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つまらない世界に“心のロックンロール”をブチかます無謀な企画 ★ロックンロールが鳴り響く!! ★

ザ・クロマニヨンズ

【ザ・クロマニヨンズ/ザ・クロマニヨンズ】単純明快!最も純粋なロック!!! 1stアルバム

投稿日:2022年10月15日 更新日:

こんにちは。

『ザ・クロマニヨンズ』は2006年リリースのクロマニヨンズのファーストアルバムです。

“ザ・クロマニヨンズ”は人間の始まりと根源である「生きる」をロックンロールで表現するバンドだと感じます。

ぶっちぎりの生命力。

クロマニヨンズ、突撃開始。

心の名盤:全曲レビューです。

ザ・クロマニヨンズ出現

2005年のハイロウズの活動休止発表の約半年後に“ザ・クロマニヨンズ”という新バンドの衝撃的なニュースが入ってきたもんだからいろんな意味で驚きました。

2006年、最大の衝撃。

あの活動休止発表の後、たった半年後だったことに嬉しさ爆発。

そして期待通りなのか期待を裏切ったのか、またあの2人なことに興奮が大爆発。

クロマニヨンズが世に出現した時に誰もが感じたであろう「2度あることは3度ある」が現実に。その事実に大歓喜です。

☆ザ・クロマニヨンズ出現メンバー

ボーカル : 甲本ヒロト
ギター : 真島昌利
ベース : 小林勝
ドラム : 桐田勝治

見慣れた2人の名前がまた並んでいることに思わずうれしい大笑いです。

ベースのコビーとドラムのカツジは、この時点ではサポートメンバーでした。

ベースの小林勝さんはその前にSADSのベーシストをやっていたので知っていました。この人がヒロトやマーシーと一緒にバンドやると一体どうなるんだ?とすごくワクワクした覚えがあります。

2024年現在でもメンバーチェンジすることもなく、ロックンロール爆走中。

バンド名はアルファベット表記だとちょっとだけ難しい「The Cro-Magnons」となる。

私は当時、変なバンド名だなと思ってました。

バンド名の由来

バンド名誕生の由来は信じられないような衝撃的な話でした。

奇跡的にヒロトとマーシーの二人が同じ名前を思いついたということ。

ヒロトの家でマーシーと酒を飲みながらバンド名のことを話していた時、ヒロトは思いついて「クロマニヨン、、、」とマーシーに恐る恐る呟いたら、マーシーは「おお‼︎」とびっくりしながらお尻のポケットから紙を取り出し『クロマニヨンズ』と書かれた奇跡のメモを見せたということでした。

マーシーはそんなこと考えたヒロトを「バカだなぁ」と思ったと言っています。

理解はできますが、信じられないような奇跡みたいなことが起こっていて震えます。

バンド名にインパクトありすぎ。

2006年9月20日デビューシングル「タリホー」発売、同時に{ ザ・クロマニヨンズ出現ツアー‼︎ }を開催。

“ザ・クロマニヨンズ”の始まり。

The Cro-Magnons/ザ・クロマニヨンズ(2006)


『ザ・クロマニヨンズ』は2006年10月25日リリースの1stアルバム。

平常心では追い付かない勢い重視の作品。

その勢いは、どうかしてる。

瞬発力のあるアップテンポの曲ばかり。

すっかりお馴染みのコンビ、ヒロトとマーシーのバンドとはいえ、ブルーハーツやハイロウズとはまた違った突き抜けた単純さに初めは戸惑いがありました。

単純すぎて難解⁉︎

客観性の薄い世界観であったり、短くて同じ歌詞の繰り返しの単調さになったりしたから往年のファンには受け入れて難い部分を感じたのは本音ですが、あとから重要なことに気付きました。

清々しすぎる瞬間が何度もある。

ロックンロールそのものをクロマニヨンズはやっているのです。

この時43歳のヒロトと44歳のマーシーが、新人バンドへ回帰したことで突き抜けた彼らのロックへの狂熱。

並大抵ではない。

ヒロトもマーシーもこういうことがやりたくなったんだなと彼らのロックイズムのアップデートを感じます。

“生身”のクロマニヨンズ出現です。

『ザ・クロマニヨンズ』収録曲

1. キラービー
2. エレキギター
3. 連結器よ永遠に
4. グレート
5. やわらかい
6. あさくらさんしょ
7. 草原の輝き
8. 歩くチブ
9. くじらなわ
10. 夢のロッケンロール・ドリーム
11. くま
12. タリホー
13. まーまーま
14. 土星にやさしく

全14曲43分。

無駄に長すぎずロック感抜群。

1分台や2分台の曲が多く、いつの間にか曲が終わってるという感覚。

攻撃的な勢いのある歌が多いと感じます。

アルバム全体から出る鋭いロックンロールの音が魅力。

作詞作曲の面でもヒロト、マーシー7曲ずつと黄金比で最高です。

2人の作る音楽が極端にストレートになった分、自分が感じたままの解釈が正解なんだと思います。

全員にとっての正解はなし、間違いもなし。

だからこそ歌詞の意味とかググらず、、、

そんなもの、感じろ!

曲の解釈はリスナーに委ねられているはずです。きっと彼らはそう言います。

クロマニヨンズになってからはリスナーの想像力を爆発させるためのスペース、あるいは余白を残しているという印象。

だから聴くたびに違った感じ方だって余裕でありえます。

歌をあまりにも説明しすぎないクロマニヨンズは芸術的、いや原始的で最高です。

バンドが自由ならリスナーだって自由。

つまらない世間一般でよく言われていたのは、歌詞が幼稚だとかいうこと。

そうじゃねえ、、、

ロックンロールの最新型を感じる。

1stアルバム『ザ・クロマニヨンズ』は3日という超スピードで録音されました。

制作ペースの影響なのか、とんでもない勢いのある曲が多数。

デビュー作にふさわしい勢い余った加速度。

みなぎるパワーまである。それはロックの高すぎる攻撃力。出てくるのはギンギンな音。

装飾なしの生身のロックンロール。

むろん、ライブ会場はカオス。

短めなものが多いという印象はあるものの、どれも研ぎ澄まされたメロディ。1回で覚えてしまえるインパクトがある。

こういった親しみやすさのないロックンロールなんて聴き続けられない。

どシンプルで超ストレートなアレンジ、歌詞、メロディの歌としての表現には、彼らのロックに憧れる「純粋さ」を誰でも感じられる。

このアルバムを表す結論としては、

ロックの最も純粋なかたち。

まっすぐ。単純明快。

それが1stアルバムの最大の特徴。

既成概念なんかまったく通用しない反骨精神を追求した彼らは「スタイル」としてではない姿勢とか精神性こそがパンク。

余計なものが何もなく極限までシンプルにしたサウンドと自由すぎるその姿勢。

ロックンロールが迫り来るポジティブなアルバムです。

なんか知らないけどクロマニヨンズって音楽を聴くこと以外の自分まで幸せに感じさせてくれます。

本作以降も「一般的」から大きくかけ離れたアイディアを作品という形にして発表していくバンド“ザ・クロマニヨンズ”に心を動かされ続けることになります。

クロマニヨンズは聴けば聴くほど沼る現実。

シングル曲は1stシングル「タリホー」が収録されています。

2006年9月20日リリース。

CDと7インチレコードが同時発売。

「タリホー」はアルバムに収録されたものとは別バージョン。

シングルのカップリングには、ヒロト作「弾丸ロック」、マーシー作「クロマニヨン・ストンプ」が収録。

2曲ともに本作には未収録。

特に「クロマニヨン・ストンプ」は現在でもライブで披露されることもあり、必ずめちゃくちゃでぐちゃぐちゃの揉みくちゃ状態になる強刺激のロック。

2006年アルバム発売当時、CDとアナログ盤が同時発売されました。

アナログ盤の方は限定生産だったため、既に売り切れです。

これからクロマニヨンズのアナログ盤をコンプするには定価の数倍の金額がかかりますが、揃えられないことはないと思います。

初期のクロマニヨンズの音源はまだ「モノラル」ではなく普通の「ステレオ」です。

CDでもレコードでも今回のアルバムはステレオなので、ど真ん中の迫力よりも心地よい音の広がりを感じられます。

このステレオとモノラル、2作目から大胆に事情が変わります。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

日常的になんかそこら辺で鳴ってるただの音楽ではありません。

爆音のロックンロールです。

ザ・クロマニヨンズの尽きせぬ“創造力”が何より一番の魅力。

43分間、凄まじき勢いでブッ飛ばす1枚目。

生命力を爆上げしたい日にオススメ。

オーライ!ロッケンロー!!

M1「キラービー」

作詞・作曲/真島昌利

1曲目から「どうかしてる」勢い。

パンキッシュなアレンジ。

ライブの一発目にピッタリなアップテンポ。

曲が始まる前の原始人をイメージさせる叫び声や奇声と、「クロマニヨン」とささやく声が私の期待感を爆上がりさせる。

これ絶対普通じゃないと悟った。

その後、唐突にロックンロールが始まるのが強烈です。

カツジのドラムの一撃をきっかけに、急すぎるし突然すぎるフルパワー & フルスピード。

ちょっとびっくりする人もいるかもしれない。

その音には強すぎる生命力がある。

凄まじいスピード感のある豪快なイントロを経て歌のメロディへ。

「ブンブンブブーン」と、思いっきりブッ飛ばしてる時の疾走感を歌うのが1曲目からかなり刺激的。

いきなりアクセル全開でロックの煽り運転。

最初のドラムの一撃以降の演奏部分のみだと余裕で2分を切る超特急。

カツジのドラムがキレッキレ。

コビーのベースが図太く攻撃的。

マーシーのギターの歪み具合がロック。

ヒロトの歌が地球の隅まで届きそうな威力。

ライブでやることを大前提に作られたような勢い重視型。必ず狂熱がぶつかり合う。

まだ寝ぼけた朝にこれをかけると、一音目でただちに超覚醒する効果あり。

それはとても猛烈で、ありふれた朝にガツンとくるエモーショナルな衝撃。

夕方の疲れてパッとしない心へも、再始動するためのパワーがブチ込まれる。

初めて聴いた時から一緒になって豪快に歌えてしまうAメロの破壊力。

サビではマイナー調のメロディが感情を深く刺激する。

宇宙で一番の最高速にて、いつでも私のピンチを救ってくれるヒーローがやって来た。

ギターソロなし。

余計なことはしない。

だから最初から最後までトチ狂った勢いのみでロックンロールが突っ走ってく。

ライブ会場では覚悟が必要。

デビュー作の1曲目からとことんストレートなやり方で救いに来てくれるなんて。

まったく、、魅力ありすぎ。

邪魔者なんか完全排除してくれる胸熱ソング。

夜になったら今度はレコードで聴くと感動して涙が出そうだ。

「キラービー」はやろうとするすべての心を見捨てない。

ピンチがチャンスに好転する。

 

歌詞:苦情が来てしまいそうな程に短い歌詞。

なんと歌詞の大部分は“ブーン ブーン ブブーン”というカタカナでの擬音。

文章なんかほとんどありません。

しかしたったの2行で、頼もしいロックンロールのヒーローが私のすべてを救いに来てくれる思いやり。

こんなに少ない言葉に心の多くを救われてしまうのは何でだろう⁉︎

誰にでも伝わるハッキリとした言葉があるからです。それは嘘のない美しい言葉。

心に響くメロディがあって、熱い演奏があって、バンドの激しい魂を感じる最新型のロックンロールをピカピカに輝かせる最高の歌詞。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

2023年に開催されたライブハウスツアー{月へひととび}では、なんと1曲目にこの「キラービー」が披露された。私は体験した。

すごく久しぶりの「キラービー」の演奏。

リリースから17年経っても「どうかしてる」勢いは衰えることなく、むしろ勢いを増した爆撃にパワーアップしてた。

ギュウギュウ詰めの狭いライブハウスでクロマニヨンズが一発目の音を鳴らした瞬間、全体的に人がズンッ!と50cmは前に出たからすげえビビった。

まだ前にそんなにスペース空いてたのかよ!

すし詰め状態だったじゃん。

恐るべきクロマニヨンズの威力。

1枚目のアルバムの歌を、最新作の歌と一緒に同次元でやれるクロマニヨンズの普遍性に、もちろん大興奮した。

M2「エレキギター」

作詞・作曲/真島昌利

エレキギターという楽器の魅力が全員に伝わるロックンロール。

超短い歌詞。それの繰り返し。

またしても余裕で2分を切る歌。

これぞクロマニヨンロックだ!という印象。

ライブ映えしそうなズバ抜けた疾走感のあるシンプルアレンジ。

ジャカジャカ鳴らすエレキギターが冴える。

歌の内容にはマーシーにとってのエレキギターの大きな魅力が爆発してる。エレキギターをしびれるくらい好きな人が作った歌。

単純ですが、非常に情熱的。

これはもうエレキギターへのラブソングだ。

小さな子供だってこの超ストレートなカッコ良さに気付いて盛り上がるはず。

イントロなし。

いきなりデッカい声で歌い始める。

1曲目での「ブンブンブブン」もそうでしたが、この曲でも「ウォーオーオーオーオ」と言葉としての意味はない“音”を歌うコーラスが異常なインパクトがあって、1回で記憶にブッ込まれます。

直後にヒロトが歌詞を歌い出すと、ガツンとした強靭なメロディが鳴り響いて大興奮。

すぐに覚えたら、必ず一緒に歌いたくなる。

同時に頭を振りまくりたくなるし、力を込めた拳を高らかに突き上げたくなる。

思わずそうやって自分の存在までクロマニヨンズ以上に主張したくなるのが「エレキギター」の特徴。

早い話がロックンロールに激情してる。

この歌、またクロマニヨンズが自由奔放なスピード感でブッ飛ばしちゃってる。

そういう手ごたえこそが1stアルバムの大いなる魅力。私の部屋でロックンロールのライブが開催されてるみたいだ。

カツジのドラムは音源じゃなくて生音だと錯覚する実在感。

歪んだエレキを掻き鳴らすマーシーは自分のスタイルを貫き通す。

ヒロトの歌は歪んだエレキギターの音を踏襲しつつ空間に鋭く響く。

終盤でコビーのベースが熱く唸った時の聴覚への刺激なんかたまらない。

彼らの演奏を一言で表せば、過激だ。

最新型でありながら原始的な音とも言える。

極め付けは、短い歌詞の中で世界まで手に入れてしまってる豪快っぷりに私はシビレる。

 

歌詞:マーシーの独創性によってエレキギターが燦然と輝いてる。それだけ!

なんて事だ、1曲目より更に短い。歌詞の文章のブロックが二つしかない潔さ。

1番と2番しかなく、しかも歌詞が異なる部分は最後の一行のみ。

これぞ最も純粋なロックンロールの真骨頂。

子供にも理解できる事が重要です。

マーシーの心の奪われ方なんか最高。エレキギターにここまで奮い立たされてる人なんか見たことがありません。

こんなにカッコいいエレキギターを見た事もありません。

ビックリする程にシンプルだけど、爆発した気持ちがガッツリ伝わってくるのは事実です。

M3「連結器よ永遠に」

作詞・作曲/甲本ヒロト

すでに2曲やったのに、3曲目、まだまだとんでもなくギンギンです。

タイトルを見てそんな予感がしたけどやっぱりそうだった最高のやつ。

なぜかカッコいい、ロックの下ネタソング。

これをラブソングとして聴く人はあんまりいないと思う。

多分、多くの人が求めていたもの。

実際に聴いてみたら想像なんか遥かに超えた芸術センスにびっくりです。

マーシーが弾きまくって突っ込むロックンロールアレンジ。

あいつが剥き出しのアップテンポ。

誰にでも分かりやすい歌詞との相乗効果により、思いっきり親しみの湧くメロディ。

楽しいメロディに乗っかるヒロトならではの歌詞が最高なのです。

ここまで露骨に表現された歌詞はみんな好きだと思います。

遂にクロマニヨンズが“あそこ”へ歌う。

ギター、ベース、ドラムの音が爆音で突撃してくるイントロに早速テンションMAX。

イントロは短くすぐにヒロトが歌い出す。

もしかすると、何も着ないで何も履かないで歌ってるかもしれない。

間違いなく剥き出しにはなっている。

一瞬で惹き込まれる明るく楽しいメロディ。

1番を聴いた後の2番からは一緒に歌えるくらいの影響力がある。

明らかに下ネタソングなんだけど、言葉の芸術的センスが突き抜けていて美しさまで感じてしまう。ヒロトの類稀な魅力ぶっちぎり。

Bメロでのヒロトの「あそ〜こ〜」に続く全員でのコーラスが非常に爽快。

このBメロを聴きながら、不安や悩みに駆り立てられる人はいない。そんなものはこの歌の前では役に立ちません。

考える歌ではなく、今すぐ感じる歌。

マーシーの感情剥き出し、個性爆発のギターソロにはまたテンションが上がります。

わずかにだけ長めで楽しませてくれる。

ロックに熱狂しながらも、繊細な感性を際立たせたソロは心を奪われる瞬間が何度もある。

マーシーの神技、感情的なチョーキングの嵐。

間奏後にはメロディが転調してみんなの心を鷲掴みにします。

なんか知らないけどあそこがしみじみする。

下ネタソングに感動してしまう驚異的にやさしいメロディ。間違いなくそっとやさしい。

直後の一瞬にはマーシーの勇ましいシャウトが部屋中に鋭く鳴り響く。

ロックンロールを感じて鳥肌が立つ瞬間。

その後も最後まで連結器が黒光りし続けて、度を超えたインパクトの襲撃を喰らう。

結論:この曲だけはあそこで感じろ!!!

私にはすごくグッと来た。

頭から離れなくなる曲ナンバーワン。

 

歌詞:しかしこれ文字で読むとどんだけ感動的⁈ いや 、、、官能的なんだ。

ヒロトによるかなり高度な技術。

分かりやすい下ネタなのにバリバリのロックンロールとして成立してしまう神業。

大抵の場合はそのまま受け取ると、あからさまにすげえエロい歌詞です。

なのに下品な感じがしないのは意味不明だ。

大丈夫、この歌詞を嫌いな人はほとんどいないと思う。カッコいいだけでなく果てしなく明るい笑いもあるし。

あそ〜こ〜 (ぉぉぉ)
あそ〜こ〜 (ぉぉぉ)
あそ〜こ〜 (ぉぉぉ)

ところで確認した事ないけど、あそこってそこだよね?

オレ間違ってないよね(笑)

M4「グレート」

作詞・作曲/甲本ヒロト

これは誰もが“無条件”に規則を突破する先鋭なロックアレンジ。

ライブ会場がカオスなのは明白。

力一杯に拳を突き上げ、飛び跳ねてるヤツがたくさんいる。

やたらと速くてすげえ短い。

2分を切る演奏時間。

マーシーの過激なチョーキングが必要以上に唸るロッケンロー‼︎ の猛攻撃。

なんかもうやりたい放題。

そろそろ置いてきぼりにされる人もいるんじゃないかってくらいの勢い。

4曲目、まだまだ休んでる場合ではない。

何もやらずにグズグズしてたら怪我しちゃいそうなくらい音が尖ってる。

ペースダウンなんて、概念すらなさそうだ。

先にお知らせしませんでしたが、実はこのアルバムは聴くのに相当な体力が必要なのです。

しかもこの歌なんかたったの1分47秒に、ロックのカッコ良さをたっぷりで詰め込んでしまってる。

という訳で、短いけど濃厚なのが特徴。

大砲がブッ放されたのかとびっくりするイントロの一音目。

一音で“熱狂”決定。

同時にマシンガンでも撃ってるのかと感じるマーシーの激しいチョーキング。

容赦ないクロマニヨンズの突撃。

ヒロトが歌い出すと3秒で気分最高潮になるのが視聴中の皆様。

部屋はとっくにライブ会場さながらの熱気。

サビではとうとう全員がテンションの限界さえも突破してしまう。

パンクスピリッツ溢れる「オイ!オイ!」のコーラス。一緒に歌わない人なんていない。

ただ黙っていたり、じっとしてなんかいられないのが「グレート」の凄み。

凄まじい狂熱にライブ会場がブッ壊れそうだ。

短い中にもしっかりギターソロまである。

マーシーのロックへの熱狂が張り詰めて、音の尖ったギターが私の心のド真ん中に深くブッ刺さる。

たったの1分47秒でどんだけロックンロールにのみ存在する多くの魅力を感じさせるんだ。

クロマニヨンズの勇ましいサウンドが魅力。

きっと全員に起きてる現象がある。

何度でもライブの瞬間と同じ熱狂的な体験ができること。

あれ⁈ 何この超越しちゃってる自分のアホみたいなテンション。同じように現実なんか突破したのは私だけではないはず。

ロックンロールに騙されて、ライブ会場またはライブ盤だと勘違いしてた。

今、オレんちにマーシーとかヒロトがいたかもしれない。

 

歌詞:無条件にとても気分がいい宣言。

言葉は多くはありません。

むしろ最小限の言葉で誰かの心を動かします。

反骨精神を掻き立てるグレートな内容が最高で、世の中のルールとか誰かの謎のルールを破りたくなる打撃力あり。

短い歌詞に高い影響力があって、聴くと必ず純度100%の自分になれます。

言葉に強力なパワーがある。

人に行動させるほどの素晴らしいパワー。

受け入れるべきでないルールに縛られて疲れてしまった時にオススメの歌詞です。

ルール無用の子供心で聴くのが正解かも。

M5「やわらかい」

作詞・作曲/真島昌利

前の曲から間髪を入れずに攻めてくる「連続攻撃」といった印象を受けるのが激ヤバ。

また速い。やっぱり速い。すげえ速い。

やり過ぎな程にキビキビしてる。

クロマニヨンズ、体力ありすぎ。

スピード感と瞬発力が際立つロックンロール。

ギターが攻めるブッ飛びアレンジ。

音に隙間がなく、攻撃の手を休めることはなしという印象。マーシーが弾きまくる。

イントロからとてつもないスピードとパワー。

一瞬で私の心を鷲掴みです。

このアルバム、1曲ずつに特別なインパクトがありすぎて、自分の感受性の残りの容量が不足しがちになっちまう。

それぐらい刺激が強いということ。

最高のロッケンロー‼︎ が始まったぜと興奮必至なギターリフが、最高の更にひとつ上まで気持ちを上げてくれます。

演奏にパワーがみなぎってる。

ヒロトがフルパワーで歌う。

我らがヒロトみたいに自信を持ってハッキリと歌ってくれなきゃ誰かの心なんて動かない。

マーシーが作った歌詞が思いっきり想像力を掻き立てる。

ドライブ感と言うのか、コビーのベースは前進するのみの疾走感と力強さが特徴的。

グイグイ行く、またはブイブイ言わせながらブッ飛ばしてる時の決してひるまない感じ。

思わず、好奇心が煽られる。

2分ちょっとの短い曲の中にもバキバキで長めのギターソロが存在していて、ロック聴いてる感がたまりません。

こんなにトチ狂って尖ったギター、この人にしか弾けない。

暴走的なスピード感。

曲の後半に突入する直前にも衝撃あり。

相変わらず、マーシーのピックスクラッチの炸裂音は芸術的。2回もブッ飛んでくる。

その音に奮い立つ心がたくさんあると思う。

この人たち、何でこんなにキビキビしてるんだ⁈

もしやドーピングでもしてるのかと思ってしまうくらい全員のテンションが高い。

クロマニヨンズの瞬間ごとの熱量がぶっちぎりで異常なのか。

歌詞が“やわらかい”という一言しかないサビは最後に1回しかやらない。

ヒロトががむしゃらに歌う。

その後方から誰よりも煽りまくるのがカツジ。

最大限に盛り上げる激しいドラムの連打が人の心を大きく動かしてしまう。

聴きどころ満載のロックンロール。

ところでこの歌、タイトルに反してあんまりやわらかくはない。

むしろ強刺激だった。

 

歌詞:とうとうアルバム1の短さを誇るたったの5行。

マーシーが最短で感情を刺激するという偉業を成し遂げました。

学校での出来事、「人間」の行動を歌う内容。

深い意味はなさそうですが、一言ずつにインパクトの強さを感じる表現。その言葉たちに自分の感性を細やかに刺激されてる感覚。

少ない言葉、短い歌詞。

マーシーならではの独特な表現方法。

シンプルになったクロマニヨンズの、ロックンロール“らしさ”が一番前にあります。

M6「あさくらさんしょ」

作詞・作曲/真島昌利

ここで来た。勢いを保ちながらもそれだけでない、人の深みに感激するロック。

ヒロトが真心で吹くロックンロールのハーモニカ入り。

6曲目もテンポは十分はやい。

しかし歌詞では「もっとはやく」と指揮者が怒鳴る。

冒頭から歌われる“ありがとう”という感謝の言葉が心へあたたかく響きます。

歌詞もメロディもアレンジも深みがあり、どちらかと言うとゆっくりジワジワと胸が熱くなっていくのを感じるロックンロール。

1回目から多くを感じますが、10回目ではもっと深いところへ刺さります。そういう曲。

疾走感がありつつ、サラサラ流れる心地よいアレンジは魅力的。

抜群に親しみやすいメロディが特徴。

相変わらずの凄まじきスピード感と、それでいてこれまでと違う特別な聴きごたえ。

それは鳴っているすべての事柄が、私の胸の真ん中にそっと触れてくるという感触です。

曲中で何度も“ありがとう”と感謝の言葉が歌われると、自ずとやさしい気持ちになって「あさくらさんしょ」をどんどん好きになる。

クロマニヨンズは人の心を動かす達人。

特にサビのメロディと歌詞には胸が熱くなり、心までが反応してグッと来る。

サビで力が入ったヒロトに、ロックンロールの底力を聴いた。

音がキラッキラに光って聴こえたのと、目の前の世界まで光って見えた。そんな貴重な体験までクロマニヨンズは提供してる。

その奥深い歌詞は多くの人の心に残ります。

何年経とうが心から消えません。

長ったるい間奏なんか無し。

その代わり、ヒロトの短めのハーモニカのメロディがここにしか吹かない特別な風を吹かせてる。

この歌の絶妙な難解さが心を震わせます。

それはクロマニヨンズが残した想像の余白だから、それぞれが自由に楽しめそう。

わかったことはないかもしれない。

ただし、心が音楽に感動するという大事な気持ちを思い出したという結論が出た。

 

歌詞:私にはハッキリと何の事なのかはわかっていないけど心に沁みる不思議な感覚。

そこに深さがあることは確信しています。

歌詞カードを見た時に、いろんな事の動作音をカタカナで表記しているところに面白さを感じました。

マーシーのセンスと貫徹力に感動。

この歌詞の記憶に残りやすい強烈な箇所であるサビの一文は、なんだか胸を撃ち抜きます。

“わかったんじゃない 思い出したんだ”

意味なんてなさそうで、すごく深い人間学的なことを歌っているようにも聴こえてきます。

きっとマーシーの実体験であるから、とてつもない感情のリアリティーを感じる。

深いのに軽やかに歌うのが、クロマニヨンズのおもしろい余白なところ。

M7「草原の輝き」

作詞・作曲/真島昌利

ここでテンポは下がるものの、今度はドスンッとした大砲が襲ってきます。

イメージは勇ましい戦車が低速で前進する時ぐらいのテンポ。

ヘヴィーなギターリフが地球の隅まで響くズッシリとしたアレンジ。

無意味な軽さを撤去した重厚なメロディ。

多くの人がタイトルからイメージするキラキラッとした軽やかな緑の景色とは裏腹に、全体的にサウンドは重厚です。

イントロが鳴り出した途端にただならぬ雰囲気が部屋を支配する。

歪んだエレキの太い音が、目の前の空間を大胆に鳴らす。マーシーに続くコビーとカツジのリズムも重めでドッシリとしたサウンド。

アルバムで初のヘヴィーな音にゾクゾクする。

速くはないテンポのヒロトの歌。

一言ずつが猛烈に私の感情を刺激してくる。

Aメロではマーシーのピックスクラッチが炸裂しつつ、私の感受性を思いっきり刺激するコーラスが天下一品の輝きを放ちます。

ドッシリとしたヒロトの歌は破壊力を持ってまっすぐ心へと突っ込んでくる。

誰のマネもしないロックのボーカリスト。

しかし歌の内容は何の事なのか全然わからない。強烈なインパクトがあるのは確かなのだが、意味はわからない。

そこがいい。

ロックなんか深く考察しながら聴くもんじゃないとクロマニヨンズに言われた気がする。

そんなつまんねえことすんなよと。

お前が勝手に何かを感じろ!と断言してる。

だから私はヘヴィーなロックサウンドをひたすら純粋に浴びる事にした。

これだ。一番グッと来る聴き方。

難解な事ではなく、明快な衝動だった。

楽しかろうが、悲しかろうが「人類はいつでも OK」という事だけは理解した。

短めのサビではメロディの重みがカラッと突き抜けて晴れ晴れした心地よさに一変。

青い空と、緑の草原が心軽やかな雰囲気だ。

間奏のギターソロも重みのある感じが興味深くて、もっと聴いていたいと思った。

抑揚の効いた細やかさまで聴き取れる。

そこへヒロトのハーモニカまで絡んできて、平常心なんか保っていられなくなる。

本作でのマーシーのギターソロは気合いが入って炸裂してるから、どれも激しく興奮せずにいられない。

感情のままに刺激的なギターを弾く人だ。

4番へ突入する曲の後半部分は、マーシーのチョーキングが随所で唸る渋いアレンジ。

聴きどころはまだまだ終わらない。

アウトロにはヒロトの渋いハーモニカソロが入る。軽率さを排除した真摯な態度。

長めに楽しませてくれて非常に痛快な気分。

難解さを感じたものの、結局はロックの刺激を単純明快に楽しめたというのが結論。

後からドップリとハマる人は多いと思う。

 

歌詞:私にとっては訳の分からない歌詞ナンバーワン。

一つずつの言葉が強すぎる。しかしなんか繋がらないというのが第一印象でした。

でもなぁ訳なんていらないし、いちいち意味なんてない方がおもしろい。

それがロックだった。

正解があるのではなく、それぞれの唯一無二な感じ方があるんだなと思います。

訳の分からなさの中にも3番の歌詞ではガッツリと韻を踏んでいるのが印象的。

マーシーならではの感性が光ります。

「オタンチン」というインパクトのある言葉をこの歌で初めて知った。

M8「歩くチブ」

作詞・作曲/甲本ヒロト

レコードの場合はここからB面です。

これは傑作であるのは間違いなし。

ポジティブソングの決定版。

この場合は“ポジチブ”というのが正しい。

歌詞、メロディ、アレンジ、演奏のすべてからそう感じられるので期待してください。

何はともあれ人類史上初のカミングアウトをされるので、それを笑顔で受け入れる覚悟は必要です。

笑っちゃうくらい明るいアップテンポ。

これを聴きながら病気になる人はいない。だんだん明るくなって健康の兆しを感じる人なら沢山いる。

それが「歩くチブ」の健康的な魅力。

やってること全部が衝撃的なのが特徴。

さあ!始まるよ。

クロマニヨンズがとうとう恥部を晒す。

曲が始まった途端にやたらとワーワー!キャーキャー!騒いでる奴らがいて萌えます。

すかさず楽しさ全開なギターリフが鳴り響く。

イントロだけでワクワク感が最高潮へ。いきなりのテンション爆上がり。これ良さそう!

スピーカーから出てくるギターの音が、今そこにあるギターアンプが鳴らした音そのまんまで思わず圧倒された。

クロマニヨンズの録音技術、恐るべし。

短いイントロ開始の3秒後にはどう考えても普通じゃないやつが始まった。

曲の猛烈な勢いに気を取られ、心の準備をする余裕などなかった。

ヒロトが「全身恥部 イェーッ!」と、何故か自慢げに繰り返し歌い始めた。

マジかよ!全身が恥部の人には会った事がない私には超衝撃的なカミングアウト。

なんで自慢げなんだ(笑)

普通は隠しておきたい事かもしれないけれど、ヒロトの場合は恥じらいが皆無なのがロックにあるカッコ良さの真髄だ。

全部恥部って初めて聞いたし、そうカミングアウトしたのも多分この人が初めてです。

愉快な言葉が次から次へと押し寄せてきて、いつものネガティブが心へ付け入る隙など一瞬たりとも与えない。

演奏の音からもポジティブしか感じません。

カツジのキレッキレで強烈なドラムのリズムには心が勝手に反応してネガティブは消滅。

遊び心で成り立ってるメロディ。

思わず一緒に歌いたくなる。みんなで歌えばきっとすげえ楽しいし健康的だ。

マーシーたちと一緒になって追っかけのコーラスを歌ったら極端に楽しい気分を実感した。

この分かりやすさこそがクロマニヨンズの最大の魅力。

相当速いロックンロールの終盤での急なテンポダウンはとても印象的。

今度は何故かしみじみと恥部を歌う。

そして堂々としたラストの音へ。

この歌、自分の恥部を明るく元気に自信を持って曝け出している感じが最高です。

開き直りの極み⁉︎ 自己肯定の究極形?

ともかく、誰も追い付けないところまで突き抜けすぎていて、チブが恥部にはなっていないという凄み。

おバカが4人揃ってないと出来ないロックンロール!という最高の褒め言葉が似合う。

つまり、どの瞬間もハイライトだった。

今日ちょっとネガティブになってしまった心を圧倒的なポジチブに変えたい時にオススメ。

 

歌詞:全身が恥部だという世界初の衝撃的なカミングアウト。

こんなにブッ飛んだ事を打ち明けられるとは思いもしなかった。ネガティブを最大限ポジティブに告白する生き方が感動的です。

“ネガチブ ポジチブ”

歌詞に感化されてネガティブを敢えて「ネガチブ」と言ってみると、それはもうネガティブではなくなる素晴らしい効果を発揮する。

ポジティブ変換の最新型。

心をダメにする消極的な言葉さえもネガティブになってない。宇宙史上最高にポジティブな歌詞だ。ポジチブと言った方が正しいか。

どこかで消極的になってしまった心が生きるのを諦めてしまう前に必ず聴いてください。

積極的、あるいは肯定的になれます。

早い話がポジチブ。

M9「くじらなわ」

作詞・作曲/真島昌利

楽しい曲が続きます。

みんなでワイワイ歌っている感じは、小さな子供でもわかる楽しさぶっちぎり。

1分25秒、あっという間に終わる曲。

なんだかバンド全員がノリノリです。だから私の心が弾みます。体が小躍りします。

動きが表立つアクティブソング。

小気味いいアップテンポ。

決してノリ遅れを発生させない思いやりを感じるテンポです。誰でもついていける。

パンクの親しみやすさも感じます。

曲中で常に聴こえる「オイ!オイ!オイ!」と歌うパンクらしいコーラスは、音に躍動感のある動きをつけてる。

楽しげなコーラスと歪んだギターが印象的。

イントロなし。

「く〜じ〜ら」とヒロトがアカペラで歌う。

一度咳払いをし、気を取り直してから2発目を切れ良く歌った直後にバンドサウンドにて激走開始。

たったの1秒で、とことんなまでの楽しさに自分の感情がすこぶる喜んでる。

いきなり一緒に歌いたい衝動に駆られます。

なぜなら、初めて聴きながら一緒に歌えてしまうほどに覚えやすいメロディだから。

“ひっぱって ひっぱって”と連発する歌詞。

「くじらなわ」の単純な言葉たちを声に出してメロディに乗せた時、その圧倒的な心地良さは快感を超えます。

体調さえも上向きになり、元気になれる。

子供たちが遊ぶ時なんかにかけると、新しい遊びが生まそうな陽気なアレンジ。

気取った大人には合わない笑顔のロック。

とは言え、ロックが純粋で無邪気な手振り素振りを使って、大人の肩に乗った必要のない規制を払い取ってくれる。

自分の中の子供の心が呼び覚まされる感覚。

マーシーの歪んだギターのコードストロークが、若い頃にパンクからブッ込まれた純粋な初期衝動を今もう一度私に体験させた。

みんなで歌う合唱スタイル。

積極的でないヤツを1人も出現させないクロマニヨンズならではの歓迎ムード。

大丈夫!クロマニヨンズは必ず受け入れてくれるから一緒に歌おう。

彼らのライブへ行くと毎回、誰一人弾き飛ばされず安心してそこにいられるあの感じだ。

だからみんなが楽しめる。

しかし潔く1分25秒しかやらないのが魅力。

こんなに無邪気な気持ちになれる歌は他では聴いたことがない。

クロマニヨンズはこういうのを全力でやってくれるから私はずーっとファンなのです。

結論:この歌を、大きな笑顔で歌えない大人なんかつまらない。

 

歌詞:何も考えずに、ただひたすらロックの心地良さを楽しめる単純明快なもの。

なんかよく分からないけどずっとひっぱってる。ギューギュー、ギリギリ、ネジネジしながら30年もひっぱってます。

子供がすぐに覚えて大きな笑顔で歌い出しそうな、絵本なんかに似合う歌詞。

漢字なんか“30年”という言葉にある「年」しか使っていない究極の思いやり。

ひらがなと少しのカタカナで、日本国民全員の心を動かすアクティブ性あり。

マーシーの遊び心。

クロマニヨンズに幼稚性を指摘する意見を度々見かけます。

でもそれって幼稚性じゃなくてロックのエンタメ性じゃないかな。何だとしてもクロマニヨンズにしか出来ない個性であるのは確か。

音楽なんだから楽しい方がいいじゃない。

M10「夢のロッケンロール・ドリーム」

作詞・作曲/甲本ヒロト

10曲目で急に音色が穏やかになる演出には、特大のインパクトあり。

柔らかなアコギが映えるゆったりテンポ。

しみじみとしてる。とてもいい。

私にとっては心へ響く、いわゆる“歌モノ”でいつも感動しちゃいます。

初めて聴いた時も、今も変わらない、穏やかでしっとりした感情になります。

この曲にのみある“穏やかさ”は、アルバムに必要です。クロマニヨンズが意図したのかは分からないけど、理由もあります。

激しいアルバムの、癒しポイントになる。

この曲は音の聴こえ方が特徴的です。

音が異常にリアルで近い。

特にヒロトの歌声なんかすぐ目の前にいるような実在感のある音に感じます。

音の生々しさが“癒し効果”を最大級にする。

クロマニヨンズがそこにいる、生音の魅力。

澄んだ音のエレキと、優しく響くアコギのイントロが鳴った瞬間に、私はグッと来ちゃう。

それだけで感動的な聴きごたえを実感する。

ヒロトが柔らかに歌い出したその音を聴いた瞬間に「近い、いる」と感じるはず。

大事なことを多くの人へ伝えようという真摯な態度が聴こえてきます。

やはり、人の心を動かすボーカリスト。

無意味に突っ走らない温かみのあるメロディ。

音楽のメロディに、体温やぬくもりといった特別なものを感じるトキメキまである。

実はそれだけでない、聴きどころ満載な1曲。

サビでのコーラスの音がおもしろい。

ヒロトのボーカルの近さとは対極的に遠い。

かなり後ろの方から鳴っていると感じるコーラスですが、激しく感情的です。遠いとは言え、声の生々しさは抜群なのが驚異的。

むしろ、極端に近いのかもしれません。

更に、そのサビでのマーシーのギター演奏は、音像が記憶に焼き付きます。

真ん中でサラサラ鳴っている澄んだアコギの音、右側で主張してるブリッジミュートしたジャッジャッジャッとリズムを弾くエレキの音が対照的で、ギャップに魅力を感じる。

間奏は、マーシーのギターソロがたまらなくいいのです。

一言で言えば、心に沁みる。

ギターが奏でる美しいメロディがいい、歪みを抑えたクリーンな音がいい、何より弾いた瞬間のマーシーの感情が鳴るのがいい。

曲の後半も無闇にブッ飛ばさず、穏やかな雰囲気を保ちながら人の感情を直撃していく。

なんだか心が優しくなっちゃったじゃんか。

アウトロのマーシーの叙情的なギターは、最後にもう一度感動する名場面。

スーッとキレイに音が消えていった。

 

歌詞:ヒロトのロッケンロールへの憧れが、誰かの心まで動かす歌になったという感じ。

神様が作ったものより強い、ヒロトの信念。

すごくロマンチックに聴こえる「自分」の言葉での伝え方が特徴。

途中の歌詞では“古いレコードが歌う スタンバイミー”が登場します。

シンパシーを感じた。

私も「スタンバイミー」が好きで、たまに古い7インチのレコードを聴いてます。ヒロトも聴いているんだなと嬉しくなりました。

「Stand By Me」ではなく「スタンバイミー」と親しみを込めた歌詞に共感します。

そんなに古くはない『ザ・クロマニヨンズ』というレコードが歌うロッケンロールに今日も癒されました。

M11「くま」

作詞・作曲/甲本ヒロト

楽しい音色が弾むアレンジ。

可愛らしさのあるミディアムテンポ。

“くまと俺”が仲良しで、ほのぼのした物語が始まります。

理由はよく分からないけど、私はこの歌が朝起きた時に勝手に頭の中でかかっていることが多いです。

物語が、深く印象に残るのかも。

それとも「ババンバーン」と歌うメロディが覚えやすいからか。

心のレコードプレーヤーが選曲したこの曲を、朝の放心状態のまましばらく楽しんでます。

自分の心が選んだのなら、ただならぬ魅力を感じた名曲ということ。

惹かれる瞬間が多いのは確かであります。

イントロは、ギターの歪みが押し寄せてくる豪快な演奏。

ドラムもベースも真っ直ぐこっちに突っ込んでくるから、油断はしていられない。

この時点では、可愛らしい曲調の歌だとは気付けない。

歌はサビから始まるインパクト。

気取らないヒロトのボーカル。歌のメロディが入った途端に雰囲気は一変します。

イントロの演奏に感じた豪快さと、歌のメロディの可愛いらしさのギャップに萌える。

語りかけてくるようなヒロトの歌が柔らかい。

だから物語への没入感は抜群です。

ストーリーのあるAメロは、尖らず、丸みのあるメロディ。

ヒロトに本を読んでもらってるみたいだ。

自力で読まずに、読み聞かせてもらうという“甘え”が、大人にも許されるロック。

だからこそ、温かみを感じる歌なのです。

童話のようなストーリーのある歌だけど、演奏の音はバッキングがパンクの歪みです。

ギターの歪み具合が絶妙で、空想的な歌詞の言葉を、軽率な子供っぽさにしてしまわない重要なポイントを担う音を出します。

偏っていないバランスが特徴。

前面に押し出されたリードギターの音は、いつでも気持ちをアゲアゲな方に持ち上げてくれる明るい音色。

非常にキレも良く、愉快痛快な聴き心地。

ハイセンスなクロマニヨンズの神業。

それは丁度良さ。

同時に感じる心地良さが魅力。

サビで歌う「ババンバーン」というフレーズは強烈に記憶に残ります。

明日の朝、きっと頭の中に流れるメロディ。

心の声:気取った大人向けの難しいロックなんかじゃつまらん。これは大好き。

 

歌詞:ヒロトの頭の中の物語を聴くもの。

くま視点の、楽しげな描写の入った絵本なんかに合います。

その絵本を読んでいる時の心穏やかな感じ。

むしろ、読み聞かせしてもらってる時の、読み手に甘える心地良さという方が合う。

物語に登場するくまの、冬眠あけの側頭部についた寝グセになんかとてもほっこりしました。それは萌える寝グセだったから。

歌の時間帯としては、お昼のワイドショーが始まる頃。

圧倒的空想の世界への飛躍がおもしろい。

くまが生きてる世界を楽しめる。

M12「タリホー」

作詞・作曲/甲本ヒロト

クロマニヨンズの1枚目のシングル。

こちらはシングルとは別バージョンで収録。

不滅のメロディが、いいところに収録されているという印象。

今でもライブでやり続けてる名曲。

当然、その瞬間は特別な魅力にテンション爆上がりです。

突撃していくアップテンポ。

ほとばしるキャッチーなメロディ。

留まらず、あるべき流れに乗る言葉。

力強く腕を突き上げながら、人生を前進させていく爆発的なロックアレンジ。

ザ・クロマニヨンズ、出現したての爆走開始。

メロディ、歌詞、アレンジ、演奏のすべてがデビュー作からいきなり名曲のたたずまい。

少しだけシンプルになった「タリホー」アルバムバージョン。

初めてこのアルバム収録の「タリホー」を聴いた時に違和感がありました。何かが違う。何かが足りないという違和感です。

それはBメロのマーシーのコーラスが排除されてしまっていることでした。

というわけで、よりシンプルでストレートになった「タリホー」がここでは聴けます。

ロックンロールの初期衝動が押し寄せるギターリフが特徴的なイントロ。

歌はサビ始まりで、いきなり胸を熱くする。

まっすぐなヒロトのボーカル。

悩んでいた事や、不安に感じていた気持ちをどんどん前向きなものに変えてくれる。

ロックの前では、不幸に甘んじていたい日和った気持ちなど役に立たないのだ。

クロマニヨンズと一緒に前に出たい。

演奏には、私が前に出るためのとてつもないエネルギーが溢れ出してる。

前例のないほどの特別な疾走感。

これを聴きながら、人生を停滞させてしまえる人なんか存在しない。

背中を押されるとか、押し出される感覚。

自ずと前に出たい気持ちになる。

「タリホー」って何だ?とか考えると、途端につまらなくなる。

意味はあるのかもしれない。

だけどそんなものどうでもいい。他人の考察など意味にはならない。歌から自分が感じたことが正解なんだと思った。

ロックは考えるより感じる方が楽しい。

ギターソロなし、ロックの初期衝動からの勢いを重視したスタイル。

間奏なんか不要の、美しきメロディの猛襲。

かなり濃い目の3分14秒。

感情を直撃する。心を動かす。

好転する人生を生きたい時の起爆剤。

誰も負けっぱなしではいられない。不変なのはロックンロールのド派手な衝撃だけでいい。

少しずつアレンジを変えながらも、尽きせぬ初期衝動はそのままに、、

ずっとライブでやり続ける1曲になった。

 

歌詞:突撃する時のロックの合言葉。

流れを止めてしまわず、一箇所に留まらず、自分が望んだ未来や現実を作るための応援歌として最適。

比喩的でロックな言い回しが魅力全開。

名曲にはこういう心を揺さぶる歌詞、言葉のチョイス、配置が余裕で揃っているから深い部分へ刺さります。

どの言葉も胸に刻まれたと実感してます。

個人的には1回目より、数年後にスルッと腑に落ちたという体験でした。

“形は変わる 自分のままで”

1曲の歌詞の中に、自分のすべての時間が表されてる印象を受けます。

過去から今日、そして未来まで。

「今日」や「今この瞬間」が見えてる歌詞。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

発売から18年も経った今でもライブで演奏して、とことん盛り上がる名曲。

ライブではマーシーのギターアレンジが随分とエモーショナルに進化しました。

初めて聴いた時の衝撃は今も何も変わらないし、クロマニヨンズの勢いには不滅を感じる。

“形は変わる 自分のままで”

この歌詞の説得力を生で見せつけてくれるから、絶対にまたライブに行く!

M13「まーまーま」

作詞・作曲/真島昌利

アルバム終盤の弾けたロック。

マーシーの歌詞がロマンチックで美しい。

何も小難しくない演奏。ストレートで極限までシンプルなアレンジが最大の特徴。

名曲「タリホー」の次に、このシンプルな曲が突っ走る構成は非常に魅力的で、アルバムの流れとして最高です。

テンション上がりっぱなし。

「タリホー」から次の「土星にやさしく」までのラストスパートが熱い!なぜなら、ロックンロールの疾走感と爆発力を、クロマニヨンズが見せつけるから。

発射したロケットのようなアップテンポ。

豪快でパンキッシュなアレンジ。

心に残るポップなメロディ。

2分を切る潔さ。

平常心を突破する要素が全部揃ってる。

すげえ速いラモーンズでも始まったのかと思った勢い余るイントロ。

空想的な言葉を歌い出したヒロトは、ライブ会場を煽るかのような過激なエネルギー。

とは言え、歌詞の美しさを絶対に損なわないからダイレクトに心へ響くのです。

多分、頭をブンブン振る人が続出してる。

最初のAメロから「まーままっ!」と歌うコーラスには、強烈なインパクトがあります。

コーラスの楽しさはクロマニヨンズの魅力。

ひたすら明るく元気なコードストロークのみのギターに、パンクロックのつんのめる勢いを感じる。

余計なギターソロなし。そこがよし。

そんな事してると曲が2分超えちゃうし。

私は「まーまーま」を何度もリピートして聴いたこともあった。

聴けば聴くほど、奮い立つのを感じるから。

ライブ会場は熱気がギンギンに溢れかえったカオス状態だろうぜ。

ロックからの影響力は思いのほか大きくて、うっかり積極的な気持ちが爆誕してることにびっくりした。

ネガティブなんざ余裕でブッ消す。

2分もない短い曲の中に、人間がロックに大興奮する時の条件がすべて揃ってた。

これなら10分あったら5回も熱狂できる。

 

歌詞:空想的な“詩人”の言葉を思いっきり楽しめる。心の繊細な部分が喜ぶ感じ。

マーシーの細やかな芸術性が炸裂していて、私はかなり好きです。

“星が流れる 音”や“月が満ちてく 音”が聴こえてくる。まったく、どんだけロマンチックなのよ。

マーシーはよく一般的な耳では聞こえない音を聴いています。それを美しい言葉にして、私たちにも聴かせてくれる。

感性のアートな部分を刺激されちゃいます。

100ワットではまぶしすぎて、30ワットくらいでちょうどいい、という核心を突くアピールに心が反応する。

音楽もそうだよねとか思いました。

リスナーの想像の余白のないすべてを語ってしまう100ワットの音楽より、クロマニヨンズみたいな30ワットくらいがちょうどいい。

M14「土星にやさしく」

作詞・作曲/甲本ヒロト

クロマニヨンズが思いやりのある頼もしい音で、誰かの心を救うロックンロール。

アルバムラスト曲にしてこのリズム最高です。

これは大いに盛り上がります。

誰も、消極的な気持ちなど残せないアルバムだということが証明される。

土星に到着できる加速度的なアップテンポ。

心が感じる、やさしさ溢れるメロディ。

大きな思いやりを差し出す歌詞。

にぎやかなアレンジ。

この演奏、歌、アレンジに、見事に加速した自分の高揚感が土星までブッ飛んでいく。

ポジティブムード、全開。

地球じゃなくて「土星」というのが、クロマニヨンズらしさが爆発していて独走的。

イントロのドラムのリズムが強烈です。

カツジのパワフルな打撃力。

強力なリズムに合わせて全員で「土星に!」と歌うコーラス炸裂。

絶妙なタイミングで、マーシーとコビーの弦の一撃が豪快に入り、ロックの衝撃としてはガンギマリ。

歌のメロディが入った途端にたかぶる気持ち。

こういうのが聴きたかったんだと、親しみが湧くキャッチーなメロディをヒロトが歌う。

明るいメロディが、私の心をトントンとノックしてくる。

ヒロトの力強い歌やメロディに体温がある感じがする。そこにある人の思いやりが、1番だけで私の心のドアを開けちまった。

既にトリップ寸前なのかもしれない。

マーシーたちのコーラスが随所に入るにぎやかなアレンジ。コーラスワークはハイセンスで興奮必至。

快楽と言えるくらいの心地良さを感じちゃう。

もう、クロマニヨンズに溺れたい。

ロックならではの歪みで爆走するマーシーのギターが、耳の奥を猛烈に刺激する。

いい音が出てるし、感情を直撃します。

太い音で唸りまくってるのがコビーのベース。

はっきりくっきりしたロックサウンドで、曲自体の音像を常に突進させてく原動力。

間奏では、またまた心へ直撃するメロディを奏でるギターソロが燦然と輝いています。

マーシーの感情的な音が、多くの人のロックンロールへの期待を鋭く満たし超越する瞬間。

この歌、土星を救うと同時に、自分の魅力の無さを痛感していた私の事まで救った。

やさしくしてもらえるとやっぱり嬉しい。

最後に“クロマニヨン”がウホウホと吠えて、「お前カッコいいから大丈夫だよ」と激励された気がする。

 

歌詞:よく分からない愛というより、本当の思いやりが溢れてる。

なんというやさしさなんだ。

みんながクロマニヨンズからの大きなやさしさを受け取れます。

やさしさのスケールが違うし、うんざりする愛なんてどこにも感じない思いやり。

“愛は土星を救う 土星にやさしく”

地球を救ってるんじゃない、土星。

24時間ぐらいやるテレビ番組へのアンチテーゼ⁈それが安売りしているけど、愛は地球を救うのか?

あのテレビよりこの歌の方がやさしい。

クロマニヨンズが、私のどん底に落ちた心を頼もしい腕で救い上げたのは事実。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

アルバムはラスト曲終了後に短い無音部分の後、クロマニヨンズ版「バットマンのテーマ」が収録されています。

ロックンロールの初期衝動そのもの。

かなりのハイテンポ。

こういうサプライズ的なものはロックバンドに必要な遊び心。

落ち込んでしまっていた誰かの心を、ロックンロールがたくましく引っ張り上げたところでアルバムはおしまいです。

最初の突撃の威力や熱量重視な作風だと感じたクロマニヨンズの1枚目のアルバムでした。

決して落ち着いた音楽という感想は抱けない。

この人たち、いつまで経っても落ち着きのなさはピカイチですね。1stアルバムからここまで自由奔放だとはさすがです。

既に誰も追いつけない。

私の勝手な印象ですが、刺激を失ってしまったロックンロールを蘇生させて、新たな魅力や価値観を生み出している。

ロックのクリエイター。

難しいと感じてしまった程に単純だからこそ極度に強烈なのかもしれません。

大事なのは自由にやろうってこと。

ロックンロールをやるという彼らの人生の目的を、忠実に音楽で再現してる。

クロマニヨンズのロックンロールは、多くの人にとって死なない理由になる。

ロックンロールはいつも希望を歌うから。

CD初回限定盤の特典

CDの方のシングル「タリホー」とアルバム「ザ・クロマニヨンズ」には初回特典としてそれぞれDVDが付属しました。

シングル「タリホー」特典DVD

☆ザ・クロマニヨンズ出現映像(8分)

残念ながらクロマニヨンズのメンバーは登場しません。

“Chris”と“Dr.Collins”が「クロマニヨン」を見つけに行く探検のストーリー。

笑いありの、手の込んだ演出。

高橋ヨシオは映ります。

この映像が、1stアルバムのジャケットに繋がっていく衝撃を体験できます。

アルバム「ザ・クロマニヨンズ」特典DVD

☆初ライブ映像、バックステージの模様(18分)

ザ・クロマニヨンズの始まり、初ライブ!

曲数は少なめですが見応えはあります。

ライブ前の写真撮影のシーンなんかも収録されていて、メンバーそれぞれの人柄が見えたりするのが興味深い。

メインのライブは、途中から雨が降ってくる野外でのステージで熱狂的。

ロック好きのアホ(褒め言葉)が沢山来てる。

一番楽しそうなのはクロマニヨンズです。

1. クロマニヨン・ストンプ
2. キラービー
3. タリホー
4. 歩くチブ
5. 弾丸ロック

特に「タリホー」のギターアレンジが現在とは全然違うことに、思わず注目してしまう。

ライブ中はマーシーがアップで結構映る。

いつものように自分で切ったであろうマーシーのTシャツの丈が、短すぎる気がする(笑)

ヒロト「我々はクロマニヨンズだー!」

4曲目の「歩くチブ」がとんでもなく盛り上がってた。みんなこういうの好きなんだな。

それで、やっぱりヒロトがズボンからボロンと出して、モザイクがかかるロックイズム。

ヒロト「新人賞くれよー!バイバーイ!」

マーシー「またねー」

ありがとうございました。

また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。

-ザ・クロマニヨンズ
-,

執筆者:


  1. あおい より:

    ついに来ましたね!1stの具体性もへったくれもない歌詞たちが最高に輝いてますね。 
    この間発表されたニューアルバムが、タイトルだけ見るとこの頃の雰囲気を思い出させるもので尚更ワクワクしてます 今後も感想楽しみに待ってます!!

    • UME より:

      あおいさんこんにちは。
      いつもありがとうございます!
      クロマニヨンズはおもしろいですよね。感じることがたくさんあります。ポジティブで、聴いてるとどこまでも歩いて行けそうです。
      ニューシングル&アルバムとツアーも楽しみです。最近公開されたアルバムジャケットもめちゃくちゃいい感じですでに感激です。
      クロマニヨンズのアルバムすべてレビューするので、またよろしくお願いします。

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更新

【記事一新:大逆転の新装版!】

また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。

皆さんどうぞよろしくお願い致します。

2024/11/11 更新


2024/10/15 更新

M☆MUSIC

『2024』

昨年はたくさんの方々に記事を読んで頂き、心より感謝申し上げます。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

今はきっと人々が変えた未来。

来ないと思ってた平和な世界。

一つハッキリと言えるのは、以前より明るい笑顔が増えました。

今年も私は「無理せず、気張らず、頑張らず」で行きます。

現在は読みにくさのあった古い記事から順に、より楽しいものに一新していく作業をしています。

クロマニヨンズの新譜が心に響き次第、レビューいたしますので、また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。

いつまでも幸せがありますように。

健康に心穏やかに、ロッケンロー!!

M☆MUSIC/UME

【クロマニヨンズNEWS】

【クロマニヨンズNEWS】

ライブDVD『ザ・クロマニヨンズ ツアー HEY! WONDER 2024』発売決定!

9/25発売!早すぎです!

ライブハウス、ホールをロックンロールで熱狂させた「ツアー HEY! WONDER 2024」

今回のDVDはその中から3月25日の神奈川県 CLUB CITTAでのライブハウスの方の公演が完全収録ということで楽しみです。

▼収録曲
01.あいのロックンロール
02.大山椒魚
03.ゆでたまご
04.ハイウェイ61
05.よつであみ
06.恋のOKサイン
07.ランラン
08.雷雨決行
09.生きる
10.メロディー
11.くだらねえ
12.ダーウィン(恋こそがすべて)
13.SEX AND VIOLENCE
14.不器用
15.イノチノマーチ
16.暴動チャイル(BO CHILE)
17.エルビス(仮)
18.紙飛行機
19.ナンバーワン野郎!
20.男の愛は火薬だぜ 〜『東京火薬野郎』主題歌 〜
21.SEX AND DRUGS AND ROCK’N’ROLL
22.タリホー
23.ギリギリガガンガン


ニュー・アルバム『HEY! WONDER』
2024/2/7発売決定!

CDとアナログ盤が出ます。
完全生産限定アナログ盤はいつも通り良心的な価格です。
レコードの価格が高騰しまくった今の世の中で、普通に3000円て思いやりが溢れてます。

<収録曲>
1.あいのロックンロール
2.大山椒魚
3.ゆでたまご
4.ハイウェイ61
5.よつであみ
6.恋のOKサイン
7.メロディー
8.くだらねえ
9.ダーウィン(恋こそがすべて)
10.SEX AND VIOLENCE
11.不器用
12.男の愛は火薬だぜ ~『東京火薬野郎』主題歌~

今回も興味深いタイトルばかりで、既にテンションが上がってきました。
ツアーも楽しみです!

40代、人より物が好きです。

唯一の問題は冗談のセンスが全然ないということ。

繊細なものが好きです。

細やかで、誠実で、ピカピカに光ってて、そこら辺には落っこちてないもの。

マーシーやヒロトの突き抜けたロックンロール!永遠のウルトラミラクル!

ダイナミズムと同時に存在感する繊細さと誠実さに心が動きます。

「最近なんか疲れちゃってる人へ」

気楽な日曜日の昼間なんかにビールでも飲みながら聴いていってください。

【アントン・カラス/ハリー・ライムのテーマ】

Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

レコードに次いでカセットテープの人気が上がってきてるみたいです。

私はカセットがとても好きです。もちろん私の中でも一度終わったメディアですが、個性的なものはもう一度好きになったという感じです。最近はカセットばかり聴きます。

小さくて手に馴染むサイズ感はかわいいと思います。A面とB面があるわずらわしさが、音楽を聴く楽しさに変身してます。

それで、ブルーハーツのシングルのカセットが欲しいとずっと思っていました。全シングルがカセットで存在している訳でもありません。たまに出品されていても割と高値が付いて買えません。

でも欲しかったし、貧乏なオレには買えないのはとっても悔しいので自分で作りました。

ジャケットも出来る限りオリジナルに忠実になるように自作しました。

生のテープが安く手に入ったので制作に踏み切りました。

自作カセットテープ↓

ハイロウズのカセットテープも作成しました。

ジャケットはレコードの帯の煽り文句をモチーフにしています。

見にくいだろ?イライラするだろ?(笑)

クロマニヨンズもあります。

クロマニヨンズのシングルカセットも自作しました。

素敵な音が出てます。

満足してます、納得してます、感激してます。だからもう高値で売られているものを買う気はありません。

ボロくても手作りには光があります。

こういうものが欲しかったけど、どこにも売ってなかったので自分で作りました。