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【THE HIGH-LOWS/GO! ハイロウズ GO! 絶頂期を実況録音な名盤レビュー】

投稿日:2022年3月12日 更新日:

こんにちは。

「GO! ハイロウズ GO!」は1999年リリースのハイロウズのミニアルバムです。実況録音盤。ライブ盤です。

名作4thアルバム『バームクーヘン』のライブ盤とも言える興奮MAX最高潮なミニアルバムです。

しかも『バームクーヘン』のおいしいとこ取りです。

ブルーハーツ時代にはなかったですがハイロウズは「ミニアルバム」を2枚リリースしています。この実況録音盤と4曲入りの『4×5』です。

ミニアルバムのカテゴリーになってはいるけど、これはライブアルバムですね。

ハイロウズはライブバンドです。本作は彼らの真骨頂が聴けるというわけです。間違いなく本人たちが一番楽しんでいます。

彼らにしか出来ないウソのないライブ盤です。

ライブならではの歌い回し、ちょっとしたギターのアレンジなんかも聴きどころです。こういうのってバンドとお客さんのテンションに比例してるだろうから、こいつはテンションMAXだ。

つまり熱狂のライブ盤です。

THE HIGH-LOWS/GO! ハイロウズ GO!(1999)

「GO! ハイロウズ GO!」とはライブでハイロウズを呼ぶ時の定番の掛け声ですね。アンコールの時もこれでした。

ファンにとってはボリュームが足りないと感じるところではありますが、全6曲20分で聴ける手軽さは割と重宝します。

このライブアルバムの最大の特徴はとにかくハイテンションです。ハイロウズもファンもライブ会場のすべてが高いテンションであったその瞬間の空気感が味わえます。

もう一つの胸熱ポイントは1曲だけ当時の新曲(パンダのこころ)が収録されていたことです。

ライブ盤にありがちな音が悪いということはありません。「バームクーヘン」が一発録りのほとんどライブ録音なアルバムだったので大して変わりません(笑)

1999年当時アナログ盤も同時リリースされました。

このアナログ盤がハイロウズ初の10インチで、購入当時は10インチのアナログという存在を筆者は知らなかったため若干戸惑ったのと今まで扱ったことのないサイズのレコードにワクワクしました。

10インチのレコードは棚に並べた時の違和感と扱い慣れないサイズ感です。

ハイロウズには10インチのレコードがもう一作存在します。次作である5thアルバム「Relaxin’ WITH THE HIGH-LOWS」がそれです。

M1「罪と罰」

作詞・作曲/甲本ヒロト

「GO! ハイロウズ GO!(掛け声)」

「チャッチャッチャッ(手拍子)」

定番の出ばやしスタイルから本作は始まります。ハイロウズのライブに行くといつもこれをやってました。この部分をしっかり収録してくれたのがライブ感に溢れていて惹き込まれるポイントになっています。

登場したマーシーが“ジャーーーン‼︎”とギターを一発鳴らしたあとヒロトがハーモニカを軽く吹きます。それだけでロックの熱さを感じるのがハイロウズのすごいとこ。

「こんばんは、ザ・ハイロウズでーーす!」

テンション高めのヒロトのMCでライブスタートです。マーシーの歪んだギターが耳にも胸にもガツンと来るリフを弾く。ロック以外の何者でもない。バンダナを巻いて高すぎず低すぎない位置にギターを下げてるその姿はいつも憧れの対象だった。サビではキーボードの白井さんのコーラスがバッチリ聞こえてきます。

「罰を受けてるヒマはないぜ」という今この瞬間を自分らしく生きるための歌詞が輝いています。瞬間が人生なんですよね。

聴くと行動しようと決意できる曲のライブバージョンは何か決断する時の起爆剤にもなります。

ラストに「I am guilty」と歌っているのが印象的です。

※guilty

有罪の。犯罪的な。

「オレは有罪だ」と叫んでいます。

M2「モンシロチョウ」

作詞・作曲/真島昌利

間髪入れずに2曲目スタートです。

「モンシロチョウ‼︎」

興奮ぎみのヒロトのMCで演奏が始まります。

めちゃくちゃ気持ちいい曲順だなとライブ会場の雰囲気のまま興奮MAXになれます。

なんてカッコいいリフなんだと惚れ直す瞬間です。

4thアルバム「バームクーヘン」に収録された名曲のライブバージョンだ!なんかスゲー!と感じます。

ライブバージョンではスタジオ録音版とは違うヒロトの歌い回しとか最高です。

当日の空気感が伝わってくるライブバージョンはスタジオ録音の音よりも、もっと直接的な生音として耳に届きます。そこが素晴らしいです。

M3「ハスキー(欲望という名の戦車)」

作詞・作曲/甲本ヒロト

「ハスキー!欲望という名の戦車ー!」

4thアルバム「バームクーヘン」からの名曲のオンパレードです。アルバム3曲目にしてやっとサビのコーラスでマーシーの歌声が聞こえてきます。

マーシーのコードストロークがとにかく上手い。キレイに流れるような、それでいてパンクロックなこの音は唯一の存在です。

ヒロトの声は力強いな。サビの時に隣で歌ってるしゃがれ声に惹かれちゃうな。

こんなにテンション爆上がりなサビはなかなかありません。ハイロウズとお客さんのテンションの高さが余裕で感じ取れます。

M4「ガタガタゴー」

作詞・作曲/真島昌利

前の曲で一度フェイドアウトして一瞬の間のあとこの曲が始まった途端に…

「アーーーーー‼︎アーーーーー‼︎」

マーシーがめちゃくちゃ叫んでる。連発してる。これが聞きたかった。ロックの魅力。

ロックの精神が大爆発したマーシーの名曲です。

ライブ盤の醍醐味というのか、スタジオ録音の「バームクーヘン」ではピー音で隠されていた例の歌詞(薬物の名称)もハッキリと聞き取れます。すごく微妙にボカしが入ってます。が、ちゃんと聞こえます。ロックイズムにゾクゾクします。

途中で声がひっくり返ってしまっているのもライブ録音ならではで楽しいです。演奏すべてがそうですが、こういうノンフィクションな瞬間が聞けるのが重要なところです。

「ガタガタゴー」のライブバージョンが収録されたのがなんとも嬉しいです。

薬の名称は歌詞カードにはやっぱり掲載はされていません。

ですが、『マッキー』と言ってしまってます。当時のリアルタイムネタです。

ラストにもマーシーの魂のシャウトが入っててヤバめのテンションのまま新曲に突入します。

M5「パンダのこころ」

作詞・作曲/真島昌利

新曲です。音楽スタイル、アレンジ的にはハイロウズが最も似合うパンクです。その上でかなりキャッチーです。一度聞いたら確実に記憶に残ります。

マーシーの流れるコードストロークが心地よく響きます。この気持ちよさを他のギタリストに感じたことはないんだな。ピックスクラッチの炸裂音も尋常じゃない。

タイトルからは想像もつかないほどに生き方について重要な哲学を学べてしまう。

カウントの直後にイントロなしでいきなり「パンパンパンダパンダ」です。初めて聴いた時は、盛り上がってるけど何の曲なんだ?と思いました。

マーシーのプライベートを覗いたような感覚です。パンダと差し向かいって表現が詩人です。

バカなものを斬り捨てる歌詞に感銘を受けました。そんなもの見本にするよりも自分らしい生き方が何より幸せです。この曲を誇らしげに演奏するハイロウズはバカロッカーではないと筆者の直感は言っています。

パトカーをパトロールカーというのが新鮮に感じました。考えたこともなかったけどパトカーの正式名称は「パトロールカー」なんだな。しれッとシャレが入っているのがマーシーらしいです。

めちゃくちゃパンダのこころになってる歌はこれ以外にないですね。

私は多分パンダに会ったことがありません。

M6「バームクーヘン」

作詞・作曲/甲本ヒロト

締めはやっぱりこの曲です。

人間に生まれた自分のことを好きになるきっかけの曲です。これを聴いて自分の可能性とか見出せない人はいません。それでも何もしないんなら“有罪”です。

ライブバージョンだとマーシーのギターが冴えててよく聞こえます。一段と生々しい音になったライブバージョンです。

人間の形を肯定しているこの歌詞には勇気付けられます。

「どうもありがとう!また来るぞ、ザ・ハイロウズ」

曲が終わった後にドラムの演奏が聞こえてきます。これは‼︎「ミサイルマン」ですね。残念ながら収録はされていません。

ラストに「GO! ハイロウズ GO!」」とお客さんの掛け声が入っているのが嬉しい演出です。

これ興奮冷めやらねえよ。

本作は絶頂期のハイロウズを体験できる全6曲の実況録音で「バームクーヘン」のコンパクト盤とも言えそうなミニアルバムです。

CDはAmazonなんかの中古は数百円で買えます!

※本作『GO! ハイロウズ GO!』のアナログ盤は再発売されていません。他のオリジナルアルバム8作、企画盤「flip flop」シリーズ2作は2020年にアナログ盤の再発売がされています。

4thアルバム【バームクーヘン】

3rdアルバム【ロブスター】

ミニアルバム【4×5】

2ndアルバム【Tigermobile】

1stアルバム【THE HIGH-LOWS】

ありがとうございました。

また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。

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『2024』

昨年はたくさんの方々に記事を読んで頂き、心より感謝申し上げます。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

今はきっと人々が変えた未来。

来ないと思ってた平和な世界。

一つハッキリと言えるのは、以前より明るい笑顔が増えました。

今年も私は「無理せず、気張らず、頑張らず」で行きます。

現在は読みにくさのあった古い記事から順に、より楽しいものに一新していく作業をしています。

クロマニヨンズの新譜が心に響き次第、レビューいたしますので、また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。

いつまでも幸せがありますように。

健康に心穏やかに、ロッケンロー!!

M☆MUSIC/UME

【クロマニヨンズNEWS】

【クロマニヨンズNEWS】

ニュー・アルバム『HEY! WONDER』
2024/2/7発売決定!

CDとアナログ盤が出ます。
完全生産限定アナログ盤はいつも通り良心的な価格です。
レコードの価格が高騰しまくった今の世の中で、普通に3000円て思いやりが溢れてます。

<収録曲>
1.あいのロックンロール
2.大山椒魚
3.ゆでたまご
4.ハイウェイ61
5.よつであみ
6.恋のOKサイン
7.メロディー
8.くだらねえ
9.ダーウィン(恋こそがすべて)
10.SEX AND VIOLENCE
11.不器用
12.男の愛は火薬だぜ ~『東京火薬野郎』主題歌~

今回も興味深いタイトルばかりで、既にテンションが上がってきました。
ツアーも楽しみです!

ニュー・シングル「あいのロックンロール」12/13発売決定!!

1.あいのロックンロール
2.SEX AND DRUGS AND ROCK’N’ROLL

CDと7inchアナログ盤が出ます。

ロックンロール尽くしなシングルで超楽しみです!
タイトルだけでワクワクさせるクロマニヨンズ!

40代、人より物が好きです。

唯一の問題は冗談のセンスが全然ないということ。

繊細なものが好きです。

細やかで、誠実で、ピカピカに光ってて、そこら辺には落っこちてないもの。

マーシーやヒロトの突き抜けたロックンロール!永遠のウルトラミラクル!

ダイナミズムと同時に存在感する繊細さと誠実さに心が動きます。

「最近なんか疲れちゃってる人へ」

気楽な日曜日の昼間なんかにビールでも飲みながら聴いていってください。

【アントン・カラス/ハリー・ライムのテーマ】

Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

レコードに次いでカセットテープの人気が上がってきてるみたいです。

私はカセットがとても好きです。もちろん私の中でも一度終わったメディアですが、個性的なものはもう一度好きになったという感じです。最近はカセットばかり聴きます。

小さくて手に馴染むサイズ感はかわいいと思います。A面とB面があるわずらわしさが、音楽を聴く楽しさに変身してます。

それで、ブルーハーツのシングルのカセットが欲しいとずっと思っていました。全シングルがカセットで存在している訳でもありません。たまに出品されていても割と高値が付いて買えません。

でも欲しかったし、貧乏なオレには買えないのはとっても悔しいので自分で作りました。

ジャケットも出来る限りオリジナルに忠実になるように自作しました。

生のテープが安く手に入ったので制作に踏み切りました。

自作カセットテープ↓

ハイロウズのカセットテープも作成しました。

ジャケットはレコードの帯の煽り文句をモチーフにしています。

見にくいだろ?イライラするだろ?(笑)

クロマニヨンズもあります。

素敵な音が出てます。

満足してます、納得してます、感激してます。だからもう高値で売られているものを買う気はありません。

ボロくても手作りには光があります。