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【ゲイリーオールドマンが好きすぎてサムロックウェルにも惚れたのさ 2人の個性が強烈な名作レビュー】

投稿日:2021年10月9日 更新日:

こんにちはUMEです。

ほぼ毎日映画を1本観る生活をずっと続けているんです。悪くない。決して悪くない。映画から学ぶことは思ってる以上に多いので好きです。

筆者が大好きな俳優はゲイリー・オールドマン、サム・ロックウェル、ジャック・ニコルソン…etc

この人たちには共通してる凄みがあるのです。それは芝居がいいのはもちろんだけど役にばっちりハマってて魂込めて演じてるその中にその人自身の強烈な個性がダダ漏れしてるってことです。そういう俳優を好きになるんです。この人たちは1番最初のインパクトだけでこっちの心の中にものすごい勢いで入ってきました。そして忘れられない人になる。

もちろんその時に観てたその人たち出演の映画の内容が良かったのもあるはずですけどね。

好きな俳優が出演してる映画は片っ端から観たくなるのが僕のパターンなんです。そうして好きな俳優の映画を追っかけていくのが楽しくてたまりません。

ゲイリー・オールドマンを初めて認識したのは「SID & NANCY」でした。

70年代のイギリスのパンクバンドSEX PISTOLSのシド・ヴィシャスの短い人生を描いた映画。ゲイリー・オールドマンはシド・ヴィシャス役。これがめちゃくちゃ似てる、びっくりするほど似てる。だからすぐに覚えました。

サム・ロックウェルはご存知「グリーンマイル」です。

あの感動作でキチ○イな囚人役を演じてました。強烈なインパクトでその存在が脳裏に焼き付いた人も多いんじゃないですか。一回観たら忘れないほどの演じっぷりでした。

それからなんかこの2人似てるって思い始めました。放つ個性の雰囲気はもちろんなんですけどすごく容姿が似てる。2人ともイケメンだし。

少し前になんとなくSEX PISTOLSの写真集を見てて気づいてしまったことがあります。サム・ロックウェルがジョニー・ロットン(ピストルズのボーカル)にめちゃくちゃ似てる。だから「SID & NANCY」のジョニー・ロットン役をサム・ロックウェルがやったならあの映画もっと強烈だったのかもしれないと思ってました。

SID & NANCY(1986)

実話ベースのラブストーリー。ただし破滅的です。若い頃に観て人生に影響を与えたのがこの映画でした。今観ると若いゲイリー・オールドマンがなんだか可愛らしい。

映画自体はシド・ヴィシャスの有名な逸話を割と忠実に描いてる印象です。シドとナンシーがドラッグに溺れて破滅していくんだけど、注射を打つシーンはすごくリアルで痛々しいです。精神的にも肉体的にも崩壊してる芝居は生々しくて観ていて辛いほどです。SEX PISTOLSというバンドが破滅していく様子もしっかり描いてるのが好印象でした。当時、革ジャンを着てSEX PISTOLSを聴いてた僕には刺激的な映画でした。

それまではピストルズの本を読んだり写真集見たりしてけど文字で読む物語と動く映画ではやっぱり影響力が違いますね。

シド・ヴィシャスは革ジャンにブラックスリムにエンジニアブーツってファッションが有名なんだけど、その中でも首に下げてる「S」ってデザインされた南京錠のネックチェーンが僕の憧れでした。そこもゲイリー・オールドマンが完コピしてます。違和感なく完コピできてしまっているのがすごいところです。

この映画の中でもこのネックチェーンをゲイリー・オールドマンがつけてるんだけど、実はシドの母親から提供された本物だったというのは有名な話です。

映画ではナンシーがシドにネックチェーンをつけてからシドが大笑いするシーンがあるんだけどそのシーンのゲイリー・オールドマンがパンクスらしくシド・ヴィシャスっぽくてたまらなく好きです。

なんとゲイリー・オールドマンが歌うシーンがあります。そりゃシド・ヴィシャス役だから歌いますよね。パンクバージョンのマイウェイを歌ってます。僕も好きなシーンですけどゲイリー・オールドマンのこの歌は…

おー!味がありすぎる‼︎すごいシド・ヴィシャスの歌い方を研究したなって好感が持てる歌いっぷりです。その「MY WAY」も収録されているサントラも買ってよく聴いてました。今でもたまに聴きたくなります。

見所は何と言ってもシド・ヴィシャス本人にしか見えないゲイリー・オールドマンのなりきりっぷりと退廃的な世界観です。ただし…大好きな映画なんだけどラストシーンだけなんかな…という感想ですね。事実としては合ってますけど納得できないところではあります。ネタバレはよくないから言わないけど賛否両論あるでしょう。ゲイリー・オールドマン好きもピストルズ好きも一度は観とくべき映画です。

予告編が心に刺さります。

ゲイリー・オールドマンの(役者)魂に震える『シド&ナンシー』のワンシーンです。「MY WAY」を歌う2人がそっくりでビビります。

↓こっちが本物のシド・ヴィシャス

↓こっちがゲイリー・オールドマンが演じたシド・ヴィシャス

かなり研究したであろうと余裕で伝わります。若くて鋭いゲイリー・オールドマンのこのシーンは年に一度は観たくなります。パンクのカリスマ「シド・ヴィシャス」を演じていても「ゲイリー・オールドマン」の個性と感性がダダ漏れしちゃってる。ナンシー役のクロエ・ウェッブもハマり役です。2人ともめちゃくちゃカッコいいな。

この映画に日本語の吹き替えはないです。あと輸入盤だと日本語字幕もないから気をつけてください。

レオン(1994)

ゲイリー・オールドマンといえばほとんどの人は「レオン」が思い浮かぶんじゃないですかね。筆者もゲイリー・オールドマンの中で「レオン」が一番好きです。主人公ではないのに主演のジャンレノ以上の存在感を放ってました。

カプセルを飲んだあと首をボキボキさせる有名なあのシーンはカッコよすぎて鳥肌が立ちました。あの役はゲイリー・オールドマンにしか出来ませんね。

これぞゲイリー・オールドマンにしかできない名シーンです。

ハンニバル(2001)

それにしても「ハンニバル」はどうでしょう。この映画はゲイリー・オールドマン好きの筆者にとっては衝撃の事件が起きました。

「ハンニバル」にはゲイリー・オールドマンが出演しています。

なんの前情報もなく鑑賞していました。観終わってから面白かったなという感想を持ってたのでわりと好印象な映画でした。しかしこの時ゲイリー・オールドマンが出演していたことに気づいていない。かなりの時間が経ってから何気にハンニバルをググっていた時、なんと出演者の名前の中にゲイリー・オールドマンがいるじゃないか!

ええーーーーー⁈

ものすごく記憶をたどってみたけどやっぱりゲイリー・オールドマンなんかどこにも出てなかったよ。画像を検索したらやっと答えがわかりました。

うん…あの特殊メイクじゃ気づけない。

なんの前情報もなしにあの人物を演じているのがゲイリー・オールドマンだと認識できる人はあんまりいないはずです。

ゲイリー・オールドマンだとわかった上で観たかったという悔しさと、気づけなかったという悲しさと、あれはゲイリーオールドマンの無駄遣いじゃねーのか!と思ったのは僕だけかもしれませんが、もちろん好きな映画です。

ゲイリー・オールドマンから受けた衝撃と同じ衝撃が走ったのがサム・ロックウェルでした。ゲイリー・オールドマンと同じ匂いがするなって思ったのが好きになったきっかけです。

ジョジョ・ラビット(2019)

日本だとウォルトディズニージャパン配給の映画です。ディズニーのキャラクターは出てきません。そしてサム・ロックウェルは主演ではないです。だけど「ジョジョ・ラビット」のサム・ロックウェルがめちゃくちゃいいんですよ!

内容は第2時世界大戦下のドイツで兵士を目指す10歳の少年が奮闘する物語をコメディ要素ありで描いた感動作です。

ディズニー配給なんだけど意外とショッキングなシーンがあってびっくりしました。サム・ロックウェルはナチスの軍人役。その人物こそが重要だから注目して観ていると終盤で感動します。コメディ要素も全力でやってて笑わせてくれます。プールのシーンのサムロックウェルが強烈でした。どうでもいいけど、水着を着て橋幸夫のものまねをした清水アキラを思い出しました。

この映画には愛が溢れてます。

映画の見所はそれぞれのキャラクターが次第に心が通じ合っていく過程です。終盤に主人公の少年とサム・ロックウェル演じる軍人の涙腺刺激しまくりのシーンがこの映画の最高潮でした。そのシーンで見事に泣かされました。程よく笑えてラストには泣けるいい映画です。

本編を観る時は是非サム・ロックウェルに注目してください。きっと好きな俳優の一人になります。

映画は期待せずに観るととんでもなく期待以上のことをやってくれるから不思議です。

グリーンマイル(1999)

トムハンクス主演で1932年の死刑囚が収容されている刑務所を舞台にしたヒューマンドラマにファンタジー要素も入った超名作です。

一度観たら頭から離れないし忘れらないサム・ロックウェルのキチ○イ役っぷりはやっぱり「グリーンマイル」です。たった1作だけでものすごいインパクトで観ていたこちらの記憶と心の中に入ってきました。役に収まりきらないサム・ロックウェル本人の個性がそうさせました。お見事です。

トムハンクスも好きだし名作だけど3時間はちょっと長いですね。好きだから死ぬまでにあと何回か観ます。

Amazonなんかだと今では名作のDVDが千円台で買えるのですね。

ゲイリー・オールドマンとサム・ロックウェル、私の中では頂点に君臨しています。初めて観た時に2人が演じていたのがジャンキーとキチ○イで同じ種類のインパクトだったからなのかもしれません。そういうところに惹かれるのかな?まぁいいや。

2人ともいい歳のとり方してると思うしずっと憧れのままです。

これからも彼らが出演する映画は観れる限り観つくすことは決定しています。

すべては元々ピストルズのシド・ヴィシャスが好きだったことから始まりました。数珠繋がりって楽しいですよね。好きなことを追求してみてください。もっと広がってもっと好きなことに出会うかもしれません。それは幸せなことです。

映画は画質だけでなく音質にも気を使ってみるとびっくりするほどの臨場感のある音で鑑賞できすごく満足できます。

一ファンとして。

ありがとうございました。

それではまた。

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