こんにちは。
「THE HIGH-LOWS」は1995年リリースのハイロウズの1stアルバムです。

1995年にブルーハーツは解散しました。同じく1995年にヒロトとマーシーが結成してデビューしたのが↑THE HIGH-LOWS↓です。バンド名の前後に矢印が付くのが正式名称です。
ブルーハーツの解散は1995年6月でハイロウズのデビューがその年の10月だったので当時は、こんなにすぐにあの2人にまた会えるとは思わなかったと興奮しました。
ブルーハーツのサポートメンバーであったピアノの白井さんが正式メンバーとして存在しているのが最強です。
各曲が際立った名曲と言える12曲が収録されている1stアルバムです。
THE HIGH-LOWS/THE HIGH-LOWS(1995)
衝撃を伴う「ザ・ハイロウズ登場」
つまりハイロウズ爆誕です。
「ハイロウズ登場」という言葉がツアータイトルにもなっていました。
真島昌利:ギター
調先人:ベース
大島賢治:ドラム
白井幹夫:キーボード
「シンプルでストレートなロックンロールバンド」がやりたかったマーシーがヒマそうな人を集めたのがハイロウズ爆誕の経緯だっということです。
ヒロトとマーシーのバンドがデビューするということでブルーハーツファンからしたら胸熱すぎで衝撃的なニュースでした。ブルーハーツ解散直後にまたこの2人。嬉しすぎて毎日が楽しくなったのを覚えています。
この1stアルバムと1stシングル「ミサイルマン」が同時発売でした。
1995年当時、レコードは既にオワコンでした。1stアルバムの方はアナログ盤(レコード)も同時発売されるということでレコードプレーヤーを持っていなかったのに、何としても手に入れたいとCD屋さんに問い合わせたところ入荷するかわからないと不安な言葉が返ってきましたが実際にはしっかり手に入りました。今でも大事な宝物として家にあります。アナログ盤が発売された全シングル、全アルバムが揃っています。すっかりレコードプレーヤーの扱いにも慣れた今でもたまに針を落として聴いています。
ところでよく言われるのがハイロウズになってから歌詞の意味を捨て去ったみたいなことです。
たしかにそうも取れるのですが、繊細な感性の持ち主にはそんなことはないです。繊細な感性で聴いた場合もう至る所に刺さってくる言葉たちがあるんです。歌詞に意味がないって主張しまくった第三者視点の文章なんかを見ると呆れます。ハイロウズは誰が聴いてもロックですが、聞き流せる大雑把なバンドではありません。生きるパワーをもらえます。
ヒロトの言葉で「ロックは遊びなんだ」っていう本物のロックの熱量が伝わってくるアルバムです。
ヒロト作、マーシー作が6曲ずつの一番心に刺さる構成です。
M1「グッドバイ」
作詞・作曲/真島昌利
ハイロウズの2ndシングル。デビュー1発目から「サヨナラ」するという衝撃っぷりです。めちゃくちゃ少ない文字の歌詞の中に「決別」というテーマがバッチリ熱く存在しています。よくブルーハーツとの別れと言われていますが、どうでもいいです。マーシーのギターの音から始まって期待感にワクワクします。急に爆音になる演出のギターソロは胸熱な反則で心を鷲掴みにされます。
歌詞 : 過去はすでに完了したことです。生きているのは今この瞬間だけなので決して過去の犠牲にならないように、自分でコントロールできることとできないことを区別するのが大切ですね。過去の観点をこれからの生き方で変えない限り過去の犠牲者で終わってしまいます。
そんな哲学をハイロウズが教えてくれました。
1stシングル『ミサイルマン』のカップリングに「グッドバイ(LIVE Version)」が収録されています。1995年7月23日に大阪万博記念公園もみじ川芝生広場で行われたライブにて収録された音源です。
アナログレコードを彷彿とされるレトロ感あるデザインが音楽好きの心に刺さります。
※1stアルバム「THE HIGH-LOWS」からのシングルはアナログ盤は発売されていません。
M2「ママミルク」
作詞・作曲/真島昌利
1stシングル「ミサイルマン」にモノラルバージョンが収録されています。クロマニヨンズを聴き慣れているとモノラルは馴染みのある音場です。
白井さんのキーボードが際立つ1曲です。ドラムの音からスタートして白井さんのキーボードが好感度高い演奏力で一発ブチかまして、多分ヒロトの鼻をすするような人間らしい音が聞こえてきたらマーシーのギターが合図になってハーモニカ、ベースと全員で爆発させるイントロが衝撃です。この曲のマーシーはバッキングに徹したギターを弾いています。
6分近い割と長めの曲で歌よりジャズのようなアドリブ感のある演奏部分のが長いです。これこそロックで遊んでいると感じさせるのが「ママミルク」の特徴です。
歌詞 : 深い意味はなさそうです。
ハチミツよりも甘いミルクを要求する、欲望に忠実なロックはこれです。
M3「ミサイルマン」
作詞・作曲/甲本ヒロト
ハイロウズの1stシングル。当時、発売前にラジオで初めて聴いた時は鋭い曲で攻めてきたなと興奮しっぱなしでした。デビュー曲ということでなのかは分かりませんが、全メンバーが技術的に優れまくった演奏なので素人がコピーするには難しいです。
イントロのギターリフからすでに燃えます。間奏でのマーシーのとんがったギターソロ。全員でバシッとキメるラストは非常にキレがいいです。
究極のわがままであって最高の自己肯定、決して自分を裏切らない男の歌だと解釈しています。
歌詞: いい意味での物凄いショックを受けました。今聴いても初めて聴いた時の感覚と変わりません。かなり重要な「自分軸」があると感じます。自分の意思で生きることの大切さですね。
すごいわがままに聞こえますが、むしろ自分を完全に肯定していると感じました。
なんか食わせろと要求して、そんなもんじゃねぇと突き返す。自分のためにそこまでするのはいいことです。聴くとそう思わせる説得力。
2ndシングル「グッドバイ」同様に一発目でアナログレコードを連想させたデザインがたまらないです。1995年当時は12cmのマキシシングルがそこまで一般化していなかったので特別感がありました。ちなみに4thシングル「胸がドキドキ」からは8cmのシングルCDでリリースされました。
1995年にいしだ壱成主演で放送されたドラマ「未成年」の第1話にハイロウズがライブシーンで登場していました。うろ覚えですが曲は「ミサイルマン」だったはずです。
M4「BGM」
作詞・作曲/甲本ヒロト
いつでも頭の中にBGMが流れているから曲の世界には共感できます。BGMって大事だなと気付かせてくれる1曲です。この歌詞を書いたヒロトもどんな時でもやっぱりBGMが流れているんだと嬉しくなりました。
Bメロでボーカルがマーシーに変わる瞬間のスリリングさはブルーハーツの「ハンマー」の衝撃と同様です。
歌詞 : 音楽好きにはたまらないメディア満載です。各種媒体の名称を歌われたらニヤケてしまう。CD、LP、MD、DATとヒロトもいろんな媒体で音楽を聴いているんだなと発見できました。
「しらねえ」と「しなねえ」をかけているのがキュンとします。「おらしなねえ」と言い切る大胆発言。生きることへの楽しさを感じます。
サビの歌詞で魂を揺さぶられます。生き方を選ぶときのBGMは何にしよう。そのBGMこそが今の自分の生き方なんでしょうね。
M5「ジュー・ジュー」
作詞・作曲/真島昌利
2ndシングル『グッドバイ』のカップリング曲にもなってました。
「自由」がテーマの曲です。やりたい事をやるという自由な思考が爽快です。マーシーらしいチョーキングたっぷりのギターソロが聴けます。一度終わって微かな笑い声が入ってからテンポアップして戻ってくるラストが好きです。
タイトルの「ジュー・ジュー」とは「自由自由」と叫んでいると思いながら聴くと自由になれます。
歌詞 : 仕事に行かない快晴の土曜日は自由な心でいられるので、午前中から太陽の下でビールを飲むと自由はあふれてるなと実感できます。「自由はあふれてる」という言葉は心に染み渡ります。
昨日はお金を燃やしたというのが衝撃でした。無駄使いがしたくなったから明日はお金を稼ごうって発想が自由だなと感じました。だけどお金に価値を置いていないところが本当の自由だと感心します。自由には自分の意思でなれるんですよね。同調圧力とはかけ離れた曲だな。そこがいいんです。
M6「ツイスト」
作詞・作曲/甲本ヒロト
アルバム一番の踊り狂える1曲です。めちゃくちゃ軽快なリズムで、これを聴いて体が踊り出したくならない人はいません。知識がなくて音楽的な説明は出来ませんがこの曲のマーシーのギターソロは独特で、これまであまりなかったタイプだなと心を奪われました。なんかよく分からないけどカッコいいってやつです。
“たしなむていどにツイストを”
と繰り返し歌われます。
【たしなむ】
・好んで親しむ。愛好する。
・好んでそのことに励んでいる。
【ツイスト】
・ひねること。 ねじること。 また、縒(よ)り合わせること。
・1960年ころ米国に起こり世界各国で流行した、足や腰をねじるように動かしながら踊るダンス。
「たしなむ(嗜む)」ってなんとなく意味も理解していたし知っている言葉ではあったけど、自分で使ったことはないなと気付いてすごい頭に残りました。
歌詞 : 人間らしさに溢れていて共感します。曲の中で“たしなむていどにツイストを”と何度も歌われているように、発散することも大事だとハッと気付かせてくれます。「ツイスト」はそんな時にも効果的です。
M7「スーパーソニックジェットボーイ」
作詞・作曲/真島昌利
3rdシングルです。シングルはリカットではなく新録バージョンです。でもそっくりです(笑)レコードだと盤をひっくり返してここからがB面です。
タイトルのインパクトは大ですね。もちろん曲自体も一度聴けば頭に残り、何度も聴けば心に刺さる名曲です。今よりずっと楽に生きるためには取り入れたい考え方が満載です。楽観的で生きる強さを持った曲です。
歌詞 : 出だしからいきなり気分が高揚します。一緒に人生をブッ飛ばしたくなってきます。
超絶楽観的な歌詞の一節には悩みなんか忘れてしまいます。この曲を聴いた後には悩みなんて小さいものだと思えます。
悩んだ時の自分にかけてあげたい言葉も歌詞にあります。それから不誠実な批判屋にも。ちょっとダメかもって自信をなくした自分さえ肯定できてきます。
好きに生きればいい、自分の勝手で生きればいいとささやかれている気がします。たしかにそれはロックの勝手だけど、俺はロックで楽しめればいいんだってことですね。「ロックはもう死んだ」という一般的な価値観よりも自分は何を信じるのかが大事です。この3番でマーシーのコーラスが入るのが盛り上がりポイントです。
「スーパーソニックジェットボーイ」には生き方が、哲学が炸裂してる。何も考えていなかった10代、20代の頃より深い思考をするようになった40代の今の方が音楽の歌詞は刺さってくるのが不思議です。
カップリングはなんと名曲「日曜日よりの使者」新録バージョンです。
M8「なまけ大臣」
作詞・作曲/真島昌利
個人的にはかなり好きです。サビは“ゴロ ゴロ ゴロ ゴロ ゴーロゴロ”と歌うなまけることがテーマの名曲です。生きにくさを払拭するには一生懸命に生きないことが超重要で、この「なまけ大臣」を聴けばその正しさが分かります。もう自己犠牲とかやめてなまけましょう。自分に忠実なのは本物の真面目さです。
サビ直前の「イェイ! イェイ! イェイ!」のマーシーのシャウトは激アツでブッ飛ばされます。
歌詞 : 「手続きなしで」が重要です。ほとんどの事には手続きがあって面倒くさいのが現実です。この曲を聴いて、うっとうしい事もメイワクな人にもサヨナラを言う決心がついて幸せな自分の世界を作り始めました。
「果報寝て待つ大統領」って!うわあーー‼︎このぐらいの気持ちで生きていたい。この後すぐにマーシーの「イェイ! イェイ! イェイ!」が入るもんだからアルバムの胸熱ポイントです。
これは本当の誠実さです。自分がやりたくないことはやめる。自分の意思で生きる。そのためにはどうすればいいのかを考えます。本を読むのが好きなのでマーシーに生き方の本を書いてほしいというのは個人的な感想です。
働きたくない日のテーマソングでもある。
すごく憧れます。
日本人はあまりなまけない、、私にはその社会は生きづらい。
そんなに頑張らなくても、、もっとなまけよう、一緒に遊ぼう。
大嫌いなのは根性論。
そんな浅はかなものでは何一つ解決しない。
M9「ヤ・バンバ」
作詞・作曲/甲本ヒロト
テンポのいいライブ映えするアレンジで、歌詞からはパンクの強烈な反骨精神を感じます。意味がないと言われがちですが、実はすごく深いよなぁと学んでしまいます。解釈の仕方は人それぞれなのは当然ですが、歌詞の意味と自分の経験が繋がって点と点が線になった瞬間に鳥肌が立ちました。
歌詞 : ただ古いだけのもの、既成概念よりも新しい考え方と感性と価値観が世界を変えるというメッセージに聞こえます。
「システムの麻酔弾」とは日本特有の昔ながらの個性を殺す同調圧力でしょうね。凝り固まった石頭も下品な連中が信じ込んでる年功序列も受け入れない強さがあります。「サボってサボって」とこの曲でもやっぱり歌われているようにサボる、なまける、手を抜くというのは、みんなと同じようにかしこまって生きず頑張らないためには重要なことです。
みんなで頑張ろうとか、みんな頑張ってるんだからお前も頑張れってのは間違っています。みんなのことは自分にはなんの関係もありません。日本ではみんなと同じでなければ不安になってしまいがちですが、みんなと同じは実は不幸なことです。
サビの歌詞は強烈で爽快です。うるせえババアとうるせえジジイをぶった斬ってくれます。人間としての正しさで「有害」な「老害」を黙らせろ。
M10「ビッグ・マシン」
作詞・作曲/甲本ヒロト
「うぃ〜お〜わ〜お〜」というマーシーのスライドギターがインパクトのある頭に残るヒロト作の下ネタソング。イントロのギターだけでも下ネタソングだと理解できるすごさ。ヒロトが割とこういった曲を作りますが、アルバムのこの辺の位置に入ってると盛り上がります。間奏が終わる時のアコギの弦を弾く音が印象的です。
気を抜いて聴く方が楽しめます。
歌詞 : 笑いもありつつ、他とは違うヒロトの言葉のセンスが溢れています。マーシーのコーラスが入っているのが音場が広がる好ポイントです。
「キューリとサクランボ」ってそれ以外に想像できないのがステキです(笑)それ以外をイメージさせない比喩表現てすごい。
M11「バナナボートに銀の月」
作詞・作曲/真島昌利
マーシーボーカル曲。この1stアルバムを初めて聴いた時、ハイロウズにもマーシーボーカル入ってた!と喜び倒しました。何のメディアだったか忘れてしまいましたがこの曲について語っていたマーシーがこの曲は「オレが歌うか」ってことになったと語っていました。歌ってくれたことに感謝します。あなたの歌声が必要です。求めています。
ブルーハーツ時代にマーシーがボーカルをやっていた曲の世界にかなり近いです。「俺は俺の死を死にたい」のような印象があります。バンドの中のマーシーはその世界が似合います。ギターリフが効いていて、激しいシャウトたっぷりの魂の曲。いつもより1.5倍ぐらい多めなシャウトが聴きどころです。聴いてるとノリノリになってきます。
発売当時は出だしの歌詞の印象から整体のオヤジの歌かと思ってましたが、そんなことはないですね(笑)
歌詞 : 誰もが生きているだけで奇跡だと悟っている歌詞が大好きです。生きていることが奇跡なんだから価値がない人なんていません。
マーシーがめちゃくちゃ大事なことを歌ってくれます。自分の価値観で、持っていると他人から羨ましがられるものではなく本当に自分が欲しいものを手にした方が幸せだよということです。
サビの「ダイジョウブ」は唯一無二のカタカナ表現とロマンチックな情景が浮かぶ歌詞が虜になってしまうマーシーの感性です。
誰かの予言とかじゃなく自分が感じてることがすべてです。それよりも想像力があるじゃないかと、しかも韻を踏んでるところがマーシー節全開です。
2ndシングル『グッドバイ』のカップリングにLIVE Versionが収録されました。LIVE Versionのが臨場感があります。
M12「日曜日よりの使者」
作詞・作曲/甲本ヒロト
1stアルバム発売から9年後の2004年にこのバージョンがリカットされてハイロウズの22thシングルにもなりました。
3rdシングル「スーパーソニックジェットボーイ」のカップリングに新録バージョンが収録されています。
確実にハイライトです。すべての人の重い気持ちを取り払ってくれる名曲です。「シャララーラ」というポップなコーラスに覚えやすいメロディ。日曜日というキーワードと曲調からは気楽さを感じてビールが飲みたくなります。この独創的なタイトルを生み出せるのはヒロトしかいません。一言一句すべての歌詞が心に染み渡るほどの名曲です。
ラストにアルバム唯一のアコースティック調のこの曲は存在感抜群です。アコギのギターソロもマーシーの優しさが溢れていていい雰囲気です。
歌詞 : 悲観せず楽観的なのが日曜日よりの使者ですね。人間のデフォルトは悲観的なので、それを楽観的に変えられた人はものすごく尊敬します。
これこそが大物だなぁと感動させてくれた歌詞です。嘘は相手を傷つけますが日曜日よりの使者は適当な嘘ですよ。しかも、その上で誰一人として傷つけないって思いやりが深くなければできません。歌詞のような自信を持って生きている人に憧れます。
ラストはなんとなくフェイドアウトするのかと思いきや、しっかり演奏し切って終わるのが好感度高いです。
このアルバムがリリースされた年の1995年12月31日のライブです。生中継ですね。みんなが期待しているヒロトが代表してやってくれそうなことです。生中継でモザイク入れる余裕はないから、映っちゃってます(笑)こういうこと出来るのが本当にすごいよ。僕はこの衝撃を自分の目で生で見たことがあります。
「THE HIGH-LOWS」の歌詞カードにはなぜか『ザ・ハイロウズのテーマ』の歌詞が掲載されていますが、曲自体は収録されていません。収録は1stシングル「ミサイルマン」のシークレットトラックです。逆にシングル「ミサイルマン」の歌詞カードには『ザ・ハイロウズのテーマ』の歌詞が掲載されていないという楽しいことがありました。シングル、アルバムは同時発売だったので両方買った人はこの遊びの特典に気づいたはずです。
1stアルバム「THE HIGH-LOWS」収録曲がバージョン違いや新録になったりもして、7曲もシングルに収録されています。
つまり聴きごたえたっぷりな1stアルバムです。
音楽は頭で聴くより心で聴く方が楽しいですね。歳をとればとるほど若い頃とはまた違った良さに気付く瞬間があります。より深くグッサリと刺さってくる言葉たちがこんなにたくさんあったのかと知ってしまった時には生きる自信が確信に変わります。
ライブにも行きました
ブルーハーツのライブには行ったことがありませんでした。「リンダ リンダ」を生で聴いたことがありません。しかしハイロウズの1stアルバムリリース後のツアーは社会人1年目であったのでやっと自分で行動できるということでもちろんライブに行きました。目の前で見るヒロトとマーシーは足がめちゃくちゃ細くてリアルに「ロックの人」だなぁと“一発目の弾丸は眼球に命中 頭蓋骨を飛びこえて僕の胸に”(十四才より)という体験をしました。
プロのバンドのライブを見たのはハイロウズが初めてでした。この1stアルバムの全曲を生で体験しました。圧巻のプロフェッショナルです。
未開封Tシャツコレクション
1stアルバムをリリースした頃のツアーグッズの筈ですが、正直どのツアーのグッズだったのかあまり覚えていないので時期が違うものもあるかもしれません。記事中に掲載した画像もツアーグッズだったと思いますがCDの特典なんかだったかもしれません。
確実に行ったのはTOUR 96 KING BISCUIT TIMEです。
今作のジャケットデザインのTシャツです。
「KING BISCUIT TIME」ツアーのTシャツです。
アナログ盤が再発売されました
2020年にハイロウズの全オリジナルアルバム8作と編集盤2作が完全限定生産でリリースされました。意外にも定価は3000円とごく普通の価格です。しかも180g重量盤なので音質重視になっています。限定ということはいつかはなくなります。筆者は当時のオリジナル盤を持っているので買いません。
※記事中のアナログ盤の画像は1995年のオリジナル盤です。
Amazonなら12%OFFでまだ買えます。
2ndアルバム【Tigermobile】
ありがとうございました。
また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。