こんにちは。
購入動機から結論としては、
今ではすっかりファンになってしまった「プロケーブル」で取り扱っていて割と安かったので完全に興味本位でセカンドシステムにと買ってみたら、その誠実な音と便利さに心を鷲掴みにされ毎日使うお気に入りにまでなりました。
15000円とかで高性能で高音質な小型スピーカー!
つまりコスパ最強です。
既に、他と比べる必要性のない“鮮烈な音”が出ています。
それはオーディオ、そして音楽が楽しいと感じる揺るぎない音です。
「EDIFIER R1280DB」の本領を発揮させるためのポイントも紹介します。
EDIFIER R1280DB
『EDIFIER』は(エディファイア)と読みます。
安価でも高価でも小型スピーカーを買うと、どうにも音がショボいとかベールに包まれたような音が出てきてガッカリしてしまうことがよくあります。
この小型スピーカーはそのネガティブな認識を覆してくれました。
「EDIFIER R1280DB」をプロケーブルが販売し始めてすぐに購入しました。別でアンプを用意しなくていい使いやすいアンプ内蔵スピーカーです。Bluetoothも付いているのでスマホの音楽を無線で楽しめます。
かなり迫力のある生々しい音が出るのが特徴です。
4インチ(10cm)ウーファーのアンプ内蔵小型スピーカーなのでパソコンの両サイドにそのまま置いて使えるため省スペース化も出来ます。
最大の特徴は、ハッキリとした音。
その音には突きせぬ魅力もあります。
それぞれの音源の持つ個性、ミュージシャンの意図した音がよどむことなく“余裕”で鳴るからです。
結果的に音楽を今までよりもっと好きになってるということ。
英語ですが本家EDIFIERの【R1280DB】のページです。
【EDIFIER R1280DB スペック】
★スピーカーバスユニット: 直径101mm、防磁型
★スピーカーツイーターユニット: 直径13mm、防磁型
★実用最大出力: 21W×2
★再生周波数帯域: 55Hz-20KHz
★S/N比: ≧85dBA
★入力端子: ・RCA×2
・オプティカル(光)×1
・デジタル同軸×1
・Bluetooth Ver.4.0
★リモートコントローラー: 赤外線
★本体: 内蔵(AC 100-240V 50-60Hz)
★リモコン: コイン型リチウム電池CR2025
★外形寸法: (W)146×(D)196×(H)234mm
★質量: 4.9kg
★ケーブル長: ・スピーカー接続ケーブル:約2.4m
・RCA⇔3.5mmステレオミニプラグケーブル:約1.6m
・RCAケーブル:約1.6m
・光ケーブル:約1.5m
・電源ケーブル:約1.5m
★同梱品: ・スピーカー本体(1セット)
・スピーカー接続ケーブル
・RCA⇔ステレオミニプラグケーブル
・RCAケーブル
・光ケーブル
・専用リモコン
・ユーザズガイド(英語)
・保証書
★保証期間: 1年間
音質を重視する場合は付属品のケーブル類は使い物になりません。もちろん問題なく音は出ますが、このスピーカーの本領発揮は出来ません。音質にこだわらない場合には付属品のケーブルを使ったとしてもスピーカーの基本的な性能は優れているため、他の小型スピーカーでは得られない「いい音」と認識できるレベルです。
最大の特徴はなんといっても「迫力のある誠実な音質」です。誠実な音質というのはCDやレコードに記録された内容をそのままの素の音で聴かせてくれる一番個性的な音質のことです。プロケーブルの言う「フラットな音」がEDIFIER R1280DBから出ています。
ある程度ボリュームを上げると音がしっかり広がって部屋中が音楽で満たされる感覚もあります。
その音がこの価格帯のこのサイズのスピーカーから出てきたので心を鷲掴みにされました。
パソコン用としても使える大きさで、正面からはCDプラケース2枚分といったサイズ感です。
右スピーカーの側面には3つのボリュームダイヤルが設置されています。私はブラックを選びましたがキレイな木目が出ていて気に入っています。
各ダイヤルは上から
・bass(低音)
・volume(音量)
と、それぞれ調整できます。volumeはリモコンでも操作できますがtreble、bassは本体のこのダイヤルでしか調整できません。
電源を入れるとvolume下のインジケーターが点灯します。このインジケーターは入力モードにより色が変わります。
・赤点灯:光、同軸デジタル
・青点灯:Bluetooth
リモコンで全てのモード選択可能です。
ボリュームのダイヤルを押すことでモード変更と他の操作もできます。このボタン操作が後で重要な役割を果たすことになる可能性がありますので覚えておくと便利です。
・1回押すごとにモード変更:ライン1→ライン2→光→同軸→Bluetooth
・長押し:電源ON/OFF(超重要)
・Bluetooth選択時に長押し:Bluetooth切断
(超重要)の内容は後述します。
アンプ内蔵のため使い勝手がいい上に入力系統も豊富なので余裕でオーディオとして機能します
入力系統がRCA×2、オプティカル(光)×1、同軸デジタル×1、Bluetoothと5系統も備えている大盤振る舞いです。
これだけ入力系統が豊富であるとオーディオとして、ほとんどの用途が満たせます。
我が家では
・RCA2→フォノイコライザー(レコード)
・オプティカル(光)→テレビ
・同軸デジタル→DVDプレイヤー
フル稼働でこれらを接続しているので立派なオーディオになっています。これとは別にまだBluetoothもありますから豪華なものです。
同軸デジタルに繋いだDVDプレイヤーで聴くCDの音が意外にも優れています。もちろんDVDを観た時のセリフは聞き取れないことなんかないほどハッキリしています。DVDプレイヤーはAmazonで買った中国製の安物です。
このスピーカー1台のみでプリアンプ+パワーアンプ+スピーカーの機能を果たしてくれます。アンプ内蔵のため別途アンプを用意する必要がなく本来アンプを設置するスペースがすでに省スペース化されたのでセカンドシステムなんかにも最適なスピーカーです。
メインシステムで音楽を聴くには何ステップかの動作が必要になってくるため煩わしさがあります。プレイヤー、DAC、プリアンプ、パワーアンプと電源を入れていく行程は面倒だったりしますが、EDIFIER R1280DBは本体の電源を入れるだけです。この手軽さも毎回使う要因になっています。
もっぱら手軽なEDIFIER R1280DBで音楽を聴く頻度が高くなったのは自然な流れでした。とはいえ、音だけを考えた場合はメインシステムに軍配が上がるのは確かです。
ボリュームダイヤルは無限に回るタイプのものですが、電源を切っても(主電源を切った場合も)前回聴いた時のボリュームを記憶しています。毎回同じボリュームで聴くことが多いでしょうから、使用する度にボリュームを調整しなくていいというのはかなりのメリットです。
EDIFIER R1280DB本気度MAX化
EDIFIER R1280DBのポテンシャルを限界まで引き出して更なる高音質化が実現可能です。いくつかそのポイントを紹介していきます。
スピーカーケーブルの交換で突然クリアな音に一変します
左右のスピーカー間はスピーカーケーブルで接続します。ここのケーブルは音質には重要で、付属品はオススメしません。
そこで一番安価でなんの問題もなく「フラットな音」を実現するためにはベルデン8460が必需品になります。ベルデン8460はかなり安いですがプロ用、業務用です。
プロケーブルのホームページでも主張されていますが、ベルデン8460の2mがこの場合、最適なスピーカーケーブルになります。リーズナブルな高音質スピーカーを手に入れてもケーブルが高価すぎては意味がありません。プロケーブルでの実験の結果1.5mより1.8mより2.0mが圧倒的に音が良かった、つまり音の焦点が合っていたということです。実際に交換してみた経験からこれは真に受けて問題ない情報です。
付属品のケーブルからベルデン8460の2.0mに交換するだけで急にクリアな音に変わり聴きやすくなるのは事実です。
高音、低音の調整ボリュームの積極的活用がいい結果に繋がります
スピーカーケーブルをベルデン8460に交換した上で高音、低音それぞれの調整ツマミを回して音を合わせていくとボーカルの生々しさが向上するポイントがあります。
特に低音のボリュームを積極的に使ってみると納得の音が得られます。ボーカルの生々しさが向上します。
スペック的には低音は期待できないかと思いきや、実際にはかなりの迫力ある低音が出ます。小さなサイズ感からは想像もできないほどの迫力の低音が出て感動します。この小型スピーカーには前面にバスレフポートがついているのが迫力の低音を出す要因です。
このツマミこそがプリアンプと同じ、細かな音質の調整が出来る確実に必要な機能です。
音量の調整だけではオーディオとして不十分な為、なくてはならないです。
「EDIFIER R1280DB」の音を生音と感じてからは、この機能が付いていないものは選ぶべきではないと感じました。
ツマミの位置をたまに変えてみて、音質をその時の自分の好みに合わせて聴けるという楽しさもあります。その後でまた音楽の世界に心を奪われるのが有意義な時間になりました。
部屋の環境にもよるのでボリュームのどの位置が最適なのかは一概には言えません。
参考までに、試行錯誤の結果うちの環境ではこの位置が一番生々しい音です。低音の出方というよりもボーカルの実在感を重視して調整するのがオススメです。
⬆︎は洋室で床がフローリングの場合です。
「R1280DB」を和室に持っていったところ、迫力の音だと感じるツマミの目盛りがそれまでとは全然違う位置になりました。
treble → +2.5
bass → +1.0
畳の影響があるのかは分かりませんが、フローリングの時より結構高音の方を上げて自分好みの音になりました。逆に低音は出すぎたので下げる結果になりました。
という訳で、部屋の環境や音の好みによって全然違う結果になるのでやはり一概にはこの位置だと言えません。生音だと感じる音を目指してツマミを回して探ってみると楽しいです。
お役御免になったAirMac Expressで最高音質が得られます
これは一番オススメのポイントです。
我が家では4系統の入力端子を全て活用していますが、中でもズバ抜けて生々しく迫力のある「個性的な音」を出しているのはRCA1→AirMacExpressの音です。これは是非とも聴いてほしい音です。
AirMacExpressというのはAppleが販売していたWi-Fiルーターです。すでに規格が古くWi-Fiルーターとしてはオワコンです。しかし現在でも満足できる使い道があります。それはWi-Fiで音楽を飛ばす「Airplay」という機能があることです。プロケーブルでも度々紹介されて有名になったほど音に関しては今でも抜群な名器です。もし家に眠っているAirMacExpressがあるなら是非ネットワークオーディオ用に活用してみてください。
「EDIFIER R1280DB」の実力を最大限に引き出すためだけにAirMac Expressを中古で安く入手するというのも全然アリです。他のオーディオ機器を購入するよりもずっと満足できる音が手に入ります。
スピーカーの機能であるBluetoothは便利なうえ意外なほどかなりの高音質が得られます。しかしAirMacExpressを間に入れた場合Bluetoothで聴くよりも圧倒的な高音質です。聴くたびにAirMacに無線接続しなければならない1ステップが増えてしまいますが、この音質ならその手間は許容範囲だと思えます。便利さでいったらBluetoothです。
Bluetoothがイマイチなのではなく「EDIFIER R1280DB」+「AirMac」が凄すぎるのです。
さらにはAirMacExpressの音質を最大限まで活かすために電源コンセントをプロケーブル販売の「非メッキメガネ電源ケーブル」に交換し、AirMacExpress→RCA端子間のケーブルはプロケーブル販売の「ベルデン88760」を使用するとよりフラットに近づきます。
ここまでやると無敵です。
iPhoneの音楽(圧縮音源でさえも)を実在感たっぷりな音で楽しめるようになります。
電源プラグも非メッキのものに交換しました
しばらくは購入時の銀メッキのプラグのまま使用していましたが、ただの好奇心だけでヤフオクで割と安く入手できたマリンコの非メッキのプラグに交換してしまいました。
結果「生音」の純度が上がり効果があることは確認できました。
やはりメッキは音の弊害になります。
プラグの交換は簡単なので自分で交換しましたが、自信のない場所はプロケーブルで「EDIFIER R1280DB」を購入すれば注文の際に電源プラグ交換のサービスもオプションで選べるので最初から交換してしまうのがオススメです。ちなみにこのオプションは有料ですがプロによる交換作業なので安心です。
ケーブルは光ケーブル以外はプロケーブル購入品を使用しています
・RCA1→AirMac Express
ステレオミニプラグ→RCA二股ケーブル:ベルデン88760
・RCA2→フォノイコライザー
RCAケーブル(両端RCA):ベルデン9451
・同軸デジタル→DVDプレイヤー
同軸デジタルケーブル:ベルデン1694A
・オプティカル(光)→テレビ
そこら辺の光ケーブル
テレビを繋いだ光ケーブル以外はプロケーブル製のプロ用です。これで満足の音質は得られます。ベルデン1694Aで接続したDVDプレイヤーの音が興味深い高音質であることに驚きました。僕の場合は全てのケーブルがメインシステムからのお下がりで余っていたものを使用しているので新たに出費はしていませんが、これから全てのケーブルを購入するとなると結構な金額になります。経験からのオススメはまずはベルデン88760を使ってみるということです。
これらの機材すべてを刺している電源タップはこれまた余っていたプロケーブル製の「旧型」重鉄タップです。旧型と新型の差は微々たるものですから旧型でも十分すぎる音質が得られます。
いろいろと交換してみた経験を紹介してきましたが、ここまでやる必要があるのかというのは不明です(笑)でも確実に「生音」と感じる音に変わるのは確かです。
邪魔モノを発見しました
サランネットは外してしまった方がもっとハッキリとした音が出てきます。
全然違うのでびっくりします。
これは無料で出来るので是非お試しください。
見た目を気にして外さないで使う場合が多いような印象がありますが、それはもったいないです。音だけを気にした場合はより良い結果が得られます。見た目とか音とは関係ありません。
最大のメリットは音のことが気にならない
プロケーブルでも主張されている通り、この小型スピーカー「EDIFIER R1280DB」で音楽を聴いた場合、音とか音質がまったく気になりません。
すごく単純に音楽の内容だけを楽しめます。
不思議です。
購入前に、音が気にならないというプロケーブルの記事を読んだ時は、自分にはそれは当てはまらないんじゃないかと勝手に想像していました。というのはメインシステムの方はそれなりにこだわってプロケーブル推奨のもので揃え、かなりの音質が得られていたので、その耳で聴いてしまうと思ったからです。
ところが、この小型スピーカーではそれが起こりませんでした。
メインシステムで聴くと最高の音質が出ていて当たり前という意識から、足りない音はないか?ちゃんとこの音は出ているか?などと、つい音質を気にして聴いてしまうクセがあります。
「EDIFIER R1280DB」で聴くとそういう聴き方が出来ません。する必要もないです。音楽の内容だけに集中できる不思議なスピーカーです。
大きいウーファーのメインシステムだけで常に音楽を聴くのは疲れるので、もっと気楽に音楽だけを聴きたい時、音楽の世界に入り込みたい時にこの小型スピーカーのサブシステムも必需品となりました。
メインとサブでは音楽の聴こえ方がまったく違うので楽しいです。
当初はサブシステムのつもりだった「EDIFIER R1280DB」の方が使用頻度が高く今ではどっちがメインなのか分からない状態になってしまいました。
音楽を楽しく聴けるのが一番です。
重大なデメリット(欠点)がありますが対処法もあります
これは確実に伝えておくべき重大なデメリットがあり、それは『リモコン』です。
電源ON/OFFのボタンの反応がかなり悪いということです。
それ以外の操作ボタンは反応もよく至ってスムーズです。この症状は購入時からではなく数年後に現れ始めました。リモコンの寿命は本体よりかなり早いのかもしれません。
1台しか買ったことがないので比較は出来ませんが、個体差があるという可能性はあります。
こうなってしまうと何度ボタンを押しても一向に電源が入らなくてイライラしてきます。同じようにリモコンがイマイチな場合の対処法です。
ここで先述した(超重要)なポイントが活躍します。
「ボリュームダイヤルを長押しで電源ON/OFF」これを使うしかないですね。またはスピーカー背面の主電源スイッチで電源ON/OFFを行う。主電源での操作でも前回使用した時の状態を記憶していますので1からボリュームやモードを選ぶ必要はないです。
この症状には参りました、今では割り切って本体のボタンで電源操作はするようにしましたが、実際はそんなに手間でもないことに気づきました。
「EDIFIER R1280DB」はこんな人にオススメです
私は趣味で色々とやりましたが、「EDIFIER R1280DB」は購入したそのままの状態でもとても優秀な音が出ます。手頃なオススメはスピーカーケーブルだけ付属のものからベルデン8460(※必ず2m)に交換することです。
・数千円のスピーカーしか使ったことがなく、もっと迫力の音で聞きたい人
・大きすぎず高音質なパソコン用のアンプ内蔵スピーカーを求めている人
リモコンはそのうちダメになるかもしれませんが、音質は文句のつけようがありません。
忙しい日常の中で音楽に心を委ねる時間を作ることは人生を幸せにしてくれます。このスピーカーの音は癒されますが、確実に興奮します。15000円とかでこの音質、利便性はコスパ最強です、というのが結論です。
実際に使ってみて感じたことは、騙されたと思って買う必要はありません。騙されません。このスピーカーは誠実です。
【NEWモデル『EDIFIER R1280DBs』登場!】
現在はBluetooth 5.0対応の新しいモデル『R1280DBs』が新発売しています。プロケーブルの方でもこちらのモデルを取り扱い始めています。問題のリモコンがリニューアルされて旧モデルより使い勝手が良さげです。新型のリモコンには高級感も出ているように感じます。
Amazonセール価格では14000円でNEWモデル『EDIFIER R1280DBs』が買えてしまいます。基本的には旧型の「R1280D」と同じ構造で、Bluetooth規格とリモコンがアップグレードされている上に価格もNEWモデルの方が安いので今から買う場合は新型『EDIFIER R1280DBs』がオススメです。
まとめると、音楽の個性を鳴らせる1万円台で買えるアクティブスピーカーです。
ベルデン8460(スピーカーケーブル)まで買ったとしてもクーポンがあるAmazonが安いです。
【プロケーブル/ギタリスト電源】も非常に真面目な音を出す電源トランスです。
ありがとうございました。
また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。