真島昌利

【真島昌利/人にはそれぞれ事情がある この詩人にゃかなわない名盤全曲レビュー】

投稿日:2021年11月27日 更新日:

こんにちはUMEです。

「人にはそれぞれ事情がある」は1994年リリースのマーシーのソロ4thアルバムです。

自分の音楽コレクションの中で一番好きな最高の名盤です。前作「RAW LIFE」とはまた違うそれ以前のノスタルジーでアコースティックなソロの世界が帰ってきたという印象を受けます。サックスが多用されているのが特徴です。

「人にはそれぞれ事情がある」というこのタイトルが覚えやすかったし自分を肯定してくれているような感じがしてそこも好きなポイントです。すべての日本人に聞かせたい言葉だなぁと思います。

世の中まさにこのタイトル通りですよね。大好きなその人にもちょっと苦手なあの人にも自分にも全員に事情があります。それをわかっていないと何かある度にいちいち落ち込むことになりますね。

だけどジャケットにはこのタイトルが書かれていません。証明写真を撮影中のマーシーの姿の前面に「Rabbits on the moon,Crows in the sun」というタイトルがバッチリ書かれています。もとはこの「月のウサギ、太陽のカラス」という意味のタイトルだったけど大人の『事情』で急遽変更になったらしいです。真相はわかりませんがそんな『事情』を皮肉って付けたのかもねしれませんね。

真島昌利/人にはそれぞれ事情がある(1994)

無人島に持っていくならこの1枚に決定しました。そんな1枚あるでしょ?選べますか?選んでみてください。きっと楽しいです。

・1枚で2度おいしいお得盤
・詩人「真島昌利」が全開してる
・演奏にも歌詞にも深みがある

内容は1st〜3rdまでのマーシーソロの集大成と言えます。前半と後半でガラッと雰囲気が変わります。ブルーハーツの凸と凹の雰囲気の違いに似てます。前半はゆったり目な「DUG OUT」で後半は勢いある「STICK OUT」のような印象も受けます。

前半と後半のそれぞれの頭にインスト曲があることによって違和感なく1枚のアルバムになってます。初めて聴いた時は本音を言うと前半があんまり好きになれなかったです。勢いのある後半は一聴してカッコいいと思えたけど前半はゆったりしてるから少し重く感じたのかもしれません。

あとは歌詞の世界観が自分の頭の中にまだ描かれていなかったからです。マーシーの歌詞は哲学的な学びとしても重要なものです。27年ずっと聴き続けた今は前半が好きだなと当時とはひっくり返りました。

マーシーは比喩表現をよく使います。このアルバムにも繊細だなぁと感じるほどの感動的な比喩表現がめちゃくちゃ出ています。

ギターを弾く詩人です。

個人的にはマーシーのソロアルバムの最高傑作です。

驚きなのはこのアルバムでマーシーがアルトサックスを吹いてることです。

歌詞カードを開くといつものエンジニアブーツにサックスを持ってるマーシーの姿が写ってるのが嬉しいです。似合うなぁ。バンダナじゃなく橙色のキャスケットを被ってるのもめっちゃ似合うなぁ。男が嫉妬するカッコよさです。

M1「月のウサギ、太陽のカラス」

作曲/真島昌利

マーシー初のインストです。サックスが吹き荒れるインスト曲からスタートです。バッキングに徹したエレキと情熱的なアコギにキーボード、ベース、ドラムにサックスが入ってくる渋さ。

僕はあんまりインストは好きじゃないんだけどこれはマーシーの世界観が溢れていて最高です。カッコいいジャズです。だいたいインストだと飛ばして聴いてしまう癖がありますけどこれは聴きたくなるインストです。

ちょっと不思議な雰囲気です。なんて言えばいいんだろうなこういうのは。メリーゴーランドっぽいです。サイケな感じです。

次の曲への繋がりが最高です。

M2「空席」

作詞・作曲/真島昌利

これこそが一番好きな曲でかなりの影響を受けました。2曲目ですでにハイライトです。つまり名曲です。M1の月のウサギからのこのイントロへの繋がりの良さは言葉で説明するのは不可能なほどスムーズな感じです。マーシーが得意とする文学的な歌詞が全開しています。一発で頭から離れなくなった歌詞が出てきます。

“わかるには時間が足りない 感じるのは一瞬だが ひねもすのたりとりあえず ブートレッグを聞いている”

「ひねもすのたり」当時はこの言葉の意味を知りませんでした。意味を知ったらさらに好きになった言葉です。ブートレッグとはいわゆる海賊盤のCDやレコードのことです。

ひねもす=朝から晩まで
のたり=のどかにゆったり

なるほど、昔の日本語表現なんですね!一日中のんびりしているということをこの言葉で表現しているのがたまらなくマーシーらしいです。

音楽って耳で聴くものですけど「空席」の歌詞は一度ゆっくり目で読んでみると光景が浮かびます。そして心で感じるともっとリアルさが増します。

“空席には誰がやってくるんだろう”

と自分への問いの歌詞が繰り返されます。そして4番の歌詞ではこう仮定してます。

“誰も来ないかもしれない そんな気も少しはしてる かなわなかった約束が 腰をおろすのかもしれない”

この天才的な歌詞が心に深く刺さりました。

ライブではマーシーはイントロのブルースハープを吹いていました。ギターはぶら下げてるだけだったのが妙にマーシーらしく見えました。

【空席 ライブバージョン 動画】

いつものバンダナではない帽子をかぶったマーシーが観れるのは嬉しいです。

M3「アイスキャンデー」

作詞・作曲/真島昌利

サックスも入ったにぎやかなイントロで凝ったアレンジの印象を与える曲です。昭和の時代には夏になると自転車に乗ったアイス売りのおじさんという商売があったみたいです。僕は会ったことはありません。主人公はそれをやっている人です。しかし10月という微妙に季節外れなのがこの曲のツボです。

“10月の誰もいない浜辺 錆びついた自転車をひきずり アイスキャンデー 冷たいアイスキャンデーを売る 砂が僕の顔をたたく”

寂しげな雰囲気の歌詞ですが、曲調は明るいです。こういうシチュエーションの物語をロックにするというのはマーシー以外あり得ません。

“悪意ある割れたビンのかけら 後輪をパンクさせてしまう”

割れたビンのかけらに「悪意」があると言っている感性と想像力はマーシーにしかないものです。

“アイスキャンデー 冷たいアイスキャンデーを売る ドライアイスで冷やしてる とっても冷たい とっても冷たい 凍りついてるよ だけどあの日のサヨナラほどじゃない”

ドライアイスの冷たさと、あの日のサヨナラの冷たさを比較してみせるこの歌詞にドラマを感じます。

M4「ロマンス」

作詞・作曲/真島昌利

1回目は印象に残りにくいですけど間違いなく絶対に外せない「空席」と肩を並べるほどの名曲です。ロマンチック以外の何者でもないです。マーシーにしか使いこなせない言葉たち。抽象的な表現を使いこなしたすべてを語らない美しさ。無駄に疾走感があるわけではないのでじっくりと曲の雰囲気に酔えます。

“真夜中がマントを脱いで 商店街をまたいでゆく バラや月の光や 福引きの補助券 線香花火の赤信号”

こんなにも心が躍る歌詞はありません。この言葉たちに心を鷲掴みにされました。「福引きの補助券」という言葉が出てくる曲は他にないんじゃないでしょうか。商店街の情景が浮かぶ、マーシーの想像力高すぎる歌詞にいつも穏やかな気持ちがやってきます。

“世界の果ての時計台は 休む事なくきしんでる 楽しい思い出が死んだとか そんな事じゃなく ただ時間だけが 死んでいく そしてゴロゴロしてるだけの 君を想う夜だ”

この状況すごくいいと思いました。僕は決して恋愛主義じゃないですがゴロゴロしてるだけの夜に「君」を想ってるって幸せなことです。人それぞれ「君」の対象は違いますが誰かを想う夜というのは感慨深いものです。

初めて聴いた日から27年たった今でも自分の中にやさしいあったかさを感じられます。この曲のおかげでいつもネガティブな雑念が癒されていきます。歌詞のマネをして“ゴロゴロしてるだけ”をやろうという気にしてくれます。最高に幸せな時間が過ごせます。初めて聴いた時には気づかなかったけど深い歌詞だなぁと今では大事な1曲になりました。

ロマンスそのものな曲の世界は繊細な感性の持ち主にこそ刺さりまくります。

M5「二人の夏の日」

作詞・作曲/真島昌利

僕の感性ではモノクロの音楽という言葉が合う曲です。マイナー調なメロディでリアルな夏の思い出を歌っています。演奏が控えめな分マーシーの歌声が際立ちます。

“モノクロームの風景が フランスの映画みたいだ 寝不足の目が痛むけど 君はとても素敵すぎた”

この曲がフランスの映画を彷彿とさせます。古い世界という印象を強く受けます。

“気がつけばベンチで1人 アングルを決めかねている 永遠のポーズをきめる プールの中の君はもう”

これが最後の歌詞ですが、結末をはっきり言わない映画のようです。「君」はどうなったのかそれぞれの想像に任せるという感じですね。

M6「カーニバル」

作詞・作曲/真島昌利

遊園地を想像させるイントロです。怖い曲ではないんですけど楽器の演奏が始まると少し不安な気持ちにもなります。“迷い込んだカーニバル”という歌詞で歌が始まって本当にカーニバルに迷い込んだような錯覚に陥ります。そこがすごいです。カーニバル感ありすぎなアレンジがポイントです。

“迷い込んだカーニバル 君を探してさ 誰かの手から逃げた 風船がのぼってく 君を呼んだけど 君を呼んだけど”

不思議さでいったらこの曲がピカイチです。ノスタルジックな前半の最後にはピッタリな雰囲気です。

M7「ジャングルの掟」

作曲/真島昌利

ここから一気にバンド感あるサウンドの後半戦に突入していきます。ここでインスト曲を挟んでるところがいいんです。前半と後半の雰囲気を繋ぐのにもこれがないとスムーズには行けません。

インストといってもマーシーの声は入っていて、今にも声がひっくり返りそうなマーシーによるターザンの雄叫びが聴けて楽しい曲です。マーシー自身が絶対に一番楽しんでいます(笑)

M1からM2への流れにもあったようにこの曲があることによって次の曲への繋がり方には興奮せずにいられません。

M8「カレーライスにゃかなわない」

作詞・作曲/真島昌利

シングルカットです。マーシーはかなりのカレー好きで有名ですけど、そのマーシーじゃなきゃこの曲は作れないし歌わないでしょう。カレーを作る歌です。マーシーがカレーの作り方を教えてくれます。悲しみとは無縁の全開な明るさで元気が出ます。

“980円のCD ボリュームあげて 楽しい気分 カレーライスだぞ”

ここに音楽好きならではの行動と心情が表現されています。バンドマンの音楽の聴き方が垣間見れたような気になれました。こういう安いCDが意外と音が良かったりします。

“悲しい気分にサヨナラ さみしい気持ちにサヨナラ 今日はカレーライスだ カレーライス カレーライスだよ”

マーシーはこの曲をずっと楽しそうに歌っています。最後のこの歌詞のようにカレーがあれば楽しいという気持ちが伝わってきます。バンド「ましまろ」をマーシーと一緒にやっていた真城めぐみさんが、初めてマーシーと会った時にカレーを食べていたマーシーを見て「本当にカレー食べてる」と思ったという話をしていたのが印象的でした。

PVではズボン下ろして歌ってたりして、この人こういうことも出来るんだって笑えました。

【カレーライスにゃかなわないPV】

ごく稀に映る頭につけた羽がめちゃくちゃ似合ういい男。

シングルのカップリングにはこのアルバムに入っているM2「空席」のレゲエバージョンが収録されていました。こんなに変わるんだなってほど全然違う雰囲気になってます。どっちが好きかと聞かれたら、このアルバムのオリジナルバージョンの方ですね。レゲエバージョンは昔の8cmシングルにしか入っていません。

M9「MR.SPEED」

作詞・作曲/真島昌利

アップテンポのハイテンションですね。サックスの音が目立っているのでジャズの気持ちいいスイング感があるのが好印象です。そこにマーシーのシャウトがキマッているがカッコいいところ。文学的な歌詞もさえてます。悩みも吹き飛ぶほどのスイングスイングです。マーシーの声、歌い方、音程だからこそ成り立つ曲です。

“ダライラマとも タメ口をきいてる 北斗七星の ヒモもやっていた おお本当だぜ ああ驚いた 火星があいつのことを嫉妬する”

マーシーならではの言葉の使い方でキレイに歌詞として表現されています。これを聴いた僕がマーシーのことを嫉妬しています。

M10「世界を笑う男」

作詞・作曲/真島昌利

前曲に引き続きスイング感たっぷりで心地いい曲です。このアルバムはもしかしたら「ロック+ジャズ」なのかもしれません。歌詞も深いしジャズ好きの人にも受け入れられそうです。ギターというよりサックスによるリフが圧倒的にカッコいいです。

“細工は流々ミスはない 不可能なんて信じない 金信じない 女信じない 信じてるのは自分だけ”

こういうクサいことをマーシーがあの声で歌うから似合うんですよね。

M11「ドーパミンBABY」

作詞・作曲/真島昌利

歌が入っているのはこの曲が最後です。いかにもラストらしい盛り上がる曲。ブルーハーツとは明らかに違うマーシーのソロらしいギターリフが印象的です。一聴すると普通の歌詞に聴こえますが実はエロティックな意味の歌詞だったりします。露骨ではないので下品な感じはありません。サビの高揚感はたまらないです。

“むき出しにされたままの 欲望が加速していく 見上げれば夜の空 星がある 月がある ブッ飛ばしていく迷路”

もう少しで下品になってしまいそうところをロマンチックに聴かせてしまうのが詩人です。

“先行きなんて心配しない 困った時に困ればいいや 心配なんて時間のムダだ 何も今から困る事はない のるかそるかの迷路”

この歌詞からどれだけ人生の教訓を得たことか。マーシーからどれだけ生きるパワーを貰ったことか。筋が通っててロマンチックでいつまでも反骨精神を持って生きてる。きっと、そう感じた時にマーシーを好きなっているだな。

M12「月のウサギ、太陽のカラス reprise」

作曲/真島昌利

最後はインストで締める。M1のアレンジ違いです。M1ではメロディをサックスが吹いていましたがこっちではハーモニカが吹いてます。ハーモニカと言っても多分ですが鍵盤ハーモニカの方だと思います。クレジットに詳しことが書いていないので分かりませんが最後の方に鍵盤を指でこする音が入っているので鍵盤だと思いました。ハーモニカ、ギター、パーカッションというシンプルな構成の演奏で切なさもあっていい雰囲気です。

余韻に浸る大事な2分11秒。

シングルCD「カレーライスにゃかなわない」のジャケットをめくるとマーシーが写っています。このTシャツが欲しいです。

自分の何千枚かあるCDコレクションの中の一番好きでどれよりも大事な名盤です。

たくさんの人に知って聴いてもらいたいと思う一方で誰にも教えたくないと独り占めしていたいようなそんな気分ですね。もう何回聴いたんだろう?一年を通して一度も再生しないことなんかないです。

つまり名盤です。

これでマーシーソロ4作品で春夏秋冬が揃ったんだなと勝手に思ってました。

これは秋の夜長にぴったりです。

残念ながら「人にはそれぞれ事情がある」のアナログ盤は発売されていません。

今のところこれがマーシーのソロラスト作になっています。マーシーはもうソロはやらないんだろうか?マーシーソロに近いところだと「ましまろ」というのがありますけどね。

傷付いてしまって音飛びしてしまうCDの修復方法

これは余談ですがある時、事件が起きて悲しみに暮れます。丁寧に扱っていたつもりでも手を滑らせてしまうことはあるんですね。手から滑り落ちた名盤は何かに当たってから床に着地しました。まさかと思いCDの記録面を確認すると決して浅くはない傷がハッキリとついているじゃないか(泣)再生するとやっぱり飛ぶ。M7が飛ぶ。PCに取り込んだ音源もやっぱり飛ぶ。

結論としては直りました!傷の箇所をピカールという研磨剤をつけた綿棒で時間をかけて磨いてみました。見た目には全然変わらないように見えます。期待せず再生してみると、なんとこれが飛ばない!マジかよ。すぐにPCに取り込み直して正常な音源確保しました。

そんなCDの修復方法もあるので必ず自己責任で試してみてください。失敗して余計に傷つけることになる場合もあると思います。ただしこの方法で直ったのは事実です。ただの感想ではありません。

一ファンとして。

ありがとうございました。

それではまた。

-真島昌利
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06 一反木綿
07 スピードとナイフ
08 クレーンゲーム
09 ごくつぶし
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15 心配停止ブギウギ
16 ペテン師ロック
17 エルビス(仮)
18 紙飛行機
19 ギリギリガガンガン
20 ナンバーワン野郎!
21 突撃ロック
22 タリホー
23 クロマニヨン・ストンプ

40代、人より物が好きです。

唯一の問題は冗談のセンスが全然ないということ。

私は普段ものすごくテンションが低く、多分シャコタンよりも低いです。
そのためすぐに人を不安にさせてしまいます。

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でも欲しかったし、貧乏なオレには買えないのはとっても悔しいので自分で作りました。

ジャケットも出来る限りオリジナルに忠実になるように自作しました。

生のテープが安く手に入ったので制作に踏み切りました。

自作カセットテープ↓

素敵な音が出てます。

満足してます、納得してます、感激してます。だからもう高値で売られているものを買う気はありません。

ボロくても手作りには光があります。