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つまらない世界に“心のロックンロール”をブチかます無謀な企画 ★ロックンロールが鳴り響く!! ★

ザ・クロマニヨンズ

【ザ・クロマニヨンズ/Oi! Um bobo】記憶に残る歌 我が心のクロマニヨン!5thアルバム

投稿日:2022年12月9日 更新日:

こんにちは。

『Oi! Um bobo』は2010年リリースのザ・クロマニヨンズの5thアルバムです。

前作に引き続き5作目も、ぶっちぎりの音である「モノラルサウンド」が大迫力のまま記憶に残ります。

全曲が人の心を動かすロックンロール。

心の名盤:全曲レビューです。

皆さんどうぞ最後までよろしくお願いします。

歌詞の文言が記憶に残る、音の輪郭が記憶に残る、自分が感じた思いまで記憶に残る魅惑全開のロックンロールアルバム。

多大な影響力あり。

何年経とうと、ふとした瞬間に心の中で鳴っている歌が多いことに気付く作品。

クロマニヨンズの歌は一回で覚えられるのが特徴。つい口ずさんでしまうのが魅力。

音楽が体温を持って心へ触れてきます。

つまり、名盤です。

The Cro-Magnons/Oi! Um bobo (2010)


Oi! Um bobo(オイ!ウンボボ)は4枚目のアルバム『MONDO ROCCIA』から約1年後に発売された5枚目のアルバムです。

2010年11月10日発売。

今回も全編モノラル音源での発表。

音が鳴った瞬間に、他とは違うと感じる迫力。その後は凄まじいその音に激情しっぱなし。

とは言え、音が誇張されている訳ではなく、クロマニヨンズの熱意がこちらへと突撃してくる素直な音圧。

CDもレコードもいい音しています。

ロックンロールならではの高揚感のある音。

本作には「ひらきっぱなし」という曲が入っていますが、聴くと自分の楽しい感情やそれに伴うテンションもひらきっぱなしです。

いつもポジティブに覚醒してしまう。

“止まる気もなし”のロックンロールに、心を刺激されっぱなし。

全員に強い生命力がぶっ込まれる。

『Oi! Um bobo』収録曲

1. オートバイと皮ジャンパーとカレー
2. 伝書鳩
3. あったかい
4. 底なしブルー
5. キャデラック
6. 多摩川ビール
7. ひらきっぱなし
8. 7月4日の横田基地
9. ボンジュール ロマンマン
10. いきもののかん
11. 我が心のアナーキー
12. 南南西に進路をとれ

全12曲34分。

たったの34分間ですが、特濃な34分間を体験できます。高い中毒性あり。

なんと、12曲中9曲が2分台という驚異的なインパクト。

作詞・作曲はヒロト、マーシー6曲ずつでそれぞれの別の感性がひとつの作品としてのバラエティー性を充実させています。

世の中に溢れてる凡庸性なんか感じません。

すなわち、ただならぬ独創性。

だからこそすべての瞬間が楽しめます。

アレンジが複雑でライブでは再現できないということが一切ないシンプルなクロマニヨンズのロックンロールは、いつまでも記憶に残るインパクトがそこら中で大爆発してる。

音楽には親しみやすさが必要だし、音がいいと感じる時に音圧が重要。これは絶妙です。

クロマニヨンズがテキトーに思い付いて投げたボールの受け止めやすさ。

受け取った自分がミットの中で完成させたらいいと、ヒロトが言っていたのがずっと心に残っています。

しかも心に響くド迫力のモノラルサウンド。

感情を激しく揺さぶるアレンジに感動の涙が溢れる瞬間。感性を鋭く刺激する熱い演奏。
心を前向きにするエネルギー。歌詞カードを見た事がなくても全部うたえる歌詞。

ビシバシ伝わる4人の魂。

熱狂のまま記憶に残るロックンロール。

前作同様、一日に3回は聴けます。

無理強いじゃなくて聴いちゃいます。今日も心と身体が、ロックンロールのエネルギーに満ちた『Oi! Um bobo』を求めちゃう。

それで健やかなメンタルを保っているのかもしれません。

決して悲しくならないのでオススメです。

個性派ソングが12曲入っていて、ボーッと聴き流してしまう退屈な余裕はありません。

はじめから全開で私を熱狂させにくる十二通りの衝撃。

根本はいつも通りのロックンロールでありながら、人を楽しませるエンタメ性に富んだアレンジがそれぞれの曲に施され、最初から最後まで正々堂々と駆け抜けます。

露骨な勢いでぶっ飛ばす前半:

ロックンロールの尽きせぬ疾走感で一気に突っ走るから、私のテンションがトチ狂う。

心地良い浮遊感に心がふわっとする中盤:

非常に軽やかなサウンドが心へ入り、どん底にあった私の体調まで回復の兆しをブッ放す。

ロックンロールのロマンが際立つ後半:

力のある音が朗々と空間へ鳴り響いて、止まっていた私の人生が新しく動き始める。

要するに、心が前向きになるアルバム。

今回もまたサウンドも歌詞も余計なものは削ぎ落とし、贅肉のないシンプルな印象。

引き締まってはいますが、どの瞬間も聴こえる音が瑞々しいと感じるため心が潤います。

贅肉のない骨太なバンドサウンド。

シンプルだからこその伝わりやすさ。

その中に楽しげで感情まで伝わってくるコーラスがキラキラ光っています。

コーラスの面白さは聴きどころ。

音の輪郭ですが、低音域が張り切っていた前作『MONDO ROCCIA』に比べると、全体的にボーカルを中心に中音域へフォーカスした親しみやすい音になりました。

これが聴き取りやすさを倍増させています。

自分たちの好きなものを作る、飽きるまではやり続けるという意志がビンビンに感じ取れてしまう生命力に溢れる5thアルバム。

突っ込んでくるロックンロールサウンドには迫力のモノラルこそが適切。

結論:クロマニヨンズが録音したモノラルサウンドは、音楽への没入感が最大級!

シングル曲は7枚目のシングル「オートバイと皮ジャンパーとカレー」が収録されています。

2010年10月20日リリース。

CDと7インチアナログ盤が同時発売。

全編モノラル。

シングルのカップリングにはマーシー作「サンデー・サンデー」、ヒロト作「拳銃が泣いてるぜ」を収録。

日曜日は火曜じゃないと、マーシーが全員を納得させる軽快なロックンロールあり、人情味の冴えたハーモニカ入りのハツラツとしたロックンロールありで、すこぶるアクティブな聴き心地のシングルになっています。

カップリング曲は、本作『Oi! Um bobo』には未収録。

初回限定盤CDには“disc2”としてラモーンズのカバー「BLITZKRIEG BOP(電撃バップ)」が収録された特典ディスク付き。

7インチレコードの方にはB面の2曲目に収録されています。

2010年、アルバム『Oi! Um bobo』発売当時CDとアナログ盤が同時発売。

初回生産限定盤のCDは、3曲のスタジオライブ映像が収録された特典DVD付き。CD本編ディスクは高音質である「Blu-spec CD」でのリリースでした。

アナログ盤は限定生産だったため既に完売。

レコードジャケットは、前作からシリーズ化された“60年代フリップバックE式盤”仕様。

なんと「200g重量盤」でズッシリ重くてやたらと厚くて、かける前からぶっちぎりの音が出ちゃってるレコード。

ここまで太っ腹な仕様なのに普通に3000円とかなので、まったく悪意が感じられません。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

ザ・クロマニヨンズを聴く時は、生まれてから一番カッコ悪い形で楽しもう。

人の目なんか気にしないのがロックンロールの最大限の楽しみ方。

5枚目はそう決心させる丸裸の音がしてる。

ロックンロールからの熱狂への誘い。

心のガードは通用しない。

はじめから熱狂的な気持ちで行こう。

後はその上向きになった気持ちのまま笑って生きてしまおう。

オーライ!ロッケンロー!!

M1「オートバイと皮ジャンパーとカレー」

作詞・作曲/真島昌利

クロマニヨンズの7枚目のシングル。

シングル盤の方もCD、レコード共にもはや常識とか関係ない“MONO”です。

意味もなく出掛けたくなる非常にアクティブな1曲目。

アルバムの始まりにふさわしい勢いづけるロックンロール。

マーシーの好きなものを全部詰め込んだような魅力的なタイトル。リリース当時、タイトルが発表された時点で期待しちゃった。

結果、期待以上に心を刺激する歌です。

内向型の私のテンションが外へと向かうアクティブソング。

疾走感ぶっちぎりのパンキッシュなアレンジ。

突っ走るテンポでありながらも、滑らかに感じるメロディ。

オートバイと皮ジャンパーで走るスピード感と、カレーを食べてひと休みするまったり感の両方が聴こえる歌詞。

並外れたクロマニヨンズの激走。

勇ましいモノラルサウンドが突っ走ってく。

勢いをつけて過ごしたい日の朝にバッチリ合うスピード感が魅力。

オートバイが走り出すキレッキレのイントロ。

歪んだギター、唸るベース、派手なドラム。

5秒しかない短いイントロに、爆発的な音で入っている「Oi!」のコーラスに早速テンションがひとつ上がった。

すかさずヒロトが歌い出したのはオートバイと皮ジャンパーが疾走している様子。

無駄にカッコつけない堂々とした直球ストレートの歌心が私の背中を押してくる。

歌う言葉はなんだかすげえ速そうな雰囲気。

ほとんどの人がもう座って聴いていられないかもしれない。

著しく能動的なロックサウンドが爆音で鳴る。

マーシーの華麗なコードストロークが止められないスピード感でブッ走る。

コビーのベースがオートバイの絶好調でブン回るエンジン音に聴こえる。

カツジの派手なドラムは障害物をもろともしないウルトラパワー。

頻繁に飛び出す「Oi!」のコーラスがパンクの威勢の良さになってる。こんなのクロマニヨンズが乗るオートバイによるロックンロールの煽り運転じゃんか!

それがパンキッシュな演奏と相まって、一回ごとにいちいち心を刺激してくるのだ。

いつもと違うこと、なんかやりたくなる。

「いかすぜ はやい」と歌うサビのいかし方が最高です。「いかす!はやい!」と掛け合いになるコーラスが痛快で特徴的。

抜群に上機嫌で高揚感も更にアップ。

サビでほんのわずかにだけ重ねてあるギターが、晴れた空の明るさなんかも見せます。

マーシーの心のワクワク音かもしれません。

ラストのサビの直前で炸裂してるマーシーのピックスクラッチのジェット音には、今日も生きるぞと決心する威力あり。

やらずにいた気持ちに遂に勢いがつく。

1曲目からオートバイの疾走感で豪快に走り出したら、最後まで止まらないアルバム。

ラストの12曲目までブッ飛ばすためのド派手に唸るエンジン音が聴こえてきた。

 

歌詞:全開でアクティブな言葉の連続。

オートバイのスピード感や、マーシーが見た楽しい風景が誰にでも感じられる。

1番2番それぞれに“オートバイ”にちなんだストーリーがあって楽しいし、活動的な歌詞の影響でついどこかへ行きたくなります。

オートバイにはガソリンを、自分はカレーを食べてひと休みする2番にはほっこり。

全体的には活発な言葉での表現でありながらも、スピード感とまったり感の両方を楽しませてくれる。

楽しい一日の物語といった印象。

要するに、幸せそうだ。

マーシーが大切に乗っているオートバイを見せてもらった気分でもある。

M2「伝書鳩」

作詞・作曲/甲本ヒロト

力の限りエモい、マイナー調ロック。

私の穏やかな平常心を突き破りにきてる。

エモさ炸裂!感情爆発!瞬間ごとにしっかりと意識を保っていないと、多くの人の胸が見事に破裂します。

アルバムを聴きながら歩いてる道とかで、、

勝手にテンションが暴走するぅぅぅ!!

自分の感受性の許容範囲が限界を突破してしまうと言えばいいでしょうか。

人の感情へ直接鳴り響くロックンロール。

曲のアレンジと4人の演奏が、アーモンドチョコレートをものすごく感情的に見せる。だから記憶に残る味がします。

心に突き刺さるアップテンポ。

最大限にエモーショナルで鋭いアレンジ。

人が耐えられる限界の痛みを感じるメロディ。

音量は大して上げていなくても、心へと爆音で鳴るのが特徴。

マーシーのストイックなギターがガンギマリのイントロ。

度を超えた鋭さ、ロックンロールの歪み。

一音目で心を鷲掴み。

ヒロトが真摯な態度で歌い出す。

おふざけのない厳たる歌心だということを、一言目で全員が悟る。

辛辣な歌の中で一際インパクトを放っている言葉が「アーモンドチョコレート」だ。

一回で記憶に残るメロディに乗っているし、コーラス入りで迫力がある。

「伝書鳩」の一番印象深いフレーズ。

誰でも馴染みのあるアーモンドチョコレートの味。それとは違うわずかな苦味がある。

私はこんなにも感情的なアーモンドチョコレートを食べたことがないし、そこら辺にはあんまり売ってない。

この音には少しの痛みまで感じてきた。

クロマニヨンズの情熱と、曲の熱気がチョコレートもドロドロ溶かす熱い音が鳴ってるのは間違いない。

キレのいいサビでは、伝書鳩が飛んでいく光景がこれまた感情を刺激する。

私のイメージとしては古めかしい映像。

演奏はギター、ベース、ドラムの連射が胸を撃ち抜く。

間奏では、ヒロトのハーモニカに絡むマーシーのGS風のサウンドでぶっ放すギターに、胸を締め付けるような切なさを超えた深い感動を体験します。

激しく胸が熱くなっちまった。

2曲目でここまで気持ちがたかぶって、私の体力は最後までもつのか。

このアルバム、どうかしてる。

感慨深さと言った方がいいのかもしれないけど、この曲のエモさは何なんだ⁈

この歌、胸のド真ん中を狙ってるマシンガンのような怒涛の演奏だ。

 

歌詞:強烈な印象のアーモンドチョコレート。

誰もがアーモンドチョコレートのパッケージの赤い色や、箱を開ける時の感触、馴染みのある味を思い出す。

なんだかそれに気を取られがちだけど、実は伝書鳩が何かを伝えているという内容。

“伝書鳩”は何を伝えているのか。

「国鉄」や「被害者の名簿」という言葉からは何かの事件に関係しているのが、なんとなくですが分かります。

とは言え、ロックンロールの歌詞なので不快な印象はまったくありません。

あれ⁈これアーモンドチョコレートの歌じゃなくて伝書鳩の歌だったのか。

M3「あったかい」

作詞・作曲/真島昌利

働くのが嫌いな私への希望の光ソング。

正しくは、寒い冬に聴けばみんなが幸せになるあったかソングの決定版です。

ひたすらにあったかいロックンロール。

“あったかい”のが音楽から鳴る凄みが魅力。

「ホット」が最上級の「ホッテスト」までブチ上がるあたたかさで印象的。

歌心があったかい。分かりやすい演奏もあったかい。クロマニヨンズってあったかい。

元気でやさしくてあったかくて、今も未来へも希望の光をぶっ放すアレンジ。

あったかさが突っ走ってくるアップテンポ。

人を幸せにする思いやりのメロディ。

寒さなんかぶっ飛ばす歌詞。

クロマニヨンズが最高の“幸せ”を歌う。

あったかいし、嫌なルールもないから、ちょっと凹んだメンタルは必ず救われます。聴くだけで健康になっちまうあったかソング。

あったかくて誰も弾き飛ばさない。

イントロなし。

いきなりパンチ力のあるサビ始まり。

ヒロトの力強く曖昧さのないボーカル。そこには尽きせぬ温暖のポジティブ感あり。

驚異的に真っ直ぐで、誰でも受け取れる直球。

だから最上級のあたたかい幸せを感じてる。

歌がAメロへ入るとぽかぽかして体を動かしやすい気温を、メロディが強く印象付ける。

冬が初夏になるぐらいの衝撃的なあたたかさ。

凍える人はいません。つらい人もいません。

クロマニヨンズのロックンロールが照らしている快適な光の温度で全員を包むから。

なんだか甘えも許されそうだ。

そう言うとすごく優しそうだけど、演奏はギンギンバリバリのロックンロールサウンド。

歪みとスピード感のあるブッ飛びスタイル。

そこからはロックの“熱”がブチ込まれる。

唐突に柔らかくなるBメロ。

ギャンギャンしていない滑らかな演奏。

マーシーのギターが伸びやかな音を鳴らして安心感をもたらせます。

疲れた心への癒し効果抜群。

メロディやアレンジの絶大な包容感は、弱った体調にも回復の兆しまで見せてくる。

その直後には、強靭なパンチ力のあるサビがドカーンとしてる。

ついていけない社会で凍り付いた心が溶ける。

あったかいを通り越して、心地よい“熱さ”が部屋の空間へ鳴り響く。

面倒な間奏はなし。

極上のあったかさのみが提供される曲。

「あったかい」から受けた影響は、いつだって無理はよくない、無理しないと決心したこと。

理由をつけた正当化ではなく、説明不要の肯定的な感じ。

終盤の「ホット!ホッター‼︎ ホッテスト‼︎‼︎ わ〜‼︎‼︎」の1フレーズで、人並みを目指さないあったかい人生を駆け抜けてしまえる。

3曲目ですっかり体まであったかい。

ラストにみんなで「わ〜‼︎‼︎」と叫んでる中に、テンションが一足遅れたような奴がいる。

 

歌詞:あったかいことは幸せだという主張。

思わず健康になっちゃいそう。

なぜなら、あったかいことへの感謝や、嬉しい気持ち、更なる期待のみで成り立っている歌詞だからです。

一文字も辛くありません。凍えません。

私には特に3番が心を健康にしてくれます。

それは、もっとあたたかくなってバナナやパパイヤがなれば、それを食べて暮らせばいいと、そうすればなんと、

“働かなくていい 昼寝しよう いい気持ち”

という素晴らしい世界がやって来るのだ。

最高です。世の当たり前とかブッ覆してる。ぶっちぎりに幸せで健康的。あったかさが心へジワーッと広がった言葉。

これ絶対オレにアピールしてる。

M4「底なしブルー」

作詞・作曲/甲本ヒロト

ロックの猛毒、ガンギマリ。

強烈なインパクトの襲撃はまだまだ続くから、ボーッとできない眠れない。

このアルバムは放心状態を許さない。

私までアウトローな気分になってしまう程の、ひねくれ者の叫び声が聴こえてくる。

猛毒そのものであるロックンロール。

ヒロトのハーモニカの猛毒で目が覚める衝撃の体験をする。それは日々の安定なんかを求めた私の心へ、ロックの猛毒が流れ込む事。

「底なしブルー」を聴くには、猛毒をラッパ飲みする覚悟が必要です。

後悔してる暇など与えないアップテンポ。

危険な中毒性のある猛毒アレンジ。

毒々しくギンギンのメロディ。

トチ狂った迫力サウンドが、私の吐いた弱音を2分52秒でブッ消す。

カツジの狂ったテンションでのドラム連打で猛毒ブチまけ開始。

ちょっと痛いと感じる程の過激な音。

ヒロトのハーモニカと、マーシーのギターでブチかますイントロのリフ。

ハーモニカとギターのユニゾンで毒性2倍。

毒々しいヒロトのボーカルが刺激的。

凡庸性で溢れた世の中には絶対にない切れ味の鋭い刺激。歌う言葉には確実に毒がある。

古いブルースの破天荒な雰囲気が、頭の中を支配しています。

自分の心が毒されていくのが快感。

更にはロックンロールの音圧までもが聴覚を思いっきり刺激してきやがる。

特にギターのジャキジャキした耳触りなんかは、音楽を止めても耳に残っていやがる。

私には珍しい事象も発生した。

それは、“底なしブルー”とタイトルを歌うサビよりもAメロの方が印象に残るということ。

決してサビにインパクトがない訳ではなく、Aメロの猛毒性が度を超えているのだ。

間奏には鳥肌が立ちゾクゾクする。

マーシーが猛毒をブチ撒けるギターソロ。

限界ギリギリの過激なチョーキングの連続に震え上がる人が続出する。

ギターソロ直後には、ヒロトのハーモニカとマーシーのギターの掛け合いが始まった。

強烈なフレーズをお互いに渡し、それ以上の猛襲で応えるという名場面。

間奏後はボーカルとドラムのみの演奏になって、ヒロトが歌う言葉の一つずつが耳の奥まで入ってくる。

ベースとギターがさりげなく戻ってくる瞬間は胸が熱くなります。

この歌、聴くと全身に猛毒がまわって、小さいことに悩んでいた自分を情けねえと笑い飛ばしてしまえる。

アウトロでも毒を撒き散らしながらロックンロールが暴走していく。

最後の1秒まで毒々しい。

思わず「カッコいい」を連発したくなる歌。

 

歌詞:ブルースマンの猛烈な破天荒っぷり。

生き様の危なっかしさが見事に表現された、凶暴な歌詞になっています。

如実に毒々しい。

イメージとして特に記憶に残るのは、猛毒をラッパ飲みする凄まじさ。

どちらかと言えば短めの歌詞ですが、心への刺激は極限レベル。

私の中まで猛毒がまわるのが特徴。

その毒性によって、やらずにいられなくなるのが魅力。

したがって、中毒にもなりかねない。

いかにも毒が含まれている。

M5「キャデラック」

作詞・作曲/甲本ヒロト

5曲目でテンポは下がりますが、やはりインパクトは絶大なもの。

特徴はコビーのベースの歌心。

演奏が始まった途端から、この曲の変わったリズムにはまた何か楽しませてくれる予感がしてきます。

ベースが語りかけてくる独創的なアレンジ。

気を緩めて聴けるゆったりテンポ。

子供心のようなメロディ。

興味深い歌詞。

それまでの疾走感から一変した落ち着いたテンポでの陽気なリズムが、大人の中の子供心を刺激するイントロ。

弾んだリズムに心が軽くなってくる。

しかし速くはないテンポに、尋常じゃないことをやろうとしている雰囲気が漂います。

意外性と独自性に期待してください。

リズムが心地よくて自然と身体がノッていると、すかさずヒロトが歌います。

明朗快活なボーカリゼーション。

独特な感性で誰も考えなかったことを歌うので、一般的な思考など一瞬にして遥か彼方へブッ飛ばされる。

キャデラックへの憧れを歌う歌詞にインパクトがありすぎる。

子供が何かへ憧れている感じが楽しい。

空を飛べるキャデラックに魅了されます。それは象も乗れるという夢の詰まった車。

だけど本物のキャデラックを知らないのが、聴きながら笑顔になっちゃうポイント。

マーシーのギターはバッキングに徹してる。

とは言え、明るい音で曲のにぎやかな雰囲気を演出しています。

歌の根底を人力で支えるカツジのドラム。

決して狂わないリズムにも人間にしか表現できない音の体温あり。

バンドの中に1人どうかしてる奴がいる。

ベースが語るコビーのソロが特に印象的です。

その音はちょっと熱くなってしまった様子で、ものすごく何かを主張しています。

ベースのリズムではなく、完全に歌ってる。

コビーのサービスで曲中に何度かやって、体験したことのない刺激をブッ込んでくれる。

絶対、ベースが何か言ってる。

いつもたくましくベースを唸らせるコビーが珍しく暴走中。

想像の余白に見事な娯楽性あり。

歌詞とか演奏とか全部、やっぱりなんかブッ飛んでいてヤバいヤツらだと再認識する歌。

 

歌詞:キャデラックへの憧れ。

ただし憧れ方が子供心のように奇抜で、一回で記憶に残るインパクトを放つ。

1番ではキャデラックはどんな車なのかという自身の疑問を投げかけ、聴いてるこちらへその回答を期待させまくります。

それに対し“知らない”と胸を張って言い放つ潔さに思わず笑ってしまった。

日常のストレスがブッ消える面白さが魅力。

キャデラックは空も飛べるとか、象も乗れるとか、自信満々の勝手な勘違いで憧れている可愛らしさにグッとくる。

遊び心が溢れていて、ほっこりする。

この歌詞をかしこまった態度で聴ける人はいないと思う。

M6「多摩川ビール」

作詞・作曲/真島昌利

一音目のアコギが鳴り響いた瞬間に察します。

オレはこの曲にグッとくる。

音の軽やかさ柔らかさに、自分の心の不要な重みがブッ消されるのが最大の魅力。

パァーッと目の前が明るく弾けるアコギ調。

ギュッと心を掴む名曲。

アルバム収録曲の中でも、前向き効果抜群の特別な輝きを放っています。

サラサラしたミディアムテンポ。

軽やかな聴き心地のソフトなアレンジ。

滞らない川のせせらぎのような美メロディ。

韻を踏みまくった歌詞は快感。

アルバム中盤の癒されポイント。いい感じの布団のような柔らかさ。圧倒的な心地よさ。

マーシーの美しいアコギの響きでスタート。

極端に短いイントロ。

すぐにヒロトが私へ語りかけるようなボーカルスタイルで歌い始める。

アコギと歌、優しい音像。

1番を歌い終えると、カツジのドラムが曲に勢いと心地よい弾みをつけた。

コビーのベースも入って音の厚みが出ます。

もうここからは、人生を止めてなんかいらない清らかな川の流れのような聴き心地。

今日の自分として歩き出したくなる。

アコギ基調のサウンドにはどんどん心が癒されていく。なんだか軽やかな気持ち。

Bメロには効果的にエレキが入って、その音が水面に反射した太陽の光になってます。

マーシーも一緒に歌います。

コーラスアレンジがメロディの心地よさを見事に引き立てるし、マーシーの歌心が耳にも心にも沁み渡る。

間奏はハーモニカソロ。

非常に美しい響き方をしています。

川のほとりで聴いているような外の空気や明るさを感じさせる音。ヒロトのハーモニカが柔らかくて心に沁み入る思いやりの音が鳴る。

曲の後半も一瞬たりとも滞らずサラサラと流れるから、心配症の自分は出てきません。

ヒロトとマーシーの歌声が、今より何歩でも前に出させる光になる。

すっかり心穏やかになった。

この歌を聴きながら「よし、生きるのやめよう」なんて決意する人はいません。

クロマニヨンズが今日を楽しむための新しい生命力をブッ込んでくれるからです。

癒されて前向きになる人はたくさんいます。

生きているのは「今」なのに、明日の心配など無駄だということに気付く歌。

外に持ち出したい音楽。

 

歌詞:明日のことじゃなくて今この瞬間に感じている幸せ。

川がキラキラしながら流れる風景や、今の心情を強くイメージさせます。

頭の中には映像まで見えてくるのが特徴。

言葉が抽象的ではなく“空想的”だからこその強いイメージです。

大胆に韻を踏みつつ、恋心や生命にちなんだ言葉、自分の哲学なんかも含まれていて、心の柔らかい部分に沁みてくる。

特に「今」が際立つサビの歌詞は魅力です。

明日のことは明日決めよう、今は目一杯今日を楽しもうと心がはっきり反応します。

サビのラストで「知らねー 知らねー」と吐き捨て、明日の事など考えていないのがロックンロールのリアルな感情で心へ響きます。

私まで今を楽しんでしまえる歌詞。

M7「ひらきっぱなし」

作詞・作曲/真島昌利

レコードの場合は盤をひっくり返します。

B面の1曲目を盛り上げるアップテンポ。

初めから全開でいくロックンロール。いきなり突撃してくる。真っ直ぐ直撃してきてる。

ソリッドで、鋭く睨みつけるような8ビートのパンクスタイル。

ガードした心を開かせる元気なメロディ。

ポジティブ一直線の明るい歌詞。

いつもより元気が必要な朝にはベストチョイスになります。

目覚ましの曲にしたら飛び起きられる。

ギター、ベース、ドラムの弾丸を撃ちまくる攻撃的なイントロ。

破壊力や起爆剤という言葉が合う。

ヒロトが元気に歌い出すと、目を覚ました歌の主人公がもう誰にも止められない勢いで突っ走っていく。

ライブで爆裂すること前提のような勢い。

待つ事もなし、止まる気もなしの自己優先的な突進力が爆走していくカッ飛びアレンジ。

歌は「全開」がコーラス入りで強調されていて、自分に誠実な気持ちが疼き始めて次第に制御不能になってしまう。

ギャンギャン唸るギターなんか疾走感の極みを尽くす。

Bメロではマイナー調になるのが刺激的。

また心の別の部分をガッツリと掴まれて、急にジーンと来たりもする。

いきなり来るクロマニヨンズの神業。

ギターソロなし。

そんなもの必要なしの、疾走感を最重視したロックンロール。

たったの2分31秒で激情。

こいうのは、常に外からの刺激を求める人に好まれるかもしれない。とは言え、内向型の私にも全開するためのエネルギーになる。

ラストに一度だけ歌う1フレーズの躍動感。

遂に想像力の限界を突破するようなインパクトのあるメロディにキラッキラサウンド。

これがサビという事でいいのかな?そんな事はどうでもよし。

全身全霊が全開できたならよし。

エネルギッシュなこの歌に感化された今日の私は、止まる気もない全開で存在したい。

 

歌詞:寝てる時以外は全開の人。

言葉が、これぞ勢い。

フルパワーとか突進力とか躍動感そのもの。

全開とはこういうことなんだよなと刺激され、自分の心にも[全開ボタン]を新しく増設したい気分になってしまう。

この歌詞が心を開かせたらもう遠慮してるわけにはいきません。

常識ある大人の空気で自分を押し殺してる場合でもなくなってくる。

ひらきっぱなしが最適解。

『Oi! Um bobo』には、気持ちの「ー」を「+」へと覆されっぱなし。

突破した自分の感情が記憶に残る。

M8「7月4日の横田基地」

作詞・作曲/真島昌利

アルバムの中では一番長い3分47秒の曲。

しかし他の曲より長いとはまったく感じません。それどころか曲の展開に心を奪われているので、もっと聴かせてくれと思った。

パワフルなミドルテンポ。

胸熱な仕掛けのあるアレンジ。

吐き捨てない滑らかなメロディ。

すべての音を把握しやすいテンポに浸っていたら、この曲の終盤には一度聴いたら忘れられない仕掛けがあった。

強烈なインパクトを残すロックンロール。

歌の内容は、クロマニヨンズ主催のミスコンが開催されてワクワクしちゃう。

安定感のあるテンポで、骨太のギターが鳴り響くイントロ。

無意味に暴走しない。

イントロは短くすぐに歌のメロディが入る。

「ミス・エレキギター」と分厚いコーラス入りで歌うから、スピーカーやイヤホンから出た音はにぎやかに感じます。

絶対みんなで笑顔で歌ってる楽しいコーラスに心がふわっと軽くなった。

曲の根底を支えるたくましいベースとドラムによるリズム。

最初に感じた揺るぎない安定感は、コビーとカツジが先導する鉄壁のリズムだったんだ。

その上でロックの歪みをぶっ放すギター。

Aメロではジェット機の轟音になっているし、太々しい程の歪みが、心地よい圧迫感で耳に残ります。

Bメロではギターが跳ねて楽しさ倍増。

これを聴きながらだんだんネガティブになっていくのは不可能。

体まで跳ねる過剰な楽しさが心に残ります。

この歌、決して暴走しないテンポで心の掴まれポイントが何度もあって、前向きな気持ちになってきたなとしみじみしていたら、、、

急展開する。

刺激的なハイライトがやって来る。

3番まで演奏したところで突然の暴走開始。

極端なテンポアップ!

急に超高速になるアレンジ、一度聴いたら誰も忘れられないインパクト。

過激な速さが一回で記憶に残る。

世界の美女の名前を高速テンポで歌うメロディは刺激的です。ヒロトの歌心も溢れてる。

やっぱり速いって胸熱だ。

テクニックとかじゃなくて、ロックンロールそのものになるプロフェッショナル。

ラストはクロマニヨンズではあまりないフェードアウト。この急展開アレンジにぴったりのいかす演出。

これ以上はない美しいフェードアウト。

 

歌詞:「ミス・◯◯」のコンテストが開催されているようで楽しい内容。

背景は夏の横田基地。

光を感じる明るい言葉のみでの表現。

曲中に何度も歌う“ミス・エレキギター”というワードが特に印象に残ります。

この歌の前では、おそらく全員がミスコンの優勝者になる。

やっぱり誰かを称賛するって気持ちのいい事だから、気分が悪くなる人はいないと思う。

終盤には世界の美女が何人か登場して、古い映画を彷彿とさせるので思わずキュンキュンする人もいるかもしれない。

M9「ボンジュール ロマンマン」

作詞・作曲/甲本ヒロト

おフランスの情緒というよりも、全体的にはロマンが満ちていてガツンとした雰囲気。

生きようとする心が響くロックンロール。

個人的には、ロマンマンを称えているような元気いっぱいのアレンジにグッときます。

だからロマンマンが大きな笑顔で「ヤァ!」と手を振っているよう。

私まで胸を張って気分良く生きられそうな音が出てる。

ギター、ベース、ドラムの豪快な連射が常に飛んでくる躍動的なテンポ。

そのため、思わず気持ちが前を向きます。

活発なメロディには上機嫌になる。

落ち込んだ心をブッ消して飛躍する歌。

どうにもネガティブになってしまって、外からのエネルギーが必要な時に、キラキラした生命力を与えてくれます。

誰にでも必ずある「生きようとする気持ち」を強く感じる9曲目。

「ジャーン!」とロマンマンが飛び出しながら登場するようなイントロ。

ギンギンバリバリのモノラルサウンドがこっちへ向かって突っ込んでくる。

早速、未来まで照らすほどの明るい光がぶっ放された。

力強いヒロトの歌声が鳴り響く。

曖昧さがなく実直な歌心。

あまりのパワーに、もう下向いて不幸に甘んじてる気にはなれなくなった。

ポジティブな音以外は鳴らないからだ。

マーシーの歪んだギターの尖った音。

鮮烈なサウンドが、心の闇を切り裂いて輝度の高い光をブチ込んでく。

突進していくコビーのベースは、目の前の障害物をもろともしない。

カツジのドラムの音が随分と張り出していて、非常に刺激的。

サビでは調子が変わって、メロディと言葉が感情に直接触ってくる。

バッキングではやさしいアコギの音が鳴って、聴覚へ柔らかな刺激を与えてきた。

ヒロトの歌詞の一言のチョイスが、私の心へはダイレクトに刺さります。

「生きよう」と奮起する人が沢山いるはず。

間奏は情緒あるアコギのソロ。

それまでエレキがギャンギャン唸っていたからそのまま行くのかと思ったら、意外性に意表を突かれた。直後にはうっとりしちゃう。

アコギが奏でるロマンのあるメロディ。

ここには情緒があり、なんだか芸術的な気持ちになります。

後半も聴き逃してしまえる音はないし、音楽から意識が逸れる瞬間もない。

この歌を聴くと、ずーっとモヤモヤだった心が“やりたい事”で溢れていく幸せになる。

キレのいい締めで気分もスッキリ。

笑顔になった心で「ボンジュール」と手を振りたくなる。

 

歌詞:見た目はフランス人のロマンマンの心の中。想像力を掻き立てる空想的なもの。

空想的とは言え意志が強く、心が開けていて、今日を生きるエネルギーになり得る。

“生きようとする 僕の心が 『つれてって』”

ラストで飛び出すこの歌詞が急に私の心を強くしました。そこだけボリュームが上がったかのように、爆音で心へ入ってきたから。

生命力に満ちている。

今日も生きようとしてる。

ついさっきロマンマンになった私は、やっぱりちょっとおフランスに行ってきたい。

「ボンジュール ロマンマン。」

M10「いきもののかん」

作詞・作曲/真島昌利

軽やかな聴き心地のロックンロール。

アレンジはすこぶる軽快でありながら、心が感じるものは熱い。

コーラスが一役買ってる。

聴くと、迷いのないポジティブなエネルギーを爆発させながら今日を生きられます。

心の重さを取り除く明るいアップテンポ。

スキップしたくなる軽やかなリズム。

歪みは抑えたピュアサウンド。

キラキラしたエレキの隣では、耳触りのいいアコギも鳴って、心穏やか効果あり。

マイナーコードが心を直撃するイントロ。

既に私好みのサウンドとアレンジ。たまらないこの感じ。好きすぎる気持ちが爆発しそう。

絶対オレにアピールしてる。

ヒロトが明るく歌い始めた言葉には、マーシーの感性を思いっきり感じました。

自分が今日も生きていることを実感してしまうし、なんだか勘が冴えてくる。

気持ちが弾んできて体は小躍りし始める。

2番からはマーシーたちのコーラスも加わって曲に極上の厚みがプラスされた。

声を張り上げて歌うマーシーが勇ましい。

ギターは歪んでいなくて、ドライブするベースや、激しく撃ちふるうドラムが迫力の音で突っ込んできます。

サビでは子供の頃に感じた夏の風景がそのまま見えてくる。

空想的で遊び心のある歌詞にはほんわか。

掛け合いのコーラスが、世間で疲弊した心を回復させる刺激になります。

ギターソロはなし。

だからこそ2分47秒の潔さを実現してる。

そういえば『Oi! Um bobo』は、間奏のギターソロは少なめのアルバムです。

しかしマーシーのギターの音が耳にも心にも記憶にも残るインパクトがあります。

特にこの曲のギターは健康的な音。

Aメロの歌詞では“めんどくせえ事ばかり”と歌っているけど、、

めんどくさくないアルバム。

聴いていると、いつも私にはマーシーが楽しそうに踊っている姿が見えてきます。

心がすっかり軽やか。

自分の勘や直感を信じたい日に、その貫徹力へ効果を発揮する歌。

 

歌詞:AIにはない人間の勘を強くイメージさせる直感的な歌詞。

とは言え、「いきもののかん」とひらがなでの表現のため“想像の余白”に自分なりの解釈をして楽しむもの。

サビの歌詞は空想的で、この歌でもまた私の想像力を掻き立てる。

子供心で遊ぶ朗らかな風景を見られます。

ともかく、朝この曲を聴いてから今日を始めれば、迷うことのない一日になりそう。

決めるのは“かん”なのだ。

今日も生きてるし、直感でいくぞ。

M11「我が心のアナーキー」

作詞・作曲/甲本ヒロト

タイトルだけで心を掴まれた事を告白します。

自分の心で自由にやれ!という強い刺激がぶっ込まれるロックンロール。

力強さにメラメラと闘志が湧き上がってくるようなアレンジに今この瞬間の心が燃える。

胸を張って歩きたくなるミドルテンポ。

世に屈しない芯のあるメロディ。

自己決定である歌詞。

勢いをつけたい人へ、それだけでは終わらないので期待してください。

心のアナーキー、前進開始。

風変わりなロックの楽団が、キビキビとした動きで行進していくような雰囲気のイントロ。

パンクの歪みをブチかますギター、絶対に折れそうもない太いベース、突進力や突破力が際立ったドラム。

思わず背筋が伸びる。

私もビシッとした気持ちで挑みたい。

実はこの感じは次のラスト曲にも発生するため、一応覚悟しておいて頂きたい。

前に突き進む頼もしい態度でヒロトが歌う。

うおー!真っ直ぐなメロディ。

言葉は少なめの歌詞。

どの文言にも「アナーキー」という言葉が付いてくる。それが掛け合いのコーラス入りで、爆発的な気分にさせます。

演奏は何があっても曲がっていかない強靭なサウンド。

この音を聴きながら後退していく人はいません。前にある栄光に真っ直ぐ突き進む人がたくさんいます。

ここにあるのは突破していくエネルギー。

サビへ突入すると音が光ったり、ロックンロールのやさしさに包まれたりするのを体験。

ジーンと来て、そのあと胸が熱くなってしまうメロディに惹かれます。

クロマニヨンズがやさしい。

人並みを出来ない私を認めてくれたような、大きな包容感です。

感動しちゃって涙が落っこちそう。

間奏のギターソロ等はなし。

ただひたすらに前へと突き進む。

3番の“やさしいぞ 人間は”という歌詞が私のいつもの猜疑心をブッ消しながら、心を更に一歩前に出させたのです。

2回目のサビを歌い終わったあとに、、、

大仕掛けあり。

唐突なテンポアップ!

とうとう自分の心の中のアナーキーが隠しきれなくなってしまう。もう丸出しだ。

極端なテンポアップで、超高速テンポへ。

アナーキーがどうかしてるテンションで私に直撃してくる。これ、いつまでも大切にしたい心の中の変えてはいけないもの。

ライブ会場なら確実にカオス状態だ。

どんだけ楽しませてくれるのよ。

ヒロトの歌に呼応する盛大なコーラスが楽しい。だからフェードアウトする最後の最後まで楽しめる。

ラストのテンポアップは鳥肌が立つ。

 

歌詞:言葉は多くはないのに、個人の自由を強くイメージさせる強烈なもの。

外へと向けて放つ内的な主張。

始まりから終わりまで何度もアナーキーを連発されて、屈していられるヤツなどいない。

それ以上に感じるのは自分でいる自由。

「自己決定」という意味のアナーキー。

たくさんの経験をしてきた上で、達観しているアナーキーに私には聴こえる。

自由でいる心のアナーキーです。

M12「南南西に進路をとれ」

作詞・作曲/甲本ヒロト

積乱雲と音楽隊がやって来て、つい入隊してしまうロックのマーチ。

みんなで歌う合唱スタイル。

これを散歩中とかに聴くと、曲に合わせてビシッビシッと姿勢良く、入隊した気持ちになって行進してしまうので注意が必要です。

ドカドカ楽しい四拍子。

幾千の敵も蹴散らして進むエネルギー。

絶対オレにアピールしてる直進のメロディ。

今日こそごり押しで行けと、クロマニヨンズに背中を押される歌詞。

多くの人が影響を受けると思う。

アルバムを終わらせるためじゃなく、今より何歩でも前に進むためのラスト曲。

何かを回避せず、自分の進路は曲げず、パワフルに突き進みたい気持ちに合います。

クロマニヨンズ、爆進開始!

イントロの前にいきなりハッスルします。

「ハッ‼︎ ハッ‼︎ ハッスルする‼︎」

私への猛烈なアピール、ガンギマリ!

積乱雲の中に巻き込まれたと感じるぐわんぐわんのギターが唸るイントロ。

平常心を掻き乱す歪みサウンド。

すると、みんなで歌い出す。

分厚い音像には、勝手に勇気が湧いてくる。

それぞれの楽器が、ジャッ!ジャッ!ジャッ!、ドッ!ドッ!ドッ!とキレッキレで、うっかり前進したくなるアレンジ。

止まっていたものを動かす威力、抜群。

サビではドラムというか大太鼓の音が低く響き渡っていて積乱雲がここにいるみたい。

大きく腕を振って歩くキビキビポイント。

誰もが胸を張ってる。

つまり、堂々としてる。

ここに存在しているのは、心への好影響のみ。

実は5thアルバム『Oi! Um bobo』の中で一番印象に残る歌かもしれない。

“ハッ‼︎ ハッ‼︎ ハッスルする‼︎”

何度もこれを歌われたらごり押しで行くしかないです。それが行けちゃうから大丈夫。

この曲を演奏してるクロマニヨンズも、つい入隊しちゃった私も堂々としてる。

オレたちは行く手に幾千の敵もなぎ倒した。

また行進しちゃった。

2分17秒の行進。

 

歌詞:積乱雲の猛進、爆進。

そいつはトルネードや竜巻も起こせる無敵のやつ、そんな“強い”という印象を受けます。

積乱雲が幾千の敵も倒しながらブッ進んでいく一部始終に巻き込まれる。

早い話が「ハッスル」、ごり押しです。

かなり乱暴なのに、言葉には優しさを感じるのが特徴。

とは言え、私への一番の影響としては、

世間で怖気付いてしまった心を奮起させたい時の起爆剤になり得る。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

“ハッ‼︎ ハッ‼︎ ハッスルする‼︎ ” ドンッ!

と、一緒にハッスルしたところで行進はおしまいです。いや、アルバムがおしまいです。

もう一周してくる。

余韻に浸る暇もなし。

溢れる個性が印象的な曲しか入っていなくて、非常に中毒性の高いクロマニヨンズの5枚目のアルバムでした。

筋肉とか血管とか髪の毛とかまで全部が刺激を受けている感じがします。

収録された全12曲は想像以上に強く深く記憶に残りました。

『Oi! Um bobo』に、そしてクロマニヨンズに、記憶に残る人と消え行く人の違いを実感してしまった。

やさしいよ。存在が大きいよ。生きる気力になってるよ。鳴り止んだことがないんだよ。

いつまでもこんなにも心の中で強い輝きを放っているんだな。自分の心が選んだんだな。

我が心のクロマニヨン。

いいアルバムだなーーー!!!

SNSがつまらない、YouTubeもつまらない、もっと心へ響く刺激はないのか、など

ありふれた世の中にうんざりしている人へ、猛烈にオススメします。

初回限定盤CDの特典ディスク

初回生産限定盤CDの方のシングル、アルバムにはそれぞれに特典ディスク(CD & DVD)が付属しました。

シングル「オートバイと皮ジャンパーとカレー」特典CD

初回限定盤CDは2枚組で、特典ディスクにペプシネックスCMソングだった、ラモーンズのカバー「BLITZKRIEG BOP(電撃バップ)」の音源が収録されました。

1曲入り、モノラル音源。

ちょっとテンポが速くなった頃のラモーンズをかなり忠実にカバーしていて、NYパンクサウンドの再現度高すぎ。

とは言えヒロトが歌い、マーシーがギターを弾いて、コビーがベースを唸らせ、カツジがドラムを叩くとすっかりクロマニヨンズのロックンロールになるのも事実。

アルバム『Oi! Um bobo』特典DVD

初回限定盤CDは「ここでしか見られない!アルバム収録曲スタジオライブ3曲入り!」のDVDが付属した豪華仕様。

DVD収録曲

・オートバイと皮ジャンパーとカレー
・底なしブルー
・ボンジュール ロマンマン

異常にテンションの高いスタジオライブ!

凄まじい生の音、ガンギマリの一発録り。

当然、CDやレコードに入っているものとは別テイク。これでしか体験できないレア物。

随分と楽しそうに大きな笑顔でギターを弾くマーシーが印象的。

CD本編ではアコギであった「ボンジュール ロマンマン」の間奏はエレキバージョンで、確実に聴きどころです。

たまにミキサーのフェーダーが映って、通常のライブ会場とは違う「スタジオ」ならではの雰囲気も味わえるのが特徴。

たったの12分の内容だけど、演奏は全員がちょっと振り切れ気味で熱狂できるのが魅力。

なんと、クロマニヨンズが動物の吹き替えをして笑わせてくれる“上野動物園”の映像も楽しめます。

これが、やたらと上手いのが意外でした(笑)

ありがとうございました。

また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。


-ザ・クロマニヨンズ
-,

執筆者:


  1. あおい より:

    ウンボボは楽しいアルバムですね。のんびりした曲が続くかと思ったら、シングルでもいいぐらい激アツな「底なしブルー」「ひらきっぱなし」が収録されてる、飽きさせない印象があります。けど、まさか次作がこの満足度を超えてくるとは思いませんでした(個人的感想ですが)
    次回のレビューも楽しみにしてます

    • UME より:

      こんにちはUMEです。
      いつもありがとうございます!
      5枚目『Oi! Um bobo』の突き抜けたカッコ良さと、聴いた後の満足感は最高です。
      一曲一曲が名曲として私の心に存在しています。
      一発で記憶に残る、我が心のクロマニヨン。
      次作はまたヤバいやつです‼︎
      もう一人同じ感想を持った者がここにおります。

      最近はどうにも「イノチノマーチ」ばっかり聴いてますけどねw

      また読んで頂けるとすごく嬉しいです。

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皆さんどうぞよろしくお願い致します。

2025/3/28 更新


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M☆MUSIC

皆様いつもありがとうございます。

「2025年」も心を込めます。

直向きに、今ある最大限の心を込めていきますので、お付き合い頂けるとものすごく嬉しいです。

力は抜いて手は抜きません。

今日、心を込めるスペシャリストになります。

私たちにいつまでも幸せがありますように。

健康に心穏やかに。

皆さんどうぞよろしくお願い致します。

『手作りカセットの達人』

40代、人より物が好きです。

私は外向型優先社会に一人でもブッ立ち向かうレアな超内向型。

唯一の問題は冗談のセンスが全然ないということ。

繊細なものが好きです。

細やかで、誠実で、ピカピカに光ってて、そこら辺には落っこちてないもの。

マーシーやヒロトの突き抜けたロックンロール!永遠のウルトラミラクル!

ダイナミズムと同時に存在感する繊細さと誠実さに心が動きます。

レコードに次いでカセットテープの人気が上がってきてるみたいです。

私はカセットがとても好きです。もちろん私の中でも一度終わったメディアですが、個性的なものはもう一度好きになったという感じです。最近はカセットばかり聴きます。

小さくて手に馴染むサイズ感はかわいいと思います。A面とB面があるわずらわしさが、音楽を聴く楽しさに変身してます。

それで、ブルーハーツのシングルのカセットが欲しいとずっと思っていました。全シングルがカセットで存在している訳でもありません。たまに出品されていても割と高値が付いて買えません。

でも欲しかったし、貧乏なオレには買えないのはとっても悔しいので自分で作りました。

ジャケットも出来る限りオリジナルに忠実になるように自作しました。

生のテープが安く手に入ったので制作に踏み切りました。

自作カセットテープ↓

ハイロウズのカセットテープも作成しました。

ジャケットはレコードの帯の煽り文句をモチーフにしています。

見にくいだろ?イライラするだろ?(笑)

クロマニヨンズもあります。

クロマニヨンズのシングルカセットも自作しました。

素敵な音が出てます。

満足してます、納得してます、感激してます。だからもう高値で売られているものを買う気はありません。

ボロくても手作りには光があります。

こういうものが欲しかったけど、どこにも売ってなかったので自分で作りました。

Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。