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つまらない世界に“心のロックンロール”をブチかます無謀な企画 ★ロックンロールが鳴り響く!! ★

ザ・クロマニヨンズ

【ザ・クロマニヨンズ/13 PEBBLES〜Single Collection〜】シングル曲大暴れ!ベスト盤!

投稿日:2023年2月10日 更新日:

こんにちは。

『13 PEBBLES〜Single Collection〜』は2014年リリースのザ・クロマニヨンズ初のベストアルバムです。

名曲揃いのシングル・コレクション。

全13曲のアルバム1枚が40分なので、忙しい日でも熱狂できるクロマニヨンズの軌跡。

心の名盤:全曲レビューです。

皆さんどうぞ最後までよろしくお願いします。

日本には熱いロックンロールなんてないじゃんかと冷めてしまうのはまだ早いです。

なぜならそれをやっているロックンロール・バンドがあります。

いつでも爆発した瞬間のダイナマイト。爆発する直前じゃなくて、どの瞬間も爆発中。

前例なんかいらないロックンロール。

生きてる人間を感じます。

そいつたちは ザ・クロマニヨンズ!!

The Cro-Magnons/13 PEBBLES〜Single Collection〜(2014)


13 PEBBLES〜Single Collection〜 (13ぺブルズ シングル コレクション) は、ライブアルバム『ツアー 2013 イエティ 対 クロマニヨン』から4ヶ月後にリリースされたクロマニヨンズ“初”のベストアルバムです。

シングル・コレクション。

2014年4月9日発売。

ちなみに“pebbles”とは小石という意味。

その名の通りの13曲入り。

2006年〜2012年までのクロマニヨンズのシングルタイトル曲の軌跡です。

13曲入りですが、 8枚目のシングル「流線型/飛び乗れ‼︎ボニー‼︎」は両A面シングルなのでシングルのカウントとしては12枚目のシングルまでの収録です。

ロックンロールというひとつのスタイルにこだわりつづけるクロマニヨンズの奇跡。

その意志が固くてビックリします。それと一緒にいつも必ずあるのは、奥深さと広がりを持った豊かな感情表現だと感じます。

『13 PEBBLES〜Single Collection〜 』収録曲

1. タリホー
2. 紙飛行機
3. ギリギリガガンガン
4. エイトビート
5. スピードとナイフ
6. グリセリン・クイーン
7. オートバイと皮ジャンパーとカレー
8. 流線型
9. 飛び乗れ‼︎ボニー‼︎
10. ナンバーワン野郎!
11. 雷雨決行
12. 突撃ロック
13. 炎

全13曲、40分。

ステレオ音源、モノラル音源が混在します。

1枚目のシングル「タリホー」から当時の最新シングルであった12枚目の「炎」までがリリース順に収録されたシングル・コレクション。

全曲に心へ響く瞬間が炸裂しているので、最近クロマニヨンズに興味を持ったばかりの人にも打ってつけの内容。

本作から入ってクロマニヨンズを好きになった女性が身近にいます。私が勧めました。

彼女が言う事には、最初は全部同じ曲に聞こえたけど、だんだん覚えてくるとすべての曲が個性的だし、胸がキュッとする瞬間があるということです。それはエモーショナル。

エモいということでしょう。

私がオススメしていた「エイトビート」「雷雨決行」あたりの曲なんかがそうです。

自分以外の誰かが、クロマニヨンズにハマっていく過程の心情の変化は、話を聞いていて楽しくてしょうがないです。それから彼女はクロマニヨンズをたくさん聴いています。

誰かとクロマニヨンズの話が出来るとか最高です。音痴な私が歌ってもだいたい何の曲か分かってくれることに感激。

すごいのは当然クロマニヨンズの胸に刺さる歌詞と、分かりやすいメロディなんだけど。

このベストアルバムは、クロマニヨンズの魅力に気付くきっかけになり得る。

つまり、名作です。

濃厚な内容がたったの40分とコンパクトな構成になっているので、いつでも気軽に聴けるのがかなりのメリットになります。

シングルのタイトル曲のみですが、クロマニヨンズの最初の7年分を40分で体験できるお得盤。

アップテンポで疾走感のある曲が多いです。

だから興奮しっぱなしになるので覚悟を。

熱狂的でもあるし、感動もします。

13曲、すべての瞬間が名場面。

ロックンロールのどうかしてるテンションを楽しめる。

どの歌にも親しみやすさが必ずあります。

『13 PEBBLES〜Single Collection〜』の特徴は、それぞれの曲のリリースから随分と時間の経った今でも、ライブで披露される名曲ばかりだということ。

本作は音場の違いの面白さも体験できます。

現在のクロマニヨンズはモノラル音源が基本になりましたが、初期のクロマニヨンズの音源はステレオだったので、本作はステレオとモノラルが混在しています。

カッコよく言えばハイブリッド盤です。

そこに注目するのも楽しい作品。

5曲目までのステレオ音源からは左右の音の広がりと奥深さを感じます。

6曲目からモノラル音源になっていて、ステレオよりモノラルの方が音が大きく感じるというか、突撃してきます。

モノラルの迫力の音はドンッと真ん中にあって、音圧が高くてブッ飛んでるのが特徴的。

シングル曲の中にはオリジナルアルバムに収録されたものはアルバム・ヴァージョンであったものが4曲あります。

オリジナルアルバム未収録シングルは2曲。

本作に収録されたのはすべてシングル・ヴァージョンなので、これまでにリリースされた全部のシングルを買った場合でもわざわざシングル盤を引っ張り出して来なくていいのはとても重宝します。

たまにシングル・ヴァージョンも聴きたくなるのです。

ベストアルバムの曲順が単なるリリース順というは、思いのほかグッときます。

2014年のベストアルバム発売当時、CDとアナログ盤が同時リリースされました。

CDの初回限定盤は紙ジャケット仕様。

アナログ盤は限定生産だったため既に完売。

レコードジャケットは「60年代E式フリップバック」が本作でもバッチリ再現されていて非常に高いコレクション性を実現。

レコードだとA面は大体「stereo」で、B面は全部「mono」になります。

B面にひっくり返して1曲目の「オートバイと皮ジャンパーとカレー」が鳴った途端に音が突撃してきやがって、誰が勝手にボリューム上げたんだ⁉︎と思うほどの迫力を感じました。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

13曲入ったクロマニヨンズのロックンロールに思わず感情が爆発して、とんでもなく大きな影響を受けることになります。

心のガードなんかは必要ありません。

誰かの心を動かす純度の高い音楽。

ロックンロールが鳴り響く。

それは音楽がもっとも熱く轟く、唯一無二のかたちをしています。

クロマニヨンズが狂熱をブッ放す。

熱狂的でいこう。

ただのロックンロールじゃない。

今を最大限に楽しむためのロックンロール。

オーライ!ロッケンロー!!

M1「タリホー」

1st Single 2006.09.20

作詞・作曲/甲本ヒロト

※アルバム・ヴァージョンあり

疾走感を重視したクロマニヨンズのデビューシングル。

これはBメロにもマーシーのコーラスが入ったシングル・ヴァージョン。

その分アルバムヴァージョンより煌びやか。

1枚目のシングルから、かなりのハイテンション。ロックンロール爆走開始の合図。

クロマニヨンズのものすごいパワーに感化されて、落ち込んだ気分なんかは消え失せる。

なんかよく分からないけどカッコいいと興奮しちゃうロックの魔法がかかっていることは断言できます。

始まりや出現にふさわしいアップテンポ。

私が勝手に、彼らに期待していた通りのパンキッシュなアレンジ。

歌はサビから始まる直撃スタイル。

印象的なギターリフで演奏が始まり、バンドサウンドを聴いていると実感した気分の高揚が半端ではない。

このリフを聴くとなぜか心の根底が強くなる。

非常に覚えやすい歌のメロディ。

人の心をポジティブな方向へ動かす力のあるメロディです。

ヒロトが筋の通った歌心をぶっ放す。

こういう、誰かの胸に響く“親しみやすさ”はロックンロールにあるべきもの。

その親しみこそロックンロールのリアリティ。

つい口ずさんでしまうのが魅力。

初期はまだステレオの音場で、マーシーがギターで色々と盛り上げる細やかなアレンジが施されています。

シンプルながらも、音が光るのを感じる。

土台にあるのは、歪みサウンドでブチかますシンプルなコードストローク。

初めは抽象的だと感じた歌詞からは、過去も受け入れて今を生きる強さを感じます。

“形は変わる 自分のままで あのとき僕は ああだった”

1番からグッとくる歌詞。

あくまで自分のままだというのが腑に落ちるし、ロックンロールに言ってほしかった肯定的な言葉です。

「タリホー」から全体的に感じるのは、常に胸を張って今だけを生きるためのエネルギーが集約されていること。

ギターソロはなし。

止まる気なしの疾走感のみで突っ走る。

アウトロでも最後の最後まで絶大な存在感で鳴り響く特徴的なギターリフ。

耳の奥を刺激して、心を撃ち抜くロックンロールの音圧。

クロマニヨンズのデビュー曲だからということがあるのかないのか、今聴いてもいつ聴いても心が勝手に平常を突破します。

発売当時、アルバムやバンドの今後の活躍にも揺るぎない期待を持たせた1stシングル。

今でもライブで披露されて、会場がトチ狂ったように盛り上がります。

ライブでは特にマーシーのギターアレンジがここに収録されたものよりエモーショナルになっているのが印象的。

そちらはライブ盤やDVDで聴けます。

ベストアルバムを再生した瞬間から平常心でなんかいられない。

いつだってあの初期衝動が戻って来る。

クロマニヨンズはその後どんどん贅肉を削ぎ落とすシンプルな方へ向かい、ぶっちぎりの音になっていくのが楽しいです。

M2「紙飛行機」

2nd Single 2007.04.25

作詞・作曲/真島昌利

※アルバム・ヴァージョンあり

クロマニヨンズ2枚目のシングルはマーシー作のロックンロール。

パワフルにカッ飛ぶイントロはライブでやると、一瞬で熱狂の名場面になる。

そしてたくさんの心の紙飛行機が飛びます。

ドラマチックな聴き心地。

紙飛行機というより、ジェット機がブッ飛んでいく如きアップテンポ。

ジェットエンジンが搭載されているかのような豪快なアレンジ。

はっきりと今を生きる歌詞。

頭上を飛行する空想的なメロディ。

歌詞やメロディが、私のふらついた意識をいつでも“今”に戻してくれます。

人それぞれの「今日」というドラマ。

魅力は、何と言っても突き抜けた躍動感。

ヒロトが今を楽しみながら笑顔で歌う。

マーシーとコビーとカツジの演奏は“今”こそが究極的な幸せだと言わんばかりに、上空まで躍動していく。

聴きながら自分の心も飛躍する奇跡の体験。

サビの直前ではマーシーのジェット音が轟くピックスクラッチ。そいつが長距離を飛んで私の心の奥に着地する。

マーシーの感性の紙飛行機が右から左、左から右にブッ飛んでいってステレオのメリットが最大限に活かされています。

それにしても芸術的なギターの弾き方。

繊細な感性が必要です。ギタリストの人がこの曲のギターをコピーしたとしても、その感性まではコピーできない、真似られない。

ギターソロなんかなくても、歪んだエレキの音が深く印象に残る。

その繊細な感性で成り立っている歌詞は聴くほどに心に広がっていきます。

もう昨日の失敗や明日の心配なんかに悩んでる場合ではありません。

心が空を飛び回る爽快感と開放感あり。

“今日走ってゆく 今走ってゆく 明日とかわからないし 別にいい”

この人たちは幸せは未来にあるとは決して言わない。今日だし、今だと断言する。

明日のためじゃなくて今を楽しむために走ってる。実感できる幸せは常に今にしかないと気付いてしまった。

いくつもの紙飛行機が飛ぶサビ。

ライブ会場では恥ずかしがらずに自分の心の紙飛行機も飛ばした方がいい。

今日に後悔なんか残してはいけない。

ズバ抜けた勢いはありつつも、、

大雑把さをまったく感じないこの曲の世界が、私の心にぴったりハマる。

コロナ以前のライブでは、この曲の時にピックを投げまくっているマーシーを見た。

サビではオーディエンスが両手を左右に揺らした紙飛行機が本当に飛ぶ。

感動的な光景なので体験した方がいいです。

M3「ギリギリガガンガン」

3rd Single 2007.08.15

作詞・作曲/真島昌利

音場は狭めのステレオ音源。

何と言っても「今日は最高!!」ってことに尽きる頂点突破のロックンロール。

またマーシーが誰かの怖気付いた心の背中を押す最高の歌を作った。

無敵のテンションによるアップテンポ。

今日をブッ攻めていくメロディ。

かっ飛ばしていくアレンジ。

ブッ飛びサウンド。

3曲目も印象的なイントロが続きます。

始まった瞬間からテンション急上昇。ここがライブ会場なら一斉に飛び跳ねているし、もう何にも私たちを止められない。

力強いアコギの音も聴こえてくるし、キレが良くタイトな感じです。

イントロを聴いただけでも元気が出ちゃう。

なぜなら、絶対に一言もネガティブなことは言わないし、今の気持ちがポジティブに覆るだろうと分かってしまうから。

張り切ったヒロトのボーカル。

勝手に私の心のドアを開けて入ってくる。

それから、一緒に騒ごうぜと言わんばかりに私の導火線に火をつけていった。

病気にならない明朗快活なメロディ。

座って聴いていられないアレンジで爆走する演奏はただならぬエネルギーをブチかます。

騒がしく、太々しく、清々しい。

今まさに爆発中の音が耳の奥をガンガン刺激してきます。

マーシーのギターは爆発力、コビーのベースは突進力、カツジのドラムは破壊力。

遂にテンションの上限を突破するのがサビ。

言葉としては意味のない“ギリギリガガンガン”という擬音に今日を生きる気力が溢れ出し、明日以降だって“今日は最高‼︎”と生きるための覚悟が爆誕する。

一緒に歌って飛び立ってしまいたいメロディ。

なんだ、オレ最高じゃん!

不安など吹き飛んだ新しい自分を感じる。

歌詞のように、今この瞬間がロマンチックでドラマチックなんだと気付けば、どの瞬間も夢が叶い続けている事を実感できてしまう。

落ち込む必要なんかない。すげえ強い!

“ギリギリガガンガン ギリギリガガンガン 今日は最高 今日は最高の気分だ”

あと何回「今日は最高!」と熱狂する日があるんだろうか。そんなの、毎日であってくれ。

そう思えるように意識していようと、生き方を変えてしまうほどの影響力がある。

ラストのサビの直前に入るマーシーのピックスクラッチの炸裂音は、今日を最高の気分にさせる起爆剤。

刺激的ないい音しています。

終盤はサビを繰り返して煽りまくり。

ライブでは、興奮したヒロトがステージ前方の落っこちてしまいそうなギリギリの場所で転げ回る、いかれたテンション炸裂です。

「今日は最高ー!!今日は最高ー!!」と心の底から叫ぶ名場面。

聴けば今日は最高の気分で生きられます。

慢性的に落ち込んでいた体調も良くなってしまう可能性だってある。

3枚目のシングル「ギリギリガガンガン」は、イレギュラーな形態で発表されました。

7インチアナログ盤には“mono”音源で収録されています。

シングルCDは“stereo”音源です。

M4「エイトビート」

4th Single 2008.05.21

作詞・作曲/甲本ヒロト

※アルバム・ヴァージョンあり

生きることを鼓動させるための8ビートのロックンロール。

華やかな聴き心地のシングル・ヴァージョン。

胸が弾けるアップテンポ。

命の鼓動を熱くさせるエイトビート。

今すぐ生きることを始めたくなる歌詞。

正しかろうが間違っていようが自分の生き様を誇るメロディ。

ただがむしゃらに生きることだけを主張したパンキッシュなアレンジ。

人間の生きる覚悟が鳴り響く名曲。

緩やかなテンポで演奏開始。

生きてる人間のメロディを吹くハーモニカのイントロ。

今日から始まる新しい人生を感じていると、イントロの真ん中辺りでテンポアップ。

アレンジがドラマチックで命が燃え盛る。

ロックンロールの歪みを携えながら、激しくたかぶった生命力が突っ走ってく。

はっきりと断言しながら歌うヒロト。

曖昧さはなく、歌が胸に刺さる感覚がある。

意味の分からない人は一人もいないサビの歌詞。ただ生きるのだ。生きてやるのだ。

この歌で唯一、マーシーのコーラスが入る部分でもある。命が輝きを増してる。

心の奥に突き刺さって生きたい気持ちが猛烈に溢れ出してきた。

サビでヒロトが「エイトビート」と何度も歌う力強さは、今日を生きる勇気に直結してる。

それまでに経験した辛さも、何のためだったか分からない努力も、無駄にはなっていないと確信した心が奮起する。

ロックンロールに激励されたから。

生きることはドラマチックなんだと高らかに歌うギターソロ。

マーシーの心が込もっている音が聴ける。

ギターのメロディが「ただ生きろ」と、私の背中を押してくる。

「エイトビート」は、はっきりと名曲です。

生きようとする気持ちが爆発しちゃって覚悟の涙を溢れさせる生命力の歌です。

今日も胸のエイトビートを止める気なし。

カツジのバスドラの振動が心臓に響いて、私は今日も生きていることを誇りに思える。

急に、突然、予想外に胸が熱くなって予定になく涙が溢れてしまう瞬間がよくある。

“ただ生きる 生きてやる 呼吸をとめてなるものか エイトビート エイトビート”

生きるのやめようなんて一瞬たりとも感じさせない強い生命力。

心をポジティブな感情に熱狂させる。

これを聴いた後に生きるのやめたやつは一人もいないだろう。

アウトロのハーモニカは、生きる人全員への応援のメロディ。

私の場合は、クロマニヨンズを聴いていれば自分が生きるのをやめるとは考えられない。

意外なことに「エイトビート」がシングル曲では初めてギターソロの入った曲でした。

しかもマーシーの感情が純度100%で鳴るエモーショナルなギターソロ。

胸を張ってギターが歌ってる。

M5「スピードとナイフ」

5th Single 2008.08.27

作詞・作曲/甲本ヒロト

“諸行無常の響きあり”ということ。

コビーのベースが大活躍するアレンジがインパクト絶大のシングル5作目。

カッティングギターと凝ったコーラスに音楽としての楽しさが踊っています。

裏打ちのリズムが強調されてキレッキレ。

跳ねる音像が特徴的。

コーラスを含むアレンジはエンタメ性が高く、また新しいクロマニヨンズのカッコよさを感じられました。

小躍りしたくなる軽やかなテンポ。

強烈なリズムに乗っかる華やかなメロディ。

魅力は、この曲もやはりぶっちぎりの躍動感。

コビーの跳ねたベースが轟く強烈なインパクトを持つイントロ。

唸るベースは楽しい気持ち以外を排除したかのような明るいフレーズ。

そこへ絡むマーシーの歪んだリズムギターと、カツジの派手なドラム。

またしても極端に真っ直ぐな歌心で挑むヒロトのボーカル。

2番から入るマーシーたちの凝ったコーラス。

コーラスが入ってすこぶる鮮やかな聴き心地へ変化します。

リズム、メロディ、ハーモニーの猛襲。

クロマニヨンズにしか実現できない音色。

「スピードとナイフ」はベースの音が強調されていて、図太い聴き心地を実現してる。

仁王立ちでたくましくベースを弾くコビー。

実は私にはしばらくピンと来なかった歌の内容。誰でも経験している事なのは理解できるけど、何の事だったかな?と考えていた。

“諸行無常”が鳴り響く歌詞でした。

それから人間同士の唯一違う部分「個性」を認める歌として私は聴いています。

“変わらないものなんか 何ひとつないけど 変わるスピードが 違ったんだなあ”

すべてを語らない想像の余白があって、これこそ人それぞれの受け取り方が正しいということなのかもしれません。

それって個性だし、誰とも違うものです。

間奏は滑らかなギターソロ。

歌の部分より少し下げたテンポで、マーシーが流暢に奏でるメロディ。

ボーカルに代わってギターが語る間奏です。

人それぞれ変わるスピードが違うし、出す結果も異なるという事をギターが歌ってる。

心へ響くいい音しています。

ラストのサビから締め部分には、気を抜くと聴き逃してしまいそうなさりげない音でファルセットのコーラスが入っている。

反則級のハーモニーが聴こえるエンタメ性。

人を楽しませる達人。

ハイセンスなクロマニヨンズ・スタイル。

いろいろな仕掛けにゾクゾクする歌。

M6「グリセリン・クイーン」

6th Single 2009.10.07

作詞・作曲/真島昌利

ここからモノラル音源スタート。

前に進むことの素晴らしさに気付かせてくれるロックンロール、伝説級。

リアリティを鳴り響かせて圧倒してくる。

壮大感のあるエレキとアコギ。

歪んでいないクリーントーンのギターが特徴。

決して妙なテクニック自慢のフレーズを鳴らすのではなく、コードストロークのみ。

私にも弾ける。

しかし誰がやってもマーシーの情熱には程遠い。マーシーの熱い感情まではコピー不可能。

そういう伝説級のギターが歌う曲。

一切の不要な重みを取り払い、軽快さを重視したアップテンポ。

一瞬の滞りもなく、自分の意志で流れていくアレンジ。

前に出ろ!と私の背中をグッと押すメロディ。

繊細で見えやすくて感じやすい歌詞には、私の隠していた本音まで暴かれてしまった。

その誠実さに心が完全に同意する。

イントロなしで「オーオー」と歌い、いきなり伝説を実現した時の音が空間へと響きます。

腹の底から声を出し、心を込めて歌うヒロト。

人に何かを伝える達人。

ヒロトのひん曲がっていない真摯な態度には勝手に心のガードが外れます。

MVの影響もあるけど、ヒロトとマーシーがゆっくりこちらへ近づいてくる雰囲気。

コビーのベースは真実一路だし、カツジのドラムは折れない心。

やはり一際輝くのがマーシーのギター。

もしかしたらヒロトのボーカルよりも、ギターが歌なのかもしれない。

難しいことは何もやっていないのに、このギターの音には衝撃を受けます。「mono」で更にギターの音の美しさが引き立ってる。

ギターソロはなし。

しかし最初からギターが高らかに歌っているからソロ以上の印象深さがある。

マーシーが持ってる水色ギターの歌。

この歌はとても繊細なのに、絶対に曲がらない信念を握っています。

そこに猛烈に惹きつけられるんだな。

1年後とか明日でなく、今を生きていないと、今を楽しんでいないと感じらない歌詞に気持ちが奮い立たされました。

心の中ではスタンディングオベーション。

拍手喝采、今この瞬間。

“グリセリン・クイーン 生きてるうち できる事は何でも グリセリン・クイーン やってしまう 毎秒が伝説”

誰もやらずにはいられなくなるサビ。

こんなに伝説級の歌詞ってどうやって書くんだろうか⁉︎ 一回で記憶に残ってすごい。

毎日を後悔してはいけない。

やらないでいた自分に危機感さえ覚える。

今すぐやってよし!

「グリセリン・クイーン」は歪んでいないクリーントーンが特徴です。

4thアルバム『MONDO ROCCIA』の初回限定盤CDに付属した特典DVDには、レアな演奏が収録されています。

スタジオライブ、歪んだギターでブチかます「グリセリン・クイーン」が聴けます。

そちらもグッとくるのです。

M7「オートバイと皮ジャンパーとカレー」

7th Single 2010.10.20

作詞・作曲/真島昌利

レコードの場合はここからB面へ突入。

盤の一番外周である1曲目なんかとんでもない音圧が飛び出すからびっくり。

抜群の爽快感で突っ走っていくアクティブなロックンロール。

クロマニヨンズに求める疾走感。

2分半の潔さと、シンプルなアレンジはほとんどパンク。

活動的なアップテンポ。

能動的で積極的なメロディ。

直接的に受け取れるひん曲がっていない歌詞。

その単純さに、理解不能は一切なし。

ロックのカッコ良さが揃ってる。

皮ジャンパーを着たカレー好きがオートバイと共にあるストーリーが魅力的です。

誰にでもありそうなある日の出来事を歌っているのに、やたらとドラマチックなのがマーシーならでは。

軽めのサウンドが外へ出ようと誘ってくる。

オートバイが勢いよく走り出していく活発な印象のイントロ。

開始直後から「Oi!」とパンキッシュなコーラス入り。すなわち“Oiパンク”と言える。

スピード感があって、聴きながらただ歩いてるだけなのに自分の散歩にオートバイの速さを感じちゃってる。

ヒロトが快活に歌い出す。

どうやらこの日は早起きしたようで、皮ジャンパーを着てオートバイで走り出した。

たくさんの楽しげな景色が見えてくる。

上機嫌で風を切って走る魅惑のメロディ。

明るくて広い外の世界の魅惑があまりにも強くて私も今、外にいて良かったと感じた。

演奏はタイトで性急で隙間なし。

強烈に歪んだギターと太く唸るベースと派手にぶっ叩くドラム。

70’sロンドンパンクのような軽めの聴き心地が、颯爽と走っていく雰囲気を思いっきり感じさせる。

やたらと上手い手拍子なんかも入るハイセンスなアレンジ。

それらがモノラルサウンドで鳴るのが特徴。

爆発力が全開するのがサビ。

サビでわずかに重ねてあるギターは、オートバイの最高速のスピード感。

煌びやかなサウンドに気分好転。

それにクロマニヨンズが人生の楽しみ方を見せつけてくる。

大人が本気になって「いかすぜ」だの「はやいぜ」だのと歌うから、私の中にあった無意味でくだらない世間体なんかブッ飛ばされた。

つまり、この歌は爽快です。

世間に呆れた平常心が、歌と一緒に笑いながら生きる方向へ爆走する。

“白い雲に 潮のかおり ひと休みだ オートバイ おれ カレー 
いかすぜ はやいぜ オートバイ”

楽しそうだな、こういうの憧れるな。

でもオレ、オートバイ持ってない。

イメージの中ではすげえ速いんだけど。

マーシーが大切に乗っているオートバイを見せてもらったような気分でもある。

M8「流線型」

8th Double A-Side Single 2011.03.02

作詞・作曲/真島昌利

※オリジナルアルバム未収録シングル

シングルリリースのみであったアコースティック調の2曲「流線型/飛び乗れ‼︎ボニー‼︎」が遂にアルバムに収録されました。

歪んだギターの激情とは異なるアコースティックアレンジで爽快です。

不要な“抵抗”を無にするロックンロール。

抑えきれない魂が炸裂しちゃってる。

力強いアコギが鳴り響く。

アコギ調ならではの和みは感じるものの、クロマニヨンズの本質的な熱さの方に心は惹かれてる。なぜならテンションが高いから。

だからこの歌を穏やかな平常心のまま聴くというのはちょっと無理。

“流線型”のシュッとした曲線のかたちが聴こえてくるのが特徴。

テンションは異常に高く速すぎないテンポ。

10億年の時間を朗々と流れるメロディ。

ヒロトのボーカルと、張り切ったコーラスのハーモニーが心地よくうっとりします。

空想的な歌詞。

マーシーならではのロマンチックな表現。

イントロなし、すぐ始まる。

いきなり「ビューン ビューン」と歌い、莫大な時間の流れや長い距離を飛んでいく頼もしい生き様を見せつけてくる。

マイナーキーが心へ沁みてくるメロディ。

ヒロトがAメロを歌い出すとすこぶる明るい聴き心地へ急展開。

2番からはコーラスが入って煌びやかな音場と美しいハーモニーを実現します。

空間いっぱいに広がるアコギサウンド。

マーシーが力の限り誰よりも豪快に弾きまくる。一体どんなテンションで弾けばこんな音が出るんだ⁈

“mono”音源とは言え、根底がハイエナジーだからやたらと音場がデカい。

思わず心が今より一歩前へ出る感覚あり。

なんの“抵抗”もなく自分の意志で流れていくイメージこそ「流線型」の魅力。

心に広がる美しい比喩表現と「金がない」という現実的な歌詞のギャップが楽しいです。

物語の中に突然ブッ込まれた現実にハッとするロックンロールのリアリティ。

サビはリスナーの想像を遥かに超えるかなり遠くの未来を確信している歌詞が独創的。

アレンジではエレキが効果的に入っています。

“10億年後に 船長の君と 出会うだろう 流線型”

ロックンロールはいつもスケールがデカい。

10億年とか歌われると感化されやすい純粋な心の中学2年生が黙っていない。

この歌に影響を受けた私は縮こまらず、胸を張って大きく歩ける自己肯定感に満ちくる。

「流線型」が私にとって必要のない、不安という抵抗を取っ払ってくれた。

またクロマニヨンズに勇気付けられたのだ。

ヒロトの超個性的な感受性が炸裂したMVは元気が出るので必見です。

この人、多動症なのか?と思ってしまう程の破壊力を持った動きが私の胸を貫いた。

どうかしてるヒロトの衝動を観ながら熱くならないことなんかなし。

M9「飛び乗れ‼︎ボニー‼︎」

8th Double A-Side Single 2011.03.02

作詞・作曲/甲本ヒロト

※オリジナルアルバム未収録シングル

アコースティック調で古い西部劇なんかを彷彿とさせます。

男の色気が噴出しています。

その色気が鳴る音は絶妙に古めかしく、感化された私の心は騒がしい。

渋さの際立つミドルテンポ。

心の奥を刺激する勇敢なメロディ。

男心をくすぐる古い映画のような歌詞。

馬に乗ってやって来るウエスタンアレンジ。

すなわち、セピア色のロックンロール。

男のカッコ良さに影響されやすい私のような人は細心の注意が必要です。

イントロの一音目で分かるセピア色の世界観。

始まった途端に馬に乗ったクロマニヨンズが勇ましく突っ走ってくる。

力強いアコギの音が部屋中へ鳴り響く。

音楽を聴きながら映画を観ている気分にもなってくる。絶対これ、クロマニヨンズが映画で観たような帽子を被ってると思う。

自分の中で既に何かが始まってしまっているただならぬ雰囲気。

太い声でヒロトが歌い出した。

なんて勇敢な歌心なんだ!

歌のメロディまでが古めかしい。

所々に入るマーシーのエレキの味付け。決して主張してはいないけど印象的な音。

それは色気ムンムンな音が出てます。

リズミカルなカツジのドラム。

馬が走っていく時の疾走感を伴ってる。

コビーの男臭いベースが心の中の純粋すぎて手に負えないあいつを呼んできてしまう。

この雰囲気は、、、カウボーイハットをかぶってしまいそうだな。それじゃまだ足りないぞ、そうだ!馬にも飛び乗った方がいいな。

ワクワクでウキウキで一人で勝手に楽しんじゃってるのは、、、

感化されやすい心の中学2年生。

「逃げよう ボニー」と言われたら誰よりも早く逃げるし、「飛び乗れ‼︎ 今だ‼︎」と言われたらそこら辺のものに飛び乗ってしまう。

正しい大人の心をすべて焼き尽くすほどの影響力に、楽しすぎる純粋な自分の心を見た。

Bメロでは少し緩やかで穏やかな雰囲気へ。

ジャカジャーンと響く歪んでいないエレキが、お前ももっとカッコつけろよと言ってる。

クロマニヨンズと一緒に自分も今より前に出るためのエネルギーが爆発するのがサビ。

“飛び乗れ ボニー 飛び乗れ ボニー ケ・セラ・ケ・セラ・ボニー”

勇敢さと男の色気が出まくったサビに、心の中学2年生は強い憧れを抱いています。

男ってキザで程よく引き締まった色気があってカッコいいんだ。いいな、オレもやろう。

最後に“アァ”とセピア色の吐息が漏れて完全にキマる。

なんて事してくれたんだ!

こんなの、、、カッコ良すぎるじゃねえか。

CDもいいけど、レコードで聴くと男たちのセクシーな雰囲気が100点満点を取ります。

「流線型/飛び乗れ‼︎ボニー‼︎」のシングルのみオリジナルアルバムには収録されていませんが、クロマニヨンズがやるとアコースティックアレンジもガンギマリだと示した作品。

アルバムに収録されたことにより、たくさん聴くようになりました。

クロマニヨンズの中では異色を放つシングル盤だと感じます。

M10「ナンバーワン野郎!」

9th Single 2011.09.14

作詞・作曲/真島昌利

※アルバム・ヴァージョンあり

聴いて感動した人たちが熱狂的な名曲にした9枚目のシングル。

突っ走ると言うより、ブッ走るぐらいのアップテンポ。

とんでもない勢いのパンキッシュアレンジ。

全員をナンバーワンにする光のメロディ。

心を復興させる希望の歌詞。

聴けばもう落ち込んでる場合じゃないのは、誰の心にも明白なロックンロール。

ライブでは必ずカオス状態になる。

イントロなしで「イェーッ!/イェーッ!」とシャウト合戦が勃発する。

始まった瞬間からものすごい音圧!まだ楽器の音はドラムしか入っていないのにすごい。

ダダダダ!!ダダダダ!!

ギター、ベース、ドラムが突撃開始の爆撃をブチかます。

あとはやるだけ!熱狂的でいこう!

ロックンロールが暗闇を切り裂いて、先を明るく照らしてくれる。

一言ずつがエネルギッシュなボーカル。

生きる気力をぶっ込む如き歪むギター。

障害物を蹴散らして突進するベース。

立ちはだかる壁を打ち砕くドラム。

エレキ主体ですが、効果的にアコギも入っていて賑やかなサウンド。

この歌の聴き心地としては、音が心を本気にさせてくる熱きもの。つまりハイエナジー。

沢山のナンバーワン野郎が爆誕するサビ。

サビでは指でナンバーワンを表しながら、誰よりも高く飛ぶのだ。

まっしぐらの瞬間を体験できる。

間奏はハーモニカソロ。

ヒロトが吹くハーモニカが、諦めてる場合じゃないぜと生きる気力のメロディを歌う。

絶好のタイミングでマーシーの激しいシャウトがキマって、ゾクゾクした私の腕にはいかした鳥肌が立つ。

これはスタジオ録音なんだけど、聴いているとどうしてもライブの映像が見えてくる。

宇宙で一番熱狂的な空間。

これは強烈です。

“やる事は わかってる 立ち上がる 立ち上がる いつまでも どこまでも 立ち上がる 立ち上がる”

今、戦っている真っ最中。

やるのは後ではなく今。ファイティングという感じ。だから全身全霊が燃えてくるんだな。

熱狂した人の数だけ、地球にナンバーワン野郎をどんどん増やすロックンロール。

その中に、やる事をやれない人はいない。

「ナンバーワン野郎!」は次の「雷雨決行」と双璧をなす凄まじい生命力。

2曲とも奇跡を起こせる名曲。

それが『ACE ROCKER』という同じアルバムの中の8曲目と9曲目で続けて入っていたから尚更印象深いです。

M11「雷雨決行」

10th Single 2011.12.14

作詞・作曲/甲本ヒロト

人間ならではの宣言。

生きるパワーになり得る絶対に引き返さないロックンロール。

夢を実現する歪みアレンジ。

嵐に立ち向かうアップテンポ。

胸を熱くして親近感の湧くメロディ。

共感した瞬間に涙が溢れる人情のある歌詞。

私にはすべてが刺さってしまった歌。歌詞もメロディもアレンジもギターソロもコーラスも刺さり方が完璧すぎた奇跡的な聴き心地。

これからの人生のテーマ曲になってしまう。

イントロから既に名曲。

耳への強い刺激、ギター、ベース、ドラムがぶっ放つ5発の衝撃が、遂には胸を貫く。

短いイントロにどんだけパワーがあるんだ!

ヒロトのボーカルとマーシーのギターだけで人間の強さを見せつける1番。

1番を歌い終えると同時に、コビーのベースとカツジのドラムも入ってまた5発の弾丸が撃ち込まれる。

弱音や迷いを含む人間らしさの溢れた歌詞が突き刺さる2番へ。

なんてドラマチックなんだ。

歌も演奏もすこぶる勇ましい。

思わず拳に力が入る。

何度も自分が感動しているのを実感して、我が感受性の一番奥まで見てしまう。

心へ響いてる。

「雷雨決行」と合言葉が鳴り響くBメロ。

マーシーのチョーキングが炸裂してる。嵐に立ち向かう曲がらない信念の音。

引き返さない事を大声で宣言するサビへ。

それまで弱音も吐いていたけど、サビでは決して折れない決意をするから、私の人としての笑顔が共感してる。

胸の奥がメラメラしてるのも分かる。

熱くなるのは、ロックンロールがでっかい声で歌うリアリティを感じるから。

間奏のギターソロも確実にハイライト。

決して悲しい歌ではないけど、特にギターソロには感傷的な美しさを感じます。

自分の納得出来なかった過去までやっと受け入れることが出来た瞬間なのかもしれない。

根底には夢を実現する強さがあります。

マーシーが奏でるソロは、いつもギターが歌うのだ。感情が鳴るのが特徴。

この歌はすべての場面がハイライト。

つまり名曲です。

「雷雨決行」という言葉には揺るぎない決心を感じる。負け知らずの合言葉。

苦しみや悲しみ、困難も障害も今乗り越えた覚悟が読み取れるし、生きていく強さが熱く伝わってくる。

人は繊細で傷つきやすくてすごく弱い。でも前を向いた時は一番強い。

そんな人を真心で応援してくれる歌。

“引き返す訳にゃいかないぜ 夢がオレたちを見張ってる”

夢が見えていないと、夢が見張ってるとは感じられません。ヒロトってよく一般的な考え方では見えていないものを見てる。

引き返す訳にゃいかないぜ。

この言葉には決意の涙が一粒落っこちるかもしれない。

これは2人で立ち向かうロックンロール!

何よりの感想は、この歌があって良かったということ。

M12「突撃ロック」

11th Single 2012.05.23

作詞・作曲/甲本ヒロト

※アルバム・ヴァージョンあり

嘘のない「永遠」が鳴り響くロックンロール。

口笛のメロディが入ったシングル・ヴァージョンは鮮やかで賑やかな音の感触です。

やはりライブでやると会場が盛り上がるハイテンションのギンギンなもの。

永遠に続く“初期衝動”が突撃してくる。

聴くといつだって誰だって初期衝動が胸いっぱいに蘇るパワーがあります。

勢いのある豪快なテンポ。

すこぶる元気の良いメロディ。

芯が太いロックンロールアレンジ。

歌い出しから最後まで“永遠です”と何度も歌うので、心を突き動かされるインパクトあり。

歌詞には、気付いていなかった好きなものが見つかってしまう可能性もあり。

もちろん空を飛べる跳躍力もあります。

周囲やトレンドに振り回されることなく自分の道を突撃したい人にこそ合う。

クロマニヨンズ突撃開始!

ジャカジャーン!と凄まじい一撃。

すぐ始まるほぼイントロなしの突撃は衝撃。

力の限りに歌うクロマニヨンズ。

いきなり「永遠です」と繰り返すサビ始まり。

Aメロでヒロトが歌うのは、ロックンロールに出会った瞬間のストーリー。

自分も経験しているからグッとくる。

それは勉強よりも大切なもの。

初期衝動そのもの。

好奇心を辿っていって楽しむのがロックンロールです。決して本で勉強するのがロックンロールではないと私は思います。

知識を持つより先に衝動のまま聴く感じ。

勉強なんてつまらん。

2回目のサビを熱く歌って、一度しか歌わないBメロへ。

とんでもなく心へ響きます。

未来を追い抜くし、そらも飛べると断言する歌詞。胸の真ん中を狙い撃つメロディ。

ロックンロールに騙されている私にはとてつもないリアリティを伴った。

ギターソロはなし。

衝動のまま突撃する歌だから間奏も必要なし。

何度も聴くと、初視聴時よりも音が非常にパワフルに轟いていることに気付きました。

後から実感する印象もロックンロールの楽しみのひとつ。

曲の終盤は猛烈にサビを繰り返す突撃力。

「永遠」といっても、よくある愛についてじゃないし、甘すぎて後で気持ち悪くなるラブソングではありません。

この歌の“永遠”は飾りではない。

そういうのでなくてもっと突撃してる感じ。

激情した初期衝動が永遠です。

“永遠です 永遠です 永遠です 突撃ロック”

ラストの“永遠です”の激しい連発には、ずっと隠していた本音が腕を突き上げる。

この歌が心に響いている限り、空を飛べなくなることはない。

MVでは楽しそうな笑顔のピチピチな高校生たちと、落ち着いた雰囲気の歳を重ねた女性たちが、世代を超えて永遠に突撃していく同じ気持ちが印象的です。

永遠を感じるドラマ仕立て。

クロマニヨンズがなかなか出てこないのが難点かもしれない(笑)

M13「炎」

12th Single 2012.12.12

作詞・作曲/甲本ヒロト

世界中を探してもここにしかない絆。

その絆が燃え盛ってるロックンロール。

私の場合は発売当時の印象が薄かったんだけど、後からグッサリと刺さり急に爆音で鳴り出した“絆”の歌。

これは貴重な体験になりました。

そのタイミングこそがロックンロールの魔法にかけられた瞬間、またはロックンロールに騙された瞬間なのです。

後の自分の経験とかも混ざっているかもしれないけど、そういうことにしておきたい。

力強いアップテンポ。

激流にも逆らうメロディ。

絆を握り締めるロマンチックな歌詞。

ドッシリとしたドラマチックなアレンジ。

前の曲「突撃ロック」に続き、この歌でも重要なキーワードになっているのが“永遠”です。

やはり飾りでなく、嘘のないリアリティ。

イントロなし。

ヒロトが「シャランラン」と全身全霊で歌う。

筋の通ったコーラスも入っていて、早速ロックンロールの炎が燃え盛ってる。

音が光ってるじゃないか!

絆の強さを証明するかのような折れない、ひるまない、曲がらない真っ直ぐなメロディ。

聴きながら体を揺らしたくなるAメロへ。

速すぎず心地いいテンポ、強靭なリズム、歪んだエレキの後ろに鳴り響くアコギ、力強くハッキリとした歌。

すべての音が炎のようにメラメラ燃えて聴こえてくる。

コビーのベースやカツジのバスドラなんかの低音の音圧が強烈で、その日の気圧によっては頭に響いてしまうほどの迫力。

すべての場面で凝ったコーラスが印象的。

煌びやかな聴き心地を実現してる。

間奏のギターソロなどはなし。

後半はギターのブリッジミュートを活かしたアレンジがドラマチックです。

たった2分36秒のロックンロールに心へ響くドラマがあるのが特徴。

永遠の絆こそが魅力。

友情なのか?愛情なのか?そうじゃない、それを超えた只事ではない絆だと感じます。

どうでもいい世間でよく言われていたのは、ヒロトとマーシーの関係性について歌っているということ。

私の場合はそれだと何か違和感が残る。ひとつ思うのは、決して浅はかな事ではない。

自分の事に置き換えた時にしっくりくる。

終わりはないと決定している揺るぎないもののことです。

“僕等はただの友達じゃない もうただの友達じゃないんだ”

お互いの感性を確認し合い認め合った2人。

こう言える相手がいるのなら「炎」がもっと深く、カラーよりも鮮やかに、炎のように燃え盛って鳴り響きます。

この深く揺るぎない絆の歌は、夢の中にも流れる美しいメロディ。

熱狂的な「炎」が、目が覚める直前に夢の中で流れていました。目の前でブッ放されたパンキッシュな音に嫉妬しながら憧れる。

目が覚めて気付いたのです。

「ザ・クロマニヨンズ」はただならぬ。

ステージと客席の間でしか会ったことのないロックンロールの男たちに会いたくなったところでベストアルバムはおしまいです。

え⁉︎もう終わり?というほどあっという間に13曲のシングルたちが爆走していきました。

『13 PEBBLES〜Single Collection〜』を最後まで聴いたら、やっぱり全部が名曲じゃんと、新しくまた好きになった。

親しみが急激に増したのかも。

何度も心が反応して、テンションが暴走する熱さがあったり、こらえきれない感動の涙が溢れたり、嘘のない誠実な音に癒されたり、自分のいろんな感情まで楽しめる音楽。

いや、ロックンロールです。


全曲にただならぬ個性が炸裂した熱いロックンロールのみで突っ走ったクロマニヨンズのシングル・コレクションでした。

熱く心に聴こえた瞬間の、自分の感情までが記憶に残ります。

クロマニヨンズの一言一句、一挙手一投足を記憶に残しておきたくなるロックンロールのシングルたち。ピカピカの輝きを放ってる。

40分の熱狂だった。

今日を生きる気力になってる。

もはや興奮と感動も超えた狂熱をクロマニヨンズはやっています。

よし!明日も生きよう。

ただ生きて2回目を聴こう。

それ絶対すげえ光るし、すこぶる楽しい。

彼らのレコードの聴き方に感動

ヒロトとマーシーのレコードについての過去のインタビューの回答が、純粋で一番楽しい音楽の聴き方だなと共感しました。

レコード屋に行くことが多いのかと聞かれた2人

ヒロト : 行かないように我慢したりするけど、その時は部屋でレコードを聴いている。

マーシー : あんまりいっぱい買っちゃうと1枚ごとの聴きが浅くなるからさ。それがちょっと寂しい。中学生の頃のような感じで聴けるのが一番。

ヒロト : 同じレコードを朝聴いて、夕方聴いて、夜聴いて。それが1ヶ月続いたりする。

なんかとんでもなく胸がキュッとした。

楽しそうだな。

私はこの人たちの中学生の時のまんまの純粋さに強烈に感化されて、胸が熱くなりすぎてしまいました。

それと同時にすごく大事なことを忘れちゃってる自分に気付きました。

私も中学生の頃はそういう聴き方をしてた。

無駄に大人になってしまったなと反省。

今からこういう真っ直ぐな気持ちでロックンロールのレコードを聴こう。

自分を大事にできない大人にはならない。


いつかシングル・コレクション第2弾とか出るんだろうか⁈

ありがとうございました。

また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。

-ザ・クロマニヨンズ
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今日、心を込めるスペシャリストになります。

私たちにいつまでも幸せがありますように。

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皆さんどうぞよろしくお願い致します。

『手作りカセットの達人』

40代、人より物が好きです。

私は外向型優先社会に一人でもブッ立ち向かうレアな超内向型。

唯一の問題は冗談のセンスが全然ないということ。

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私はカセットがとても好きです。もちろん私の中でも一度終わったメディアですが、個性的なものはもう一度好きになったという感じです。最近はカセットばかり聴きます。

小さくて手に馴染むサイズ感はかわいいと思います。A面とB面があるわずらわしさが、音楽を聴く楽しさに変身してます。

それで、ブルーハーツのシングルのカセットが欲しいとずっと思っていました。全シングルがカセットで存在している訳でもありません。たまに出品されていても割と高値が付いて買えません。

でも欲しかったし、貧乏なオレには買えないのはとっても悔しいので自分で作りました。

ジャケットも出来る限りオリジナルに忠実になるように自作しました。

生のテープが安く手に入ったので制作に踏み切りました。

自作カセットテープ↓

ハイロウズのカセットテープも作成しました。

ジャケットはレコードの帯の煽り文句をモチーフにしています。

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クロマニヨンズのシングルカセットも自作しました。

素敵な音が出てます。

満足してます、納得してます、感激してます。だからもう高値で売られているものを買う気はありません。

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こういうものが欲しかったけど、どこにも売ってなかったので自分で作りました。

Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。