こんにちは。
やはり私はカセットテープが大好きなのです。
なぜなら、自分でどうにでも作れるから。
つまり楽しみ方は無限大。
手作りカセットテープ自慢、またやります。
というわけで続編になります。
皆さんどうぞ最後までよろしくお願いします。
私はカセットテープが好きで、自分で録音したテープ、これから録音する用の生テープを合わせると1000本程度のカセットを所有しています。
カセットの音が好きだし、自分で作るという最高の遊びが出来るのが好きな理由です。
もちろんカセットテープで音楽を聴くのが、私にとっては幸せな時間。
その音が流れる部屋は癒し空間。
カセットテープの聴き方は色々あります。
・ラジカセで空間を鳴らして踊る
・ポータブルプレーヤーで気軽に聴く
レコードを超えるほどの高音質を望むのであれば、やはり当時の高級カセットデッキをオーディオに繋ぐのが間違いありません。
これは一般的なカセットテープの音質イメージを軽々と覆すアナログサウンドです。
こもっている曖昧な音を、カセットテープサウンドの持ち味だと考えてしまう一般的なイメージは間違っています。
カセットテープはそういう音ではありません。
もっとハッキリとした細部まで鳴らしてくれる音がカセットからは出ます。
音の生々しさもしっかりあります。
とは言え、私は当時の高級機などではない何の変哲もないようなカセットデッキ、ラジカセ、ポータブルカセットプレーヤーしか所有していません。
結論としては、それで満足に楽しめます。
注意点は【録音】は“RECレベル”などの調整が可能な据え置きタイプのカセットデッキにて行うことです。
ポータブルやラジカセなどは、音楽の高音質録音には向きません。
録音環境にはこだわるのが正解。
あとは自分の欲しかったカセットを手作りすれば、ほぼカセットテープ代のみで最安値にて世界に一つしかない物を手に入れられます。
私はたくさん作りました。
ジャケットも割と簡単に自作は可能です。
やはりジャケットがあるかないかでは、愛着の度合いが随分と違ってきます。
オススメのカセットの聴き方
カセットテープは高音質と言いましたが、
私はどちらかと言えばチープな音でカセットテープを聴くのが好みです。
決してショボくれた音の事ではありません。
空間いっぱいに広がるカセットテープのアナログサウンドが非常に心地よいのが理由。
私がお気に入りの、カセットでの音楽鑑賞のスタイルを紹介させてください。
その音にはグッときます。
それは、
WALKMANなどのポータブルプレーヤーをPCスピーカー等に繋いで鳴らすスタイル。
ポータブルは録音には向きませんが、再生では魔法使いになってくれます。
このスタイルは、音楽に魔法をかけてくれたような素敵な音を鳴らしてくれるのです。
現行品で実現する場合は、東芝のポータブルカセットプレーヤー「Walky」とBluetoothスピーカーの組み合わせによるワイヤレス再生なんかロマンチックだと思います。
しかも自分で作ったカセットテープを聴くというは最高の遊びになります。
手作りカセットテープ:インデックス 2 (51〜100)
世界の名盤、私的名盤を手作りでカセット化しました。すべて私の好きな作品です。
自分で手作りした物を紹介させてください。
誰もが知る有名なものから、他に聴く人はいるのかというようなマイナーなものもあるかもしれません。ジャンルは多岐に渡ります。
1本ずつ心を込めて作りました。
今回もまた個人的な一言レビューを添えさせていただきました。
お付き合い頂けますとすごく嬉しいです。
私は自分が美しいと感じる音楽から、とてもたくさんの影響を受けたいと思っています。
古いものから最新のものまで、今回も50本の手作りカセット自慢です。
日本ではあまり人気がありませんが、個人的に特に好きなジャンルである「カントリー」は多めになります。
それでは皆さまよろしくお願い致します。
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51. ROXETTE/A COLLECTION OF ROXETTE HITS THEIR 20 GREATEST SONGS! (2006)
続編1本目は、私が2025年最初に作成した手作りカセットを紹介させてください。
楽しく聴ける「ロクセット」をカセットテープで聴きたかったので満を持して作りました。
スウェーデンの男女デュオ「ロクセット」のベストアルバム。
ジャンルとしてはロック/ポップスです。
全体的に明るい聴き心地。
楽しいポップスとしても、美しいロックとしても聴ける好内容。
日本ではあまり人気がないのか「ロクセット」の中古ミュージックテープは割と安価に買えますが、自分で作りました。
手作り以下の最安値はあり得ません。
印象的なギターリフなんかもあり、ロック好きならハマる可能性大の作品。
初めて聴く「ロクセット」にも最適。
52. LADY BLACKBIRD/SLANG SPIRITUALS (2024)
実力派シンガー、レディ・ブラックバード。
ジャズもソウルも楽しめる壮大なムードを感じるアルバム。
私は一発目で凄まじい衝撃を受けて、そのままお気に入りの作品になりました。
たがらこそ自分でカセット化です。
初めて歌を聴いた瞬間は「レディ・ブラックバード」のあまりの存在感に一瞬だけ世界が止まったりもした。
魅力はなんと言っても、ソウルフルでパワフルな歌声。
それから、人の心を動かす冴えた歌心。
ドキッとする程の迫力のある歌声に魅了されたい時のベストチョイスになります。
圧倒的なヴォーカルには世界が魅了されてる。
53. STRUNG OUT/DEAD REBELLION (2024)
パンクの疾走感と、絶妙なヘヴィネスでブッ飛ばすメロディックなアルバム。
メタリックでもあるのが特徴。
ルーズでなくカチッとした演奏は極上。
ビシバシと聴覚と心を刺激します。
メロディの親しみやすさやキャッチーなコーラスにグッとくるパンク好きなら必聴です。
私は全体的に感じる哀愁のマイナーキーに惹かれます。
メタル好きにもオススメできる熟練パンク・サウンド。
刺激あり、全曲ハズレなし、痛快です。
54. Bruno Mars/24K Magic (2016)
頂点を極めた音楽、私には最高傑作。
ポピュラー音楽界を代表する天才です。
全曲が最高だし、ハズレなし。
踊れるアルバムを求めるなら間違いなし。
魅力はノンストップで踊れる感じ、どんどんエキサイティングしちゃう娯楽性、そしてスタイリッシュであるサウンド。
特徴は歌が完璧、いや歌が楽しいというのが正解です。
全編に渡って「ブルーノ・マーズ」の遊び心が溢れています。
断言しますが、これは飽きません。名盤!
55. Dum Dum Girls/ONLY IN DREAMS (2011)
ポップスとしても成り立ちますし、私はパンク的な音楽として聴いています。
60’sポップテイストと言えるかもしれない。
インディーズシーンのど真ん中を突っ走るような作風で、ありきたりな音楽に飽きた心には興味深いものです。
疾走感があり、キャッチーなメロディ揃い。
甘くて感傷的なメロディも素晴らしい。
とは言え、甘すぎないロックに合う歌声と心へスッと入ってくる歌唱力は見事です。
ブロンディなんかが好きな人にはバッチリ。
56. UKULENA/Only Daddy Calls Me Marley (2024)
全曲にウクレレ入りのレゲエという印象。
詳細は分かりませんが、“UKLENA”はウクレレ・ボーカルなのだと思います。
ウクレレが入っているとは言え、すべてがハワイアンテイストのアレンジではなく、聴き心地はあたたかいレゲエです。
エレキやサックスなども鳴るバンドサウンド。
もちろんハワイアンで陽気な雰囲気の曲もあり、抑揚の効いた作風に楽しさがあります。
優雅で叙情的であり、私はかなりお気に入りのアルバムです。
空や太陽が似合う開放的な音楽。
柔らかく温暖な気分になりたい日に合います。
それにしても大胆なジャケットです。
57. RECKLESS KELLY/THE LAST FRONTIER (2024)
音も曲も良く好印象のカントリー・アルバム。
ボーカルには深みがあり、心を込めて歌っているのが伝わります。
思わず体を動かしたくなる軽快な曲からの好スタート。
続くタイトル曲では女性とのツインボーカルが心地よく、アレンジには壮大感まで出ます。
落ち着いたスローテンポの曲は、心を柔らかくしてくれます。
癒し効果抜群のカントリーミュージックですが、しっとりというよりもカラッとした音色が私好みのアルバム。
ロック色が強めなので、カントリー・ロックと言った方がいいのかもしれません。
湿った心を吹き飛ばしたい時にオススメです。
58. JENNIFER WARNES/THE HUNTER (1992)
まず録音が素晴らしいです。
誰でも感じる他とは一線を画す高音質。
優秀録音盤として有名で、オーディオマニアの間では視聴用のリファレンスCD、または愛聴盤というアルバムです。
確かに音像定位、空間の響き、歌声や楽器の音のリアリティは優れていると感じます。
それをカセットテープに録音しても、やはりとんでもなく高音質。
内容は、良さが分かるのに少し時間が必要。
ジャンルとしては何でしょうか、大人サウンドという表現にはしっくりくるのでAORに近いものかもしれません。
名曲と言えるものが多くゆったり聴ける名盤。
59. Bonnie Raitt/Give It Up (1972)
女性ブルースギタリスト、スライドギターの名手、70年代の名盤。
ウッドストックのスタジオにて録音されたセカンド作。「ボニー・レイット」の最高傑作とする人も多いブルース色濃いめのアルバム。
自作は3曲とカバー曲が多いですが、選曲は最高です。
歌が上手い、ギターが上手い。
土臭い音、可憐な歌声が魅力になります。
この娘が弾いているのかと驚愕するほどのスライドギターが一番の特徴。
彼女の歌を引き立てる演奏も唯一無二の素晴らしさ。
アナログサウンドにて堪能したい傑作。
60. Jack Johnson/Brushfire Fairytales (2001)
ギタリスト兼、シンガー・ソングライターの名盤です。
極上のオーガニック・アコースティック・サウンド。サーフィン×音楽×自然の融合。
いい歌、いい音、いい演奏。
このアルバムを表すには、そういう言葉に尽きます。
いい音楽が聴きたい時はこれです。
音楽の背景がものすごく静かだと感じるのが不思議。そういう魅力。
「BECK」というバンドのストーリーを描いた漫画の中にも登場していて、私がこの名盤を知るきっけになりました。
しっとりと落ち着いた気分になりたい午後によく聴きます。
つまり、リラックスできるアルバム。
61. VOLBEAT/REWIND・REPLAY・REBOUND (2019)
私好みのブチかます痛感なロックサウンド。
疾走感あり、ヘヴィネスあり、美しさあり、インパクトあり。
すべてに魅力あり!
いつもよりボリュームを上げて、日常で抑えたテンションも開放して聴きたいアルバム。
全曲、メロディの良さが際立ちます。
メロディックなロックを求める人に特にオススメします。
私はノーマルテープに録音したけど、アルバム自体はグッとくるいい音しているのでハイポジに録れば良かったと後から思いました。
62. SNOW PATROL/The Forest Is The Path (2024)
心への影響にいいアルバムです。
感動的な聴き心地。
私には何の引っ掛かりもなくスッと入ってきたビューティフルサウンド。
思わず幸せを感じてしまう綺麗なメロディ、力強くも美しい音、極めて繊細な響き。
今この瞬間に世界で一番の”美”が見えてしまっているような神秘的な感覚にもなります。
優しくなりたい時に合う。
騒がしいことより、美しいことが好きな人には絶対オススメです。
63. Fairground Attraction/Beautiful Happening (2024)
奇跡!36年ぶりのセカンド・アルバム!完全な新録、新曲12曲。
断言しますが、まず何より美しいです。
言い足りません。特別に美しい。
エディ・リーダーは昔の透き通った感じの声ではないですが、経験を重ねた分の独自の深みがあって心へ響きます。
聴き入ってしまう作品。
只事でない。感動的な聴き心地。
この世界には悪意という概念さえ存在しないと感じる程の清らかさ。
今ここに素晴らしい音楽が鳴っていると感じるのが魅力。音がいい響きをするのです。
あんまり言いたくないけど、こんなの泣くわ。
間違いなく未来では“名盤”と呼ばれてます。
64. ANGIE ATKINSON/HIGH & MIGHTY (2024)
シンガーソングライターの個性的な傑作。
ブルースやカントリーなどの要素を存分に取り入れたロックという感じで、非常に聴きごたえがあります。
魅力の意味で、至る所に心への引っ掛かりがある音楽です。音には深みもあります。
この音楽を歌うのにベストだと思わせる声質とボーカルスタイルが魅力的。
口先で歌わない、魂が熱い印象。
そこら辺で流行っているありきたりなポップスに飽きた人へ強烈にオススメです。
65. THE DEAD DAISIES/Light ‘Em Up (2024)
ぶっちぎりの痛快ロックサウンド。
疾走感あり、爆発力あり、文句なし。
ロックにキャッチーなメロディを求める人にもハズレなしでオススメです。
煽りまくってブッ飛ばすスピード感と、凄まじき音圧にはトチ狂えます。
心の癒しにはなってくれないかもしれないけど、ストレス破壊の起爆剤にはなり得る。
66. FRANZ FERDINAND/THE HUMAN FEAR (2025)
やりやがった、気分が上がるアルバム爆誕。
1曲目からいいです!
そんでずっといいです。
アルバム1枚が36分という潔さも素敵。
ついつい音楽の世界へ没入してしまうベストな音圧は最高。
心へ響くメロディばかりでロックから意識が逸れる瞬間は1秒もなし。
2025年一発目の衝撃としてもふさわしい。
67. MOONCHILD SANELLY/FULL MOON (2025)
音楽という刺激物、そのうち理性が飛ぶ。
個性的なボーカルは、脳への強刺激でクセになります。
すなわち中毒性あり。
全編、限度を超える音圧で攻めまくる。
メロディックな音楽というより、強烈なビート、エレクトロニック、ヒップホップなどの感性で、エッジが効いています。
通常ではあり得ない程の低音が入っているのか、録音レベルの設定が難しかったです。
少しでも上げすぎると、とんでもない音割れを起こします。
随分と低めで落ち着きました。
68. V.A./DEATH ROW REVUE (2025)
ヒップホップではなくR&Bのコンピ。
完全に聴き物です。
“SNOOP DOGG”がホストをやっていて、アルバム1枚通してひとつのストーリーのような好ましい統一感を楽しめます。
特徴は、1曲たりとも裏切りません。
大人サウンドと呼べるいい歌が揃っています。
ドライブにも良さそう。
このアルバムが、私の車でもカセットが聴けたらいいのにと思わせました。
69. ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA/DISCOVERY (1979)
不滅の名盤、ディスコミュージック。
ELOにポップを求める場合はこれが最高傑作になります。
魅惑のシンセサイザーサウンド。
個人的には音の響きの美しさが魅力。
疲れた心へも、この音は美しく響きます。
どん底にある時の癒しにはならないかもしれないけど、微かな光なら見えるかも。
私は音楽に救われる心はあると信じてる。
自分の作ったカセットテープにて、空間に広がったサウンドで聴きたい音楽です。
70. JON BATISTE/BEETHOVEN BLUES (2024)
クラシックが苦手な人でもこれは楽しめると思います。
なぜならベートーヴェンの曲にブルースの魂が注ぎ込まれていて、ただならぬ聴き心地を実現しているから。
全曲ピアノのソロ演奏。
美しさと情熱の両翼が魅力。
心をスッと軽くしたり、心へズンッと響いたり自分の感情の変化まで楽しめる名盤です。
71. MORGAN MYLES/LIVE FROM APOGEE STUDIO (2025)
ロック、フォーク・ロックの女性シンガーによるライブ盤。配信のみの作品です。
情熱的なステージが収録されています。
会場は相当に楽しんでる様子。
アコギを掻き鳴らし、声を張り上げて歌う圧巻のパフォーマンスに心を刺激されます。
熱い歌唱力や音楽の世界観の表現力が、何よりの魅力。
親しみの湧いてくるメロディが多く、曲自体が素晴らしいことがやはりお気に入りポイントになります。
近いのは「シェリル・クロウ」辺りになるでしょうか。
72. Superfly/Force (2012)
「Superfly」の底力を見せつけた4作目。
恐るべき音圧でギンギンにブッ攻めるハードロック路線のアルバム。
当時、これで確実に天下を取ったと感じた。
強気なサウンドが魅力。
そいつが過激な聴き心地を実現してる。
バラードは美しい響きをまとっています。
外からの強い刺激を欲した時に、いつもこの作品の音が必要になる。
私は『Force』を聴き続けます。
73. Charley Crockett/$10 COWBOY (2024)
私が好きな古き良きカントリーの心地よさを受け継ぐ正統派という音。
なんだか落ち着くのが魅力。
新しいアルバムなんだけど、懐かしいと思わせる特別な感覚。
とは言え、根底には熱きものを感じるのが特徴になります。
親しみの湧くカントリーミュージックでしか感じることの出来ない音楽が使う魔法。
朗らかに穏やかに健やかに過ごしたい気分にこれ以上なく合います。
74. BETTY BOO/RIP UP THE RULEBOOK (2024)
R&B、ダンスミュージック。
私が感じたのはハイセンスなポップスです。
高めの音圧が刺激的な聴き心地。
多くの曲で、マイナーキーをベストな状態で活かしたメロディが心を掴みます。
ラップ調もありと、どの瞬間も飽きさせない。
実はジャケットで本人が着用している3本ラインのジャージに、思いのほか惹かれたのがきっかけでの視聴でした。
いわゆる「ジャケ買い」です。
結果、内容バッチリのお気に入りの一作になりました。
音楽にはこういう出会い方もあると思います。
75. Pet Shop Boys/Nonetheless (2024)
極まったシンセポップ。
これは強力なアルバムです。
最初から最後までずっと楽しく、心を掴まれっぱなしということ。
44分間、メロディックな曲の猛襲。
踊れるダンス・ポップ、美しいバラードなど、何度も心が動きます。
どの曲も瑞々しい聴き心地を実現してる。
手作りしたカセットで聴くと、更に魅力を増してくる新しい名作です。
こういう音はカセットに合います。
むしろ、化けると言った方がいいのかも。
76. ACCEPT/HUMANOID (2024)
ラウド、シャウト系が聴きたくなった時はバッチリこれです。
疾走感を携えながら絶叫するメタルサウンド。
メタリックで強烈なイメージのジャケット。
そのイメージから逸れることのないバキバキな音が迫り来るアルバム。
意外にもアルバム自体の音圧は抑え気味になっています。
カセットに録る場合は、RECレベルを事前の想定より少し上げると猛烈なヘヴィサウンドが爆誕します。
日常の苛立ちを木っ端微塵にする特効薬。
77. Emil Bulls/LOVE WILL FIX IT (2025)
「Deluxe Edition」が出たのをきっけに自分でカセット化しました。
ズンズンくるヤツ、容赦なし。
突っ込んでくる迫力サウンド、極限のヘヴィネス、近所迷惑には気をつけたい。
この耳への圧迫感こそメタルの聴き心地。
サビに美しいメロディを持ってくるのが、度を超えた重さだけではない魅力。
どれも曲自体がグッとくるものなので、ヘヴィな音楽で頭を振りたい時にオススメ。
ストレスなんかに殺られてる場合じゃない。
78. Dio/Holy Diver (1983)
ヘヴィメタル、刺激的で過激な耳触り。
ディオのデビューアルバム。
デビュー作にして“最高傑作”に選ぶ人も多い名作です。
私が元音源にしたものは2022年のリマスター盤で、全体的にクリアな音質。
ザクザクした斬新なギターリフやパワフルなボーカルが印象的。ギターソロは美しい。
ヘヴィメタルの大袈裟な耳への刺激が欲しい時にピッタリです。
個人的にはジャケットは好きではない。
頭が飛びそうなリフの嵐!冴えてる!
79. BOBBY CALDWELL/PERFECT ISLAND NIGHTS (2005)
捨て曲なし、AORの名作。
ドライブにも部屋でのくつろぎ時間にも最高の音楽になります。
ボビー・コールドウェルなのでやはり歌声は天下一品。
ジャケットデザインからも連想されますが、リゾート感のある音、曲、アルバム。
それまでジャズに傾倒していたボビー・コールドウェルにとっては、久々のAOR作になったようです。
これは落ち着きます。
特徴は、かなりの高音質盤であること。
80. GUY CLARK/cold dog soup (1999)
激シブのフォーク・アルバム。
わずかにある湿り気に感性が反応しました。
とは言え、決して不快感を与えてしまう湿り気ではありません。
なぜなら、それは人の心に寄り添った音だと感じるからです。
無意味な疾走感などはなし。
勢いで飛ばす騒がしい音楽が負担になった時に、必ず癒しになってくれるアルバム。
フォークミュージック独特の体温と言えそうな生々しく実在感のある録音なので、しみじみとはするかもしれません。
81. Tudor Way/Tudor Way Plays Country (2025)
この「Tudor Way」というシンガーについてはまったく知りません。
ジャケットに惹かれて聴いてみました。
写真の女性たちが歌うのかと思いきや、むしろ私はそれを期待したけど男性ボーカル。
しかし、楽しげなカントリーが好きな私には間違いなく求めていた聴き心地。
明朗快活なカントリーアルバムです。
このアルバムを聴いている間は、ネガティブな気持ちなんか一瞬たりとも訪れません。
どの曲も颯爽と人生を駆け抜けていくような爽快感が魅力。
また自分にとっての名作を見つけてしまった。
82. Lainey Wilson/BELL BOTTOM COUNTRY (2022)
カントリー・シンガー「レイニー・ウィルソン」の4枚目のアルバム。
私のようなカントリー好きには間違いのない名盤です。
どちらかと言うと古き良きカントリーというより、はっきりとした音圧を感じる現代的な美しさが楽しめます。
歌よし、メロディよし、アレンジよし。
哀愁のあるムーディーなエレキの音も入ったりして、その音色には心が震えます。
アルバム全体的にたおやかな聴き心地が魅力。
しなやかで優しいカントリー・アルバム。
私にとってはレコードではなく、やはりカセットテープで聴きたい作品。
83. PALAYE ROYALE/DEATH GLORY (2024)
カセット作ってしまうくらい気に入りました。
また新しい衝撃に出会った喜びです。
常にシャウト気味で、ロックに合うしゃがれたボーカルに惹かれました。
荒々しいロックアレンジから、美しいミディアムテンポもあり心を鋭く刺激します。
時折見せる渋さも魅力のひとつ。
根底はロックンロールですが、その中でもアレンジの幅が広くいろんなタイプの曲が入っていて楽しめます。
パンク好きもハマりそうな音。
全然知らなかったけど、こんなにカッコいいロックバンドがいたんだ。
これだから音楽漁りはやめられない。
84. Megan Moroney/Am I Okay? (2024)
美形カントリー・シンガー2枚目のアルバム。
歌も演奏も音が朗々と鳴っている様が、今日の疲れや苛立ちさえも癒してくれます。
魅力的に少しだけかすれるボーカル。
カントリー・ロックとしても良し。
音楽があたたかいです。
それに派手すぎず、眩しすぎないちょうどいい光も見えちゃいます。
今ある困難を乗り越えたい時にオススメ。
前に進むことの素晴らしさを教えてくれる。
85. Múr/Múr (2024)
アイスランドからプログレ、メタルのまた新しい魅力が爆誕しました。
デビュー作にして随分と攻めてます。
やっちゃってます。
7曲入りの半分以上の曲が異常な長さ。全7曲で55分もある。ずっとやってる。
しかし音楽に没入させる尖った刺激がそこら中にある。
がなり立てるボーカル、ヘヴィネスと繊細さと美しさが同時に存在する際どい演奏。
こいつたち、タフだ。
86. DENISE LASALLE/I’m So Hot (1980)
女性ソウル・シンガーの1980年作。
ディスコ+サザン・ソウルという聴き心地。
リズム感最高で、キレの良いボーカルは女王の風格さえ感じます。
堂々とした歌いっぷりこそ魅力。
自信に満ちた歌声が聴きたければこれです。
ファンキーなアレンジ、弾むベース、伸びやかなギター、煌びやかなシンセサイザーなどが印象的。
単純に曲がいいし、踊れます!
これで腰が動かない人はいないと思う。
ノリの良い曲調の歌が多いですが、バラードは唯一無二の歌心で、とことん聴かせます。
87. NEURAL MELODIES/HEARTBEAT (2025)
私の好きなタイプのカントリー・アルバム。
都会的とは真逆を感じる音がお気に入りで、曲調はどれも穏やか、歌声は澄んでいます。
アコースティックの響きが美しい。
エレキは柔らかくも頼もしい光を放ちます。
心への影響に良い音楽と感じるのが魅力。
変にタイトでなく心地よい緩さが特徴の、私にとっては癒し系アルバム。
カントリー・ミュージックに求める音楽性、音色、音の響きがそのままあったというのが一番の感想。
優しいメロディがいつだって心穏やかにしてくれます。
ジャケットの色合いも素敵。
88. DARK/Round The Edge (1972)
英国1972年のサイケデリック・ロック。
ヘヴィです。
攻撃的で野蛮なロックをやってる。
エフェクターなしのギターサウンドが新鮮だなぁなんて聴き入っていると、突然、ファズギターがギャンギャン唸る。
気合いが入って歪みまくったギター。
刺激的な仕掛けだ。
演奏は素晴らしいと思います。
とは言え、全体的にはじわじわくるタイプの魅力です。
オリジナル盤はプライヴェート・プレスのみで超メガ・レア・アイテムらしい。
このアルバムの衝撃を体験せずに人生終えるべきではありません。
89. ROBERT PALMER/HEAVY NOVA (1988)
ダイナミックでハイパーなアルバム。
自分の好きな様々な音楽要素をゴッタ煮にしたようなサウンド。
ソウルフルでヘヴィメタルからボサノバ、レゲエにヨーデルやAORを感じる場面もあり。
リズムは非常にパワフルです。
タイトルからは普通は融合しないであろう、ヘヴィメタルとボサノバを意識したような印象を受けます。
という訳で、ちょっと頭が混乱する作品ではあるかもしれない。
全体的なまとまりの無さこそが楽しさで、そこに異常に惹かれてしまうという魅力。
90. DEREK SMITH TRIO/BEAUTIFUL LOVE (2009)
洒落たジャズ、ピアノトリオ。
明るく元気な曲や演奏が多く、聴くと必ず心がサラッとします。
ジャズ初心者の人は、初めはどれも同じ曲に聴こえるかもしれないくらいの統一感のあるピアノ、ベース、ドラムの演奏。
何かの作業をする時の音楽にも最適です。
作業の邪魔はしないけど、音楽という心への引っ掛かりが欲しいという人にピッタリ。
そういう魔法のかかった高音質録音。
ジャズ喫茶で流れていそうな、相手との会話を阻害しない素敵な雰囲気です。
もちろんガッツリな聴き方も出来ます。
手作りしたカセットテープを、据え置きのカセットデッキで少しだけボリュームを上げて聴くと部屋がライブの現場になる!
91. Steve Kuhn/Quiereme Mucho (2002)
ピアノトリオのジャズが続きます。
好きなんです。
こちらは少し色気があり、静かな夜に合いそうな雰囲気。
先程の「DEREK SMITH TRIO」が昼下がりのコーヒーならば、こっちは夜のウイスキーでしょうか。
もちろん美味しいコーヒーにも合います。
やはり高音質な録音が特徴。
録音時の空気感まではっきりと聴こえてくるのでライブ感も楽しめます。
どちらも『Venus Records』から発売されたものになります。
個人的にこのレーベルは、特にジャズに合う極めてセクシーなジャケットが魅力です。
ついうっかり集めたくなると思います(笑)
92. blink-182/ONE MORE TIME…PART-2 (2024)
一つ前のアルバムに新曲10曲を追加したデラックス盤。
全27曲のフルボリュームで聴きごたえ抜群。
颯爽と突っ走ってくパンクの猛襲。
90年代なら“メロコア”と呼ばれたはず。キャッチーなメロディにグッとくるコーラス。
覚えやすいメロディの良さと、アレンジの疾走感には頭がブッ飛んでしまいそう。
気付くとストレスなんか吹っ飛んでる。
かと思えば、哀愁漂うアコギが今度は心の奥へとしみじみと広がったり、マイナーキーのメロディに黄昏たりもする。
勢いだけでないのがまた良し。
世間で縮こまってしまった自分の心が開放されるのが魅力。
聴覚をズンズン刺激する音圧は狂気!
93. AUGUST BURNS RED/THRILL SEEKER:20th Anniversary Edition (2025)
気合いが半端ないメタルコア、並外れ!
ぶっ飛ぶデスボイス。
メロディアスな場面でも怯まずデスボイス。
すべての楽器が凄まじい破壊力。
脳みそを直撃するトチ狂った音圧は頭痛。
攻めて来ない瞬間は一切なし。
尖りまくり、貫き通している分、苦手な人はとことん苦手だと思います。
何もかも破壊する如き凶暴なサウンド。
頭なんかカッ飛ばしてしまいたい時に、効果抜群です。
94. GARBAGE/BLEED LIKE ME (2005)
女性ボーカルのロックバンド「ガービッジ」の4枚目のアルバムで傑作。
パワフルでエネルギッシュ。
ゴツゴツして突っ込んでくる歪みサウンド、耳を圧迫するロックの音圧が快感。
いいメロディが揃っています。
それを伸びやかに歌うボーカルも良し!
感情が伝わる歌心です。
パンク的なアプローチが随所で聴けるのが私のお気に入りポイント。繊細な部分もあり。
古い不快な気分をブッ壊して、新しい気持ちになりたい時に是非!
95. Bill Champlin/Single (1978)
ビル・チャンプリンのファーストソロ作。
邦題はかなりダサく「独身貴族」というもの。
しかし内容はと言うと、一級品のAORアルバム、名盤になります。
率直な感想としては、実にいいアルバムです。
とてもファンキーな作品で、16ビートのドラムや冴えたカッティングギターにチョッパーベースとツボにハマるポイント盛り沢山。
ボーカルはソウルフル。
この作品に重要なホーン・セクションも煌びやかな聴き心地で楽しめます。
大人サウンド、爽快なAORでサラッとした気分になりたい時に。
96. GUYLAINE TANGUAY/C’EST MA VIE (2024)
ドラマチックなカントリー・アルバム。
多彩な音が鳴って元気ハツラツな1曲目。
ジーンと来つつも希望の光を見る2曲目、といった感じで色々なシーンを体験できます。
たおやかなサウンド、健やかなアレンジ、何かを伝える歌心が燦然と輝くボーカル。
どの曲にも日本にはない広大さがあります。
その真ん中には女性ならではの包容感が柔らかく存在しています。
テンポの良い情熱的な歌もあり飽きる瞬間はありません。
アコースティック楽器の優しい響きは見事。
歌声は闇を切り裂いてくれる光なので希望を求める日に是非。
97. Nuno Bettencourt/SCHIZOPHONIC (1997)
ハードロックのギタリスト。
ジャケットは美しいし、内容は名曲ばかり。
何よりここには90年代特有の自由な音があります。
ラフさのあるグランジ・サウンド。
ギタリストだけどボーカリストとしてもしっかりワクワクさせてくれます。
ズバ抜けた技量を持ったギタリストにもかかわらず、あくまで曲で勝負しているアルバム。
だからこそグッときます!
98. Foster The People/PARADISE STATE OF MIND (2024)
インディー・ポップ・バンドの4作目。
アルバム全体的に浮遊感の漂うサウンド。
これを聴きながら自分がちょっとだけ宙に浮いてる気もする。
ゴージャスなポップサウンドが楽しめます。
アルバムから出る音が活力源になりながらも、リラックスできるので頭の中を楽しい旅に導いてくれます。
基調となるのはディスコサウンドなので、自然と体が動くし心は弾むし飽きない魅力あり。
少し体を揺らしたい時に絶好調です。
カセットで聴くとより良く、特にラジカセで鳴らすのが至高。
99. Bring Me the Horizon/POST HUMAN: NeX GEn (2024)
私にはまず、エモい。
近未来的なサウンドでメロディックとヘヴィネスが同時にある強刺激。
それに退廃的であり攻撃的だと感じる唯一無二の魅力。
最先端を体験してしまった感覚。
突然、初めて感じた立体的で現実的な音がスピーカーから出てきたのびっくりです。
“ハイパー”という表現こそしっくり。
ジャケットのデザインがアルバムから出てくるサウンドを物語っています。
アルバムとしての完成度高すぎ!
内容とジャケットが完全に一致した名作。
100. GLIM SPANKY/Next One (2016)
40代半ばを過ぎてやっと自分の道を歩き始めた私には、この音楽が刺さったのです。
むしろ貫通していった。
特にこのセカンドアルバムは衝撃でした。
私にはものすごいリアリティにて音が心へと響いた。
どの歌も私のような内向型を代表して叫んでいるような美しい歌詞が格別に好き。
こんなこと考えてる人が自分以外にもいたんだと勝手にシンパシーを感じています。
自分にとっての初期衝動そのもの。
この音楽があって良かった!
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
自分で心を込めて作ったカセットテープは、素晴らしい音が出ます。
必ず毎回ジャケットも作るので結構な手間はかかりますが、私には最高の遊びです。
カセットの手に馴染むサイズ感はキュート。
どれもいい音しています。
ジャズもカセットで楽しく聴けます。
ピアノトリオは録音レベルの調整がシビアですが、自分の調整が完璧だった時は至高の音が出ています。
それも手作りカセットの楽しみのひとつ。
カセットテープが想像以上の生々しい音を鳴らしてくれるのです。
つまり、部屋がライブハウスになります。
終わりに
90年代に「AIWA」や「Panasonic」が低価格で販売して人気を博したポータブルカセットプレーヤーがあります。
当時、数千円で買えた物。
オートリバイス機能はありませんが、私はその音が好ましいので数台愛用しています。
電池(バッテリー)で駆動できる事が音質には有利なので、まさに適役です。
実はそれらがとても“いい音”を出すのです。
廉価モデルのポータブルプレーヤーを有線でBluetoothスピーカーなどに繋いで鳴らす音は、間違いなく癒しになる。
気楽に楽しめるアナログサウンド。
私は当時の物を自己修理して使っています。
自分で修理する自信のない場合は、現在販売されている東芝の「Walky」などが、現代的なもっと優れた音質を聴かせてくれるかもしれません。
ありがとうございました。
また読んで頂けるとものすごく嬉しいです。
前編はこちはになります↓
評判の良い現行品のポータブルカセットプレーヤー2機種になります。
信頼の「TEAC」が販売する数少ない現行品のダブルカセットデッキ【W-1200(S)】
DECK1、DECK2共に[録音/再生]が可能な機種になります。