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ザ・クロマニヨンズ

【ザ・クロマニヨンズ/PUNCH やらかした日の絶望に会心のパンチ一撃‼︎ 13thアルバム】

投稿日:2023年5月19日 更新日:

こんにちは。

『PUNCH』は2019年リリースのクロマニヨンズの13枚目のアルバムです。

大失態をやらかして落ち込んでしまった時も、答えがなくて悩んだ時だってロッケンロー‼︎が全部受け止めてくれるじゃないか!

寂しくても辛くてもオレは生きるぞ!

くよくよすんなよ。

今を一生懸命に生きることこそが未来にも繋がっていくとロッケンロー‼︎が言ってるから。

健康な体は健やかな心があってこそ。

The Cro-Magnons/PUNCH(2019)

PUNCH(パンチ)は前作『RAINBOW THUNDER』からほぼぴったり1年後(2019.10.9)に発売された13枚目のアルバムです。

コンスタントに1年に1枚のペースでオリジナルアルバムを発表するクロマニヨンズですから、ファンとしてはワクワクしない年などありません。アルバム発売の1ヶ月ぐらい前には新しいシングルも発表するので、その2ヶ月なんかはずーっとドキドキしてるし気分が高揚しています。

新作のリリースがオフィシャルで発表された時点で嬉しさが炸裂しているので、どの年も1年中クロマニヨンズが楽しませてくれます。

オリジナルアルバム13枚目ってかなり多いと思います。これまでのどのアルバムにもそれぞれ個性があって今の気分はこれだなと自分の心がチョイスした瞬間はとても幸せに感じます。

本作のアルバムタイトル『PUNCH』はその名の通りパンチ力があって覚えやすくてすごく好きです。

このタイトルはどのように決まったのでしょうか⁈いつも通りなんとなく⁉︎

ヒロトは、毎度のことで内容がバラバラな曲の寄せ集め的なところがあるから、全体をまとめるワードがないと言いました。

メンバー4人で関係のない単語を出し合いながら決めたのが『PUNCH』だったということです。『PUNCH』という単語を出したのはカツジだったそうです。

でもやっぱり「洋服ダンス」とか「くつした」とかなんでもいいらしい。

ヒロト「“PUNCH”の一番の決め手は、次のツアータイトルになり、Tシャツの胸にプリントされる言葉としてよかったこと。」

発言にロックを感じました。見た目とかも大事です。このツアーの黒とピンクのTシャツはカッコいいです。パンチ力あります。

アルバムジャケットの2本のボルトはロボ・ヨシオのボルトらしい。

『PUNCH』収録曲

01.会ってすぐ全部
02.怪鳥ディセンバー
03.ケセケセ
04.デイジー
05.ビッグチャンス
06.小麦粉の加工
07.クレーンゲーム
08.ガス人間
09.整理された箱
10.リリイ
11.長い赤信号
12.ロケッティア

全編モノラル、全12曲40分です。

本作『PUNCH』のレコーディングでは、いつもと違う点があった‼︎

エンジニアの提案で「高級なマイク」を使用したことです。

ヒロト「いつもは撮り方も演奏もマイクも全部ライブと同じなんだけど、今回はプロの歌手が歌うみたいなちょっといいマイクを使いました。僕はみんなの真ん中で歌うので、僕のマイクでギター、ベース、ドラムの全部の音を拾うわけです。僕がいいマイクで歌えば、そこに入ってくるみんなの音もいいマイクで録れてるから、全体的にいいんじゃないかなって思った。」

マーシー「マイク……かっこいいんだよ、形が。」

このアルバム、すごくいい音がしそうです。クロマニヨンズのアルバムは毎回全編モノラルという特別感に溢れるぶっちぎりな音なのに、それに加えて高級マイクを使うなんてどんだけブッ飛んだ音がするんだと期待が高まります。

高級なマイクは手に持って歌わず、ぶら下げていたそうです。

クロマニヨンズは一度のメンバーチェンジもなくキャリアと実績を重ねています。

時代に合わせて世界のバンドは変化し続けていようと、何枚目のアルバムになろうとクロマニヨンズはいつも通り。

アーティストには新しいものを追求することを求められがちな世の中でクロマニヨンズは“変わらない”ことで私にアピールし続けているように感じます。

ファンである私が求めているものがそこにあります。“変わらない”ことは“変わる”ことよりも苦労があるように思います。ここまで来るとクロマニヨンズは筋金入り。

とは言え、本作『PUNCH』は印象がいつもと違うように感じます。

一聴して音はデビュー当時と何も変わらないクロマニヨンズそのまんま。アコースティック調の曲がありますが、それもやっぱり求めているクロマニヨンズそのものです。想像の余白がたっぷり残された歌詞も間違いなくクロマニヨンズの楽しさです。

ですが、アルバムを聴きながら今回はなぜか色々と想像力を働かせてしまう実感があります。

世の中の変化について行こうと必死になったリスナーである私が変わった可能性のが高い気がしてます。ロッケンロー‼︎になんでもかんでも意味を求めすぎるのは楽しめない。そういうことではなく、クロマニヨンズが残してくれた想像の余白を楽しむのは心が熱狂する要素になります。

変わらないことを選んだクロマニヨンズは何も変わっていません。

例の高級マイクの良い効果が出ているのかもしれません。それはそれでカッコいい。

ともかく、、、『PUNCH』もいつも通り聴くのが一番いい感じです。

『PUNCH』が完成した時のヒロトとマーシーの感想は2人とも

“いいのができた”

と、いつも通り自信を持って言い切りました。内容はみんなが“いいな”ってなればそれでいいと、あー楽しい、じゃOKという感じだということです。

この人たちがいいと思ってリリースした作品は、やっぱりいつも私が求めているロッケンロー‼︎で、楽しいと感じないアルバムなんかこれまで1枚もありませんでした。

今回もマーシーのギターはカッコいい演奏がたくさん聴けます。サーフっぽさ、スカっぽさ、心がワクワクする瞬間が多いです。

ヒロト「マーシーに“ギター・ソロを弾いてよ”ってお願いすることがよくあって、今回は『リリイ』と『ガス人間』でお願いして。どっちのギター・ソロも“ああ、頼んでよかったなあ、楽しいなあ”って思った。」

どちらかと言えばギターソロは弾きたくないマーシーです。

マーシー「いらないじゃん、ギター・ソロなんて(笑)。」

やっぱりギターソロを重要視していないマーシーですが(笑)胸が熱くならないギターソロなんかこれまで聴いたことがありません。弾いてくれたらすごく嬉しいけど、ギターソロなしで攻める曲もマーシーの個性が炸裂しているので大好きです。

マーシー「ギター・ソロを入れるとさ、曲も長くなるしさ(笑)。なんか2分58秒くらいで終わるのが一番いいじゃない(笑)。」

“2分58秒”って絶妙です!私もそれを求めています。3分を切る曲は思いやりがあります。

絶大な破壊力を持った13枚目のアルバム『PUNCH』です。

他のアルバムより確実に音が大きく、音圧も高く、その意味でもパンチ力あります。パンチ力を持ったその音はかなり理想的です、めちゃくちゃ好ましいです。

どのアルバムもそうですが、特に感情豊かなアルバムだと感じました。

聴いている私の感情も豊かになります。アルバムが終わるまでに自分の色んな感情に気付けます。それはとても楽しい。

クロマニヨンズへの想いが爆発しそうになる初期衝動が蘇るロッケンロー‼︎、子供心を思い出させる世界観、センチメンタルで真っ直ぐな言葉、決して迷っていないクロマニヨンズらしさが溢れています。

1枚のアルバムの毎秒ごとに、求めているクロマニヨンズ節が炸裂しています。

素直で一本筋の通ったロッケンロー‼︎は、聴くとその会心のパンチ一撃に、やらかしてしまった日の絶望など弾けて飛び散ります。

シングル曲は18枚目のシングル「クレーンゲーム」が収録されています。

このシングルのカップリングにはヒロト作のアップテンポなアレンジで、引き出しの隅で余ってる単二のパワーのことを歌う「単二と七味」が収録されました。本作『PUNCH』には未収録。

シングル発売当時、7インチアナログ盤も同時発売されました。もちろんmonoです。

アルバム発売当時、アナログ盤も同時発売されました。いつも通り豪華な「60年代E式フリップバック」仕様。monoで180g重量盤。

M1「会ってすぐ全部」

作詞・作曲/甲本ヒロト

再生してすぐ全部持っていかれるロッケンロー‼︎このアルバムに心を全部持っていかれる覚悟が必要です。強烈な1曲目です。

短めで力強いイントロの後、サビから歌い出すとすぐにキャッチーなメロディに心を奪われます。

明るい音のコードをジャカジャカ弾くスタイルのギターがパンクです。

タイトルでもある「会ってすぐ全部」という歌詞が大きな存在感を放ち、心をギュッと掴みます。もっとクロマニヨンズを好きになります。

クロマニヨンズのテーマソングでも良さげです。奇跡の絆を感じるロッケンロー‼︎

普段は信じないけど「運命」を信じてしまえる名曲。一言一句すべてが刺さります。

歌詞 : サビ始まりの歌い出しから運命的な出会いとお互いが積み上げてきた絆の深さを感じて、心に直撃してきます。

尊敬する関係です。自分自身のこれまでの人生に当てはめた場合、変わったのは自分たちで世界は何も変わっていないと考えてしまうことの方が多かったです。

でもその後の人生の経験で、歌詞とまったく同じ気持ちを知りました。この歌を聴いて、この歌詞に自分の心を寄り添わせてみたところ「二人はあの日のまま」世界が変わってました。自分にも起きてた奇跡です。

M2「怪鳥ディセンバー」

作詞・作曲/真島昌利

まさに「怪鳥」な怪しげな音の雰囲気を感じるイントロが印象的です。イントロが終わる直前にマーシーのピックスクラッチ一撃が入ってテンションアップ。

怪しげなイントロの後は1曲目の流れを汲む明るく楽しいアップテンポにシビレます。

今を生きるためのテーマソング。

かっこいいぜ!なロッケンロー‼︎で音の圧力も歌詞の説得力もシビレっぱなしです。

“かっこいい”や“ぶっ飛ばせ”というポジティブで前向きな印象を受ける歌詞と、心が踊る明るいメロディとアレンジに希望が満ちてくるブッ飛びソング。

曲の高揚感に心はどこまでも飛んでいける。

歌詞 : こんなにもポジティブな言葉を勢いのある演奏で歌うので、ネガティブが立ち入る隙などありません。2曲目でバッチリ勇気付けられます。

ラストの「過去も明日もない いま!!!」この歌詞は突き刺さります。今なんです!今‼︎幸せな未来のために今は我慢して頑張るんじゃなくて、今すぐ楽しむのが正解だと確信できる歌詞に、もう凹んでいられないと奮い立つ気持ちです。

M3「ケセケセ」

作詞・作曲/甲本ヒロト

カッティングギターが独特なカッコ良さを誇るロッケンロー‼︎男臭さが突出してる。

これはシブい!

コーラスが印象的に入って惹き込まれます。そのコーラスはすごいことを歌ってる。

クロマニヨンズの凄みが迫ってきて目の前の嫌なことを全部ブッ飛ばします。スカッとします。

暑さも寒さもブッ飛ばして、かなり力強い足取りで歩き出す行進アレンジ。

「シネシネ」という強烈なコーラスです。今オレの目の前で害を撒き散らし、歳をとってるだけの頭の凝り固まった人間に対して、心の中で歌ってます。前例がないことは認めず、ただ古いだけのものしか信じない奴をオレは信用しない。あー!スッキリした‼︎

歌詞 : 3番が特に強烈です。こういうのは心の中学2年生がすごい喜んでしまいます。

歌詞カードにこれだけ「シネ」の文字が並んでいると気分スッキリです。3番のサビもやっぱりとにかく強烈です。会社とか学校とか世間で間違ったこと言ってる奴がいたら、心の中で大声で歌えばその不快な主張はほとんどオレの耳に届かずに済みます。

シブいと感じるアレンジが攻撃的にも聴こえてきます。とは言え、紳士な私はこのコーラスを声には出してしまわないですが。

M4「デイジー」

作詞・作曲/真島昌利

キラキラの明るさではないマイナー調が心に深く入ってきて胸がキュッとします。

たった2分26秒の胸熱アレンジな1曲。

クロマニヨンズがやるとめちゃくちゃ熱くなる、心を掴まれる音階(?)。

迫力の演奏です。その音圧に普段は存在を潜めてる本音の自分が業務用の自分と入れ替わる。その瞬間の高揚感がたまらない。

誰かの理想なんか叶える必要はないし、押し付けられた価値観も蹴っ飛ばして、ありのままの自分として生きることを薄着のデイジーに誓います。

自己犠牲を今すぐやめて、自分優先で生きるためのテーマソング決定版。

歌詞 : 「誰かの理想を生きられやしない」、これは真実だと思いました。前から気づいてはいたけど完全に肯定できてはいなかったこと。自信が持てていなかったことを憧れの人が同じことを言ってくれると確信に変わりました。

自分でしかないし、誰かの理想とか関係ないし。私の考え方の答え合わせのようで嬉しい歌詞です。私にはアルバムで一番心に刺さった瞬間でした。

M5「ビッグチャンス」

作詞・作曲/甲本ヒロト

ここでやっとちょっとだけ気持ちが軽くなるような軽快なアレンジが登場します。

コーラスにインパクトありすぎです。クロマニヨンズのカッコ良さのひとつ。全力でやってます。

希望しか感じない音がします。自分ではない誰かがチャンスを持ってきそうな気配です。

聴くと心が「イェーイ」と親指を突き出しています。幸せな気分が伴います。猛烈に「イェイイェイ」なジャンボサイズなテンションになれます。

「イェーイ」の歌い方には人間のあたたかさを感じて励まされます。キレッキレな演奏なのに柔らかさも感じる歌です。

歌詞 : サビ前のBメロは「イェイ イェイ」歌いまくるので楽しい気分にならない時なんかありません。足取りも軽くなります。心が跳ねる感じもあります。

サビでは想像が膨らみとても美味しい気持ちになって、労働頑張ろうと一瞬だけ思うけど、それよりも、、今すぐ帰りたい。

サビ直後の「イェーイ」がどことなく哀愁まであって特に聴きどころです。

M6「小麦粉の加工」

作詞・作曲/真島昌利

一発目の音からオレは心を奪われると確信します。耳から入って心に届くミディアムテンポ。

6曲目でゆったりしたテンポになるのがとても心地よく感じます。レコードだとA面のラストです。

キラキラ眩しい朝というより、少し暗くなってきた夕方に聴きたくなるアレンジ。

浅はかではないから、心にジーンと来てズッシリと記憶に残る歌。

絶妙なミディアムテンポが誘うセンチメンタルに心を奪われてつつ、少し難しそうな本でも読み始めそうないい感じのおセンチな気分です。

この曲もかなりインパクトのあるコーラスで楽しませてくれます。ヒロトのボーカルの抑え気味なテンションと、全力に楽しいコーラスのギャップに萌えます。このコーラスはアルバムで最も心を奪われるかもしれません。

多分、意味なんてないのにすげえカッコいい。

歌詞 : 歌い出しからちょっとセンチメンタルな雰囲気に思わず感性の深い部分が反応します。切なさを感じる歌詞の内容とアレンジが最高にマッチしていて、すごく惹かれます。

サビでは更に夕方の切ない気持ちが現れておセンチな気分を誘いますが、悲しくはないので大丈夫です。たそがれ時なのかもしれません。

止められない勢いでぶっ飛ばすのとは違う、ゆったりジワジワ来る良さを感じます。

M7「クレーンゲーム」

作詞・作曲/真島昌利

クロマニヨンズの18枚目のシングル。

もどかしい時に「ドアホ‼︎」と叫ぶきっかけになるスイッチ。

超軽快なイントロからのズッシリめになるスリリングさがインパクト大です。

とれそうでとれないクレーンゲームが何かに似てると歌う、マーシーの感性でしか作れないと感じる名曲。

3番ではクレーンが景品獲得に向かうような突き抜けるアレンジにテンションが上がります。ラストの4番では更なる高揚感が満ち溢れて最高です。

本音を言うと、シングルで出た時はそんなに訴えかける何かはなかったけど、後からジワジワ来ました。視聴1回目より10回目のがカッコいいです。聴くほどに印象が変わっていくのが楽しい。30回目くらいでは既に我が心の名曲です。

マーシーの詩的な歌詞、やる事をやるだけという覚悟を持った主張に日常の心が奮い立ちます。

これまでになかったアレンジと演奏だと思いました。マーシーのギターが相当カッコよくてガッツリ憧れるけど、オレには弾けそうもない。

歌詞 : シングルが出た時に何度か聴いてもなぜだか“ドアホ”と歌う部分がなんと歌っているのか聞き取れず、仕方なく歌詞カードを確認したという経験がありました。先入観?でまさか「ドアホ」という歌詞が来ると思ってもいなかったので、何度聴いても「ドアを」に聴こえてしまう。“生活のドアを”ってどういうことだ?と思ってました。

“生活のドアホ”なら誰もが経験していて共感する歌詞です。分かったところで「自分ドアホ!」と叫びたくなりました。

私のような変な先入観は良くない。本当は完全に炸裂してるのに。というか歌詞カードも読めよ。

何かに似てる、下手くそな私がギターの練習をするのにも似ています。あんまりにも難しいフレーズなんかは「あぁあぁあああ」となります。弾けそうで弾けないよ。

M8「ガス人間」

作詞・作曲/甲本ヒロト

こういうアレンジをエモいと感じます。

今回は感情的なアレンジやメロディに演奏が多くて自分のエモい心が騒ぎっぱなしです。

熱くなりすぎたオレの心が平常心を保てない、感情炸裂のギターソロの音は好きにならずにいられない。ベンチャーズのようなサーフっぽさがかなり印象的です。

曲自体は古き良き昭和のアニソンでありそうな雰囲気がエモさも感じさせます。

「ガス人間」というアニメが制作されそうな勢いでドラマチックな歌詞です。

歌詞がいい、メロディが刺さる、アレンジが最高とかなり好きです。

歌詞 : 最初の歌詞だけでエモい物語になってて、メロディとアレンジの相乗効果でガッツリと心を掴まれました。

ラブストーリーの要素まであるとか胸熱です。オレの感情に訴えかける熱いものが凝縮されてる。絶対オレにアピールしてる。

M9「整理された箱」

作詞・作曲/真島昌利

9曲目に来てもまだいきなり心を掴んでくる。

マイナー調なスカなんて感化されやすい心の中学2年生を熱狂させるに決まってる。まだ何曲か残ってるのに心が大爆発してしまわないで聴き切れるのか⁈

心を揺さぶる音だ!胸の奥が熱くなってきちゃう。胸熱の涙が流れそう。

実話感が興味深いです。

工場勤務の経験がある私には共感しやすい歌詞です。経験者にしか語れない具体的な歌詞は、マーシーもこういう仕事を経験したんだろうなと思いました。

その工場のシステムの曖昧さとかルールの緩さとか面倒くさい部分と、社員さんという人としてのあたたかさとか仕事を終わらせた達成感がすごく伝わってきます。

歌詞 : 会話調の歌詞かなり好きです。会話のリアリティは実話だと感じます。私の人生にもこういうことがありました。マーシーをすごく近い存在に感じる歌です。

ラストの歌詞では達成感が輝いて、私は聴いていただけなのに何かを成し遂げた気分になります。

イントロからアウトロの終わりまで「パラッパ」のコーラスが鳴り響き、手際よく作業が進む雰囲気に包まれます。

どうでもいいけど、ギターの音がめちゃくちゃカッコ良くて真似したいんだけど、オレ耳コピ出来ないんだった。

M10「リリイ」

作詞・作曲/甲本ヒロト

アコギの落ち着いたイントロに救われるミディアムテンポ。アルバムに1曲は入っていたら嬉しいアコギ調。

心を揺さぶるというより心に広がります。

涙が流れてしまいそうな優しい雰囲気。クロマニヨンズこういうの得意なんだよな。こんなに感動させやがって、困っちゃうな。

前の曲で流れそうだった胸熱の涙がこの曲のアコギの音でついに耐えきれなくなる。ソロのエレキのメロディで大爆発します。「泣きのソロ」という言葉が合いそう。

やっぱりマーシーがギターソロ弾いてくれると胸熱です。唯一無二な音がしちゃってる。

ラストのハーモニカの音はいろんなものを浄化してくれる思いやりのメロディ。

ヒロトの柔らかく優しいけど、言葉が粒立つ歌詞が心に残ります。単語の一つ一つが耳の奥で輝きを放っています。

歌詞 : 「リリイ」の歌詞の言葉はすごく優しく感じるけど、特に“同じ顔した 別の春”という歌詞が1回目から心を持っていかれました。

歌っていることも腑に落ちます。詩人ヒロトにしか表現できないし、伝えられない真実だと感じました。ヒロトの素晴らしい感性は私には分かりやすいです。

M11「長い赤信号」

作詞・作曲/真島昌利

まさかのアコギ調が続きます。驚きました。

聴かせます。泣かせます。感動させます。

アルバムの最後の方にきて、それまでに激情して熱くなった気持ちを少し落ち着かせてくれるアコギ調連発に今度は目頭の熱さにヤラレます。

少しの切なさがいい感じです。マーシーの歌声が聴こえてくると最大限に歌の世界に惹き込まれてしまいます。

ゆったりしたアコギ調。どこか切ない夕方の色をしたハーモニカ入り。感動の涙が一粒落っこちて今日のストレスが消えました。

マーシーの叙情性のある歌詞が心の一番感動しやすい部分に入ってきて、苛立っていない穏やかな気持ちになります。

でもギターソロはなし。さっきは感動のソロ弾いてたのに、自分の曲ではソロは弾かないというマーシーらしさです。その代わりヒロトにハーモニカソロ吹かせたのマーシーだと思います。クロマニヨンズっておもしろい。

ゆったりめのアコギ調2連発はこれまでのアルバムにはなかった演出で『PUNCH』の良いところにもなってます。

歌詞 : この歌の全編が詩的な表現の歌詞で、美しいと感じます。長すぎる赤信号に出くわすとイライラした後、今度はだんだん不安になってきます。そんな時この歌の美しさと柔らかさを思い出して歌ってみるけど、赤信号は一向に変わりません。

「だまし絵の街に響く クラクションの怒声」やっぱり耐え切れず怒り出す人はいます。

アコギ調のアレンジといい、ゆったりしたテンポといい、歌からわびさびも感じるし哀愁も漂います。

6曲目の「ケセケセ」で私の日常に登場した老害なんか、一生【青】には変わらない長すぎる赤信号で待たせといたらいい。むしろ青に変わっていないからああなのか。昭和という赤信号が変わらないのか。そうか残念だ。

オレの信号はたまに青に変わる。

M12「ロケッティア」

作詞・作曲/甲本ヒロト

ラストはいろんな楽器の音がたくさん入った楽しげな1曲です。耳がめちゃくちゃ楽しいことになります。

楽器の名前を知りません。オレって全然楽器の名前を知らないんだということに気づいてしまった。

感情を表現したような色んな音で楽しませてくれます。歪んだエレキと澄んだアコギの両方の音が聴こえるのも曲の雰囲気を盛り上げてます。

2分2秒の衝撃です。

カチャカチャ、シャリシャリ、ピッピッピーと音が出る楽しい絵本のような印象を受けます。

とにかく和みます。でもやっぱりクロマニヨンズの熱いロッケンロー‼︎も感じられるのが一撃のパンチ力です。

歌詞 : 1回しかやらないサビは美しさを感じる比喩表現と、心が燃える熱いメロディと、最後の最後に心を揺さぶるロッケンロー‼︎なアレンジ。激しいアコギも鳴り響く。

ラスト曲まで存分に楽しませてくれるクロマニヨンズ。多分嫌いな人なんていないと思う。アルバムはここでおしまいですが、元気出るのでいろんな人に聴いてほしいって思います。

クロマニヨンズのパンチ力‼︎と破壊力‼︎

今日やらかして凹んでた絶望なんか一撃で、余裕に破壊してくるクロマニヨンズの13枚目のアルバムでした。

絶望など大事に持っていても仕方ない。

そんなことより希望が持てます。

久しぶりに『PUNCH』を何度か聴いていたら、それまで少し崩していた体調が良くなってきました。心に効きます。

元気になったので大声で叫びます。

生活のドアホ‼︎‼︎

マーシーにとっての東京の魅力は?

「レコード屋さんがいっぱいあるところ。」

だそうです。結構な店舗数があるんだろうなと感じました。なんか楽しそうだし、うらやましく思います。



ありがとうございました。

また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。

それではまた。

-ザ・クロマニヨンズ
-,

執筆者:


  1. あおい より:

    今回もナイスレビューです。ガス人間とか確かに昔のアニソンみたいかも!
    このアルバムの個人的ハイライトはなんといっても長い赤信号ですね。てっきりマーシーはもうこういう曲を書かないのかなーと思ってたので、不意のバラード曲に完璧ノックアウトされました。

    • UME より:

      こんにちは。
      そう言ってもらえるのが本当に嬉しいです。
      共感して頂けたのもすごく光栄に思います。

      あとの2作も順次投稿しますので、また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。

      もうすぐライブ盤も発表されるようなので楽しんでいきましょう!

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ニュー・アルバム『HEY! WONDER』
2024/2/7発売決定!

CDとアナログ盤が出ます。
完全生産限定アナログ盤はいつも通り良心的な価格です。
レコードの価格が高騰しまくった今の世の中で、普通に3000円て思いやりが溢れてます。

<収録曲>
1.あいのロックンロール
2.大山椒魚
3.ゆでたまご
4.ハイウェイ61
5.よつであみ
6.恋のOKサイン
7.メロディー
8.くだらねえ
9.ダーウィン(恋こそがすべて)
10.SEX AND VIOLENCE
11.不器用
12.男の愛は火薬だぜ ~『東京火薬野郎』主題歌~

今回も興味深いタイトルばかりで、既にテンションが上がってきました。
ツアーも楽しみです!

ニュー・シングル「あいのロックンロール」12/13発売決定!!

1.あいのロックンロール
2.SEX AND DRUGS AND ROCK’N’ROLL

CDと7inchアナログ盤が出ます。

ロックンロール尽くしなシングルで超楽しみです!
タイトルだけでワクワクさせるクロマニヨンズ!

40代、人より物が好きです。

唯一の問題は冗談のセンスが全然ないということ。

繊細なものが好きです。

細やかで、誠実で、ピカピカに光ってて、そこら辺には落っこちてないもの。

マーシーやヒロトの突き抜けたロックンロール!永遠のウルトラミラクル!

ダイナミズムと同時に存在感する繊細さと誠実さに心が動きます。

「最近なんか疲れちゃってる人へ」

気楽な日曜日の昼間なんかにビールでも飲みながら聴いていってください。

【アントン・カラス/ハリー・ライムのテーマ】

Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

レコードに次いでカセットテープの人気が上がってきてるみたいです。

私はカセットがとても好きです。もちろん私の中でも一度終わったメディアですが、個性的なものはもう一度好きになったという感じです。最近はカセットばかり聴きます。

小さくて手に馴染むサイズ感はかわいいと思います。A面とB面があるわずらわしさが、音楽を聴く楽しさに変身してます。

それで、ブルーハーツのシングルのカセットが欲しいとずっと思っていました。全シングルがカセットで存在している訳でもありません。たまに出品されていても割と高値が付いて買えません。

でも欲しかったし、貧乏なオレには買えないのはとっても悔しいので自分で作りました。

ジャケットも出来る限りオリジナルに忠実になるように自作しました。

生のテープが安く手に入ったので制作に踏み切りました。

自作カセットテープ↓

ハイロウズのカセットテープも作成しました。

ジャケットはレコードの帯の煽り文句をモチーフにしています。

見にくいだろ?イライラするだろ?(笑)

クロマニヨンズもあります。

クロマニヨンズのシングルカセットも自作しました。

素敵な音が出てます。

満足してます、納得してます、感激してます。だからもう高値で売られているものを買う気はありません。

ボロくても手作りには光があります。