こんにちは。
つまり、私はカセットテープが大好きです。
とは言え、好きなのは既製品のミュージックテープではなく、自作したカセットテープ。
内向型の私ですが、自分で作った物を勇気を持って発信してしまいたいと思います。
すべて心を込めて作りました。
個人的に制作した物なのでボロいかもしれませんが、自分で作ったカセットテープを堂々と自慢させてください。
皆さんどうぞよろしくお願い致します。
カセットテープ最高なんですが、正規品ミュージックテープの中古価格が異常に高くて、私には買えない物ばかり。
悔しくてたまりません。
そこで、自分で作ってしまえ!ということにしたのです。
すごく欲しいけど買えないという悔しさのあまり、本物そっくりに作ったジャケットもあります。見事な再現度だと自負しています。
手間だけをかけて最安値で欲しいカセットを手に入れて満足しようという無謀な企画。
作り続けていたらたくさん集めたくなってしまい、部屋がカセットテープで溢れました。
今では1,000本近くあります。
正式にカセットテープでリリースされていないアルバムも、ハンドメイドすれば魅力的に爆誕させることが可能。
直近で制作した物や、聴いたアルバムなどを紹介するだけの記事です。
という訳で何の役に立たないかもしれませんが、手作りカセットテープに魅力を感じて頂ける方がいたら嬉しく思います。
カセットテープの音
元の音源はCDまたはHDDに保存したデータです。カセットに録ると元音源よりほんのわずかに“良音質”になるのが魅力。
それを実感できるプレーヤーとしては、特にラジカセは空間を鳴らす達人ですからオススメできます。
要するに、カセットは人の心を動かす音を聴かせてくれるのです。
決してこもった音ではありません。
録音するカセットデッキ、メタルテープなどにこだわった場合には“超高音質”も実現可能。
私はどちらかと言えば心地よいチープな音の方が好み。
手作りカセットテープ:インデックス (1〜50)
自作したカセットテープを1本ずつ、出来る限り美しく写真付きで紹介させて頂きます。
ジャンル雑多で、特定の音楽には特化していませんのでご了承下さい。
世界の名盤、私的名盤をカセット化しました。
すべて中身はただのカセットテープです。
レーベルは自作していないそのまんまの姿のカセット。
厚かましくも一言レビューまで添えさせて頂きました。個人的な感想。
端的に言えば、ただの手作りカセットテープ自慢です。
お付き合い頂けるとものすごく嬉しいです。
長くなってしまいましたが、この記事では50本の「手作りカセットテープ」を紹介させてください。
皆さんどうぞ最後までよろしくお願いします。
自分で手作りしたカセットテープで、古いものから新しいものまで、たくさんのいい音楽に触れて感動したいです。
個人的な感想になりますが、特に2024年はそれぞれの「バンド/アーティスト」の“名作”が多くてびっくりしています。
名作ばかりで、聴くの多すぎ問題。
最高です。
1. 宇多田ヒカル/First Love (1999)
1本目の手作りカセットは以前の記事でも紹介しました、こちらの名盤。
リベンジ版です。
と言うのは、以前の物はどこか納得がいかなく、ジャケットを本物そっくりに作り変えてみました。結果、大満足。
もう正規品と見分けがつきません。
そういう事にしといてください。
90年代最後の名盤をカセットテープで。
やはり名盤はいつまでも聴き続けられるし、語り継がれ、歌い継がれるので名盤なのです。
全曲が心に残るのはもちろん、非常に快適な高めの音圧が魅力的。
カセットでもCDでもレコードでも音がいいと感じる時に音圧が重要。
2. ブギ連/懲役二秒 (2024)
人情ありすぎのブルースアルバム。
CDとレコードは発売されましたが、カセットテープは未発売だったので自作しました。
聴く程にハマります。ブルースのコンピレーションを聴いているような感覚になる。
アルバム1枚に“MONO”と“STEREO”の音源が混在しているのが個性的。
私にとっては、すべての緊張を手放した状態で聴きたい名盤。構えていない“素”の自分で聴くのが一番楽しめる。
MONOだったり、STEREOだったり、天国へ行ったり、地獄に堕ちたり、噛まれたり、首が飛んだり。激しく心を揺さぶる。
つまり、何度も楽しませてくれます。
1回目より10回目のが良し。
“心の名盤”に決定!なぜなら魅了されがち。
「ブギ連/懲役二秒」 の最高にグッとくる聴き方を発見しました。
【カセットに録る→古いラジカセで聴く】
3. JOKER:Folie à Deux (2024)
人生の最後の1秒で流れていてほしいとまで思わせるアルバムに出会ってしまいました。
そういう衝撃。
ミュージカルは苦手だけど、これはブッ覆す。
ホアキン・フェニックスとレディー・ガガの歌声は一聴すると華やかでありながら、根底にあるのは儚さ。何より狂気じみた魅力。
頭がボーっとしてきて体が熱くなる。
トチ狂ったバイアス、ガンギマリ。
私には映画も最高だった。
4. LADY GAGA/Harlequin (2024)
爆発的なアルバムが出ました。
映画で自らが演じた“リー”という役にインスパイアされて創ったという作品。
私にはレディー・ガガの最高傑作。
役だったリーが「ハーレイ・クイン」になったという印象。
落ち着かないジャジーなアレンジ多めで、変幻自在の歌唱力が心に触る。
世の中の不快な模倣者が破滅していくような快感が得られます。
『JOKER:Folie à Deux』のアルバム収録曲の別バージョンが何曲か入っていて、そちらとの感情の違いを楽しめる。
こちらは爆発的、すこぶるパワフル。
5. LINKIN PARK/FROM ZERO (2024)
凡庸性で溢れた世の中に“美しい”刺激をブチかますアルバム。
私の一番の感想は、突破したということ。
これこそが進化です。
魅力はなんと言っても、新しく加入した女性ボーカル“エミリー”の圧倒的な破壊力。
心のガードなんか突き破る。
新たな衝撃という奇跡さえ感じた。
限界ギリギリの音圧でブッ攻める、私にとっての名盤。
これは過激に美しい。
6. MC5/HEAVY LIFTING (2024)
実はこれ、トチ狂えるアルバムです。
ヘヴィなロックンロールがとんでもねえ疾走感で空間に響く衝撃を体験できる。
凄まじい音が容赦なくこっちにズンズン迫ってきて、誰も落ち着けない。
すなわち、快楽と言える。
必ず平常心を突破する。
これはキマる、悪いけどガンギマリ。
飛ぶぞ!!
7. GWEN STEFANI/BOUQUET (2024)
抜群にキャッチーなアルバム。
全曲が心に残るメロディ、情緒あるアレンジ、直向きな歌心。
歌声はハツラツとしつつも、女性ならではの柔らかさ。
ブーケが贈られてきたような嬉しい気分。
音楽に親しみやすさは必要だし、音がいいと感じる時に音圧が重要です。
これはすべてが絶妙な傑作。
いい音楽は人を幸せにします。
8. Kelly Clarkson/When Christmas Comes Around…Again (2024)
“素敵なクリスマスアルバム”発見!
パワフルな歌声は、煌びやかでありつつも、しっとりともしていて心を潤します。
驚きなのは音楽への没入感。
まだ来てもいない未来を不安に感じていた心を、今この瞬間に戻してくれた。
それは言い換えると、
誰も不幸のままでいる必要はないという事を教えてくれる。
私の「音楽は楽しいものであって欲しい」という願いを叶えてくれました。
音楽の最も純粋なかたち。
9. BADFINGER/NO DICE (1970)
ちなみにこれは“名盤”をカセットにぶっ込んでじっくり聴いてみようという個人的な企画でもあります。
20年前の私には全然ピンと来なかった名盤。
それが今、心へ響いたのです。
音楽はこういう覆る瞬間がたまらなく刺激的。
音は美しく、演者の感情までも鳴ります。
ポップでありつつも、ジーンときちゃうロックンロール。
名曲「Without You」は、涙の先に必ずある光を聴くのだ。
10. SLY & THE FAMILY STONE/STAND! (1969)
ファンク一発!1969年の名盤。
ジャケットからしてファンク特有の熱気ムンムンで期待しちゃう。
捨て曲なし、名曲だらけ!
次作である「暴動」はどちらかと言えば、暗く重い印象ですが、こちらはポップな親しみやすさが表立った明るく楽しいアルバム。
現代の音像とは違う強烈なステレオ感。
その独創的でポジティブなサウンドに迫力と魅力があります。
躍動感に満ちた音楽が心を前向きにする。
11. Donald Fagan/The Nightfly (1982)
AORの超名盤です。
これぞ“夜の室内空間”にベストマッチするアルバム。
部屋という空間はもちろん、飛ばしていないスピード感での車内という空間にもばっちり合います。目的地のないドライブです。
都会的で気取った音が魅力。
完璧なのが特徴。
部屋に飾っておきたくなるセンスのいいジャケットも名作。
外向型の人にはどういう風に聴こえるだろうか?申し訳ないけど、私は知りません。
野外へ持ち出す音楽ではない。
室内でかけるのが至高。
12. Talking Heads/Talking Heads ’77 (1977)
今になって初めて聴いたトーキング・ヘッズの1stアルバム。邦題は「サイコ・キラー’77」
音圧快適リマスター盤。
シンプルなバンドサウンドにびっくり!
とは言え、中毒性の高いヘンテコな音楽で印象も深いのが特徴です。
スカスカな音の隙間が私には魅力的。
物足りないと感じる人もいると思います。
しかし私には、名盤とされる「REMAIN IN LIGHT」は、どちらかと言うと難しいから。
名曲あり、間違いなく名作。
13. THE YELLOW MONKEY/SICKS (1997)
イエモン、1997年の最高傑作。
美しいメロディや刺激的な妖艶さが特徴の、ロックアルバム。
過激なロックならではのいい音しています。
ドスンと迫り来る耳への心地よい圧迫感。
特にベースやバスドラの凄まじき音圧は、ロックに没入するポイントになっています。
アルバムを作るという意志が突出している。シングル曲は「楽園」1曲のみの勇ましさ。
魅力あり!
人の心が不貞腐れてしまった今にこそ、、、
90年代の音楽が必要なのかもしれません。
14. TOTO/TOTO IV (1982)
優れた音質、豊かな才能「TOTO IV」です。
全米4位を記録した大ヒットアルバム。
これを心を込めて手作りしたカセットで聴くと、当時人々が感動した音がそのまま再現されているようで、私は胸が熱くなりました。
どの曲も80年代が目指した音楽の最高峰と言える。
音楽の多様性が示されたような音が魅力。
どちらかと言えば、日本人ウケする情緒的なメロディが心に残ります。
完璧すぎると感じる程に演奏が上手いから、やっぱり聴きごたえも抜群。
一家に一枚の名作。
15. West of Texas/Hot ‘Motel ‘Nights (2024)
好きでよく聴くジャンルはカントリーです。
響きが優しくて、人の体温を感じる音に癒されるから。音楽から日本では感じない異国の風が吹いてくるのも好きな理由。
よく不思議な体験もします。
カントリーって、初めて聴くアルバムなのになぜか一緒に口ずさめるのが特徴です。
このアルバムがまさにそれでした。
親しみやすさ抜群なのだと思います。
心にある無意味な棘を取り払って優しい気持ちにしてくれるのがカントリーミュージック。
音楽から柔らかい光を感じるのが魅力。
16. KRAFTWERK/TRANS EUROPE EXPRESS (1977)
「テクノ・ポップ」の超名作。
独創的なコンピューターミュージック。
実はテクノは苦手なジャンルだったのですが、これは聴けば聴くほど洗脳されるという特徴があります。
そんな私に初めてテクノの魅力を感じさせてくれたアルバム。
無機質な耳触り、単音メロディの中毒性。
衝撃的な電子サウンド。
私が作ったこのジャケットにそっくりの中古のミュージックテープが、以前ヤフオクにて4万円とかで落札されていて唖然としました。
私には買えないけど、手作りなら可能。
17. Andrew Bird, Madison Cunningham/CUNNINGHAM BIRD (2024)
世の中の騒がしさにうんざりした時に癒しになってくれるアルバムです。
男女ツインボーカルでステレオ感のありすぎる特殊な音像。
アコギ、バイオリン。
最近は美しい音の響きに魅力を感じがち。
柔らかな歌と、緩やかなアコースティックサウンドに魅了されたい日に抜群に合います。
毎日変わるトレンドの雑念から解放されて、心穏やかにしてくれる音。
こういうのは後の人生の光になり得る。
18. WHAM!/LAST CHRISTMAS (1984)
こちらはシングルで、「ラスト・クリスマス」の4つのバージョンが各面に2曲ずつ入っています。
私には何度聴きたい名曲。
キラキラしたポップ・サウンド。
一度も飽きないクリスマスのメロディ。
CDとレコードは所有していますが、カセットテープは持っていなかったので自分で作りました。
私はこの歌が非常に心地よいので、4回続けて聴いても全部楽しい。
B面の2曲目はカラオケなので自分で歌うしかないです(笑)
19. THE BLUES BROTHERS ORIGINAL SOUNDTRACK RECORDING (1980)
映画よし!音楽よし!機嫌よし!
名作サントラ。
人を楽しませるとはこういう事です。
決して自己満足で終わらない爆発的な情熱と尽きせぬエンターテイメント性が魅力全開。
音に古さは感じるものの、それが現代にはない音楽が持つ体温になっています。
狂熱になり得る音楽の熱です。
これを嫌いな人は滅多にいないと思う。
要するに
人の機嫌を良くする”ゴキゲン”なアルバム。
20. GLIM SPANKY/ALL THE GREATEST DUDES (2024)
濃厚に聴ける「GLIM SPANKY」のベスト!
ハスキーボイスが心を貫通する。
どの曲も私には魂の叫びに聴こえます。
感情の奥の方に触ってきて、胸に残る言葉やメロディが多いです。
根底がズシっとした音圧には、心も脳みそも噛み付かれる。
程よいわずかな痛みなど感じつつ、全曲が随分と刺激的。
強烈だ。
ここぞとばかりに、最後の1本だったTDKのハイポジ120分を惜しみなく使いました。
長時間テープですが、いい音しています。
21. STEVIE NICKS/THE WILD HEART (1983)
「STEVIE NICKS」の2ndアルバムはいかにも80年代の音が鳴ります。
ゴージャスな聴き心地。
シンセサウンドが目立つちますが、ロック色は強いです。
美声というのではなく、力強いダミ声がロックボーカルの魅力になっています。
軽快な曲調が多い印象。
そんな中にもどこか陰を感じる部分に、私は惹かれています。
22. Mary J. Blige/GRATITUDE (2024)
2024年、名作ばかりで聴くの多すぎ問題。
「Mary J. Blige」もやってくれた。
グイッと私の心を動かした傑作です。
R&Bに求める音のクールさと、歌の圧倒的な存在感の両方があります。
誰も気分の高揚は避けられません。
多くの曲で唯一無二の魅力あり。
それは、私が…
ノッてきた頃にフェードアウトする潔さ。
23. Ashley Sillay/What It Takes (2024)
カントリーも名作ばかりの2024年。
“いい音”が出ます。
力のある歌声、透明感のある歌心。
音はどの瞬間も透き通っています。
孤独で傷付いていた心が癒やされていく。
柔らかくも強い光を感じる音楽。
マイナー調のカントリーでほっとしたい時にオススメ。
私は音楽が持つ特別な力を信じたい。
24. THE LIBERTINES/All Quiet on the Eastern Esplanade (2024)
ヨレヨレのロックンロールが聴ける。
倒れちまう寸前だと感じるし、堕ちるスレスレのところに立っている印象を受けます。
1曲目では、ちょっと生気取り戻してるじゃんなんて思ったけど、やっぱり儚かった。
それがいいのです。
世の中の無意味な勢いは、ただうるさい。
これは美しい叫び。
この音に私はシンパシーを感じます。
25. Paul McCartney/TUG OF WAR (1982)
ポールの名作はたくさんあるけど『TUG OF WAR』はいい歌ばかりで聴きごたえ抜群。
勇ましさと美しさが同時にある傑作。
1982年はまだCDのぶっ続け長時間収録というより“A面B面”の概念があったでしょうから、それを踏まえた構成が天才的。
最近またこの概念が戻りつつあると感じます。
私にとっては、
こういう何度も聴きたくなるのが名盤です。
26. Joan Jett and the Blackhearts/Album (1983)
深みというよりロックンロールの豪快な勢いで飛びたい時のための『アルバム』です。
1曲たりとも休息を与えない。
残りの体力に余裕がない日は聴けません。
全曲パンキッシュなアレンジ、ストレートなブッ飛びサウンド。
堂々としてる。
頭を振って、腕をブン回す、トチ狂いたいテンションに合います。
27. YEN TOWN BAND/MONTAGE (1996)
取っ付き易さはあまりないけど、独特の重厚感が魅力の名作。
日本の風景が聴こえてきます。
哀愁とか郷愁、私にはエモーショナル。
音の質感はアナログサウンド。
他の楽器が控えめなのか、どの曲もベースは轟音で鳴り響く。
こんな感情が鳴るアルバムは滅多にない。
物事の深さを理解できる人は、この作品から感銘を受けると思います。
28. MISSING PERSONS/RHYME & REASON (1984)
風変わりな?いえ、良質なポップアルバム。
モノトーンのジャケットにまず惹かれます。
強烈なシンセドラムが耳に残り、全曲がいかにも80年代の音をしたポップ・ミュージック。
艶やかなボーカルと、それに絡む鋭いギターが魅力的。
花形の佇まいからか、どこかセクシャルな印象を受けるのが良し。
29. THE ROLLING STONES/12×5 (1964)
音場に広がりがあって華やかな「STEREO」バージョンの方です。
ほとんどの収録曲がカバーだけど、純度が高くストーンズならではの音。
そのサウンドには明らかに古さを感じます。
しかしそれこそが現代にない音楽のリアリティであるのも間違いないです。録音スタジオの響きなんかもしっかり聴こえるリアリティ。
アメリカ版のミュージックテープのジャケットそっくりに手作りしてみました。
満足しています。
30. 吉井和哉/18 (2013)
イエモン吉井さんのソロベスト。
本当にベスト。なぜなら全曲がいいです。
イエロー・モンキーとは異なる叙情的なサウンド。“歌”が基調であって、心の奥へ入ってきて「いい歌だなぁ」と感じるのが魅力。
グッとくるメロディと、独特の言い回しによる歌詞が特徴。
このベストの中でも新曲であった「HEARTS」なんか、少しの切なさと類稀な美しさがありオススメです。
全部で2時間近くありますが、少しも飽きずに楽しめるベスト!
31. U2/How to Dismantle an Atomic Bomb -20th Anniversary Edition- (2024)
20年前(2004)のロック・アルバム。
鮮烈な音にリマスターされていて、古さなんかまったく感じない。
本編のリマスターに加えて「Re-Assemble」、「シャドウアルバム」と呼ばれる10曲も追加されています。
そちらもバンドの生々しいエネルギーがあって、単体でも発表できそうなクオリティ。
U2の中でもお気に入りだったアルバムがもっと好きになったきっかけ。
衝撃を受けたので、自分でカセット化。
手作りカセットもいい感じに完成したと自負しています。
32. ROSÉ/rosie (2024)
ブルーノ・マーズとコラボした「APT.」収録アルバム。
“アーパツ アパツ”って世界で大人気ですね。
高すぎる中毒性に私もヤラレました。
「APT.」以外は割とスローテンポやミディアムテンポの曲が多く、どちらかというとしっとり聴かせるアルバムになっています。
そのため「APT.」の弾けっぷりを期待して買うと失敗するかもしれません。
全曲の作詞・作曲、プロデュースをロゼ自身が手掛けたという精力的な作品。
33. THE OFFSPRING/SUPERCHARGED (2024)
1曲目からぶっちぎりの疾走感に満ちていて気持ちいいアルバム。
キャッチーなメロディに、ブッ飛びのパンクサウンド。
随所に胸熱なコーラス入りなのも魅力。
ルーズでなくカチッとした音の印象で、パンクにありがちなだらしなさは皆無です。
とは言え、大御所なのでいい具合の力の抜け方が聴きどころ。
早い話がシンガロングなパンクロック。
34. THE LINDA LINDAS/NO OBLIGATION (2024)
1stアルバムが相当良かったので、この2ndアルバムにも大いに期待。パンクをくれ!
1曲目、とんでもねえ勢いのパンク。
求めていた音がそのまんまあったという感想。
2曲目で疾走感はありつつ美しさまで出ているじゃないか。
こいつら、どこまで行くのか。
無意味な勢いだけでゴリ押ししないのが魅力のセカンド。彼女たちの今後の活躍にも必然的に期待してしまう名作だった。
録音もすごくいいです。エンジニアがこだわった迫力のパンク・サウンドが楽しめる。
35. THE ROLLING STONES/HOT ROCKS 1964-1971 (1971)
凄まじき熱量の炸裂したストーンズが聴けるお気に入りのコンピレーション。
個人的には他のベストよりいいとこ取りという印象が強いです。
初期〜中期というでしょうか、ストーンズの聴きたい曲が凝縮されてる。これはいらないんじゃないかって歌は入っていません。
そこが魅力。
音も良しの大満足盤。これをかけるといつも部屋が熱気で盛り上がります。
最初に聴いてみるストーンズとしても良さげですので、オススメです。
36. ELTON JOHN/GOODBYE YELLOW BRICK ROAD (1973)
良いものはいつまでもいい、という象徴のような作品だと感じます。
ド派手でポップなロックスターの印象があるエルトン・ジョンですが、ノスタルジックな哀愁や叙情性に注目してしまう超名作。
軽快なロックであるし、レゲエあり、弾けるポップソングでもあるけど、、
どことなく感じるセンチメンタルが魅力。
1曲目からいきなり11分もあるロックをブチかます。2曲目、3曲目なんか超名曲。
レコードだと2枚組。2枚組のアルバムをすんなり聴かせる上質な作品なのは間違いなし。
37. PEARL JAM/DARK MATTER (2024)
「PEARL JAM」12枚目のスタジオアルバム。
ドラマチックな作品です。
私が最初に感じたのは「歌」だということ。
ジャンルとしてはオルタナティブ・ロックになるかと思いますが、ラウド性だけに焦点を置いていない唯一無二の魅力があります。
私にとって好ましい叙情性がチラホラと顔を見せるのが特徴です。
“グランジ”という言葉さえもう必要ないのではと感じた2024年発表の最高傑作。
38. STRAY CATS/Stray Cats (1981)
邦題は「涙のラナウェイ・ボーイ」
ロカビリーの硬派な魅力と、ムンムンの色気を大胆に体験できる「STRAY CATS」のデビューアルバム。
楽曲はどれも素晴らしいです。
私なんか興奮しっぱなし。
危険なオーラや、不良の香りが漂います。
3人という極少のバンド編成での高いテクニックに自然と腰が動く音楽。
ブライアン・セッツァーが弾くグレッチの音はもちろん、そのセクシーなボーカルが何よりの魅力なんだと思う。
類稀な、男の“色気”でブッ攻める極めてセクシーな作品。
39. Grace Guillén/A Mi Manera (2024)
明るい気分、または情熱的な感情にしてくれるラテン・ミュージック。
暗くなることは一切ありません。
1曲目なんか散歩に行きたくなるほどの陽気な気持ちにしてくれます。音が軽やかで朗らかでネガティブは吹き飛んでいく。
全体的に緩やかなテンポであるのが良し。
少し歌声がかすれる瞬間は魅力的。
ラテン語というのか、英語とは全然違う言葉の響きが快感です。
ギンギンのロックとは異なる情熱的な聴き心地を求めている日にオススメ。私には名作。
40. Kelly Price/Soul Of A Woman (1998)
ド迫力のボーカル、そして90年代の名作。
ソウル・ミュージックのこういうドッシリとしたボーカルは、アメリカ人ならでは。
スピーカーから出てくるボーカルの音がぶっちぎりなのだ。
褒め言葉として、このズッシリと安定した体型がなければ表現できない迫力。
単刀直入に表すと、本物。
曲自体も都会的でハイセンスな音楽。軽率さはありません。アルバムの流れも心地よい。
歌に深みがあって聴きごたえ抜群の傑作。
人の歌声に圧倒されたい時によく聴きます。
41. GRACE POTTER’S/ROAD TRIP (2024)
全体的にカントリーロック調で親しみやすさのある作品。
ひとつ前の名作アルバム『MOTHER ROAD』の曲順を変更して、更に曲を追加した新装版という感じの内容。
最大の魅力はなんと言っても歌の上手さ。
他に歌いこなせるボーカリストはいないであろう唯一無二の歌心が心へ響きます。
ロック・ボーカルとして、この歌声には確実に中毒性あり。
ノスタルジックなアメリカン・ロック・サウンドで機嫌良くなりたい人に合います。
デジタル配信のみの作品になります。
そこで私がカセットテープにて、アナログの物体として誕生させてみたという訳です。
42. THE SHAGGS/Philosophy Of The World (1969)
名盤⁈
悪名高きシャッグスの唯一のスタジオアルバム、手作りカセットテープ版です。
ふざけているのか、本気なのか。
天才なのか、超天才なのか。
世界一のヘタクソなのかもしれない。
いや、ぶっちぎりのヘタクソバンドです。
私にはテクニック的なことは分かりませんが、この音楽の発売が非常事態であるのは1秒で伝わります。
このアルバムには、ひたすらに自由があるとだけ断言します。
ちなみに聴く価値があるのかも分かりません。
43. SUM 41/HEAVEN :x: HELL (2024)
「SUM41」ラストアルバムにして最高傑作。
見事に活動の集大成といった内容。
いわゆる“ダブル・アルバム”
CDだと2枚組で、ポップ・パンク・サイドの「Heaven」と、ヘヴィ・メタル・サイドである「Hell」にわかれている。
この構成にはグッときた。
2枚組で全20曲収録ですが、余裕で60分を切る性急な作品。
私にとってはこれ以前に出たベストアルバムよりもベストです。
これぞ、有終の美。
最後にこれとかズルいよ、最高!
44. Hump Back/人間なのさ (2019)
若い勢いのあるロックンロールアルバム。
この人たち、仲が良いのかバンドのグルーヴ感が最高です。
どの歌も初めて聴きながら名曲と言えるほどの親しみやすさが爆発してる。
メロディが覚えやすくて聴き入っていると、真っ直ぐな歌詞が胸にスッと入ってくる瞬間なんかたまらない。
人生、負けっぱなしで終わりたくない私には、豪速球が飛んできて胸を貫きました。
ガールズバンドに刺激的かつストレートなロックンロールを求める人にオススメです。
余計な装飾のない、いい音しています。
45. N*E*R*D/Fly Or Die (2004)
特徴:ヒップホップ嫌いのロック好きにこそ刺さると思う。
ロック的なアプローチが多く、心の掴まれポイントが至る所に存在します。
ジャンルレスとよく言われますが、私にはむしろジャンルとかどうでもよく、唯一無二の音楽に聴こえました。
極限まで自由にやっている音楽だからこそ、これ以上はない楽しさを感じられるのが魅力。
間違いなく名盤だし、ヘビロテしがち。
飽きないものです。
46. BOBBY CALDWELL/BOBBY CALDWELL (1978)
ボビー・コールドウェルのデビュー作にしてAORの名盤です。
ハイセンスなジャケットも素晴らしい。
1978年当時、本作を録音したカセットテープを車で流していた人が多いのでは?とか妄想してしまいます。
メロウな爽快感がドライブに合います。特に晴れた日に運転しながら聴くと最高。
私にとってはパーフェクトな名作。
多くの人がAORの良さに気付いてしまえる。
アルバム1枚、30分程度で聴けるのも忙しい現代人には魅力。
47. PUBLIC ENEMY/It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back (1988)
ヒップホップはまったく詳しくないのですが、好きで聴いています。
爆音が似合う歴史的な名盤。
一言で表せば、刺激的。
ブラック・ミュージックの代表格のアルバムと言えばいいでしょうか。
音楽自体にとんでもないエネルギーがあり、カセットの録音レベルは上げすぎないよう注意が必要です。
特徴は規格外の音量。
ズンズン響く低音なんかヒップホップならではの強烈な印象を与えます。
48. The Birthday/SUNBURST (2021)
チバさんがいた「The Birthday」最後のオリジナルアルバム。
過激さと美しさが共存していて、胸にぶっ刺さる歌ばかりなのが特徴。
感情へ伝わるリアリティがある。
ロックンロールという意識が何なのかを、嘘偽りなく叫ばれている気がします。
ちょっと強めのアルコールに似合う作品。
ロックを歌うために生まれてきたような荒々しく勇ましい、それでいて色気のある歌声は唯一無二の魅力。
CD版とアナログレコード版のハイブリッドジャケットを手作りしてみました。
49. JIMI HENDRIX/ARE YOU EXPERIENCED (1967)
これぞエレクトリック・ギター!という聴き心地が第一印象。
ブルース・ロックのグルーヴ感は天下一品。
現代の感覚では少し慣れが必要なほど、音には古さを感じます。
言い換えるとジミヘン以外には出せない音。
多少のノイズっぽさはすぐに渋さに覆る。
ギターを聴くアルバムとして有名ですが、ジミヘンの歌も神がかっているので私はそこにも注目して聴いています。
50. THE CARS/CANDY-O (1979)
当時、ジャケ買いした人が沢山いると思う。
私もジャケットに惹かれてカセットを作ったのですが(笑)
色気のあるハイセンスなジャケットはもちろん、内容もロックンロールへの欲望を満たしてくれる名作です。
むしろ、欲望を煽るのかも。
シンセとギターが目立ったサウンド、洗練されたバンドの飛躍を感じるセカンド作。
歌の内容に時々見せるヘタレ感はむしろ魅力。
リマスター盤は音が粒だっているため、録音の元音源にはそちらをオススメします。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
自分で録音したカセット、どれもいい音しています。
ボロくても、手作りには光がある!
カセット収納ケースの1列分を並べてみたら、こんなにジャンル雑多に入っていました。
ジャンル分けや五十音順などにはしていません。思ったままに作った順番です。
部屋には自分で作ったカセットテープばかり。
でも私にはどれがどこにあるのか“大体”わかるのが面白いです。
たくさんありすぎて、以前に作ったカセットを忘れてしまい、同じ物をもう一度作ってしまった事があるのを告白しておしまいにしたいと思います。
今日もまた新しくカセットを作りました。
この記事の続編を作って継続していく事も考えております。
是非また見に来てください。
ありがとうございました。
また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。
前編はこちらになります↓
カセットテープはやはり新品を使用することをオススメします。
なぜなら、数十年前の中古テープではカビが生えて使えない場合が多いからです。
令和のカセットプレーヤー!現行品です。
東芝のオーディオブランド「AUREX」のカセットプレーヤー『AX-T10』が、ステレオスピーカー付きで音質は良さげ。
信頼の「TEAC」が販売する数少ない現行品のダブルカセットデッキ【W-1200(S)】
DECK1、DECK2共に[録音/再生]が可能な機種になります。
すこぶるパワフル。マネしてつかいます。
じつはUMEさんのマネをしてハイロウズのラストアルバムをカセットにしたことがあるんですよ。今回のカセット紹介とても素敵でした。
レディー・ガガのアルバムよかったですよね。映画も世間的には酷評でしたが、私にとっても良い映画でした。
PS.今日は、クロマニヨンズとサンボマスターの対バンライブで、セトリが素晴らしかったですよ。
あにきゅうさん、こんにちは。
すごく嬉しいコメントありがとうございます。
わあ!
ハイロウズのカセット作ったのですね!
誰かへの影響があるとは思ってもいなかったので感動しています。
「LADY GAGA / Harlequin」は何度も聴いてしまいますよ。
すこぶるパワフルな傑作です。
無敵になったような気分にもなりますね。
昨日のクロマニヨンズとサンボマスターの対バン、私は行けませんでしたが素晴らしかったようで、なんだか同じ元気をもらったような明るい気分です。
こんなに新鮮な情報まで頂けるとは、ありがとうございます!
特に今回の記事を褒めてくださった事を心より感謝致します。