こんにちは。
私のレコードコレクションを紹介させていただくコーナーです。
最後までお付き合い頂けますとすごく嬉しいです。皆様どうぞよろしくお願い致します。

棚のレコードから特にグッときた4枚を選びました。
つまり、買って良かったレコード。
何かのジャンルに特化していないシャッフルセレクトになりますのでご了承下さい。
現在でも定価で購入可能なレコードばかりで、レアで高額なレコードの紹介はありません。
アナログ盤の音は、色気がある。
※今回は前回「Vol.4」の続編です。
すべて「Vol.4」で紹介したバンドの別のアルバムになります。
どれも素晴らしいレコードです。
(1) GLIM SPANKY/Into The Time Hole
グリムスパンキーの6thアルバム。
オリジナルリリース2022年
音圧:低め

心の迷いを取り払うロック・アルバム。
繰り返し聴くと名曲揃いの傑作。
聴きたかったグリムスパンキーのロックが、そのまま存在しているという印象。
求めたものが期待以上の形であります。
インストである1曲目の「Intro: Into The Time Hole」から2曲目「レイトショーへと」の流れは最高です。
特にレコードだと至高の胸の高鳴りを体験。
これが私の心の名盤になった理由。
多くの曲で歌詞に希望の言葉が散りばめられていて、私の心を鷲掴みにしました。この満ち足りた光で生きてしまえると感じたから。
とは言え、押し付けでなくそっと差し出されているさりげなさが特徴。
A面6曲目「風は呼んでいる」で誠心誠意歌われる“古い地図は信じない”だとか“追い越してく風に憧れる”だとか、、、
B面3曲目の美しいミディアムテンポ「形ないもの」で力一杯に歌われる“空を飛べなくなるのはやだ”って言葉が、一直線に私へ向かって放たれた。
外を歩きながら思わず涙がブワーッと溢れてしまいました。自分てこういう事に憧れているんだなという再認識です。
それから自分と同じ気持ちの人がいたんだという大きな喜び。
ラストの「ウイスキーがお好きでしょ」は名曲のカバー。グリムスパンキーがやると、亀本さんの色気のあるギターが唸る、そして松尾さんがハスキーボイスで歌うと尋常じゃない似合いっぷり。
この曲の酔いどれた雰囲気にこれほど合う演奏は他にありません。
聴くだけでなんかほろ酔いする魅力。
是非レコードならではのアナログサウンドで聴きたい名カバー。心地よく酔います(笑)
なぜならアナログ盤は、細かい音まで鮮明に出ていると感じる、聴感上の至福だから。
このレコードは針を落として再生開始した瞬間から包容感のあるサウンドに包まれます。
次作の7thアルバム同様、音圧は低めですが、非常にバランスの良い音が耳も心も楽しませてくれます。いい音してる。
癒しのアナログサウンドです。
ボリュームは上げ気味が感動へのきっかけ。

「Into The Time Hole」LP収録曲
Side A
1. Intro: Into The Time Hole
2. レイトショーへと
3. シグナルはいらない
4. HEY MY GIRL FRIEND!!
5. It’s A Sunny Day
6. 風は呼んでいる
Side B
1. ドレスを切り裂いて
2. 未完成なドラマ
3. 形ないもの
4. Sugar/Plum/Fairy
5. ウイスキーが、お好きでしょ
全11曲38分
(2) THE LINDA LINDAS/GROWING UP
リンダ・リンダズの1stアルバム。
オリジナルリリース2022年
音圧:高め(Good)

ティーンの初期衝動がこれでもかと爆発したパンク・アルバム。
エピタフ・レーベルから出たデビュー作。
誰にも止められないぶっちぎりの勢いが、 アルバム全体に冴えてる。
荒々しいパンクだけど録音がいいのが特徴。
A面1曲目から飛ばす!これは止まる気ないなとすぐに感じる痛快な音。パンクならではの絶妙な疾走感、キャッチーなメロディとコーラスが印象的。
2曲目のタイトルソングは、パンクの名曲といって良い完成度。並々ならぬ疾走感と本気出した時の力強さ。この声じゃなきゃダメだと納得させる説得力まである。
どの曲にも音楽に興奮する時に大切なキャッチーさが感じられるのが魅力。
パンク好きでなくても親しみやすいはず。
爽やかで心地よい風が吹いてくる3曲目。ミラの可愛らしいボーカルに合ったアレンジ。心がサラッとして癒される。
特別な爽やかさからの4曲目の疾走感もたまらない。特に個性的な歌声をブッ放すエロイーズの荒くれたボーカルが絶好調。パンクに似合いすぎる。
1曲ずつの演奏時間が短いのも興奮が度を超えるポイント。
決してダラダラやらない。潔い。
全10曲でたったの26分だから1日に何度か聴ける快調盤。
4人全員が歌うから曲ごとに歌声が変わって楽しさ4倍。
ティーンのハツラツとした歌声と、若い勢いを思いっきり乗せた演奏からは、自分では作り出せないエネルギーがぶち込まれます。
こちらは45回転のレコードになっていて、意気揚々とした音圧を実現しています。
まず再生した時の爆撃サウンドに感動。
パンクをやるには非の打ち所がない豪快さ。ボーカルにも楽器の音にも曖昧さがなくキッパリとハッキリとした出音の高音質盤。
そのためCDより各曲が名曲に聴こえる魔法までかかっています。
45回転のLPは最高です。
ボリュームは下げ気味でも炸裂します。
この1stアルバムが本当の名盤になるのはアナログ盤かもしれない。

「GROWING UP」LP収録曲
SIDE ONE
1. OH!
2. GROWING UP
3. TALKING TO MYSELF
4. FINE
5. NINO
SIDE TWO
1. WHY
2. CUANTAS VECES
3. REMEMBER
4. MAGIC
5. RACIST,SEXIST BOY
全10曲26分
(3) Hump Back/人間なのさ
ハンプバックの1stアルバム。
オリジナルリリース2019年
音圧:良好

気持ちが前に出るロックンロール・アルバム。
2024年に初アナログ化。
超名曲「拝啓、少年よ」収録。
それを自分で針を落としたアナログサウンドで聴く胸熱っぷりが魅力です。
しかし「拝啓、少年よ」のみならず全曲に親しみやすさや激情ポイント、つまりキャッチーさがありの傑作1stになっています。
胸を打つパンキッシュなサウンドが特徴。
軽やかでテンポの良い曲が多く、32分間が15分程度で駆け抜けていった感覚が不思議。
もちろん全曲に心を奪われているから。
メロディも素晴らしいですが、若さで突っ走る印象を与える独特の歌詞、その世界観も特徴的。アレンジにも言えます。
強い気持ちになりたい時にピッタリの作品。
A面1曲目からテンションの上がる疾走感。メロディも覚えやすくて、つい一緒に歌いたくなる美しさ。
続く2曲目は超名曲。一番の感想は、グッとくる。ロックのカッコ良さや優しさと、人の弱さと強さが詰め込まれているような名曲。
ラストB面6曲目は、こんなにもリズミカルな歌詞、語呂の良さが人に作れるんだというショッキング。
アルバムは抑揚がありつつ、いちいち心へ響いてきます。
これを超えるアルバムを作るのはなかなか難しいのでは?と感じるほどの名盤。
個人的には、キュートなのになぜかロックンロールにバシッとハマる歌声が好きです。
レコードはやはり、アナログ特有のバンドサウンドそのものが詰め込まれた音質が魅力。
ぼやけずキリッとしています。
名曲「拝啓、少年よ」なんかは間近で演奏を聴いているようなリアリティ。
そこで歌っている音、そこのアンプから鳴っている音だと感じます。
割とペラペラのレコードですが音質は良し。

「人間なのさ」LP収録曲
SIDE A
1. LILLY
2. 拝啓、少年よ
3. サンデーモーニング
4. コジレタ
5. 生きて行く
SIDE B
1. オレンジ
2. Adm
3. クジラ
4. 恋をしよう
5. ナイトシアター
6. 僕らは今日も車の中
全11曲32分
※こちらのレコードは既に完売しているためリンクはありません
(4) Hump Back/ACHATTER
ハンプバックの2ndアルバム。
オリジナルリリース2021年
音圧:良好(ほんの僅かに低め)

感情移入すること間違いなしのロックンロール・アルバム。
2024年に初アナログ化。
最高傑作と言われる1stアルバムにも引けを取らない名曲揃いの2nd作で絶好調。
前作より少し長い14曲43分ですが、アップテンポの曲多めで一気に駆け抜けます。
興奮剤になる疾走感はパワーアップしてる。
スローテンポは尚更キュッとさせる。自分の中のこの感覚が好ましくてたまらない。音楽というものが心にジュワッと染みてる感覚。
全体的に、分かりやすく親しみの湧きやすいメロディが増えました。
イントロなしでいきなり始まるA面1曲目から、続く2曲目、3曲目の疾走感は特に度を超えた快感です。
私のお気に入りは2曲目「番狂わせ」です。アレンジは勢いでブッ飛ばしつつ、歌の主人公が普通に生きていない強さに共感したから。私がやりたい事が全部詰め込まれている。サビで「番狂わせ 番狂わせ」と歌うそのメロディが心に残ります。
ラストB面7曲目「きれいなもの」はバラードで、あまりの綺麗さに震えが止まらなくなったものです。この感動でアルバムを締めるのは最高のエンディング。
全体的に歌詞は細やかだと感じるので、どちらかと言うと繊細な感性の人や少数派により刺さるのだと確信しています。
1stアルバムは確実に名盤だし、素晴らしい作品です。
私はこの2ndアルバムのが熱狂します。
聴くとやらずにいられない衝動に駆られるのが何よりの魅力。
このアルバムの快感には、ロックンロールの神様っやつが嫉妬してると思う。
レコードがまた最上級の感動です。なぜなら涙が流れてしまう音をしています。
出ている音に物語があるという感じ。
音から強さが滲み出て、美しさが露出する。
ゲインが高すぎず、CDよりも生演奏に近い耳触りをしてます。とは言え、優劣の問題ではなくただの好みなのも事実ですが。
レコード帯の言葉には感銘を受けたのです。
「まともな大人になるの、諦めました!」
私は2ndアルバム「ACHATTER」に心を鷲掴みにされて、普通を目指すのやめました。
帯付きのレコードはやっぱり所有欲を思いっきり満たしてくれます。

「ACHATTER」LP収録曲
SIDE A
1. 宣誓
2. 番狂わせ
3. プレイリスト
4. スリーピース
5. 新しい朝
6. あいまい
7. ヘイベビ
SIDE B
1. ひまつぶし
2. きみは春
3. 閃光
4. HIRO
5. 遊覧船
6. マイユー
7. きれいなもの
全14曲43分
レコードは鮮烈な音がする。
最後までありがとうございました。
また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。









