THE BLUE HEARTS

【THE BLUE HEARTS/BUST WASTE HIP 予定調和をぶっ壊した名盤レビュー】

投稿日:2021年10月23日 更新日:

こんにちはUMEです。

「BUST WEASTE HIP」は1990年リリースのブルーハーツの4thアルバムです。

ブルーハーツは誰よりも優しいからたくさんの人の心に刺さるんです。

ブルーハーツはこのアルバムからレコード会社をメルダックからワーナーに移籍してさらにそれまでの予定調和をぶっ壊そうって勢いで制作して大成功したのがこの名盤です。

当時マーシーがインタビューでこう答えています。

「ブルーハーツの予定調和を打開しようとしていた時期」

この名盤は正にマーシーのそのひと言の通りの結果を生み出した会心作です。

THE BLUE HEARTS/BUST WASTE HIP(1990)


ものすごく深い意味を持った歌詞とそれほど意味はないんじゃないかなっていう歌詞のバランスが絶妙で聴いてて飽きません。音楽的にもパンクにロックにブルースにソウルにR&Bなんかもやっていて1stアルバムとの違いは明らかです。どちらも好きですけどね。それとこのアルバムのヒロトの声が一番好きです。

・バラエティに富んでいて飽きない
・名曲しか入ってない
・隠れた名曲という表現は間違ってるし全然隠れてない

何度か聴くとアルバムとしての流れが最高なことに気づきます。ヒロト作とマーシー作の配置が偏ってなくてとてもいい感じです。もうすでに30年前のリリースなんですね。という事は30年は聴き続けています。当時は中学生でした。これに収録されている「情熱の薔薇」がテレビドラマ『はいすくーる落書2』の主題歌になっていてかなりヒットしていたのを覚えています。いま聴いても名盤の良さは何も変わりません。いまだに炸裂しています。

M1「イメージ」

作詞・作曲/真島昌利

この1曲目だけでマーシーの言う予定調和の打開を感じられます。これで一気にブルーハーツというバンドが変わったという印象を受けます。悪い方へ変わったのではなく、一皮剥けたという表現が合っています。もちろん決してファンを裏切りません。さすがマーシーと思わせるほどの名曲。マーシーのソロ作品に入っていてもいいんじゃないかと思いました。ヒロトのボーカルもマーシーのギターもめちゃくちゃパワーアップしてる。好スタートです。

“イメージ イメージ イメージが大切だ 中身が無くてもイメージがあればいいよ”

僕はこのサビの歌詞に共感してそう信じて生きています。音楽の影響って強いですね。サビ以外の歌詞も主張を大いに感じ取れるので聴くと自分の生き方まで考えさせられる名曲です。

M2「殺しのライセンス」

作詞・作曲/甲本ヒロト

これと次の「首つり台から」はすごいヒロトらしい世界観でカッコいいです。マーシーの長めのギターソロは尖ってるし最高ですよ。自分でギターを弾いてこの曲をコピーしてた時にこのソロが長くて苦戦した思い出があります。歌詞もメロディーもよくて印象が強い曲。殺しのライセンスってなんなんだ。しかもそれを道で拾ってしまえるラッキーな男。殺しのライセンス、最強のライセンス。

“可能性というやつを信じて あと戻りなんてしない”

まったくこんな風に生きたいですよ。M1「イメージ」の中にも出てくる言葉だけど“カッコ良く生きること”を歌ってるんだと解釈できます。

M3「首つり台から」

作詞・作曲/甲本ヒロト

シングルカット第2弾。圧倒的ですごい強い。こんな歌詞を書けた時のヒロトの精神状態はどんなだったんだろうと想像してしまう。こういうのこそがロックだよなって納得できます。こいつがつけてる目玉は前しか見えないんです。潔くて好きですね。この曲みたない演奏の単純さはブルーハーツの大好きところです。ギター初心者でも弾けてしまいそうな単純明快でストレートなそしてシンプルなのがブルーハーツの好きなところ。

“確かなものは 欲望だけさ 100パーセントの 確率なのさ”

これが完全な答えですね。そうじゃない人なんかいません。首つり台からうたっておくれよ。

なんとYouTubeにブルーハーツの【公式】チャンネルが開設されました!PV見放題です。

【公式】「首つり台から」PV

このPVでは4人の割と素の感じが見れて興味深いです。当時のファッションにも注目です。今もほぼ変わりません笑

「BUST WASTE HIP」に収録の当時2枚リリースされたシングルCD「情熱の薔薇」と「首つり台から」のジャケットはこんな感じでした。

裏には歌詞が書いてあります。

M4「脳天気」

作詞・作曲/真島昌利

このアルバムの中で一番好きな曲です。割と最近のなんかの映像でこの頃は精神的に不安定だったみたいなことをマーシーが語ってました。自分が有名になることを受け入れられないと迷っていた時に作った曲らしいです。そんなエピソードの影響なのか精神的にちょっと落ち込んだ時に聴きたくなります。それで実際に聴くとどうでもいいやって思えます。元気ない時ほどオススメです。サビにマーシーのコーラスが入っているのがこの曲の良さを引き立てています。イントロのヒロトが吹くブルースハープもいい感じ。河ちゃんのチュッチュルルルってコーラスも雰囲気を出してます。圧倒的な脳天気っぷりは一度聴くだけで印象に残るはずです。

“空が晴れてる日には どうでもいい気がする あれじゃないこれじゃない 少しは忘れる”

日常的にいろいろと考えすぎてしまいがちですから、「脳天気」を聴いてヘラヘラ笑うのも大事なことです。

“いい天気の午後には ノーテンキで笑おう ビールでも飲みながら ヘラヘラ笑おう”

これを聴いたら悩んでる場合ではなくなってきます。その悩みなんか多分どうでもいいことですよ。「脳天気」に影響されてみる価値はあります。休みの日は午前中から青空の下、太陽の下でビールを飲んだらいつもの考え事なんかどうでもよくなるし、自由だなって幸せを感じます。自由より価値のあるものなんてありません。BGMはもちろん「脳天気」です。

マーシーが「脳天気」について語っている【動画】がありました。バンド「ましまろ」として出演していてブルーハーツ当時の秘話を語っているのは貴重です。ただこちらの動画はピッチを変えているのか音声が聞きにくいという難点があります。

この動画でのマーシーの話を聞いた時マーシーほどのロックスターでも精神的に病むことはあるだなと、当たり前だけど、僕と何も変わらない普通の人間じゃんという気持ちになって親近感が湧いたのと自己肯定にもなりました。

好きなことをやるのか人に言われた通りだけをやるのか、幸せなのは前者だよとブルーハーツからの学びにしました。

M5「夜の中を」

作詞・作曲/真島昌利

シャンランランララー♪って始まる全然隠れてない名曲。なんかとてもロマンチックな世界なんですよね。アレンジはふわふわした感じとサビの主張してる感じが両極端で好きな曲です。1番の出だしからヒロトとマーシーのツインボーカルなのがテンション上がります。この2人の声って質が全然違うけど絡んだ時に相当なレベルで合ってますね。鳥肌が立つほどのキレイなハモリが最高です。

“風に足をからませて 月の光のゼリーを 木の葉に包んだら そろそろ出かけよう”

この曲の歌詞の一言一句がそうなんだけどマーシーの言葉がロマンチックすぎてちょっと照れます。

“セブンイレブンのとなりにある 公園で待ちあわせをしよう すこし寒いかもしれないから あったかいセーターを着ておいでよ”

ここの歌詞すごく好きです。待ちあわせ場所もナイスだし気遣いがめちゃくちゃ優しい。いつもほんわかします。

M6「悲しいうわさ」

作詞・作曲/真島昌利

なんか知らないけどこれ「ALL TIME MEMORIALS」ってベスト盤で八代亜紀がカバーしててすげーびっくりしました。しかもめちゃくちゃハマってるから恐れ入った。

本家ブルーハーツの方はイントロからマーシーの感情的なギターが炸裂してて初めて聴いた時から好きでした。これは弾きまくってるギターがいいです。マーシー得意の音階ですね。この曲の長めのギターソロはかなりマーシーの感情が爆発していてこちらの感性を直撃します。曲の終盤でマーシーが「アーー」とか「オーー」とか歌ってるのがインパクト大です。だんだんフェイドアウトしていくんですけど耳をすませてよく聴いているとずっと歌ってるのがわかる。“悲しいうわさはウソだと言ってくれ”という内容なので確かに悲しげですけど熱いものがこみ上げてきます。

“いつまでもこのままで 楽しんでいたいけど うわさが本当だったら うわさが本当だったら この街には もう 朝陽は輝かない”

グッとこみ上げるものを感じますね。ここのメロディーも抜群にいいんです。なんだろう…ネガティブな言葉なのに胸の奥がすごく熱くてまったく悲しくはならないから好きです。

M7「Hのブルース」

作詞・作曲/真島昌利

Hとはヒロトのことらしいです。7分近い大作です。僕は長い曲が嫌いなんだけどこれは大好き。ブルーハーツだから?マーシーだから?そんなところかもしれないですね。歌がない演奏だけの部分が苦手な僕の意識を軽々と覆したしてブルースをカッコいいと思えるきっかけになった曲。歌詞の通りたしかにヒロトなら“嫌な事も くだらない事も 吹き飛ばす ダイナマイトみたい”です。そんな“BLUESを1発”聴けます。

“月曜も火曜日も たいして変わらない つまらない毎日に 風穴をブチあける”

このブルースを聴くたびに感情が爆発しそうなエネルギーをもらってます。アルバムの中盤にあるべき1曲。この位置だ!これはいい。

M8「夢の駅」

作詞・作曲/甲本ヒロト

弾みまくるベースのリズムのイントロが楽しい名曲。「夢の駅」とは“幸せばっかりの 夢の駅”です。間奏の白井さんのピアノがイカしてます。いつの間にか体が曲のリズムに乗っているはずです。歌詞は僕のオススメ曲である次のアルバム『HIGH KICKS』に収録されてる「ネオンサイン」に通じるものがあるなぁと思ってます。こういうのめちゃ好きです。

“明日の朝 映画を観に行こう 本当の勇気を 教えてくれるような 帰り道には きのうまでに見た 悲しい場面を忘れてしまうように”

こういうことですよ。生きるために必要なこと。この歌詞は何度も聴きたくなります。

M9「恋のゲーム」

作詞・作曲/甲本ヒロト

3分もない短い曲でブルーハーツらしいですね。イントロは「ジャカジャーン♪」ってギターの音で始まってヒロトの「1、2、3、ゲーム!」の声がするとすぐにこれはブルーハーツだとわかる感じ。マーシーのギターソロのメロディーとその音が印象的で好きです。演奏のシンプルさとは裏腹に歌詞は“コンピューターにも インプットできない”「恋」って難題を歌ってますね。ロマンチックでありながら深すぎない言葉がいいです。

“ジプシー夜の口笛を 三日月にぶら下げて アダムとイブ ジュリエットとロミオ 恋のゲーム…”

この辺なんか衝撃的ロマンチックです。たったこれだけの言葉でその瞬間の日常をロマンチック劇場にしてくれるのはこの曲のすごいところです。

M10「スピード」

作詞・作曲/真島昌利

タイトル通りスピード感あってめちゃくちゃライブ映えする曲です。それでこの曲は3番ですごいが起こる。こんなの聴いたことがなかった。先に同じことやってるバンドがあったのかもしれないけど僕はそんなの知らなかったから衝撃でした。

“雷よりでかい音 魔人が今日歩きだす 稲妻より鮮やかな 話す言葉意味不明”

このフレーズと次のフレーズ。

“砂漠よりも渇いてる 何もかもがわからない 泉よりも濡れている その姿は風のよう”

この2つの歌詞が同時に再生されるというブルーハーツ史上初の試み。どちらの歌詞に意識を向けて聴くかっていう遊びが出来てしまうからすごい。両方を同時に聴き取るには聖徳太子並みの集中力が必要です。

M11「キューティパイ」

作詞・作曲/真島昌利

M10「スピード」からのこの曲への繋がりというか流れが最高です。まぁ急に始まるんですけどね。パイは「π」です。すごい速いリズムでひたすら円周率を叫ぶ曲。そしてマーシーボーカル!明らかに意味なんてないです。でもやたらとソリッドな感じでなんかすごい。サックスまで入ってるし。

“3.1415926535…”

まぁ円周率を覚える気がないのでこの曲だけは歌詞カードを見ないと歌えません。

M12「情熱の薔薇」

作詞・作曲/甲本ヒロト

第1弾シングル。これに収録されているのはアルバムバージョンですね。多分みんなが知ってるのはシングルバージョンの方です。こっちは演奏がよりシンプルになってます。なぜならこちらは一発録りバージョンです。「リンダ リンダ」のシングルバージョンとアルバムバージョンの違いにも似てます。そしてここもM11「キューティパイ」からの流れがこれ以外ありえないと思うほど素敵です。これは「キューティパイ」の次じゃなきゃダメなんだ。そうじゃなきゃ気持ち悪いんだ。この曲を知らない人は多分いないです。

“答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方 涙はそこからやって来る 心のずっと奥の方”

好きなのはここです。中学生の時に心を鷲掴みにされたまんま。心のずっと奥の方に無視しちゃいけない大切なことがたくさんあるんですよ。

こちらは「情熱の薔薇」ライブバージョンです。シングルバージョンにもアルバムバージョンにも入っていないラストでマーシーが弾いているギターのメロディが最高です。

【公式】「情熱の薔薇」PV

M13「真夜中のテレフォン」

作詞・作曲/河口純之助

知ってる人も多いんじゃないですかね。名曲ですからね。河ちゃんボーカルで覚えやすいメロディーはこのアルバムの代表曲といってもいいくらいですね。こういう一度聴いただけで心に残る曲がこのアルバムには多いと思います。河ちゃんのリードボーカル曲はこれが初ですね。

僕は河ちゃんがアコギを弾きながら歌うライブバージョンの方が印象に残っていたりします。大胆に変えたアレンジが心地よくより優しい雰囲気に生まれ変わっています。そのライブバージョンではマーシーがベースを弾いてます。これに収録されてるオリジナルバージョンはすごくポップなアレンジで誰もが好きになりそうな曲です。

コーラス部分でマーシーの声が聴き取れるのが僕好みです。明るいイントロから想像もつかない最後の歌詞が“いま会えない”なので少し切なさも残るのがいい感じです。

“真夜中のテレフォン キミからのテレフォン 少しだけでも 真夜中のテレフォン”

これは恋心ですね。いいですね。恋すると愛おしくてたまらなくてこういう気持ちになるでしょう。実際に会っているんじゃなくて電話なところが共感できてキュンとします。

M14「ナビゲーター」

作詞・作曲/甲本ヒロト

ラストを飾るのにふさわしい曲です。マーシーのスライドギターがいいですねぇ。終盤にはオーケストラまで参加してきて曲の雰囲気が爆上がりです。
最後はこれで締めなきゃ終わらないのよ。これじゃなきゃダメなのよ。歌詞の内容は生きることについて「なるほどな!」と思える壮大なスケールで刺さります。

“私はきっと悲しみの 真ん中あたりで泣いている 私はきっと喜びの真っただ中で笑うんだ”

とても人間らしい。落ち込んだ時にこの歌詞を思い出してそういう事だとそんな自分も受け入れることが出来るありがたさです。この曲を聴いてからもう一度生きることをやってみてください。聴き終わった時にこの自分のままで大丈夫だってポジティブになれています。

全曲名曲で聴き終わると毎回、自分が生きるということを肯定できる!ブルーハーツからのそんなメッセージを受け取ることができるポジティブな名盤です。

今ではリマスター盤が発売されてるみたいなのでオリジナルより音質が良くなってるのかもしれませんけど僕はリマスター盤を聴いたことがないのでわかりません。


あとアナログ盤(レコード)も2017年に発売されました。こちらは持ってるし最高です。まさか「BUST WASTE HIP」をレコードで聴ける日が来るとは思ってもいませんでしたから嬉しくてすぐに飛びつきました。ただし定価が高すぎるのが難点でした。初回生産限定盤なの「BUST WASTE HIP」のアナログ盤はすでに終了したっぽいです。

ジャケットデザインは変わりませんがこんな感じです。

CDじゃなくてレコードです。

若い世代の人たちは知らないかもしれませんがカセットテープという媒体でも「BUST WASTE HIP」は発売されました。手に馴染むサイズがいい感じです。

筆者はレコードとかカセットテープといった接触媒体が好きです。

扱いにくさとか面倒くささがたまらないのです。

↑こんな感じのやつから味のある音がするのです。

「BUST WASTE HIP」が合わなかった人は次作の【HIGH KICKS】も多分合いません。その次の【STICK OUT】はシンプルでストレートなのでいい感触のはずです。

他の作品では聴けない曲(バージョン)を含む【後期ベスト+前期ベスト】

マーシーの【ソロ作品】も名盤ばかりです。

ブルーハーツの一ファンとして。

ありがとうございました。

それではまた。

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