を超えていました。

何も隠せていない会場中の喜びの笑顔と歓声が、この歌の人気っぷりを実感させてくれました。

また会場が跳ねた。

「タリホー」の演奏中に目に見えたもの、耳に聴こえた音、心が感じた衝撃は果てしなく大きく広い空間でした。

ここには限界なんてない。

時間を感じていた人もいない。

宇宙の大きさと広さがありました。

17年前のシングル発売当時から随分とエモーショナルに進化したマーシーのギターアレンジが、滑らかな爆音で鳴り響きます。

何度聴いても、その瞬間のマーシーの熱狂が私の心に高純度の刺激を与えます。

マンネリズムを余裕でぶっ壊す新鮮さと、心を大きく動かす独創性。

予定調和も破壊するほど大きく沸き起こった大合唱が、たくさんの“感動”の存在証明。

ここまで来てもパワーがまったく減らないヒロトの歌の力強さに、オーディエンスも煽られます。

この人こそが、並々でない人。

私はそういう突き抜けちゃってるところに強く憧れます。

常にブッ飛んでる。なんて魅力的なんだ。

ヒロトってすげえ!

ザ・クロマニヨンズって最高!

会場が揺れるダイナミズムの中に、心まで動かす繊細さがありました。

M23「クロマニヨン・ストンプ」

作詞・作曲/真島昌利

ヒロト「ありがとう!ザ・クロマニヨンズでした!また会おうぜーーー!」

これだけは伝えなければいけません。

クロマニヨンズもオーディエンスも、会場のすべてがヤケクソ気味のテンションでした。

いけーーーーー!!!!!

カツジの合図をきっかけにめちゃくちゃでぐちゃぐちゃで揉みくちゃな、視界という概念さえも消えてしまいそうな本物のカオス状態へ。

度を超えていないことが一つもない。

モラリズムが人間から奪ってしまった夢と希望が戻ってきたと感じた衝撃です。

しかし、筋だけは通ってる。

クロマニヨンズのカッコいいところ。

“人間 人間 人間 人間 人間 人間 人間 人間”

全員がフルパワーで歌う。

ずっと、おかしな歌詞だななんて思っていたけど、そこにいた人間一人一人を称えているんだと思った。

とは言え、それは後から気付いた事でした。

熟知している歌だし一緒に歌ってもいるけど、カオスの中では歌詞がとかメロディがとかアレンジがとか、そういうことは全部どうでもよかった。

圧倒的な衝動だけが存在してる。

信じられない事が起きているという事実。

こんな光景を体験できたという記憶の宝物。

それは、爆音で残る“記憶の宝物”。

マーシーのこれまたヤケクソ気味のギターソロに、遂に破裂した自分のテンション。

平常心を逸脱したテンションは快楽です。

あの熱狂の中では家までの帰り道なんか思い出せない。ずっとここにいたい。ロックンロールに興奮し続けていたい。

終わらないでくれ!

ロックンロールのライブ!

汗びっしょりのヘトヘトな全身で、クロマニヨンズへ最大限の拍手を送りました。

クロマニヨンズにも私にも他の人たちにも、体からロックンロールの光が放たれているのが見えました。

最高だ。絶対また来よう。

 

ヒロト「ありがとう!楽しかったー!またやりたい、また絶対やるぞ!ロックンローーール!」

 

マーシー「またね〜」

 

いつも通りマーシーが全開でやり切った充実感で輝く全身と、真心の溢れる笑顔で手を振ったところでアルバムはおしまいです。

スモークのかかったステージのぼやけ気味の見え方とか、この日の会場の匂いとか、溢れかえった熱気の体感温度とか鮮明に蘇ります。

ラストのマーシーの「またね〜」まで入ってなかったらライブアルバムは終われないし、誰も家に帰れない。

ステージにはまだクロマニヨンズの体温の余熱とロックンロールの光の余韻が残ってる。

会場を後にする人たちの冷めない興奮が私の五感に触ってくる。

一反木綿が見送ってくれた。

車へ向かう相棒とオレは並んで同じ。

時間が明日になっても、熱狂のロックンロールはいつまでも爆音のまま鳴り止まない。

激情、興奮、熱狂の瞬間が録音されたクロマニヨンズのライブアルバムでした。

ピンポイントで会場は違っても実際にライブを体験したからこそ分かりますが、一度しかなかったその日のライブの何もかもが、鮮烈な音でバッチリと収録されています。

それぞれの感情まで伝わってくるのが最大の特徴であるライブ盤です。

クロマニヨンズのライブで一番感じるのは、誰でも受け入れてくれる和やかな雰囲気であるということ。

緊迫したロックの鋭さはありつつも、誰だって楽しめる馴染みやすい空気を4人が作っています。

1人も弾き飛ばされません。大丈夫。

またロックンロールのライブに行こう。

このライブ盤『ツアーMOUNTAIN BANANA 2023』の限定盤は過剰表現ではなく、超豪華です。

むしろ豪快です!
レコード & CDにDVDと写真集まで‼︎

どこを探してみても私が欲しいカセットテープは入っていませんでした。

ないものは自分で作るしかありません。
勇ましき姿でここに爆誕!

カセットの繊細かつ太いアナログサウンドが特徴です。

ありがとうございました。

また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。


-ザ・クロマニヨンズ
-,

執筆者:


  1. ばなな より:

    偶然見つけたこちらのブログでクロマニヨンズを知り、アルバムに触れ、来年のハーバーランドで行うライヴチケットも取りました

    新譜のレビュー更新も楽しみにしておりました

    アルバムを聴いた後にレビューを読むのが至福の時です

    • UME より:

      こんにちは。
      とても嬉しいコメントありがとうございます。あたたかい言葉に感動しました。
      このような方が出現するとは私にとっては快挙です。すごく光栄に思います。

      ロックンロールのチケット当選おめでとうございます!
      お互い、熱狂的でいきましょう!!

      また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。

      健康に、心穏やかに M☆MUSIC/UME

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『2024』

昨年はたくさんの方々に記事を読んで頂き、心より感謝申し上げます。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

今はきっと人々が変えた未来。

来ないと思ってた平和な世界。

一つハッキリと言えるのは、以前より明るい笑顔が増えました。

今年も私は「無理せず、気張らず、頑張らず」で行きます。

現在は読みにくさのあった古い記事から順に、より楽しいものに一新していく作業をしています。

クロマニヨンズの新譜が心に響き次第、レビューいたしますので、また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。

いつまでも幸せがありますように。

健康に心穏やかに、ロッケンロー!!

M☆MUSIC/UME

【クロマニヨンズNEWS】

【クロマニヨンズNEWS】

ニュー・アルバム『HEY! WONDER』
2024/2/7発売決定!

CDとアナログ盤が出ます。
完全生産限定アナログ盤はいつも通り良心的な価格です。
レコードの価格が高騰しまくった今の世の中で、普通に3000円て思いやりが溢れてます。

<収録曲>
1.あいのロックンロール
2.大山椒魚
3.ゆでたまご
4.ハイウェイ61
5.よつであみ
6.恋のOKサイン
7.メロディー
8.くだらねえ
9.ダーウィン(恋こそがすべて)
10.SEX AND VIOLENCE
11.不器用
12.男の愛は火薬だぜ ~『東京火薬野郎』主題歌~

今回も興味深いタイトルばかりで、既にテンションが上がってきました。
ツアーも楽しみです!

ニュー・シングル「あいのロックンロール」12/13発売決定!!

1.あいのロックンロール
2.SEX AND DRUGS AND ROCK’N’ROLL

CDと7inchアナログ盤が出ます。

ロックンロール尽くしなシングルで超楽しみです!
タイトルだけでワクワクさせるクロマニヨンズ!

40代、人より物が好きです。

唯一の問題は冗談のセンスが全然ないということ。

繊細なものが好きです。

細やかで、誠実で、ピカピカに光ってて、そこら辺には落っこちてないもの。

マーシーやヒロトの突き抜けたロックンロール!永遠のウルトラミラクル!

ダイナミズムと同時に存在感する繊細さと誠実さに心が動きます。

「最近なんか疲れちゃってる人へ」

気楽な日曜日の昼間なんかにビールでも飲みながら聴いていってください。

【アントン・カラス/ハリー・ライムのテーマ】

Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

レコードに次いでカセットテープの人気が上がってきてるみたいです。

私はカセットがとても好きです。もちろん私の中でも一度終わったメディアですが、個性的なものはもう一度好きになったという感じです。最近はカセットばかり聴きます。

小さくて手に馴染むサイズ感はかわいいと思います。A面とB面があるわずらわしさが、音楽を聴く楽しさに変身してます。

それで、ブルーハーツのシングルのカセットが欲しいとずっと思っていました。全シングルがカセットで存在している訳でもありません。たまに出品されていても割と高値が付いて買えません。

でも欲しかったし、貧乏なオレには買えないのはとっても悔しいので自分で作りました。

ジャケットも出来る限りオリジナルに忠実になるように自作しました。

生のテープが安く手に入ったので制作に踏み切りました。

自作カセットテープ↓

ハイロウズのカセットテープも作成しました。

ジャケットはレコードの帯の煽り文句をモチーフにしています。

見にくいだろ?イライラするだろ?(笑)

クロマニヨンズもあります。

クロマニヨンズのシングルカセットも自作しました。

素敵な音が出てます。

満足してます、納得してます、感激してます。だからもう高値で売られているものを買う気はありません。

ボロくても手作りには光があります。