真島昌利

【ましまろ/ましまろ 1stアルバムはアナログレコードがとても似合う音が聴こえてくる】

投稿日:2022年6月4日 更新日:

こんにちはUMEです。

「ましまろ」は2015年リリースのましまろの1stアルバムです。

ファーストアルバムで名盤です。

マーシーも歌います。

ギターも弾いてます。

クロマニヨンズになってから全然歌わなくなってしまったマーシーが急に歌を披露してくれたもんだから、マーシーファンとしては大歓喜したわけですよ。

それだけじゃなく、音楽性としてはマーシーがソロ作品でやっていたアコースティックな世界が繰り広げられていたもんだから、これまたマーシーのソロ作品好きは大興奮した次第です。

ましまろ/ましまろ(2015)

ましまろは2015年に30年来の知人であったこのベテラン3人によって結成されました。

・真城めぐみ : ボーカル、パーカッション

・中森泰弘 : ギター、ボーカル

・真島昌利 : ギター、ボーカル

バンド名は察しがつくように苗字の「ましま」と「ましろ」ってことなのでしょうね。

2015年5月13日に1stシングル『ガランとしてる』でメジャーデビューしました。

この1stシングルも熱いです。アルバム未収録曲2曲+別バージョン1曲が収録されています。表題曲の「ガランとしてる」以外はこのシングルでしか聴けません。カップリングの3曲も炸裂しているので要チェックです。

真城めぐみさんは1996年リリースのザ・ハイロウズの「日曜日よりの使者 SINGLE Version」でコーラス参加していて、一際個性的な魅力が眩しかったです。

【ましまろ/恋の季節】

↑こちらは音源としては発売されていないカバー曲ですが、観たら一発で「ましまろ」のカッコよさが分かります。真城さん鳥肌が立つほどにカッコよすぎです。シビレます。

全員が際立つ個性でビビります。

心の中にスッと入ってきて、記憶の中にドシッと腰を下ろしました。

アルバムを聴くとすぐに気付きますが、3人の感性がピッタリ合っていると音楽から伝わります。インタビューでも3人とも「面倒くさい人はいない」と語っていました。

「ましまろ」の音楽の魅力のひつとにコーラスの楽しさがあります。マーシーが結構コーラスを歌っているし、リードボーカルもやっています。驚きなのは、真島さんと真城さんの声が似ています。

叙情的です。

マーシーは女性とハモるのは初めての経験で、楽しんでやってるということも語っていました。

コーラスアレンジがヤバいほど絶妙な熱い1枚で名曲揃いです。

マーシーが言うことには、趣味がなくていつも曲を作っていると。そうやって作った曲の中から3人に合いそうな曲をセレクトして持っていって合わせてみたらイメージ通りだった、ということです。

叙情的でアコースティックな、それでいて魂が震えるアルバムです。

アコギ調とは言え、陰湿で頭の悪そうな、聞くと気力が失われるフォークとはハッキリ違います。悲しいのと感動するのは違います。

サポートでベース、ドラムのミュージシャンが参加したバンド編成のアルバムです。

今の流行にありがちな、テンプレ化されて他のと違いが分からない、理論的な音楽とかにうんざりしている人に強烈にオススメです。

良いとか悪いとかではなくて、個人的に感じることは今の音楽は歌詞までデジタルっぽく聞こえてしまう。ましまろの歌詞にはアナログを感じます。

僕は音楽を聴く時に歌詞カードは見ません。文章として聞いてるのではなく、音楽として聴いています。魅力的な歌詞は文字を読んでいなくても、歌詞の世界の映像を頭の中に自動的に再生し始めます。風景の描写がリアルな歌詞はましまろの特徴です。

もちろん音楽に映像はありませんが、良き音楽の魅力の中に映像は存在します。

歌詞カードなんか見なくても、音としてガッツリ歌詞が心の奥まで入ってくる名盤です。

この音楽、この雰囲気、メンバーそれぞれの魂と個性、そして音は唯一無二です。心が踊ります、胸が熱くなります、感動して涙がいっぱい出ます。

聴いていて心地いい音とはこのことです。

この心地よさはレコードの方がより合っています。アルバム発売当時レコードも同時発売されましたが、すでに完売ですのでレコードを聴きたい場合は中古を探すしかありません。

定価以下で買うのは難しいかもしれませんがレコードを買って聴いてみる価値は余裕であります。CDとは違う柔らかい音とかではありません。演者が伝えようとしているその意思と魂が聴こえてくる音です。熱いです。

CDでもレコードでもカセットテープでも、本作を聴くと、アルバムの雰囲気を支配している少年性のある歌詞世界と、ノスタルジックな音世界の心地よさにいつでも胸がジワーッと熱くなります。

自然と子供の心が呼び覚まされ、その心のままで聴けます。

初めて聴いた時から、時空を超えているアルバムという印象があります。

全10曲42分とアルバムとして一番イイ感じです。

M1「体温」

作詞・作曲/真島昌利

一発目のアコギの音が鳴った瞬間から「ましまろ」の世界に惹き込まれます。

1曲目は決して元気いっぱいな明るい曲調ではありませんが、叙情性の中に光る、力強さと説得力があってこの曲を聴いただけでも「なんかスゲーいい」と感じました。

3人の持っている魅力であって、ましまろの世界から放たれる音楽の心です。

この曲はマーシーのコーラスは少なめで、ベテランの安定した説得力のある真城さんのボーカルに思いっきり浸れます。

“かじかむ言葉を こすりあわせて 柵の向こうがわ その先に進む 飛沫と風のライオン 君の体温”

マーシー節の詩的な言葉選びの魅力にヤラレます。マーシー以外の人には絶対にこの歌詞は書けないと思わせるほど、他との違いを感じます。「ライオン」と「体温」で韻を踏んでいるのも大好きなマーシー健在と嬉しくなりました。これはやっぱり歌詞を文章として読むよりも、音として聴いた時の気持ち良さは抜群です。

【体温 ライブ音源】

↑元は通常のプラケースに入っています。

M2「したたるさよなら」

作詞・作曲/真島昌利

今度は、明るいコードのアコギが聴こえてきたなとワクワクで胸が躍り出します。

しゃがれた声のマーシーのコーラスもバッチリと聴こえてきて最高潮です。良いところに感動的なタイミングで入っています。これがましまろのコーラスワークの楽しさです。

アコギのソロも叙情的なメロディで、実在感のある音で録音されているのでレコードで聴きたくなってきます。

直接的ではない美しい言葉の歌詞も聴きどころです。

“なまめく 虎の縞模様 夕陽の 首が折れている 19世紀の絵の中の海へ”

歌い出しから思いっきりマーシーの世界観で、一言一句が記憶に残りやすいです。

※なまめく

「なまめく」って使ったことない言葉だなと思ったと同時に意味がよく分かっていない自分に気付きました。“艶めく”と書くらしい。

1. 異性の心を誘うような色っぽさが感じられる。また、あだっぽいふるまいをする
2. 若々しく美しく見える。清新である
3. しっとりとして、品がある。優美である。
4. 物や情景などが、美しく趣がある。風流である。

なるほど、詩的な歌詞の世界が全開です。最近の歌詞にありがちな直接的な言葉は一切なく、抽象的です。すべてを語らない美しさってものが存在します。

穏やかな午後に、くつろいだ心で、まったりした家カフェで聴くのがいい感じです。

M3「はだしになったら」

作詞・作曲/真島昌利

弾んだエレキの軽やかなイントロです。後ろで心地よいアコギも鳴っています。

2番からはマーシーのボーカルも聴こえてきて、歌に厚みが増したら曲の熱が高まります。

子供の頃の純粋な気持ちを思い出させる言葉たちが心を癒やしてくれつつも、サビでは核心をつく歌詞が哲学的に聴こえてきて盛り上げます。

“スマートボール遊ぼーよ アイスクリームチョコバニラ 屋上広場に 沈まない太陽”

こだわりを感じるハイセンス。歌詞を音で聴いた時の気持ち良さは最高です。「ボール」に合わせた「(遊)ぼーよ」とか、何気に歌詞を見た時の納得感にテンション上がります。

“知ってる事とわかっている事がすれちがって 錆だらけの観覧車がつないだ季節です”

自分の生き方、自分の哲学を持っている繊細な感性の持ち主にしか、表現できない歌詞でインパクトがあります。

M4「いつかどこかできっとまた」

作詞・作曲/中森泰弘

まず何と言ってもタイトルが印象的ですぐに覚えました。マネして使いたくなる言葉です。この言葉が音として聴こえた時、ものすごくハマっていて感動的でした。

タイトルも歌詞もアレンジも「ましまろ」というバンドにすごく合っていると、一番感じた曲です。

聴くと心が楽しく弾む言葉選びがアルバムの世界観にマッチしていて、軽快な曲調でありながら深いところに沁みます。

3分もない短めの曲ですが、記憶に残るインパクトは大です。

それから中森さんの作った曲をもっと聴きたいと興奮し始めました。

“コスモスが咲いて 夏は彼方へ サックスの空と白い雲 乾いた風ひと吹き”

「サックスの空」という歌詞がすごく印象に残ります。青空というよりも、少しグレーがかった色の空をイメージします。それと「サックスの空」という言葉に含まれる”あ音”の強さが強烈なパワーを持っています。

“「いつかどこかできっとまた」 笑ったように見えた 「いつかどこかできっとまた」 言った彼女はもういない”

サビの歌詞は気持ちよく流れる音の心地よさです。音として聴いても歌詞としての映像が頭に浮かびます。またいいところでマーシーのコーラスが入るもんだから、筆者はいつもニコニコです。

M5「ぼくと山ちゃん」

作詞・作曲/真島昌利

マーシーが歌います。あの声で、あの歌い方で、少年性とノスタルジーな世界観。

驚きなのはサビを1回しかやらないという衝撃です。

サビから歌い始めることに何の興奮もなくなってしまったほど、みんながやっててそれは当たり前になってしまっていたり、何度もサビばかり繰り返してサビばかりがもてはやされる状況の中でこれだもん。すごいよ。

ハーモニカも入ったゆったりめなテンポに力強いマーシーのボーカルが、懐かしさと夏間近の空を思い浮かばせます。

求めていた歌声です。

真城さんの控えめなコーラスもいい感じです。中森さんのエレキの表現力も凄みがあります。

“勢いつけてプロペラを 回せばエンジンが笑う オイルの匂い砂ぼこり 土曜の午後の原っぱで”

1番の歌詞からすでに心は子供の頃にタイムスリップしてしまいます。言葉の選び方とか順番とか組み合わせなんかさすが詩人です。刺さりました。

“夏休みには 自転車に乗って みずうみへ行こう つりしに行こう 早起きして”

サビのマーシーの歌はもう本当に叙情性と感慨深さが爆発しています。控えめに絡まってくる真城さんのコーラスは、叙情性を一段と引き立てます。何これ!感動的すぎて目頭と胸の奥の方がすっかり熱くなっちゃってるよ。

M6「ガランとしてる」

作詞・作曲/真島昌利

ましまろの1stシングル。

シングルリリースされた曲なので、さすがにズバ抜けています。真城さんが歌い出し途端にましまろのノスタルジックな世界観に気付けてしまう。2番からマーシーのボーカルも入ってくると、ましまろへの恋心が爆発します。

ましまろは基本的に、いい感じの力の抜け具合が特徴ですが、やはり途中マーシーが声を張り上げて歌うのが胸熱なポイントです。この曲ではガッツリ歌ってます。Bメロ、サビは完全なツインボーカルで聴きどころです。

右にマーシーのアコギ、左に中森さんのエレキ、真ん中に2人のボーカルと聴きやすい音の配置がたまりません。

イントロの、生きる人間の魂を感じるマーシーのアコギの音が鳴り出した瞬間から、これぞましまろの世界です。リズムに乗って笑顔で歌う真城さんが目に浮かびます。

それにしてもすごいタイトルだなぁ。覚えられない人なんていません。

“何もない 何もない ようなふり 何もない 何もない ようなふりして”

サビでは“何もない”と繰り返し歌われます。ガランとしていますね。でも“ふり”です。

“夏光り ひたひたと こぼれ落ちる カーテンあけっぱなしの不在証明”

ラストの歌詞が詩人すぎて強烈です。“カーテンあけっぱなしの不在証明”とか唯一無二の感性です。

【ましまろ/ガランとしてる 動画】

↑元は通常のプラケースに入っています。

M7「ずっと」

作詞・作曲/真島昌利

筆者にとってアルバムの中で一番好きな曲です。

無邪気な歌詞の世界がヤバいです。サビなんか誠実さが爆発してます。何度も聴きたくなる、心が無邪気になれる1曲。

いつか宇宙の謎や生命の謎が解けたとしても、恋の謎だけは解けないでほしいと心揺さぶるブっ飛んだ歌詞が最高です。

イントロのメロディなんか好きにならずにいられない。

ラストの掛け合い「ずぅっと〜(真城)」「ずぅっと〜(真島)」「ずぅっとぉぉぉ(真城)」のところが感動的すぎて、アルバムの胸熱ポイントナンバーワン。あーたまらん!

“生命の謎やがて解けて 何も驚かなくなり 何千年眠っていた 不思議が揺り起こされても”

この謎が解けるとかものすごいことですね。でもいつかは解けるかもしれません。

“君のそばにいる時はなぜか うれしいのに 泣きたくなるんだ”

現実に確実に存在する恋心のことですね。なぜかわからないけどこういう相反する気持ちって確かにあります。なんでだろ?謎ですね。その気持ちが強力な何かを持っていることだけは気付いています。

“恋の謎だけは 解けないでほしい 恋の謎だけは 解けないでほしい ずっとずっと”

サビは純粋で無邪気でロマンチックです。どこにでもある愛には、こんな素敵な気持ちは含まれていない。その謎はとっくに解けてる。それに比べて恋の謎って超偉大ですね。それは心がトキメク気持ちだから、ずっとずっと解けないでほしいという歌詞に共感します。

恋はドキドキします、愛はウンザリします。

M8「水色の風船」

作詞・作曲/真島昌利

曲の柔らかさが胸をふわっと軽くしてくれます。この柔らかさに怒り出す人はまずいません。穏やかな気持ちになりたい時にオススメです。

言葉がものすごくメロディに乗っていて、日本語だと思えないほどに気持ちいいです。日本語なのにカクカクしていないなめらかさ。

ふんわりとしたアレンジに魅せられて、心が風船のように空に浮かびそうな1曲です。

“水色の風船 空に溶けちゃった 涙のようだ  戻らない”

詩的でどこか切なさもあってマーシーらしい歌詞にドキッとします。

“ピアノまじりの光る坂道 葉っぱ オートバイ トマト”

登場する単語に関連性はあまりないので、マーシーがその時に目にしたものたちなんだろうなと思っています。だからこんなにもリアルな風景なんですね。

M9「しおからとんぼ(シトロンソーダ Ver.)」

作詞・作曲/真島昌利

この曲は3人での演奏です。ボーカル、アコギ、エレキのみです。雰囲気がまた違って楽しい。

(シトロンソーダ Ver.)ということで、シングル『ガランとしてる』に収録のものとは印象が結構違います。完全に新しく録音していますね。こちらのバージョンは全体的にエコーがかかっている音です。ギターの音なんか特に聴こえ方がまるで違います。

ソーダのようにシュワシュワっとした聴こえ方のバージョンです。ソーダの中のたくさんの小さな泡が弾けているのが見えます。

歌い出しはマーシーです。

“あいまいで何となく おぼろげなんだ おぼろげなんだ”

決して気持ち悪い日本語のあいまいさではなく、すべてを語らない抽象的な表現がましまろの魅力です。わざとどっちとも取れるあいまいな日本語は大嫌いです。YESかNOだけにしてくれ。ましまろの世界はそういうことではないんだ。

“行ったり来たり 途方にくれ とりとめもなく 宙ぶらりんで”

日常というのは割とこんな感じですね。

ところで「しおからとんぼ」ってどんなヤツなんだ。こんなヤツでした↓

ソーダっぽい色でなんかスゲエ。

M10「山の師匠」

作詞・作曲/真島昌利

アルバムラストはマーシーが歌います。歌とアコギとハーモニカのボブ・ディラン風な弾き語りです。

タイトルの「山の師匠」という言葉から連想される雰囲気がバッチリ表現されたアレンジと歌詞と曲調と、マーシーの歌声が、アルバムラストにしてインパクト大です。

“山の師匠は山にいる”

冒頭から繰り返される歌詞のこの一節はなんという説得力なんだ。

“山の師匠は山にいる すべてのけもの道を行く 枯れた言葉を拾ってる 山の師匠は山にいる”

山の師匠の独特な雰囲気が興味深い曲です。“枯れた言葉を拾ってる”とか山の師匠もマーシーも只者ではないです。

ラストに「ドンドンドン」と太鼓が響いてアルバムはおしまいです。

10曲すべてが心の深いところで感じる音楽です。たくさんの深い感動のある1枚で、感慨深い名盤です。

こういう音楽を作って、ぼくたちリスナーに提供してくれるのは本当に嬉しい。いつでも大歓迎な音楽です。

アナログ的な音が心地よくて、レコードがとてもよく似合う音がします。

中毒性アリ。

Amazonは20%OFFです。

ちなみに、ライブ会場で販売されていた胸熱なカセットテープも存在します。ましまろのアナログへのこだわりですね。レコードにも引けを取らぬほどに、物体としての特別感が最高です。

レコードとかカセットテープとかのアナログの音というのは、デジタルでは表現しきれない演者の意思も意図もしっかり伝えてくれる真面目な音が素晴らしいです。

今(といっても2015年リリース)カセットテープとか素敵すぎる。

シングル『ガランとしてる』カップリング曲

M1「ガランとしてる」
M2「公園」
M3「しおからとんぼ」
M4「ハートビート」

シングル「ガランとしてる」はCDとレコードでは曲順が異なります。レコードの曲順はこうなっています。

A面
M1「ガランとしてる」
M2「ハートビート」
B面
M1「公園」
M2「しおからとんぼ」

という感じで結構違うので、レコードで聴いた時もしっかり楽しめるのがポイントです。45回転なので音圧が高く、ショボくれていない誠実な音がします。

M1「ガランとしてる」

※「ガランとしてる」はアルバム収録のものと同テイクです。

【ガランとしてる ライブ動画2】

M2「公園」

作詞・作曲/真島昌利

ボーカルが真城さんと真島さんの掛け合いで相当に胸熱です。

エレキ調のアレンジと胸に響くメロディと懐かしい気持ちを蘇らせる歌詞が最高ですぐに好きになりました。音楽を聴いて頭の中に映像が再生されるほどにノスタルジーが炸裂してます。

音楽を聴いてこういう気持ちになるなんて感動的だな、という体験ができます。

ダラダラと何度も同じメロディを歌わず、展開が早くアッという間に聴けてしまう。

“君とギターの練習した あの公園は今はもうない 君とクワガタとりに行った あの公園は今はもうない”

この切なさのある歌詞に真城さんの歌声がぴったり合っていて心を奪われます。

“僕等が笑った夏は あの公園の水飲み場 飛行船が空に遠く張りついた夏”

この人にしかあり得ない言葉の組み合わせが最高なサビは、ボーカルがマーシーに交代します。これがまた感情がこもっていてすごいです。シングルタイトル曲「ガランとしてる」にもまったく引けを取らない名曲です。

ノスタルジーと共に哀愁漂う雰囲気ですが、悲しいとは違います。昔の日本人がよく歌ってた悲しいだけの歌とはハッキリ違う。そういうのはなんか違う。暗いしつまらないし。

関係ないけど、関◯宣言とかさぁ、あのさぁそれ宣言するべきことじゃねーだろ。対等なんだよ。浮気しないと断言しないようなやつが女性にはめしは上手く作れとか。情けないよ。すべてが軽いんだよ。人間同士は対等だってことも知らないとか最低だな。愛とか言い出して、恋の謎が解けた気にでもなったんだろ?「ましまろ」聴けよ。じゃあね。

【ましまろ/公園 ライブ音源】

M3「しおからとんぼ」

作詞・作曲/真島昌利

アルバム収録のシトロンソーダVerより生音感があります。こちらの方はすぐそばで演奏している感じで聴けます。どちらかと言うとこちらのシングル収録のオリジナルバージョンの方が好きです。

シトロンソーダVerを聴いた後にシングルの方を聴くとその音の近さにびっくりします。

歌い出しはマーシーで、2番から真城が入ってきて、次は真城さんだけになるというのが楽しい曲です。

M4「ハートビート」

作詞・作曲/Bob Montgomery & Norman Petty
日本語詩/真島昌利

カバー曲ですね。

出だしからのツインボーカルが萌えます。カバー曲とはいえ、マーシーによる日本語詩で歌われるのが分かりやすいし楽しいです。

筆者はオリジナル(カバー曲であること)を知らなかったので、歌詞カードを見るまでマーシーが作った曲だと信じ込んでいました。そう思ってしまうほどカバーの違和感がないです。

途中マーシーがシャウトするところが熱いです。

“ハートビート 土曜日切り取るナイフ ハートビート あふれて うさぎのジャンプ”

この歌詞とかどう聴いてもマーシーが作った曲としか思えませんでした。カバー曲ですがましまろワールド全開です。

【ましまろ/ハートビート 動画】

全4曲とボリュームは少ないですが、シングルの方もかなり楽しめます。マーシーの歌声もたくさん聴こえます。まだ聴いていない場合は、安い中古でも探して買って聴いてみてください。損しません。

ちなみにとうとうクロマニヨンズの写真集が発売されました。

一ファンとして。

ありがとうございました。

それではまた。

CDのプラケースの厚みに嫌気を感じる人はこちらがオススメです。見た目だけですがCDがレコードっぽくなります。サンプルを送ってもらえたりもします。

-真島昌利
-,

執筆者:


  1. あおい より:

    いつもUMEさんの記事を見てるものです
    中々ヒロトマーシーのアルバムを全部レビューする人が居ない中、UMEさんのストレートな衝撃と聴いてる時のワクワク感が、伝わる文章が自分の感性にピッタリハマりました!もしお時間がありましたら、クロマニヨンズのアルバムレビューも今後見てみたいです

    • UME より:

      こんにちはUMEです。
      いつもありがとうございます!
      まず何より楽しんでいただけたのが嬉しいです。そして私の文章がご自身の感性にピッタリという最高の褒め言葉に感激しました。
      初めてリクエストをいただけましたし、時間はかかってしまいますが、クロマニヨンズはやります。誰よりも自分がその記事を読んでみたいというのが本音なところです。
      ものすごく励みになりました、ありがとうございます。

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M☆MUSIC

『2023』

昨年はとてもたくさんの方々に読んで頂き深く感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。

個人的には、穏やかな心を脅かす苦悩と戦いながら、世間の謎のルールをなぎ倒しながら進んできました。ホームランは打てなかったけど、楽しいと感じた瞬間はたくさんあったので「I am OK」です。

どうせ1年前より成長してます。

2023年もまたマイペースで焦らず慌てず頑張らずいきますのでよろしくお願いします。

また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。

健康に心穏やかに、ロッケンロー‼︎

M☆MUSIC / UME

【クロマニヨンズNEWS】

【クロマニヨンズNEWS】

2022年12月14日に26枚目のシングル「イノチノマーチ」が発売されます。7inchアナログ盤とCDも出ます。

《stereo》

1. イノチノマーチ 2. さぼりたい

これは楽しみが出来ました‼︎
「さぼりたい」とかこの人たちらしいですね。レコード買おう!と言いつつ多分CDも気付いたら家にあるパターンだな。いつものことだ。許してくれ。

ニューアルバム「MOUNTAIN BANANA」の発売も決定しました。

2023/1/18発売決定!

今回はレコードとCDが出ます。前作の「SIX KICKS ROCK&ROLL」はCDのみの発売だったので楽しみです。

《mono》

<収録曲>
1.ランラン
2.暴走ジェリーロック
3.ズボン
4.カマキリ階段部長
5.でんでんむし
6.一反木綿
7.イノチノマーチ
8.ドラゴン
9.もうすぐだぞ! 野犬!
10.キングコブラ
11.さぼりたい
12.心配停止ブギウギ

曲名だけでクロマニヨンズとすぐわかるこの感じは…ワクワクですね。

40代、人より物が好きです。

私は普段ものすごくテンションが低く、多分シャコタンよりも低いです。
そのためすぐに人を不安にさせてしまいます。

よく怒らせてしまいます。

そんな私ですが、熱狂することもあります。

クロマニヨンズを聴くと、急にテンションが天国よりも高いところまで爆上がりしてしまいます。

申し訳ないけど、これでいいのだ。

“かえられないぜ オレなとこ”なのだ。

非常に都合の悪い男 : 本音に忠実なだけ

好きなもの:レコード・オーディオ・本
嫌いなもの:老害

好きなマンガ : モンモンモン(つの丸)

好きな言葉 : コンプリート
嫌いな言葉 : みんな我慢してるんだから…

最も疑わしい言葉 : 当たり前

頑張らない、努力しない、成長しない。
ね、ダメでしょ?
実はこれこそが最強の成長であって幸せな人生の始め方です。

自由よりも価値のあるものなんてない。

小学生の時にブルーハーツの「青空」に心を鷲掴みにされてから30年以上の音楽好きです。その頃に生まれて初めて買った音楽は「真島昌利/アンダルシアに憧れて」の8cmシングルCDでした。今考えるとそれが多大な影響力を持った『繊細な感性の音楽』との出会いでした。今でも大事にしています。繊細な感性というのは自分の中の邪魔者なんかではなく他にはない活かすべき強みだという真実をそれらの音楽が教えてくれます。

レコードなんか物体としての特別感が最高で、余裕で死なない理由になります。

レコードとかカセットとか、やたらと重くてデカいレコードプレーヤーとかリバースしないカセットデッキとか、A面が終わったらそこまで行ってひっくり返さなきゃいけない唯一無二な輝きを放つノスタルジーに浸っていたい。

古いだけのものは嫌いで、最新型では物足りなくて、感性に刺さるものだけに囲まれていたい。

「最近なんか疲れちゃってる人へ」

気楽な日曜日の昼間なんかにビールでも飲みながら聴いていってください。

【アントン・カラス/ハリー・ライムのテーマ】

【恋の伝説に愛はいらない】

『松坂慶子/愛の水中花』

“これも愛 あれも愛 たぶん愛 きっと愛”

『THE HIGH-LOWS/愛はいらない』

“恋の伝説に愛はいらない”

「恋愛」という言葉がオレは嫌いだ。

オレはどうしても一緒にしたくない。

愛はどこにでもあって誰に対しても向けられるありふれた感情。

恋はひとつしかない心とキラキラな気持ち。

愛さえあれば不倫は出来る。

だけど恋心がなければ恋にはならない。

恋の先にあるのは愛じゃなくて、終わらない恋だ。

愛に成り下がってしまった恋心ほど無情なものはない。

愛の安売りはどこでもやってるけど、恋のバーゲンセールはどこもやってない。もしも、やってると豪語する人がいたとしたら、それは「恋」じゃなくてただの「愛」だ。

求めた愛はどこまで行っても、いつまで経っても満たされない。

心に芽生えた恋はどこへ行っても、どこまで行ってもいつもドキドキしてる。

「愛」など「恋」の劣化版にすらなれない。

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